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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

03/05/08(Thu) [長年日記]

悪夢の京都旅行1 旅立編

2003年の桜も咲こうかという頃のこと。

オレは仕事にも私生活にもすっかり煮詰まってしまった。

ふと思い立ち、気分転換を図るため、京都の桜を見に行くことにした。

4月の2週目にまとめて休みをもらい、宿もネットで手頃な安宿を見つけ、予約した。

あとは京都に飛んで行くばかり。

 

さて、その交通手段は直前まで迷った。

楽さ快適さを考えれば断然新幹線だが、結局バイクで行くことにした。

バイクで走ってみたい道があったのも理由の一つだ。

-第1日-

 

天気は晴れ。

午前10時、家を出発。

国道16号を八王子ICに向けて走る。

八王子ICで中央高速に乗った。

人でいっぱいの談合坂SAで最初の休憩。

この後もおよそ200kmごとに休憩をとる感じだ。

 

今回、高速の移動の暇つぶしにと思ってラジオを持ってきたのだが、バイクのエンジンをかけた途端、バリバリバリ・・とものすごいノイズ!

アクセルをあおると、回転数に合わせてノイズの量も変わる。

ダメだー、使えない。

当初のもくろみは狂って、ただひたすら走るだけの移動時間となってしまった。

それでもまだ中央道はカーブが多いため、ライドを楽しむことが出来るのが救いだ。

 

昼に諏訪湖SAに到着。

半分とまではいかないがけっこう距離を稼いだのと、さすがにそろそろ疲れが出てきたようなので、しばらく横になって体を休めることにした。

名神高速に入るとそれまでの山間を行く雰囲気とはガラッと変わり、都市部の高速然となる。

単調な直線道路をひたすら走ると、ようやく京都東ICの看板が見えてきた。

高速を下り、京都市街をめざす。

 

宿に到着する頃にはすでに日は傾いていた。

裏道にある小さな古びた安宿。

旅館の女主人にあいさつをすると、なにやら連泊したい外人客がいるので、出来れば友達の宿に回ってほしい、という。

この時は特に考えなしにOKしてしまったのだが、思えばこの時からすでに今回の旅行の歯車は狂っていたのかもしれない・・

 

友達の宿というのはそこから4軒先にある、同じような古宿だった。

軒先にバイクを停めて、部屋に案内される。

いかにも古い造りで狭いが一人旅にはぴったりだ。

 

荷物を置いて、京都タワー地下にある銭湯に行く。

古びたタワーの地下に銭湯というのも妙な感じだ。

 

風呂上りにビールを飲りながら市街を徘徊する。

高瀬川沿いの小径を歩くと、桜と古びた建物に風流な気分になった。

 

門限の10時、宿に戻る。

宿泊客はオレ一人なのだろうか、館内は異様に静かだ。

缶ビールを一杯飲った後床に就くが、抜け道になっているのか、宿の前をひっきりなしに車が通り、うるさかった。

 

-第1日/了-


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