最新 追記
kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

12/07/01(Sun) [長年日記]

秩父〜神流湖・いつものコース

今週はまた2日通し休みに戻ったけど、明日は雨。今日もどこまで持つか怪しいので、新しいブーツの慣らしを兼ねて朝っぱらからビュンと走ってくることにしたよ。そろそろ志賀坂のアジサイも見頃じゃないかな。

5時家を出発。足元の違和感に戸惑いつつ、ガラガラの国道を東松山方面へ。鳩山からときがわまで来るとなんだか暗くて怪しい空模様。いけない、こんな天気なのにカッパを忘れた。降られる前には帰らないとな。

とりあえずいつも立ち寄る大野の特産物販売所まで走ってコーヒー休憩しながら思案。引き返そうかどうしようか・・うーん、行けるだけ行ってみようか。

この八角形の販売所のすぐ先から峠道が始まる。沿道にはそこかしこにアジサイが。アジサイ好きだわー(^o^)

 

標高を上げていくと次第に霧が濃くなってくる。めったに人はいないが、たまにバイクや自転車がいるので慎重に進む。対向車に気づかなかったら命取りだ。

 

白石峠に出る。視界不良。後からやってきたバイクは定峰峠に向かった。どうしよう?今日はここで切り上げようか・・

次の目標として芦ケ久保の道の駅まで行くことにした。R299に下りれば霧もないだろう。

丸山林道もまた霧の中だった。幻想的でちょっと非日常な景色。走りにくいが嫌いではない。

 

道の駅はバイクで溢れていた。今何時だ?皆早起きだねえ。コーヒーはさっき飲んだばかりなので、トイレにだけ行ってすぐまた走りだした。こういう時タバコが吸えれば、と思うね。

天気は持ちそうなのでこのまま秩父に出て志賀坂峠に向かおう。ミューズパーク手前のハープ橋では町の人たち(ジャージの学生さんが多かった)がボランティアの清掃活動をしていた。ご苦労さまです。会釈してゆっくり静かに通りましょう。

時間が時間なので食事処は当分どこも開かない。小鹿野のコンビニでスナックを腹に入れ、おにぎりを買っておく。

 

志賀坂峠への道も満開のアジサイが目を楽しませてくれた。ここでも近隣の人たちが道路の草刈り&清掃中だ。

▲アジサイはこの色が一番好きなんだ

峠道はハーフウェット。ここでも霧が・・ 案の定峠に上るにつれて霧が濃くなる。展望が悪いとGLと違って特に風情もないし、とにかく先に進むだけだ。

万馬宿を通過していると、川を渡る橋が見えたのでバイクを置いて行ってみる。橋の途中に見晴らしベンチがあり静かで眺めのいい場所なので、さっき買っておいたおにぎりを食べた。地元の人の犬の散歩コースにもなっているようだ。

神流湖近くに差し掛かると、空気中の塵埃の匂いとともに雨が落ちてきた。くそっ、間に合わなかったか。とはいえ小雨という感じなので、とにかく関越を目指す。革にラナパー塗っといて良かった。まあそれに、早速ブーツの雨中走行テストにもなるか。小雨の中を急ぎながらも慎重にライディングに集中していると、いつの間にか足元に一体感が生まれていた。鬼石まで出ると雨は止んだ。

GAERNE G-RW

一応、代理店さんに今のブーツの修理が出来るのか聞いてみたんだけど、もうパーツが無いということでやっぱりダメだった。さすがに10年落ちじゃねえ(笑)

てことで新しいブーツを買いました。長く使うものだからやっぱり信頼出来るメーカーがいいな、ってことで同じガエルネに。G-RWという現行のエントリーモデル。

実は本国にはもう1ランク下のEVOLUTION-FIVEという、プロテクションがシンプルでより俺が使っていたのに近いモデルがラインナップされていて、正直そちらでもいいなと思ったのだが残念ながら日本には入ってきていない。かなり安価だから直輸入サイトで買っても良かったけど、サイズ合わせとか後々の補修のことを考えて今回は見送った。

シン、アンクルのプロテクションは以前以上にしっかりしてる。さらにふくらはぎには捻挫防止のためのシステムがついていて、転倒時後方や横など本来曲がっちゃイケナイ方向への動きを制限してくれる。こりゃ安心。

ソールがまたすごいね。食いつきが良くて全然スリップしないんだ。これなら濡れ路面とかも安心だわ。しかしステップの上を滑らせるのさえも難しいので、いちいち踏み換えないといけない(;^ー^) 中敷きの有無もあるかもしれないけど、以前のソールはもっと薄くて、皮一枚越しに足の裏で触れてるような感覚だった。なので、シフトペダルも少し上げる必要があった。

慣れの範疇なのかもしれないけど、足が中で遊ぶようなゆったりサイズだとどうしてもダイレクトな操作感が失われてしまうように思う。今回ひとつ大きめを買おうかとも思ったけど、結局ジャストの26.5cmにした。どこか当たって痛むことはないもののそれなりの圧迫感はある。でもガエルネは最初からある程度革が柔らかいので、そのうち足の形にフィットしてくるでしょう。前のもそうだった。下ろしたては少しロボット歩行的な感じだったのが、今日数時間のライディングで普通に歩けるくらいまでに革が馴染んだし。


12/07/02(Mon) [長年日記]

桂木観音からの夜景

夕方、目が覚めると爽やかに晴れていた!日暮れにはまだ時間がある。まだ眠い目をこすりながらアドレスのキーを回した。

今日向かったのは、ネットの情報で聞いた毛呂山の桂木観音。日高の白銀平などと同様に奥武蔵東側の高台にあって、最近になって見晴らし台が設置されたそうだ。

乾いた心地良い風の中、爽快さで頭も一気にすっきりと晴れわたる。r30を北に進み、埼玉医大前を過ぎた先の信号を左に折れて住宅地から静かな山間に入っていく。探せばこんな近くにまだ展望スポットがあるもんだな。

▲場所により歩道も併設されていた

桂木川沿いの道から離れてつづら折りで高度を上げていく。ここでもまた満開のアジサイが出迎えてくれた。実にいい季節だなー!(^o^)

 

特に苦もなく目的地に到着。生活道路でもあるからだろう、広くて綺麗な路面で走りやすかった。初めての道だし、雨上がりの林道のタイトヘアピンに気を遣うかなと思っていたけれど、これならドカでも良かったかも。

おおー、これはなかなかの眺めだ!手作りのベンチとテーブルが置かれていてありがたい。自販機とトイレもあるし、いたれりつくせり。

街中からたいして走ってないのにこの絶景だよ。こりゃいい穴場だ。

 

せっかくだから観音さまにお参りしていこう。

なかなかに風格のある本堂。

門前から境内までアジサイでいっぱいだ。

お参りの後で鐘つき堂で釣鐘をつかせてもらった。余韻の澄んだ良い音色だった。

次第に日が暮れてきた。次々と街に明かりが灯ってくる。

もうすっかり夜景。いやあ、なかなかの眺めでしょ?

スカイツリーも視認出来た。おっと、もう8時か!そろそろ帰るとしよう。

Tags: 散歩

12/07/08(Sun) [長年日記]

下北沢ラビリンス

夕方、下北沢に知人のライブを見に行った。

関越に乗って環八を南下すれば下北沢はたいした距離ではないが、やっぱり都内は車が多いね。なかなかシンドイ(笑) それでも流れは良くて近くまではわりとスムーズに行けたのだけど、なにせあの狭苦しい駅周辺を迷わずに目的地に着こうというのは至難の業だ。二輪パーキングのある本多劇場へのルートを出発前に地図で確認、そしてナビを頼りにしていたら・・

ガーミンnuviがまたやってくれました。指示されたルートを辿っていくと思い切り狭い駅前の道路を通るはめに。しかも日曜とあって道路は人で溢れていて、とてもじゃないが押してさえ進むことは不可能。ハンドルの切れないドカで混雑する商店街をUターンするのは困難を極める・・(;_;)

なんとか大きな通りに戻って、地図で確認した記憶にあるルートで戻る。なんだ、こっちの方が全然楽勝だったじゃないか!しかも取り回しでハンドルに思い切り力を入れたために、接着したスロットルの回り止めのツメが剥がれてしまい、クルクルと…あーもう!nuviはコリゴリ。ゴリラ買おうかなあ。

 

▲これがすごく参考になりました うp主さんに感謝

Tags: 雑記

12/07/09(Mon) [長年日記]

夕涼み

昼にあぢとみがてら近場へ散歩に行こうと思ったけど、暑さに、というより陽射しの強さに萎えて食事だけで帰宅。

そのくせ夜になって涼みに出るとメッシュでは肌寒いくらいだ。この間の桂木観音に行ってみた。今夜はあまり視界が良くなくて、遠方の高層ビルの赤ランプがあまり見えず、スカイツリーも視認不能。夜で足がむくんでいたのか、ブーツがやけにきつく感じた。・・やっぱ27cmにしておくべきだったかな?(^^;

(追記:)どうやら付属のインナーソール(サイズ調整用)を入れてたからみたいです。入れずにそのまま履いたら窮屈さもなく普通にピッタリに戻った。

 

スロットルは今までとちょっと方法を変えて、他車純正スロットルパイプの流用で対処してみようかと思う。巻き取り径が小さめでツバ部分は大きめのものをヤフオクで探してみる。もしくは手頃なのがあればスロットルassyでもいいか。

Tags: 散歩

12/07/11(Wed) [長年日記]

スロットルホルダー

流用可能なものが見つかるまでとりあえず今までのスロットルが使えるよう、またストッパーを接着。金属とナイロンでは思ったより接着が弱かったようなので今回はヘアピンを加工して接着。生活用品だけに角はしっかり面取りされてるから、たぶんワイヤーもほつれないだろう・・

Tags: 整備

12/07/12(Thu) [長年日記]

アドレスがパンク

通勤途中、畑の中の道を曲がった途端にグニョッという感触があってリアタイヤに異変が起きたのを感じた。確認するとエアがかなり抜けている。タイヤを回して見たが異物は発見できす。とはいえ九分九厘パンクだなとわかりつつ、タイヤになるべく負荷をかけないよう先へ進んだ。

通勤経路にあるガソリンスタンドに寄ってエアを入れてもらう。入れたそばからシューというエアの漏れる音。手をかざすとものすごい勢いで漏れてくる空気が当たった。これはそう長い時間は走れない。

スタンドでは修理出来ないので、エアを足して手近なバイク屋までなんとか持たせる。が、無情にも定休日・・。次に、これも途中にあるブリヂストンタイヤの系列であるタイヤマンにダメ元で寄ってみる。やはり原付のリアタイヤは修理出来ないとのこと。エアだけ補充してもらい、そこから目と鼻の先の最後の砦であるバイク屋に行くも、ここもまた定休日('A`)

かくして夜は店に置いて帰ることになった・・。ちょうどスリップサインも出たタイミングなので、新しいタイヤを買ってきて交換してしまおう。タイヤと工具を電車で持ち運ぶのがちと面倒ではあるけれど、それが最善の策だろう。


12/07/13(Fri) [長年日記]

アドレス リアタイヤ交換

というわけで出掛けに2りんかん@川越でタイヤを買って、工具とともに職場まで持っていった。しかし今日はなんて蒸し暑いんだ・・。

空いた時間を見計らって作業開始。まずは車体からマフラーを外し、リアホイールを外す。固く締まったアクスルナットを一人で緩めるのはなかなか大変だ。リアブレーキをきつくして、タイヤレバーをスポークの隙間に突っ込んだりしてホイールの共回りを防がなくてはならない。

 

ホイールが外せたら、サイドスタンドを使ってタイヤのビードを落とす。

後はタイヤレバーでホイールから古タイヤを分離させればよい。  

 

信じ難いが、タイヤの中からはこんなバカでかい鉄棒が出てきた・・!これが下に見える小さな穴から一気に貫通したのだ。怖〜(((( ;゜Д゜))))

 

タイヤ入れ替え完了。ここまではとても順調だったが、これから先が苦難だった・・何時間掛けてもビードが上がらないのだ。石けん水やシリコンスプレーをたっぷり使っても、手押しポンプではどうしてもエアが入ってくれない。これまで多少苦労することはあっても、最終的にどうにもならない時はなかったのに。

仕方なく、1km先のガソリンスタンドまで歩いて持って行ってエアを入れてもらった。あれだけ苦労していたのに、コンプレッサーを使うとほんの数秒でパン、パンと弾ける心地良い音がして、ビード上げ終了。この差は圧倒的(´・ω・`)

後はホイールとマフラーを元通り組み込んで作業は全て完了。はぁ、とても疲れたよ。コンプレッサー欲しいな・・

Tags: 整備

12/07/16(Mon) [長年日記]

真夏日の群馬を駆ける

この連休はよく晴れて、夏の本番が近いのを嫌でも感じさせる暑さが続いている。午前もせいぜい9時過ぎまでには踏ん切りをつけないと、とてもじゃないがエアコンの効いた部屋から焼けるような日差しの只中に出て行く気を削がれてしまう・・

なんとか10時前に身支度をして、ドカに乗って関越道を北上し始めた。上信越道、松井田妙義ICからr33へ。交通量の極めて少ない田舎道を快適なペースで進む。倉渕から北軽井沢に抜ける二度上峠はさすがに爽快なドライブルートだけあって多少車も多めだった。

二度上峠からの浅間山。最高に気持ちいいパノラマ。

 

ワインディングを下って閑静な北軽井沢へ。軽井沢はいつでも涼しいイメージがあったのだけれど、今日は30℃を越えていた。

R146を北上し長野原に出る。八ッ場ダム建設地であるこの地域周辺は、政権交代のゴタゴタもあってなかなか進展がないように思ったが、それでも数年前訪れた時からはだいぶ様変わりしていた。開通していたR145のバイパスから、吾妻渓谷沿いを走る旧道に下りてみる。狭いカーブを車が連なっていたかつてと違って、今は行き交う車はめっきり減っていた。

 

今日の目的地の川原湯温泉に到着。数軒の旅館がギリギリまで代替地への移転を待って現在もがんばって営業を続けているものの、温泉街の賑わいはすでにない。谷側の建物は取り壊しが進んで更地が多くなっていた。

川原湯の中でもマイナーな立地にあってお気に入りだった笹湯を訪れると、去年営業を終了したとの貼り紙があった。残念だ。

王湯で湯を借りることにした。入湯料300円とえらく値下げしたのだなと思ったら、シャンプーなどの洗い場の備品が廃されて、他の湯と同様湯船に浸かるのみの方式になったようだ。硫黄の香りと肌に優しい湯を十分に味わって川原湯を後にした。

 

朝から何も口に入れていないので、いい加減に腹ペコだ。温泉街から少し先に、来た時には必ず寄っている麦とろの店がある(2004年の来訪、 2008年の来訪)。渓谷を眺めながら食事が出来る座敷や切り出しの木のイスやテーブル、民芸品が雑多に置かれた店内は上州の古びたドライブインの趣きでいっぱいだ。それが街道から跡形も無く消えていて軽くショックを受けた。

二度とあの店で食べられないのか、と落胆した俺だったが、戻るバイパスの途中でふと目に入った看板。麦とろ、蕎麦・・むむ〜!?この2つのキーワードの合致、こりゃもう入って確かめるしかないでしょ。

もちろん店舗は真新しい新築だが、置いてあるメニューが以前と同じ。間違いなくあの店だ。麦とろ蕎麦定食を注文。ああ、変わってない・・!しかも値段まで。小奇麗な造りになって以前の鄙びた山里の情緒は無くなってしまったが、店自体辞めてしまったわけではなかったのだ。良かった。

 

R406に折れて須賀尾峠越え。大型車通行不可のため空いていて気持ちよく走れる道だ。そのまま倉渕まで進み、行きと同じくr33で妙義に戻った。

濃い山林の中を抜けるr33で唯一展望が開ける地蔵峠からの眺め。

 

涼しい場所でしばらく休みたかったのでとりあえず妙義山の中の岳駐車場に向かったが、思えばここはどこにも日陰がないのだ。広大なアスファルトの照り返しでまるで蒸し焼き状態で、コーヒー一杯でそそくさと下仁田に下りることにした。しかし当然ながら麓は麓で山間より気温が高く、これといって涼を取れる場所もない。仕方ない、また山の中に入れば涼しいだろう・・とそのままノンストップでR299方面に向かった。

この時季のトンネルの冷気はつかの間の清涼剤になってくれるのだけれど、南牧村と上野村をつなぐ湯の沢トンネルの中もまた天然クーラーと化していて、涼みたくて出来るだけゆっくりと通過するのだった。

不二洞のスカイブリッジに寄り道して、冷たいアイスで涼をとる。

 

神流町から志賀坂峠方面に折れると、傾いた日が山の端に入ってだいぶ暑さが和らいでいた。

日陰になっているミューズパークの展望台でしばらく休むことにした。バイクを降りるとムワッとまとわるような暑さが襲ってくる。特に下はパンチングメッシュとはいえど布よりは熱気がこもる。走り出すと走行風でサーッと気化熱を奪われて涼しくなるのけれど。

 

しっかしそろそろ午後7時にもなろうというのにこの暑さだよ。高速や国道の渋滞の中トロトロ運転では心身の消耗が激しいので、定峰峠からGLルートで帰路に着いた。案の定人気は極めて少なく、バイクに数台遭遇しただけだ。

 

落日の刈場坂峠からの眺め。  

 

峠道の木肌に点々と映る、燃えるような西日のオレンジが良いコントラストだ。

 

秩父の山々に日が沈む。ダイナミックな風景。

 

不動茶屋跡を過ぎる頃、ようやくとっぷりと日が暮れてきた。林道猿岩線に折れて毛呂山の夜景を楽しみつつ里に下りていく。この日の暑いツーリングが終わった。さすがにクタクタだ。首肩と手の平が痛いぜ。


12/07/23(Mon) [長年日記]

900SSで外秩父の林道三昧

といってもまあ全舗装ですが。

気温が上がってお出かけ日和になったので、午後から散策に行く。気になっていた外秩父のスポットを消化するつもりだ。

今日は探索しながらの全編マッタリ走りのつもりだったのでラフ&ロードのメッシュパンツを履いて行ったけれど、その程度のペースなら座面を滑らずに普通に使えるようだ。それにやっぱり断然涼しい。

 

さて、まずは高麗川に向かい、カワセミ街道からゴルフ場群の間を抜けて毛呂山へ。川沿いの鄙びた県道を獅子ヶ滝を目指して奥に進んでいくと、とても雰囲気の良い小さな社が現れた。

涼しそうな木陰に社、湧き水と東屋。なんとも落ち着ける佇まいだ。たまらずバイクを降りて一休み。湧き水は甘みがありまろやかな味だった。東屋の柱に貼ってある水質試験の結果には直の飲用には適さない、とあるが、これだけ美味しそうなシチュエーションにお膳立てされてたら飲まないではいられないじゃないか。

八坂神社から先に進むと林道につながり、急に道がどんどん荒れてきた。路面全体に大きめの石がジャラジャラと溢れて、ドカではちょっと厳しい状況になってきたので引き返す。なにせ重心が高く、ハンドル切れ角のない900SSでは、砂利道の上に急坂となるとUターンすら困難になる。ちなみにこの林道は鎌北湖につながっているそうだ。

路肩の広がったスペースまで戻って辺りを見ると、小さな案内板に獅子ヶ滝の文字があった。

そういやネットで調べてた時に、この小屋の脇を入るのがわかりづらい、とあったっけ(;^ー^) よく聞けばすでに滝の音がしているよ。

そういうことでそのまま滝へ。歩いて30秒も掛からない。

んー・・3mほどの滝で、わかってはいたけど・・やっぱり小さいな〜(;^ー^) まあ、来るのも超お手軽なだけにこんなものだろう。

 

次は桂木観音の山道から分岐する桂木林道へ。これは黒山につながっているはずなのだが、T字で滝の入林道と接続して、どちらに向かえば良いのかわからない。

小さな案内板に書いてある〜バス停方面の地名には見覚えがなかった。とりあえず左に進んでみると・・毛呂の麓に戻ってしまった! しかしながら山の中は緑濃く、天然のクーラーが効いて冷んやりと気持ちいい道だった。先ほどの分岐を今度は右に進むと黒山の県道に出た。

 

猿岩線をグリーンラインに上る。次第に雲が多くなってきた。展望が開ける場所に出ても遠くは霞んで見えないし、近くもどこやらぼんやりとした風景だ。

白石峠からときがわに下りて、慈光寺を目指す。知らずにずっと素通りしていたしそれほど名前を聞くわけでもないが、国宝まであるなかなかに歴史のあるお寺らしい。境内は多種の桜やシャガ、ツツジなど季節ごとの花も楽しめるようだし、寺までの道の脇にはモミジが多く、紅葉の時季などはさぞかしキレイじゃなかろうか。

 

突き当たりの霊山院の門前。木魚を枕に寝っころがった一休さんの像がユニーク。

 

参道に立派なヤマユリが咲いていた。

 

高台に静かに佇む観音堂。

 

後になって、本堂を拝観し損なったのに気づいた。結構敷地が広いのだ。また秋にでも訪ねることにしよう。その時はじっくりと探索したい。

 

ともあれ、これで一応の目的は達したので、あとのスケジュールは気の赴くままだ。そろそろ遅い昼飯でも摂るかと、ときがわから小川にショートカットする松郷峠へ。途中の分岐にある雲河原に寄り道。見晴らしが良いところと聞いて以前にも来てみたが、ここという場所がイマイチつかめていない。たしかに道端から覗く展望は良いものの、今回も特定特定出来ずに終わってしまった。

 

峠を越えて小川町の集落をパスして定峰方面にショートカットしようとしたところ、県道に出る橋を渡りそびれたまま、引き返せばいいものを、気まぐれに対岸をズンズン進んでいるうちにまた山に入っていってしまった。そして館川ダムという場所に突き当たる(実際は奥から道が続いていたらしい)。さて、ここからがいよいよどこを走っているのかすらわからない林道巡りの旅になるわけだが・・

小川町がこんなに山深い場所だとは知らなかった・・!そこらじゅうに立てられた「熊出没注意」の看板。そしてなんだか雨が落ちてきそうな暗い空の色。全く人の気配が無く、どこまで続いているのか、人里に下りられるのかわからない昼なお暗い林道。まるで奥秩父のぶどう峠辺りでも走っているかのような心細さだ。

そして道端からはまたパノラマが・・

ようやく分岐に出ても案内標識には知らない地名か、あるいは知っている地名でもそこへの分岐はダートだったりと、いつまでも気を抜けない。ようやく麓に下りられたと思ったら、なんと山を大きく一周して、結局元の分岐に出てきたというオチ。走ったのは栗山七重線、栗山線。

 

というわけで、たーっぷり林道走りを満喫したところでとっとと帰路に着くことにした。いい加減お腹も空いたし、高坂SAに寄ってタコ焼きでも腹に入れていこう。いやーお疲れ!


12/07/27(Fri) [長年日記]

川越 ラーメン 田家

昨日と2日続けて田家へ。通勤経路の近くにあるので立ち寄りやすいのと、中休みがないのがありがたい。昨日食べた夏季限定の沖縄塩冷やしそばは濃厚な塩スープで大変美味しかった。

この店は基本美味しいのだけれど時々麺の茹でが雑になることがあって、今日は煮干しそばを食べたがやや茹で時間オーバー+湯切り不足(ぬめりが取れきれていない)な感じだった。決して安くはない値段設定なのでなるべくこういうブレは無くしてくれるといいな。

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12/07/29(Sun) [長年日記]

8耐観戦

スカパーオンデマンドにて一日鈴鹿8耐を観戦。今まであまり興味が無かったのだけれど(ホンダが強すぎて・・)今年は大好きなライダーの芳賀選手がヤマハで走るからワクワクして見ていたら・・ポールを取った第1ライダーの中須賀選手が130Rで早々と大クラッシュ><

芳賀は第3ライダーなのでまた走る姿を見られないのか・・(以前参戦の際も第1ライダーのエドワーズの転倒で走行出来なかった)と思いきや、中須賀選手がバイクをピットまで押してきてくれた。最終的にはリタイアしちゃったけど、大破したバイクをメカニックが突貫作業でなんとか直して、第2、第3ライダーそれぞれ何周かずつ走ってくれたみたい。みたい、というのはその様子が中継にまったく映らなかったから。見たかったなぁ。

->ヤマハの8耐サイト

それにしても転倒が多かった。もう一人お気に入りの清成選手も大クラッシュでバイクを炎上させてしまった。耐久レースは瞬間的に速く走ることよりも、脱落しないこと、しっかりと着実に走り続けることが大事なんだ。むー、なんか教訓になりそう。

Tags: 雑記

12/07/30(Mon) [長年日記]

外秩父林道巡りリベンジ

日が傾くのを待って、山に涼みに行った。今週も舗装林道の小ツーリング。

関越で小川に出て、まずは腹ごしらえと農産物直売所のうどん屋へ。もう5時過ぎにもかかわらず開いていてくれた。助かる。

r11を戻り、デイリーヤマザキの切通橋を渡らずに右折、川沿いの道を進む。

のどかな民家を抜けた突き当たりにあるのは館川ダム。ハイキングの出発地点になっていて、大きな東屋とトイレ、水汲み場がある。

 

こんな看板がひっきりなしに立っている。心臓に良くないぜ。

 

ダムから引き返してすぐ左に折れるとダム左岸上を通ってときがわにつながる赤木七重線だ。

今日はここを折れずに直進して、さらにその先から分かれる栗山線へ。

 

集落を抜け、ぶどう峠のようなつづら折りを上っていくと早速左手に気持ちいい展望が開ける。お手軽に山深さを満喫できる道だ。さっきの赤木七重線につながっている栗山七重線はこの栗山線の途中に接続する。うん、だんだんわかってきたぞ。

 

林道の途中に栗山延命水という湧き水スポットがある。ここで一息ついた。キキキキ・・とヒグラシが鳴いている(カナカナには聞こえないんだけどなぁw)。緑の中でひときわ冷んやりとして風情があるが、ここにも熊出没注意の看板が・・。

 

栗山線を上りきると平坦な場所に出て展望が開ける。七重峠だ。

遠方に高層ビルがぎっしりと立ち並ぶ様子までが望める。

 

栗山線は峠で終点となり、ここから先は名前が変わって萩殿線となる。この下のの看板には「荻」殿線とあるが・・本当はどっち?

林道をジョギングしているランナーがいて、峠で休むのかなと思いきや、そのまま速度を落とさずにハイキングコースを山の中に入っていった。すごいね・・。

この萩殿線を下っていくとr11の定峰峠への入口、白石車庫バス停付近に出る。

 

無人の定峰峠を快走して峠で一休み。俺の好きなブルーのアジサイが満開だ。

ここのアジサイは枯れた後もドライフラワーよろしく花の形がずっと残ってたりして、季節に関わらず年中咲いているような印象がある。峠の気候のせいなんだろうか。不思議だわ。

白石峠を下る。集落を通過、r30に出る一つ手前の信号を田中集落方面に左折。今日はスルーしたが、この辺りには美味しい蕎麦屋やかき氷屋さんがあるそうだ。日帰り温泉施設、四季彩館の前を通り雲河原線へ。これでようやく雲河原の全貌がつかめた。

たしかにそこそこ眺めは良いのだけれど、結局どこから見ても無粋な高圧線が邪魔になる。先週来た時もそうだったが、ちょうどこの林道との分岐辺りの車道のど真ん中で飼いネコが寝っ転がって日向ぼっこしているので要注意だよ(゜o゜;)

r172に戻って宿交差点を左折。萩日吉神社〜さいたま梨花CC〜大附みかん園と刻々と暗くなる山道を進み、越生梅林へ。r61を黒山方面に進み、滝の入線に折れる頃にはもう辺りはすっかり暗闇だ。途中の分岐を桂木線に折れて、本日のゴール地点になる桂木観音へ。

 

夜景を見ながら人心地つく。あ、遠くで花火が上がってる。空気の綺麗な冬には絶対来てみよう。どれだけ遠くまで見えるのだろう。


12/07/31(Tue) [長年日記]

澄んだ夏空

今日は暑いながらも程よく乾燥していて過ごしやすい日だった。夜などは涼しくて、夏にしては珍しく星がまたたいて見えるくらい空気が綺麗だった。さぞかし夜景も綺麗に見えたことだろう。

Tags: 雑記

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