20/02/21(Fri) [長年日記]
▼ Fホイールベアリング交換
先月900SSのフロントタイヤにスリップサインが出た 体調不良とオイル漏れで自走がしんどいので、とりあえずホイールだけ車に積んでお店に持って行こうと外した時に気がついたのだけれど、ベアリングがだいぶヤバい状態 7万も走ってれば当然だ
右側はグリスがだいぶ飛んでしまって手で回してみると感触がゴロゴロしている 左(メーター)側はベアリング本体はまだ大丈夫でも、悪いことにホイール内でアウターレースがクルクル回っていて手で穴から引っ張るとポロッと簡単に外れてしまう有様 これはブレンボホイールのアルミが柔らかいせいでよくあること 交換しないとダメだね
フロントホイールの脱着には、鋼製束をベニヤ板に固定しただけの簡易フロントスタンドを使用 リフトアップするには左右交互にモンキーで回すのが少々面倒だけど、本格的な高いスタンドを買うほど頻繁に使うわけでもないのでこれで十分だ
前述したとおりホイールが軟弱なので極力力を掛けたくない ヒートガンでホイールのベアリング周辺部を熱しておいてカラーを軽く叩くと簡単に外れた
収まり部分きれいに清掃して、まずメーター側を挿入 冷やしておいた両面シールのNTN 6204LLUC3を突き当りまで入れたのだがやはりスカスカで、中でアウターレースがクルクル回ってしまう 用意しておいた嵌め合い用ロックタイトを塗り、ヒートガンで温めて硬化を早める これで問題ないだろう
空回りしていない反対側のベアリングにも念の為チョンチョンと軽く3点ほど塗っておく ディスタンスカラーがカタカタ動かなくなるギリギリまで慎重に挿入
さらに大問題 作業中キャリパーを外してフリーになったホイールを回してみてこれまた驚いたのが、ハンパないリム振れの酷さ 段差で少し開いてしまった箇所があるのはわかっていたが、状態はそれよりさらに悪化していた 数mmレベルで揺れている
こんなんじゃコーナー進入時に不安定になって当たり前だよ 程度の良い中古ホイールを探さなきゃならないな