04/06/29(Tue) [長年日記]
▼ 温泉と夜景と
目が覚めるともう昼過ぎだった。部屋にいても暑くてたまらないし、手打ラーメンが食べたくなったので、奥多摩に涼みに行くことにした。
すでに2時近いので、行きは圏央道を使ってショートカット。
秋川街道に出て幸神堂で一服。
檜原街道から周遊道へ。
たちばな家は残念ながら火曜定休なのでやっていない。
道中K察の取締りを警戒したが、幸い姿は無かった。
都民の森で休憩していると、999が上ってきて、乗っていた年輩のライダーに話しかけられた。
先刻高速を下りた後、信号待ちでふと左の店を見ると中に数台のドカが並んでいた。
バイク屋のようだが看板が無いのが不思議だった。
店にいた人たちと目が合ったので会釈して通り過ぎたのだが、ライダーはその一人だったのだ。
モト・ストレッタという最近出来た店だそうである。
周遊を抜け、のんきやで本日念願のラーメンを食べる。
たちばな家の和風煮干系に対しこちらは豚骨しょう油系で、これもなかなか美味しい。
チャーシューはこっちの方が好みかな。
汗がベトベトしてたいへん気持ち悪いので、開拓がてら奥多摩湖畔の鶴の湯温泉に入ってみた。
周遊から小河内ダムに向かうとトンネルの手前に黄色い看板が目に入る。
丹下堂という食堂を兼業している店だ。
脱衣所も湯船も狭いが幸い客は自分一人。
薄っすらと硫黄の匂いがする無色透明のあまり特長のないお湯だった。
700円はちょっと高い。
湯から上がり、外でしばらく涼む。
湖からの風が気持ち良い。
もっと涼みたいので柳沢峠に向かった。
この前来た時と同じく、峠の手前の数ヶ所で舗装工事が行われている。
ダートを徐行して走っていると、ふと提灯の明かりが目に入った。
ただの食堂だと思ってすっかり見逃していたが、そこは山の湯宿 はまやらわという旅館だった。
実に風情がある門構えがとても気になる。
温泉ではないようだが、柳沢川源流から水を引いて沸かしているらしい。
さすがに柳沢峠は肌寒いくらいの涼しさ。
朝から昇仙峡に行ってきたというスカイウェイブのおじさんと話しこむ。
これから立川へ帰んだ〜と去って行った。
夕暮近く、他に車通りはほとんど無い。
俺は塩山市街を抜け、牧丘町へ。
今日の旅の真の目的は、ほったらかし温泉で夜景を見ながら湯に浸かる、である。
温泉に着くと、ちょうど空も暮れようとしている時刻だった。
今日は新しく出来たあっちの湯に入ってみる。
山梨市街の素晴らしい夜景。
下段の岩風呂は温水プール並みの温さ、上段の木風呂もほどほどの温度なので、夜景を見ながらゆっくり浸かっていられる。
あんまり気持ちいいので湯から上がれない。
上と下を行ったり来たりしながら、結局1時間も浸かってしまった。
漆黒のR411をひた走る。
街灯も無い夜の山道を走るのは細心の注意が必要。
何しろ道が曲がっていても、うちのバイクのライトは真正面しか照らせないのだから・・(^-^;
周遊はこの時間もう走れないので、檜原街道でなく青梅街道からの帰路になるが、あまり変わらない距離なのになぜかずいぶんと長く感じる。
11時帰着。
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