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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

08/06/20(Fri) [長年日記]

サドル下PUの撤去

うちのD-28に付いているようなサドル下に埋め込むタイプのPU(Fishman Matrix Natural II)は、少なからず生音に影響があるという。実際、通常のサドルですらブリッジとの一体度の良し悪しで音の伝達具合が変わるそうで、腕利きのリペアマンはナットやサドルの交換の際にその点相当気を遣うらしい。

これは確かに納得できる話で、エレキギターでさえブリッジやサドルの交換で結構音質は変わるのだから、ましてや電気を介さない生音勝負のアコースティックギターなら相当影響があるに違いない。

 

ということでライブ用には便利なPUだが、オイラは当分使うこともないと思うのでいったん取り外してしまうことにした。本来の音がどんなだか知りたいしね。

エンドピンジャックを緩めてジャックと一体となっているプリアンプをサウンドホールから取り出し、ハンダ付けされた配線を外す。

サドルを外し、ブリッジに明けられた小穴に通された配線ごとサドル下に敷かれたピエゾPUを引き抜く。

赤いバーが埋め込まれていたPUである。まあ普通に考えてサドルの下にこんなものが挟まっていたら振動の伝達に良いわけがない。メーカーもそれなりに研究して作ってはあるのだろうが。

さて、これまで付いていたサドルでは、外したPUの厚さ分だけ底に沈んで弦高が低くなってしまうので使えない。そこで楽器店で牛骨サドルを買ってきて削り出す。

高さを合わせるのもあるが、底面と厚みを溝にピッタリ合わせて密着させないと前述のように意味がなくなってしまう。オイラは2枚失敗した(;^ー^) 現物合わせで作業したため一枚は気が付いたらすでに薄過ぎていて、一枚は横から見て台形状に削ってしまっていた。先に厚みを整えてから山のアールつけ加工に入るのがセオリーのようだ。

せっかく手作業で削り出すのだから、2弦と6弦の山をエンドピン側に寄せてオクタープピッチが合うような現代風の加工もしておく。うん、良い出来栄え。

サドル交換後ギターを鳴らしてみると、明らかにサステインと弦の鳴りが向上していた。以前の印象では弦の音が若干ビチバチとしていたが、音の出がタイトになってボディがより振動している感じである。特にフィンガーピッキングでは強めを心がけて弾かないと(オイラは深爪なので)音がしっかり出なかったのが、軽いタッチで鳴るようになった(ように思ったのだが・・)

素材によっても若干音質は変わるはずなので、今人気のTUSQという人工象牙もいずれ試してみたい。

 

サドルのついでにまた別ブランドの弦を買ってきた。とはいえ弦がたいして劣化してないうちに交換してしまうのはちょっともったいない気がして、なかなかストックを消化出来ていない。

Tags: 音楽

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