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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

15/02/28(Sat) [長年日記]

TDMR オーバーホール

900SSの片肺を解消するため、原因として濃厚なキャブレターの清掃を実施する。使用開始から一度も換えていないのでかなりヘタっているだろうシール類も交換する。

キャブを外してみると前バンク側マニホールドがガソリンで濡れていた。やはりオーバーフローか。時たまバイクカバーを取った時にガソリン臭がしたり、どことなくセッティングが気持ち濃くなったような感じがあったのも納得。

 

前回にメンテナンスしたのは2年前。ボディの汚れが酷くなっている。Vシールの件もあるし、次回のメンテナンスはショップでやってもらうつもり。

 

パイロットスクリューのOリングもだいぶヘタっていた。新品に交換する。

 

フロートやニードルバルブには損傷は無かったが、バルブシートが頑固な固着を起こしていた。外してみるとボディやOリングには酷いこびりつき汚れが。これがオーバーフローの原因か。

そしてファンネルの下にあるパイロットエアジェットが完全に詰まっていた。ここは上向きで剥き出しなので汚れやすい。少し濃くなったのはこれも一因?

 

エンジンコンディショナーに浸け置きして洗う。ボディ外側は吹いただけでは全く綺麗にならず、ブラシを使って汚れを落とす。ボディは極力Vシールを痛めないようにベンチュリー開口部を避けて上半分と下半分の二回に分けて清掃した。

 

フロートチャンバー内のスラッジのこびりつきがガンコでなかなか取れず、難儀した。半日コンディショナーに着けてブラシを当てても全く綺麗にならないので、ペーパーで出来るだけ削り落とした。サイドスタンドで立てているのになぜ右側のフロートチャンバーにスラッジが溜まったのかは謎だ。取り付けの向きを勘違いしていてやっぱり車体左側だった。ドカはキャブが前向きに着くのだった。

劣化して溝に残ったパッキンのカスはカッターや精密ドライバーでチマチマと剥がす。ペーパーで滑らかに仕上げ。

バルブシート内にも同じようにこびりついたスラッジが。ペーパーで削り取る。

 

新品のシールを入れ、ジェット類を組み直す。フロートを組んだところでニードルバルブの動きに引っかかりがあるのに気がついた。バルブシートが固着し引き抜けず、ペンチで強く掴んで外したため柔らかい真鍮が楕円形に変形してしまったのだ。このまま組んだところでまともに機能しないだろうことは明白で、これも新品に交換しなければならなくなった。

残念ながら今週末の作業はここまで、パーツを発注して来週を待つ。もう松田市の河津桜が見頃になりそうだから、早く仕上げたい!

Tags: 整備

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