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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

21/02/01(Mon) [長年日記]

クラッチ故障で路上整備

昨日の夜ふかしで午後になって目を覚まし、鴻巣までうどんを食べに出かけた

しかし上尾道路に出た時900SSのクラッチに突如異常が発生 時々レバーが妙に重くなる時がある レバーのグリス切れではなさそうだ…原因はマスターシリンダーか、レリーズか?😩

しばらく騙し騙し走っていたが、そのうち症状が出た時の重さがすごいことになってきた これは本格的にマズい 幸い上尾道路は歩道スペースが広いのでバイクを停めて調べることにした

 

どうやら油圧経路には問題なさそう カバーを外してクラッチ周りを調査 プレッシャープレートのベアリングは大丈夫 ディスクもすべて取り外したが、傷や歪みなどの異常はなかった

ロッドを引き抜こうとしたところ、途中で引っ掛かって抜けてこない 内部のどこかで噛んでいる感じだ これか…

つかんで回転させるとスムーズに回る時と何かに擦れてロックする時がある 内部に異物が侵入しているか、ロッドが曲がっているのかも?

 

しばらく悪戦苦闘したが、全く抜ける気配がない 仕方がないので一旦戻そうとしたが、今度は元の位置まで入っていかなくなった 最悪の事態😱 クラッチが組み上がらなければ当然バイクは走らない 乗って帰ることは不可能…

RAZAにヘルプメールを入れると、やはり一度抜いて曲げを直した方がいいだろうとのこと 左右両側どちらでも抜けるハズだから、というので車載していたモンキーレンチをハンマー代わりに、六角レンチをポンチの代用に使ってハウジング側からコンコンとロッドを叩き込む

 

とっぷりと日が暮れた 軽い気持ちで食事に来ただけなのに、どうして…どうしてこんなことに😭

とはいえ交差点には明るい照明が設置されているのでだいぶ助かる 真っ暗闇のあぜ道なんかだったら悲惨だったろう そしてもはや周囲に人の目も無くなったので、照明灯の真下までバイクを移動して作業を続行

 

やはりどうしても途中で引っ掛かってしまって最後まで抜けない… 今度は逆にレリーズ側から叩いてみることにする

おっ? 中からなんかゴミが出てきたぞ? 焼けたグリスカスみたいだ 原因の一つかも

 

六角レンチの長さをいっぱいに使ってようやくハウジング側からロッドを抜くことができた 長めのレンチを車載用にしておいて本当に良かった… ここまでおよそ2時間半の苦闘

 

ロッドにはレリーズ側にちょっとキズがある この位置で噛んでたっぽいな クランクケース内部に収まる部分は焼け付いたダストだかサビだでザラついている

やはり曲がりもあり、回転させると先端部は目に見えてわかるくらい偏心していた できる限り振れを修正する

 

ロッドに薄くE/Gオイルを塗って戻すとわずかな抵抗はあったものの、元の位置に収めることができた 一旦収まれば回転や押し引きの動作も問題ないようだ これで帰れる!

 

帰宅して速攻で修正作業 再度ロッドを抜き出して、ペーパーとピカールでツルツルの状態に戻す 電動ドライバーのチャックに銜えさせて回転させながら磨くと楽で早いよ(ただし巻き込まれないようにクラッチを最弱にしておくなどして慎重に)

 

ピカピカになった ウレアグリスを薄く塗って戻しておく これでまあもう問題ないだろう しんどかった〜


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