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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

09/08/10(Mon) [長年日記]

Westone W-50

上尾にアーモンドグリーンというビンテージギターのお店がある。前にR君から存在を教えてもらっていたが店の営業時間と予定がなかなか合わずにいた。今日はちょうど時間が空いたので訪問してみることにする。

 

R16からナビの指示に従って清河寺方面に折れると、やたら細くてくねった県道を通らされた。しかし確かに空いている。予想外にあっという間に店に辿り着くことが出来た。

住宅地の中にミントグリーンに塗られた木造の建物が目的地のアーモンドグリーンである。

高床の二階が店舗になっている。細い急階段を登ってドアを潜ると壁と天井一面にアコギが綺麗に陳列されていた。思っていたより在庫が豊富だった。

オーナーさんに挨拶して、10万以内で買える国産の良品が希望と伝えていくつか試奏させてもらう。HPで在庫品のチェックをして見当はつけておいたのだが、最初に弾いたのが大当たりだった。

わずか4万円で購入したのはWestone(ウェストーン)という70年代のギター。調べてみると製作はAria ProやGrecoのギターを作っていたマツモクだった。なら悪いはずはない。

HPの説明どおり実によく鳴っていた。外観はキズでボロボロだし、当時の定価でも5万のギターは決して高級品ではないが、澄んだ高音からズンとした低音まで軽いタッチで澱みなく出てくる。合板のバックでもこんなに低音が出るのか・・

ロゴ以外クリソツなルックスもさることながら、うちのD-28と較べるとさすがに中低音の密度は合板ぽい薄さを感じるが、音質の傾向は実によく似たマーチンらしい音がする。そこにあった国産一流メーカーの同年代、価格帯のモデルも試奏したがいかにも安そうなペナペナな腰砕けの音だった。Westoneはマイナーゆえに少数生産でも結構がんばって作ったに違いない。ナット溝は案外アバウトで6弦は低すぎ、2弦は高すぎ。

ネックはマホガニーの3ピース(ヘッド部は5ピース、ヒール部もツギ)。マツモク独自のスーパーネックという仕様でブロック部まで一本の材料から作られている。ネックの腰折れに強いという。おそらくダブテイル加工の簡略のためもあったのではないか。ペグは豪華にもグローバー。4弦ペグのギアは少々歪んでいて一時的に他タイプに交換されていたらしき跡がある。

マホガニー合板2ピース。

ブリッジもルックスはD-18まんま。トップの膨らみはほとんどなく、サドルの高さにも余裕があるが、残念ながら後部にかなり浮きがある。いずれ修理が必要だ。

▲これがスーパーネック!ネックとブロック一体のL字型が特徴

Tags: 買物 音楽

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