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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

14/01/25(Sat) [長年日記]

Wilkinson WV6SB トレモロユニット

幅広のWarmothネックにしても、ハイポジションではやっぱり1弦の弦落ちが気になる57ヴィンスト。で、よくよく調べたら6点スタッドのピッチってJP、USA共通だったのね…なーんだ。それならサドルピッチ10.8mmのトレモロ結構出てるよ。ただ、外観や音はなるべく変えたくないので、純正同様のプレススチールサドルにスチールブロックのタイプがいい。ゴトーだとフロイドローズみたいな太いアームバーになっちゃうな。

探すうちにまさに求めてるモノを見つけた。Wilkinsonはゴツイ中空サドルで腰が軽くて柔な音のイメージがあってあんまり好みでなかったが、普通のプレスサドルのシンクロタイプも出してたんだね。しかも6,000円弱と格安!まあこの値段ならまずMade in Chinaだろうけどさ(Koreaでした)。需要が無いのか情報は少ないし、実際日本にはごく少数しか入ってきてないみたいね。

 

秀逸な点その1、シンクロにしては珍しく、1弦側の一つを除く全てのスタッド穴が長穴になっているため多少スタッドの精度の甘さを許容でき、支点がズレず揃うので作動抵抗が極めて少ない。

細かいコトだけどサドルスプリングが円錐形なのがまた気が利いている。通常の円筒形だとオクターブ調整でバネの長さ分は後ろに下げることができないが、これは6弦サドルをプレート端ギリギリまで下げることもでき、調整範囲が広い。

 

しっかりとしたナイフエッジ。そして秀逸な点その2、弦の導入穴がオクターブに合わせてズラしてあるので、各弦のサドルへの弦角度に極端な差がつかない。

 

秀逸な点その3、ベースプレートにサドルのイモネジの入るガイドレールが彫ってあり、サドルの横ズレが防止されている。アームはネジ込み式でなく、トルク調整可能なナイロンブッシュ式。プレートに対してやや後方に倒れて付く感じの通常のシンクロと違い、真っ直ぐ垂直に挿し込む。なのでアームがジャックに当たってカツンっていうノイズが出ることがない。

 

トルク調整用のイモネジはココに。ネジ類の規格はやっぱりミリだった。

 

手持ちの段付きのスタッドスクリュー(フリーフローティングスクリュー)と合わせて取り付けたのでアーミングが軽いこと軽いこと。チューニングの狂いも最小限だ。あと、今までしんどかった.010〜.046ノーマルチューニングのチョーキングが嘘のようにスムーズで楽になったよ。ナットやペグ以外にブリッジ側の摩擦抵抗も相当大きかったんだなあ。

ちなみに干渉を避けるためにピックガード後端を1mmほど削った。これはたぶん段付きスタッドのためにブリッジ位置がわずかにヘッド側にズレるからだと思う(最終的に段付きスタッドは通常のタイプに戻してベタ付けセッティングにした)。

音質は若干ブライトになった感はあるが気になるほどではない。しかしまあ、見違えるように弾きやすくなったな!隣の弦が近いから弦移動もピッキングもしやすいし、なにより弦落ちの心配がないってスバラシイ!嬉しくて久しぶりに丸一日ずっと離さずに弾いてたよ。

プレスタイプのサドルが好きだったりキャップレスの太いアームはあんまり、とかノーマルライクなシンクロルックスのままリーズナブルに演奏性を改善したいという人には超おすすめのトレモロ。

Tags: 買物 音楽

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