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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

14/12/25(Thu) [長年日記]

HIDヘッドライトをチェック

ネット上に散らばる先達の情報を収集した結果、

1)光源からの直射光をすべてトップシェードが遮る(路面を照らすのはあくまでリフレクターからの反射光である)

2)ロー/ハイビームともに、円筒形のシェードの上側の広い切り欠きからリフレクターの上半分から水平やや下方向に反射され、メインのビームになる

3)シェードの下隙間からはハイビームが追加発射されるが、逆にロービームの時は完全に遮蔽されていなければならない(漏れるとカットラインより上のビームが出てしまう)

と、いうことがわかった。要するにロービームではリフレクターの下半分は光らせるな!さすれば自ずと道は開く…ということだ。

 

実際に今どのような状況なのか、スモークシールド2枚重ねにして発光時のライトの様子を観察した。

上方向、特に斜め上方向に1)のトップシェードからの直射光の漏れが出ていた。看板を明るく照らしているのはこれだろう。これを消すにはシェードの延長が必要だ。

3)の下側のスリットからの直射はないものの、完全に遮蔽されているわけではなく、おそらくシェード内側で反射した光がリフレクターの下半分にかなり漏れている。これがカットラインより上のグレアなのだろう。これを緩和するにはつや消し塗装か、それでも漏れが収まらないようならスリットを完全に塞いでしまわなければならないな。

 

こちらはハイビームだが、ロービームとほとんど違いがない…シェードの存在しないハロゲンのハイビームと違ってリクレクター下部分への照射がほとんどない。この程度なら下のスリットからの追加の光はあってもなくてもたいして変わらないんじゃなかろうか。

 

ハロゲンのリフレクタ照射と較べてみた。ロービームはあまり差がないが…

 

ハイビームではリフレクターの全面を使って照射しているのがわかる。本当はこれがベストなのだけれど…

 

次に壁に照射してその様子を見た。一応カットラインは出ているが遮光が十分でないため、あまり明暗がくっきりしていない。そのためもっと距離が離れるとラインがぼやけてしまうのだろう。全体に薄暗い。

 

同じくハイビーム。ロービームと較べると狭いが光束が集中している部分はかなり明るいが、横方向への光がもっと欲しい…

 

ハロゲンのロービーム。リレー無しの直挿しのため光量が少し落ちている。カメラの露出はHIDと同設定。較べてしまうとやっぱり暗さが目立つ。

 

同様にハイビーム。こちらはリフレクター全面を使っているのでさすがに明るい(やはり配光はスポット的だが)。

 

ライト本体を観察してみたところ、リフレクターがかなり曇っていた。曇りはロービームの照射面全体なので、20年近い使用による経年劣化と思われる(ライトは初代機のもの)。照度の低下はこの曇りが原因だ。わりと早い時期から高効率バルブを使っていたので劣化に拍車が掛かったのかもしれない。ハロゲンのハイビームが暗くないのはリフレクター下側が綺麗なのもあるだろう。

シェードの塗装はDIYでなんとかするとして、リフレクターはシロウトには手のつけようがない。業者に出して再メッキしかないかな…

Tags: 整備

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