04/04/06(Tue) [長年日記]
▼ 奥多摩三昧ツーリング
今日から春の全国交通安全運動が始まる。
来年3月までは絶対にキップを切られるわけにはいかない。
細心の注意を払ってツーリングしよう。
いつものように朝6時家を出発。
吉野街道から奥多摩入り。
幹線道路は空いていたが、奥多摩町に入るとしばしば遅い車に前をはばまれてしまう。
テンポを変えるため小河内ダムでしばらく時間をつぶしてから周遊に向かった。
(フチのある写真はクリックすると大きくなります。以下同様)
今日は気温が上がるというのでTシャツ+ウィンタージャケット+薄手のグローブという装いだが、まだ日が昇って間もないので寒くてたまらない。
周遊に入る前に、桜満開の三頭橋の食堂前にてコーヒーで暖を取った。
食堂でライダーが食事をとっている。
こんな早い時間から店を開けてるんだなぁ。
かくいう自分の朝食は山田うどんの朝定。
周遊入り、状況を確かめながらゆっくり流す。
数ヶ所で工事を行っている。
工事関係者に不要なプレッシャーを与えてはいけない。
取り締まりにも注意しなければ。
ノンストップで都民の森まで走ったが、K察の姿はなかった。
平日ならではの閑散とした周遊道路。
山は先日の雪でところどころ白く化粧している。
先週と違って、今日はどうもシャカリキに走る気が起きない。
2往復ほど流して、檜原街道から県道18号に抜けた。
途中、西原の「花の里」で蕎麦を食べる。
黒々とした濃厚な田舎蕎麦で美味しい。
が、つゆが弱いのが残念。
蕎麦をまるごとボトリと漬けてようやく味が乗るくらいである。
R139とのT字路で左折、松姫峠へ。
峠をちょっと過ぎた定番のビューポイントでバイクを停める。
コーヒーを買っておくのを忘れた。
タバコが吸えればこういう時カッコがつくのだが。
仕方がないので、ぼけーっと景色を眺めていた。
折り返し、今川峠を経由して丹波山村に出る。
タイトなヘアピン。
以前より乗りやすくなったとはいえ、やはり苦手だ。
R411にて柳沢峠へ。
今日は、やや霞みぎみながらも雪をかぶった富士山の姿を見ることが出来た。
次の目的地選定のためツーリングマップルを開く。
柳沢峠から塩山市方面に向かうと、途中、裂石温泉から分岐して大菩薩に向かうルートがある。
今日はこの辺を開拓してみよう。
はたして行ってみると、舗装林道クラスの狭いつづら折りの道だった。
とはいえ柳沢などより比較的路面状態が良いので、そこそこのペースで走れる。
開けた峠にはロッジがあり、どうやらこの道は大菩薩に登るハイカーがよく利用するらしい。
(後で思い出したが、この道はずっと昔 日川林道というダート道だった頃に訪れたことがあった)
峠を越え黙々と走っていると、眼下に湖が見えてきた。
上日川ダムに寄り道した後、またひたすら道を下り南へ向かう。
2軒の温泉施設を通り過ぎた。
気にはなったが、今日はなぜか湯に浸かる気が起きない。
ようやくR20号に突き当たった。
峠ランでかなり消耗している。
道の駅甲斐大和に寄って休む。
公園のベンチに横になった。
時刻は午後2時半、新笹子トンネルを行き交う車を横目に体を休める。
再び走り出し、勝沼から塩山方面に折れたが、途中でルートがわからなくなった。
いつも思うことだが、この辺は案内標識がほとんどないので、一度ミスコースをすると正しい道に戻るのが非常に難しい。
今日も目標物に当たるまで、行ったり来たりしてしまった。
役人さんになんとかして欲しいところだ。
まぁそのおかげで、いくつかのきれいな景色に出くわすことが出来たのだが。
この辺りは鉄道の撮影ポイントらしく、カメラを三脚に据えたファンの姿も見かけた。
再び地図を見ると、塩山から裂石にはR411に沿ってもう1本道が走っている。
このルートを探索しつつ奥多摩へ戻ることにした。
いざ道に入ると、しばしば「慈雲寺のイトザクラ」という案内看板を目にする。
もしかして名所なのだろうか。
時間はたっぷりあるし、せっかくだから寄ってみよう。
案内を辿り、慈雲寺に着いた。
門外からも咲きほころぶ色とりどりの花木が見える。
これはひょっとして当たりかも・・
内心、絶対拝観料を取られると思っていたのだが、あに図らんや境内は立ち入り自由らしい。
どこぞの観光地とはえらい違いだ。
中に入って驚いた。
境内中央にそびえる見事な枝垂れ桜。
しかもちょうど見頃の時で、なんと幸運なことだろう。
あちこち移動して、いろんな場所から桜の姿を眺める。
自分を含め、訪れた人たちはみな巨木を見上げて、一様に感嘆のため息を漏らしていた。
見に行きたくなった方、今週末ならまだ間に合いますよ!(^o^)
(友人の情報によると、間に合わなかったようである・・(;´д`))
裂石に出てR411に戻る。
日は傾き、車の姿はまったく見かけない。
昼間の陽気は去り、すでに朝のような冷気が戻って来ている。
こちらも朝と同じように三頭橋の食堂前でコーヒーの暖を取る。
車からゴミを置いて行ったドライバーがいたのでふと見ると、中は大量の缶ビールとつまみだった。
おいおい・・まさか飲酒運転じゃねーだろうなァ(ーー;)
空っぽの周遊を経由し、檜原街道に出る。
肌に感じる寒さのためか、ようやく温泉に浸かりたくなってきた。
久々に数馬の湯に入ろうか・・そう思った時、蛇の湯温泉 たから荘の看板が目に入った。
たしかネットで調べて、開拓しようと思っていた温泉である。
時刻は5時半。
日帰り湯は終わっているかもと思いつつ宿に尋ねるとあっさりOK。
この日泊り客はいないようだった。
古びた旅館の階段を降りて川岸寄りに建てられた浴場に出る。
思ったよりも広い湯船で、窓からは川が見えなかなかの開放感。
これといった特徴のない沸かし湯だったが、カランの湯からはうっすらと温泉の匂いがした。
湯から上がると外はすっかり暮れていた。
さすがにもう取り締まりはやっていないだろう。
暗い檜原街道を走る。
だいぶ腹が減っていたので、山小屋かたちばや屋で食事をしたかったが、残念ながらどちらも閉まっていた。
五日市ほうとう 佐五兵衛に寄る。
野菜たっぷりのほうとうも捨てがたかったが、今日は「お山のカレー」を食べたい気分。
ほくほくのじゃがいも。
カレーの中にはきのこがたっぷり。
美味しい。
帰着は午後9時。
かくして長い一日は終了した。
家のPCに転送してみたら、今日一日で100枚以上写真を撮っていたのにびっくりした。
時間がたっぷりあると、ツーリングもたっぷり楽しめる。
ただ、明日以降の筋肉痛が心配である・・(^-^;)