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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

04/04/08(Thu) [長年日記]

深夜の鎌北湖

今年はまだ鎌北湖に桜を見に行っていなかった。
情報ではすでに散り始めているとのことだが、ちょっと夜走りに行くことにした。
道半ば、ふと気づくとバッテリー警告灯が点灯している。
バッテリーが弱っているようだ。
家に帰ったら充電することにしよう(実はこれが前兆であった)。
  
鎌北湖に到着。
やはり桜はだいぶ散っていたが、ベンチで缶コーヒーを飲みながら眺める。
数台の車がグリーンライン方面から帰って行くのが見えた。
ガタ、ガタ、と異音を発しながらスローダウンして走る車は、峠を攻めていてどこかぶつけたのだろうか。
コーヒーを飲み干し、家路に着くことにした。

  
このあと、とんでもない事態が!!

ドカ、炎上!?

湖からの坂を降りて行くと、なにやら焦げ臭い匂いがする。
まさかバイクから?
どこかショートしているのだろうか、と思い、街灯の下の路肩に停めた。
車体のあちこちに鼻を近づけクンクンとニオイを嗅ぐ。
と、その時!

  
バイクからもくもくと白煙が立ち昇り始めた。
ハンドル付近、もしや!と思い当たった。
そこには、この年代のドカ特有のウィークポイントである、レギュレータがある。
煙の発生している場所を探してみると、案の定だった。
レギュレーターのパンクである。
  
マイッタなぁ・・ついにオレのバイクにもこの日が来ちまったか・・
と思いつつ、レギュレータが焼けきって煙がおさまるのを待っていたが、白煙は一向に止まらない。
いや、それよりも勢いは増すばかりである。
キーは抜いてあるのに?
ど、どうなってるんだ!!

(※注・上は再現映像)
  
と、呆然と立ち尽くすばかりの俺のそばに一台の車が停まり、中から年輩のオジサンが出てきた。
どうしたんだと聞かれ、これこれこうだと話すと、「そりゃバッテリー外さないとダメだ!」と言う。
あわててバッテリーへの配線を外すとたちまち煙はおさまった。
「あ、ありがとうございます!(;o;」
  
オジサンは近所の医科大学の講師で、通勤の途中だったそうだ。
もしこのオジサンが通りがからなかったら、いったいどうなっていたことか(後に聞くと炎上まではしないということだが)。
ちなみにオジサンも昔バイクに乗っていたそうである。
話を聞いてみると、トライアンフに乗ってただの、箱スカに乗ってただの、けっこう走り屋だったっぽい。
もう出勤の時間ということでオジサンは去って行った。
  
さてこの後どうしたものか。
押して帰るには相当な距離である。
どこか安全な場所に置いて電車で帰るか、それとも朝までどこかで待ってバイク屋に引き上げてもらうか・・
淡い期待を抱いてRAZAに電話を入れる。
笹島さんに状況を説明すると、「レギュレーターを外せば、バッテリーだけで、家までくらいなら乗って帰れるかもよ」と言う。
  
レギュレーターへの配線を外し、ティッシュを巻いて絶縁し、タバコの箱(そこらに捨ててあった)で固定して、バッテリーをつなぐ・・
レギュレーターへは電気は行かなくなったようである。
キーを挿しセルを回すと・・はたしてエンジンは掛かった!

  
すでに夜は明け、すっかり明るくなった街中を走り出す。
充電されるわけではないから、なるべく低回転で走った方が火花を飛ばす回数が少なくなりバッテリーも持つはずである。
信号待ちや長い直線では、エンジンを切って惰性で走り、少しでも電気の消耗を防ぐ。
かくして、なんとか無事に家にたどり着くことが出来た。
まったくいろいろと楽しませてくれるバイクである。
(動転してしまい、白煙を上げるバイクの写真を撮ることが出来なかったのが唯一心残りである。)
  
帰宅後レギュレータを外してみると、以下のように無残なありさま。


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