07/10/14(Sun) [長年日記]
▼ 南相木 紅葉ツーリング
今週末もあまり天気予報はよろしくない。今年夏までは結構天気に恵まれたからその反動かもなー^^・・
さて、Yahooの紅葉情報によると南相木ダム辺りが見頃になっているみたいなので十石峠からグルリと回って、余力があれば麦草峠、大河原峠にも行ってみようと思う。
午前6時半頃家を出て、R299に向かう。
早速だがクラッチマスターの調子が悪い。妙に遊びが多い感じで何度かストロークしていると解消されるが、どうもシール抜けの前兆の気配がする・・
小鹿野まではしばしば休日のマイカーに阻まれて時間をロスした。志賀坂峠手前からやっとサクサク走れるようになる。
この辺りはまだちらほらと色づき始めたばかりでさほど秋らしい景色ではない。ただ、ひんやりとした冷え込みがもはや夏ではない季節をひしひしと感じさせる。
路肩の決壊で片道交互通行になっている箇所はあったが、土砂の流出や倒木などの台風の痕はほぼ薄れていた。
JA上野村で休憩がてら十石みそを家の土産に買って、十石峠に突入。
多少汚れているところはあるものの、特に走りに問題になるところは無かった。この辺まで来ると木々の色づきもだいぶ進み始め、カラフルな景色を楽しめるようになる。何度もバイクを停めて写真を撮っていたがこの間交通は皆無だった。
峠に到着すると一層ひんやりとした冷気が気ままな旅人を出迎える。さぶさぶっ。小用を済ませて急いで先に進もう。
峠を下り県道2号を南下、稲を天日乾燥するのどかな景色が広がる小海町を抜ける。
やがて道は国道の対岸から離れ、北相木、南相木の静かな山村に入っていく。
そんな中ものすごいたくさんの車が停まっていたので何かと思ったら村のイベントのようで、滝見の湯という入浴施設で新蕎麦まつりをやっていたのだった。ちょこっと寄りたい気持ちにはなったが、なんとなく場違いな感じだったのでパスする。
去年八ヶ岳の紅葉狩りに来た際には、カラマツの多いこの相木周辺はため息が出るようなそれは見事な紅葉で、今日もそれを期待したのだが、残念ながらまだ時期が早かったようでほとんど色づいていない。
南相木ダムの標識に従って走っていくと、道は集落を抜けて次第に山深くなってくる。この辺からようやく綺麗に紅葉した木々も増えてきた。
美しい三川渓谷の紅葉。熊出没注意の看板にビビリながらシャッターを切る^^;
最後にカーブを折り返して高度を上げていくと、一面ぎっしりと純白の岩石が積まれた南相木ダムが現れた。
バイクを停めて広々とした広場を歩く。うう・・空気が冷たい《(;´Д`)》 日本で一番高所にあるダム上部というのも納得。それもそのはず、ここはすでに標高1500mにもなるのだ。
天空の石広場にある案内によると白い岩石は石灰岩である。広場のモニュメントや腰掛けなどいたるところに使われており、統一感のあるよくデザインされた広場になっている。
暖かいコーヒーでも飲みたいところだが、ゴミ散乱防止のためか自販機が見当たらない。まぁわざわざこんなどん詰まりの場所まで来るような人には少ないと思うけど、心無い観光客も中にはいるからね。せっかく綺麗なダムだし、それはそれで仕方ないかも。
帰路に着く。
実はダムへの往路でいよいよクラッチの遊びが多くなってきていた。明らかにシールが破損している。極力クラッチを使わないように走ってはいたが、まだなんとか切れているうちに帰宅すべきと考え、以降のツーリング予定はキャンセルした。
なるべくクラッチ操作をしないで済むよう上信越道を使って帰ることにし、佐久ICに向かう。山間部はほとんど信号待ちが無いのでよいが、さすがに街中ではクラッチを使わないわけにはいかない。なるべくアクセルを煽ってのノークラッチシフトを心掛けたが、それでも発進時の半クラッチのつながるレバー位置がどんどん近くなってきて、佐久ICに着いた頃にはいよいよレバーを一杯に引いても完全には切れなくなっていた。
ICに向かう最中には、もしもうどうしようもない状態になった場合の対処も考えていた。
1.バイクをどこかに置いて電車などで帰り、後日取りに来る。もしくはレッカー、バイク屋に引き上げを依頼する。(バイクを預かって貰えるところがあれば一番無難か?服装がバイク仕様なのが厳しいね^^; あ、服も買えばいいのか)
2.レンタカーで軽トラを借りて積んで帰る。(料金がえらい掛かりそう)
3.クラッチマスターをどこかで入手して取り付け、直したバイクで自走して帰る。(取り付けはバイク屋さんにお願いすることになるだろうが、部品さえすぐ手に入るならこれも良い案だ)
さて、あなたならどうする?^^
川越ICからの信号待ちが少し怖かったが、半クラッチが利くうちになんとか帰宅することが出来た。危ないところだった。
しかしフルードを交換する度に毎回マスターがダメになるのは困りものだな!(ーー;) どうしたらいいものか。
▼ E/Gオイル、クラッチマスター交換
ということでクルマに乗り換え、桶川に出かけてNap'sでブレンボのOEMクラッチマスターを買ってきた。俺やる時は仕事が早いよ!w ていうか壊れたまま放置しておくのがどうもダメなんだな。
ブレンボはマスターやキャリパーにOHが必要になった場合、基本的にはメーカーにモノを送って修理してもらわなければならない。
自分でOHしたくとも部品を出してくれないのである。まぁ最重要部品だから十分理解は出来るが、もちろんその工賃はタダではないので(1万円近くになるらしい)、OHの度に毎度毎度送っていたら部品と合わせてえらい出費になってしまう。
そういうわけで頻繁にOHをするレーサーさんたちのために、日本では流通していないリペアキットや諸々の部品をNap'sは本国から直接仕入れて置いているとのことだ。ただし残念ながら本体assyが安いOEMマスターの部品は仕入れていないんだって('A`)
たまたま声を掛けたスタッフさんが以前同型のSSに乗っていたそうで 話を聞くと、おそらくフルード内のスラッジ類が弱ったシールのパッキン代わりになっていて、フルード交換でそれらが流されて逆に漏れが始まってしまったのではないか、とのこと。
俺はフルード交換の際に流れたスラッジが直接シールを攻撃したせいかと思ったのだが、たしかにこれも考えられなくはない・・とりあえず汚れが酷くなる前に頻繁に交換すべきか?
作業はまずE/Gオイルとオイルフィルターの交換。当然真っ黒け。やはり注ぎ足しだけでは綺麗にはならないね^^;
金属紛などは幸い見当たらなかったので、この間の異音は内部がどこかぶっ壊れたわけではなさそうだ。少しホッとした。
クラッチマスターの交換はフルードを抜いた古いマスターを取り外し、新しいのを同じように取りつければ良いのだが、ライトスイッチとスターターの固定ネジを外さなければならないのがやや面倒。
エア抜きはまずマスターのバンジョーを緩めてレバーをストロークさせると、バンジョーの隙間からフルードと一緒にエアが排出される。バンジョーを本締めして、次にレリーズシリンダーのブリーザから注射器でゆっくりとエアの混じったフルードを吸い出す。今回はスムーズにうまくいった^^
取り外したクラッチマスターはなんとか部品を手に入れてOH出来ないものか。そうすればもしまた漏れが起きた場合に予備に使えるのだが・・
さもなければ、タッチがあんまり好きじゃないけど(ブレンボOEMはレバーとピストンシリンダーの接触部にスムーズに伝達されるような工夫があって、横置きにしては結構フィーリングが良いのだ)次はNISSINのマスターに替えようか・・NISSINはしっかりOHキットが出るんだよね。うーん。
ちなみに、
レリーズ径\マスター径 | φ12 | φ13 | φ14 |
φ26 | 2.166 | 2.000(純正) | 1.857 |
φ28 | ─ | 2.153 | 2.000 |
φ30 | ─ | 2.308 | 2.143 |
山はもう紅葉ですね! しかしクラッチはビビリますね 自力で帰宅出来て良かった\(^_^)/ しかも素早い修理でしたね 自分のも3000kmくらいでOIL黒くなるからその都度交換してます
結構マメに換えてるんですね・・オイラもそうします<br>ググったら黒く変色するのはシールの劣化によるみたい・・納得
おお!関東はもう紅葉ですかあ<br>しかし、無事帰還できてよかったですねえ<br>しかし、いつも自分できっちりメンテして<br>エライです。バイク屋さんやれますね(^^)
そちらは紅葉まだですか?<br>kazeさんもガンガン走り回ってますね〜