08/04/30(Wed) [長年日記]
▼ タイミングベルト交換
一昨日注文したタイミングベルトが入荷したとの赤男爵からの連絡。早かったねー!ありがたい^^
てなわけで早速交換作業。
※自分で交換作業をする際はあらかじめ作業内容を熟考して慎重に。ミスったら責任も自分持ちになってしまうのをお忘れなく!(`・ω・´)
まずはベルトの取り外しから。
カバーを外す。後バンクはここの一箇所だけフレームが邪魔になって、ボールポイントのレンチでないと車載状態では外せない。
テンションローラーは緩めるだけでもいいが、どうせボルト2本だし邪魔くさいので外してしまおう。
後でクランクを回しやすくするためプラグを外す。ついでに点検。前後ともに焼け方は良好。後バンク側には若干オイルが付着。バルブステム辺りから下がってきているのだろう。
うちのSSにはずっとNGK DR8EAを使用している。適合表には高価なイリジウムプラグしか記載が無いが、標準プラグでなんら不具合はない。
プーリーとE/Gにはこのような合わせマークがある。ギアを3速辺りに入れて手でタイヤを回し、両方のマークを一致させる。タイヤの回転が順方向でプーリーは反時計回りになるので注意だ。
前バンクからベルトを外す。ちょっと固いががんばって手で外す。エンジンは冷えてる時でないと熱膨張しててやりづらいはず。ていうか熱い時にやったらヤケドします(;^ー^)
本来工具の使用は厳禁だが、後バンクは隙間が狭く手だけでは外しづらいので、ある程度外した後外側からドライバーの柄部分(ブレードではない)を這わせて外した。意外と簡単に外れてベルトやプーリーにも負担が掛からない。プーリーを支点にするとキズをつけやすい。
再使用する前ベルトはよく点検。問題無し。後ベルトは固着したテンショナーによってこのように(右)半分削られている。痛々しい。
周辺を掃除してインストールはリアから。たいていはベルトを外した時にバルブSPの力でカム側プーリーが回って合わせマークがずれてしまうので、再度一致させるように取り付ける。ちなみに戻るプーリーを押さえながら取り付けるよりは、タイヤを回してクランク側プーリーをカム側の位置と合わせた方が作業が楽だ。(たとえばカム側が合わせマークから20°ずれたらクランク側も同様に20°位置修正すれば良い)。
前バンクも同様にはめ込む。
テンションローラーを取り付けて、4.5kgのテンションを与えたら最終確認。万が一コマがずれていたら即やり直しだ。ずれたまま火を入れたら最悪E/Gが死ぬ。
プラグをつける前にセルを回して動作チェック。キュルキュルと健気に回るプーリー、ベルトが愛おしく思えるはずw
カバー、プラグを取り付けて作業完了。ゆっくりやっても1時間もあれば終わる。お疲れさまでした。
▼ R299夜走り
仕事から帰宅後、また試走に出た。マシンに不安が無いのはいいことだ。今日は大型車が多くてちょっと走りづらかった。
街では暫定税率の復活を受けていち早く150円台に値上げしているスタンドと、120円台を保っているところに分かれていた。もちろん安いところで入れたよw
katoさん 整備お疲れ様です 詳しい写真で参考になりました 整備&走りの合間にお仕事してるんだって よーくわかりまーす(^○^)
今回は余裕があったので撮りながら出来ましたw
古い記事にすいません。<br>我が家の900SS('89)もベルト交換をしようと思うのですが、<br>プーリーを外さなくても可能なのですね。<br>参考になりました。ありがとうございます。
kuri_teruさん、確認しながら慎重にやれば簡単な作業ですのでがんばってください。