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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

15/03/23(Mon) [長年日記]

ヘルメットホルダー ワンキー化

900SS純正のヘルメットホルダーは、シートを外してその下にある針金状のバーにヘルメットのDカンを引っ掛ける方式だ(低年式だとフレームに普通のホルダーも着いていたと思う)。うちの車両はワンタッチバックルでシートバッグを着けるためにシートにバンドを巻いているのだけれど、時たまこれと干渉してホルダーが曲がってしまうことがある。その都度手で直していたがついに疲労して先日ポロッと折れてしまった。

両サイドに着いているので、反対側のホルダーを使えば済むのだが右側は慣れておらずどうにも使いづらい。そこでフレームに後付け出来るホルダーを物色していたところ、ものすごく有用な情報が目に入った。汎用のホルダーでは通常メインキーとは別にホルダー用のキーを持たなければならないが、これをメインキー1本で済むように改造出来るというのだ。それってめちゃくちゃ便利。

先人たちの知恵は本当にありがたい。詳しい方法は「ヘルメットホルダー ワンキー」辺りでいくらでも出てくるので、ここではかいつまんでレポートする。

 

まず元のメインキーと切り欠きの向きが合ってないと話にならない。カワサキ純正ホルダー、27016-5207というのがそのまま使えるそうだ。

 

ホルダーを分解。裏蓋を留めているのはプラスネジ2本だけ。

 

板バネ、ラッチ、シリンダーとバラしていく。小さい部品を飛ばさないよう、細心の注意を。

 

左の真鍮の部品(タンブラーという)5枚の組み合わせで開くキー開かないキーが決まる。メインキーを使った場合にどのタンブラーがどのポジションでどの程度飛び出すのかを検証する。飛び出しが上手く±0になるところはタンブラーをいじらない。

 

飛び出してしまう箇所はタンブラーの頭を削ってシリンダーと面一(ツライチ)に合わせるのだが、今回逆にキーが入る溝をハンダで埋めて揃える方法を取ってみた。キーの抜き挿しでハンダがどれだけ削れてしまうかが問題だけれど…そもそも使っているのが柔らかい真鍮の部品だし、大丈夫だろう。このやり方だとタンブラーの全長が変わらないのでセキュリティ的には好ましいハズ。

 

真鍮なのでハンダは簡単に乗る。ランブラーにはスプリングで上向きにテンションが掛かっているので、キーの通る溝の下部分をハンダで盛り、飛び出し量をヤスリで微調整する。シリンダーと面一になったらオイルストーンでバリを取って組み込む。

 

メインキーでしっかり面一になっている!

 

動作テスト。スムーズに解除出来た。

 

後はステーを買ってきて車体に取り付ければOKだ。

Tags: 整備

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