20/12/29(Tue) [長年日記]
▼ 2020 ツーリング納め
神流湖ロードで今年のツーリング納めをすることにした 目的はもう一つあって、下仁田でお昼を食べること 前に夜訪ねた時はなぜかどこも営業してなくてちょっと困ったんだよな
今回も年末なので店によってはもう年内の営業は終わりという店もあるかもしれないが、その時はとりあえずやっているところに入ろう 写真や口コミを見る限りどの店もそれぞれに美味そうな雰囲気がある
ということで午前10時前に関越に乗り、花園ICからまずはいつものルートへ R254〜R140〜円良田湖〜r44と進む
稲沢からr13への抜け道に折れると道路一面に融雪剤が撒かれていた あちゃーそうか、幹線よりも日当たりは悪いよね これなら普通に県道を行った方が良かったかもしれないな
R462もさすがにガラガラ サスペンションの様子を見ながらワインディングを流す リアを動きやすくしたら今度はフロントが妙に渋く感じる バランスが大事なのね
弱く電熱を入れてるとはいえ、道路の表示版によれば気温は8℃でそれほどの冷えこみじゃあない グローブの中の指先もまだまだ余裕だ
丸岩の辺りで融雪剤の跡、中里を過ぎてからはほぼハーフウェット状態となる
湯の沢トンネルを潜り、下仁田へ 市街の観光駐車場にバイクを停めたのがちょうどお昼時 計画では店が空き始める午後イチくらいに着きたかったんだけど、一切寄り道せずここまで一気に走ってしまった まあとりあえずぶらつこうか
下仁田には数えられないくらい来ているけれど、わざわざ混雑する市街地を走りたくないので中心地には寄ったことがなく、最近までお店も全然知らなかった
駅周辺の狭い路地には、味わいあるレトロな街並みが固まって残っている
卓球温泉みたいな構えのビリヤード場もあったり
そんなこんなで目的の一番に辿り着いた TVの孤独のグルメでも取り上げられた中華食堂 中に4人、外に2人先客が待っているけど、それくらいなら並ぼうか せっかく来たんだもの
10分ほどで席に通され、ここはやはり名物のタンメンと餃子を注文 前オーナーの奥さんと後継者の若いご主人が息をつく暇もなくテキパキと注文をこなしている
先着の餃子 もちもちの皮にすごい羽根 ニンニクが効いていて美味い
そしてタンメン 野菜は柔らかで、コンソメのように旨味のしみ出たスープに太麺がとっても美味 急に有名になった店は実際に食べてみるとガッカリということもありがちだけど、ここは本当に美味かったよ しっかり味を継承してるんだな
それじゃ戻るとしますかね 体内に熱とカロリーを吸収して、堪らず電熱を脱いでしまったほど体がポカポカしてるよ😅
お隣の南牧村も鄙びた家屋が多い 田口峠に向かう県道などは非常に味わいあるレトロな街並みが続く 湯の沢トンネル手前のここは煙草屋か小間物屋だったらしい 郵便ポストはまだ生きているようだ
築何十年くらいなんだろうか
その隣になにやら門柱のようなものがあった
刻まれた文字には尋常高等小学校とある なんと大正時代のものらしい…(@_@;)
坂を下りていくとかつての学校があった この分校は昭和57年に閉校したとのこと もしかしたらさっきのお店は文房具や駄菓子を扱ってたりしたのかな…
二宮金次郎の像
遊ぶ子どものいなくなったブランコとジャングルジム
学校から県道に戻る小さな坂には
なぜか朽ちかけの止まれの標識が
R462に戻って神流湖へ 秩父に向かう峠道はこの時期砂だらけなので今日はやめておこう 洗車が面倒だ
最後に、気になっていた矢納の水力発電所跡を訪ねてみる 三波渓谷のほとりに残る遺構
施設に下りる階段には閉じられた門があるが鍵は掛けられておらず、林道なんかと同様に原則立ち入りは認めないけど、外から見学するならひっそりと自己責任でねという姿勢だろうか
木々の中に埋もれた発電所跡
レンガ積みが味わいある! このまま朽ちさせるのはもったいないな…
うむ、安全第一で行こう
入口から内部を覗くとこんな感じ 機械などは残っていないがなんとも重厚な佇まいを感じる
裏側にも下りていける 管理棟か事務所だろうか 木造の建物はより崩壊が進んでいる
かくして年内最後のツーリングは無事終了😁 これからも平和に無事故無検挙で行きたいもの