07/02/26(Mon) [長年日記]
▼ 塩ノ沢・峠のうどん屋ツー
さむー。とても山なんか行く気しませんがな・・
真冬のような厳しい冷え込みと先週からの倦怠感で、昨日は夕方までふとんの中で寝過ごした。
起き出してTVを見たりネットをやったり掃除したりゲームで遊んでいるうちに、空が白んでいた。
空は真っ青、快晴。
今朝も寒いことは寒いが、陽射しがあるぶん昨日ほどの激烈な寒さにはなるまい。日中の気温の上昇を期待して出かけることにする。空気が多少温まるまで8時まで出発を延ばしたが^^;
俺の場合、まだ峠走りを十分楽しめない時期には何かしら出かけるためのネタが欲しいわけで、本日のネタはR299の塩ノ沢にある峠のうどん屋である。例によって2chからの情報だが、安くてたっぷりの美味しいうどんだそうだ。よって少々腹が減っているが朝食は抜きだ。
名栗渓谷沿いの狭路の一部にバイパスが出来ていた。
名栗からR299へのアプローチはいつもなら山伏峠からなのだが、今日は趣向を変えて天目指峠へ向かってみる。大昔はダートだった記憶があるが、最近のツーリングマップルによればすでに舗装済のはずである。
人気の無い峠道。早朝の冷気を受けながら上っていくと次第に道は細くなり、林道の趣きが漂いだした。対向車さえ来なければ、雰囲気も良いしそこそこ走りやすい道である。
下っていくとR299の正丸駅の手前、子の権現への入口に出る。
横瀬から県道11、82号を通り皆野。県道44、13号にて鬼石(鬼石町は藤岡市に導入された)へ。R462を西へ快走。
これまで路面の状態は非常に良かったが、道の駅上野を過ぎると路面に凍結防止の砂が混じるようになった。注意して進む。
塩ノ沢峠への分岐(県道45号)に到着。折れてほどなく湯ノ沢トンネルと旧道との分岐。旧道方面に進むとすぐ先にうどん屋がある。国民宿舎やまびこ荘の斜向かいの藤屋(●)という店だ(水曜定休)。
ちょうど時刻は12時少し前。昼飯に合わせたかのようである。
ストーブ脇のテーブルに座ろうとしたら奥のコタツを勧められた。おぉ、あったかーい!^^
お茶とキャベツのおひたしを出されて「お茶でも飲んでちょっと待っててくださいね」と言われてしばらく待っていたら、おじいさんが天ぷらうどんを持ってやって来た。俺は店に来てまだ注文をしていないのにだ。
それもそのはず、なにしろメニューは天ぷらうどんしかないのである。いや、正しくは他に味噌おでんとさしみこんにゃくなんかもあるわけだが、これはむしろツマミで食事とは言えまい。
それにしても噂に違わぬ大盛りだ。天ぷらの下にはぎっしりうどんが埋もれているのだ。食べても食べてもなかなか減らない。
うどんは田舎風にぼそぼそで、長さが短いのでツルツルとすすることは出来ない。箸でつまんでムシャムシャと噛んで食べるのである。正直、美味いと断言することは難しいが、この量を500円で出していることに驚きと敬意を表したい。
それとこの店の素朴なもてなしの雰囲気によって、俺は身も心も暖かくなることが出来た。旅人がぶらっと立ち寄る峠の茶屋には何より大事なことじゃないだろうか。
湯ノ沢トンネルを通って下仁田町に出る。
困ったことに、文字通り満腹のせいで腰周りの革パンへの収まりが相当よろしくない。前傾姿勢が非常に辛い。冬の着ぶくれで済ますには少々厳しくなってきた非情な現実を突きつけられた感じである。
加えて徹夜明け(夕方からであるが)の睡魔が襲ってきたので、道の駅ならぬ村の駅オアシスなんもくにて休息を取ることにした。
寒風を避け、日向の一角を借りてしばらく休む。出来れば横になりたいところだが、あいにくベンチは日の射さない屋根の下にあってとても寒かった。
数10分後、多少回復したので再び走り出すが、腹はあいかわらずきつい。腰といえば、腰痛も先週からまた酷い。どーにかしないと><
このまま帰るにはまだ日が高いので、妙義に向かってみる。
オフシーズンの平日で交通も少ない。全般には走りやすかったが、やはりところどころ日陰となる箇所には砂が撒かれていたので要注意である。
展望駐車場にてバイクを停め、しばらくまたベンチで仮眠。
風が冷たいのを除けば、快晴の青空はまさしくツーリング日和だ。
軽井沢方面に山を下り、ふもとを周るようにして下仁田へと戻る。関越に乗り帰路に着いた。
いやぁー走ってますなぁー、オイラの土日は風が北風が凄くてとても遠出はできる状態じゃなかったもんね。うどんは凄いね、いつか試してみようっと。
土日の寒風は酷かったですね。いまさら寒くなられても〜って感じ。<br>R299では恐竜の足跡の茶屋のうどんもなかなか良かったですよ。