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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

07/11/15(Thu) [長年日記]

飯能紅葉散策

 (高山不動尊〜秩父御獄神社〜子の権現〜竹寺〜鳥居観音)

穏やかな晴天が続くのでちょっとがんばって再び午前中の紅葉巡りに出た。

さすがに出発は8時と遅めになってしまったが、近場なのでお昼までには帰って来れるだろう。今日はアドレスを相棒に飯能の山を走り回るつもりだ。

 

日中の暖かさを予想してタイツを履かずに来てしまったのは失敗だった。上はサーマラップで防寒しているものの、ジーンズから染み入る冷気で次第に体が冷えてくる。

幹線道路からカワセミ街道に折れると、獲物を探してカッ飛ぶ白バイとすれ違った。くわばらくわばら( ̄- ̄)

 

飯能GCの前を抜けて宿谷林道に進む。

肌寒さを別にすれば、早朝のキリッと澄んだ空気はたいへん心地良い。権現堂林道に入り、人気の無い山道をブンブン駆け回る。上り坂でのアンダーパワーを除けば、GLのようなクネクネした舗装林道にアドレスはジャストフィットである^^

 

顔振峠の富士見茶屋にて一服。山々の向こうに薄っすらと富士山が顔を出していた。

 

高山不動尊への分岐で折れ、狭いコンクリートの急坂を下っていく。上側の駐車場にアドレスを停めると本堂へのアクセスはなんとも楽ちん。前に訪れた時には下側に停めてしまったので険しい石段を登るはめになった。

 

参拝後、つづら折りを下っていくとやがて林道は渓流沿いの緑濃い道になる。

こんな山の中にも普通に生活している人がいるんだから凄いよな。

 

突き当たりR299の吾野に出た。

数個目の右ブラインドコーナーを抜けた先の左手の秩父御嶽神社が目に入ってくる。もみじまつりの垂れ幕に惹かれて近づいてみると、境内の小山に東郷公園という公園が併設されているらしい。

 

公園の一角の真っ赤なモミジがキラキラと光ってどうにも俺を呼んでいるような気がしてならない。しょっちゅう前を通るわりには一度も訪れたことが無かったし、この際立ち寄ってみることにしよう。

 

国道から見た限りではまったく想像がつかなかったが、小山は思いのほか広大だった。急な勾配に坂道や石段が網の目のように張り巡っている。まさに今が見頃のモミジが境内のそこかしこに見られた。東側斜面に面しているため逆光で色鮮やかに輝いている。

小山にはあちこちにベンチが置かれていて、広場では近隣の年配の人たちがスケッチを描いたり写真を撮影したりと思い思いに寛いでいた。

 

東郷公園には東郷平八郎元帥の像を始め、日露戦争当時の海軍ゆかりの遺物が点々と陳列されている。

中でも砲撃に遭い大穴が開いてひん曲がった戦艦三笠の鉄の甲板にはちょっと驚愕させられる。

 

さて、せっかく来たのだからと急な石段を神社の本堂を目指していくつも登ったが、頂ははるか上にあってついに断念せざるを得なかった。またいつか時間と体力がたっぷりある時にチャレンジしてみよう・・

 

車も少なく快調なペースで正丸峠方面に進み、県道395号への分岐を折れる。

山間の集落の中を抜けると再び木立の中の林道を上っていく。狭く急な坂道。初めて来た時には先がわからないため長く感じたものだが、今日は他に車もいないのもあってあっさりと到着した。子の権現。

 

枯れきった味わいの土産物店がある参道を歩いていくと山門がある。その向こうには二体の仁王像が出迎える。

本堂にて参拝。足腰守護のお守りを親の土産に買った。

 

続いて竹寺に向かう。縮尺が大きな地図だと載っていないが、子の権現とは林道で繋がっている。これまで同様狭く急なつづら折りなので、重くて図体の大きなバイクでは持て余してしまうはずである。鄙びた山里の集落の中を駆け下りる。

 

民家の石垣の一面にピンクの草花(ヒメツルソバ)が這い巡らされていた。

この近隣には同様の家がいくつかあったが、ここまでびっしり埋め尽くされているとなかなか壮観で思わずバイクを停めてしまった。

 

分岐を折れてまた離合困難な山道を上っていくと突き当たって竹寺がある。いつ来ても緑の中の清涼な雰囲気の寺院である。

 

山中にあるわりに平坦で広々としている境内。

本堂への緩やかな坂道を登っていくと、茅で編まれた大輪の掛けられた鳥居門が現れる。

竹寺は神仏習合で、牛頭天王を本尊として祀っている。

 

そろそろ残り時間と、デジカメの電池残量と、俺の空腹が切迫してきた。急ぎ移動する。

原市場名栗林道を経て県道53号に抜ける。林道から一瞬、目指す鳥居観音の全容が覗えた。真っ白な観音像と塔の周りが真っ赤なモミジで埋め尽くされていた。予定を切り上げてもう帰路に着くべきか迷っていたが、これは是が非でも立ち寄らなければならないだろう。

 

バイクの通行料300円をポストに入れ、一昨日躊躇した石畳の急坂を上っていく。歩行者と車両どちらも通行可の参道だ。進むごとに点々と門や塔などきわめて特徴ある建築物が現れる。

それにしてもモミジが綺麗だ。ネットで見た隠れた紅葉スポットというのは偽りではなかったな。

大鐘楼では山向こうの巨大な観音像を拝顔しながら昼食を摂る参拝客もいた。気温も上がって絶好の秋の行楽日和だ。

 

最終地点の大観音像に到達した。徒歩では遠くに思える距離も、エンジンつきの車ではあっという間に移動出来るものだな〜

階段を登って像を間近に見る。振り返ると先ほど通った大鐘楼の辺りの紅葉が実に美しい。ここまで自動車で来れてしまうというのがなんとも楽ちんである。宗教の中味は置いといて、足腰の弱い人でもこんな山中に来やすいのは良いと思うね。

 

たっぷり紅葉を堪能した俺は帰途に着いた。現在12時半と当初の予定よりちょっとオーバーしたものの仕事には十分間に合いそうだ。途中でうどんでも食べて行くとしよう。

明日からは陽気から一転して冷え込むそうだ。行楽日和に紅葉散歩を満喫出来て良かった^^

Tags: 散歩
本日のコメント(全2件) [コメントを書く]
> にし (07/11/17(Sat) 23:35)

巡礼 お疲れ様です 何かを奉って有る所ってミステリースポットが多いけど私はほとんど行かないので参考になりました 本州の初雪が各地で聞かれるようになるとさすがに寒いですね 自転車も寒くて夕方出先で手袋買いました (^。^)

> kato (07/11/19(Mon) 08:35)

今日も寒いです もう今年はバイクも店仕舞いでしょうか<br>場所があるから建てるのか建てる前提で場所を探すのかわかりませんが、寺社って大概は下界と違う雰囲気のところにありますね


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