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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

18/01/15(Mon) [長年日記]

キャブヒーターの製作

900SSのアイシング対策を検討する 調べてみればこれもまた、車種は違えども先人たちが知恵を絞っている

1.グラスウールなどの断熱材でキャブ、マニホールドを覆う →これはこれでアリだが根本的、積極的な解決法ではない…

2.エンジンから銅板を渡して熱伝導で温める →そもそもドカはエンジンからキャブまでが遠く、熱が伝わるより前に走行風で冷やされてしまいそう

3.市販のシリコンヒーターをキャブに巻く →わりといい値段する、厚みによっては装着スペースがない

4.他車種の純正キャブヒーターを流用する →どうやってTDMRに固定するかと、ツインキャブなので2個つけると消費電力がかさみそう… 片側だけに着けたとしても効果はあるのか?

5.手持ちの巻きつけ式グリップヒーターを利用 →わりといいかもしれない 熱量は十分か?

6.ニクロム線でヒーターを自作する

 

うーん、6でいいかな 安上がりに作れそうだし発熱量も自由に決められる ワイヤー状ならキャブに装着するにも狭いスペースで融通が利くだろう

調べると発熱量は電圧と線径と抵抗値で決めるらしい ホームセンターで手に入れたニクロム線は0.26mm 実測したら約27Ω/m

ちょっと長さを変えるだけで発熱量が大幅に変わってしまうので難しい ほんのりと暖かかったり、触わるとアチッ!と思わず手を離してしまうくらいだったりで、電流量でどのくらいの温度になるかは実際に試してみないと難しい

最終的に11Ω(約13W)に決定 グリップヒーターと同等の消費電力だ 室内では80℃以上の発熱があったが冷え切った金属を温めるのに十分かは不明

季節物ということで最初電源は簡易にシガーソケットから取ってみたけど、その間他の機器が使えないのと、やっぱり毎年ヒーターを着けたり外したりは面倒になりそうなのでスイッチをつけて常設することにした

ニクロム線2本を束ねた収縮チューブで絶縁して半分で折り返し、ガラス編組チューブに通してキャブに装着 熱で溶けたりするとマズイので金属部以外には触れないように留意する できればフロート部に固定したかったが形状的に難く、潔く断念した

 

次にACCから電源を取るわけだが、よく考えなしに作業を始めてしまったので、ブレーキSWとシガーソケットの分岐ラインが+−入り混じってよくわからなくなってしまった テスターを頼りに正しい配線に戻す

カウル内のパネルにミニトグルスイッチを付けたけど操作が超軽いので、なんとなくうっかり触れていつの間にかONになっていそうな気も… 夏場はヒューズを抜いておこうかな

同時に電圧計も装着 室内では気にならなかったが外だと日光に反射して見づらいなコレ!

 

さて、実際に0℃辺りの気温の中を試走してみると、発熱量に比して走行風で奪われる量が多い気もする キャブへの密着度が足りず伝導率が低いのだろう これにて一応完成とするが、もしまだグズるようならフロート周りを断熱シートで覆ってみることにする

(追記:接触面積が少ないのと、外気に晒されているため熱伝導効率が悪いのだろう、残念ながら期待したほどの劇的改善はなかった)

(追記2:冷間時にグズる原因はキャブレターよりもプラグの火が弱いのが大きかったようで、IGにリレーを入れたところ見違えるほど改善した)

Tags: 整備

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