20/09/02(Wed) [長年日記]
▼ 大滝の手掘りトンネルを探訪する
今週は天候が不安定 雨が止んだと思うとまたパラッと降ってくる 秩父の路面ライブカメラをチェックすれば市街地は乾いていても山間部はほぼウェット ちょっとドカで出かける感じではない 代わりにラパンでぶらっとドライブしてくることにする
出勤時間帯の混雑を避けて嵐山小川ICまで関越を使い、いつもの裏道でr11に抜ける 定峰峠はまだ通行止めのようで秩父高原牧場に上っていく

朝の雨の跡が残っている

朝食後なのか、だら〜っと寛ぐ牛たち

牧場からポピー畑の斜面を下り、r84を皆野方面へ 親鼻から日野沢に進み、秩父華厳の滝に立ち寄った

あいにく羽虫が多くてゆっくりすることはできなかった

舗装林道級の狭い県道を進んでいく 対向の大型車をガードレールいっぱいに寄せてやり過ごす
次の瞬間、突然激しいショックとともにバキン!という破裂音! 離合で緊張が緩んでしまったのか、一瞬の油断で路肩の石に乗り上げてしまったのだった
降りて祈りつつ確認するが、やはり…右フロントタイヤが完全にパンクしていた

きれいに裂けるようにサイドが切れている ホイールにも深いキズが…😭

草に隠れていた10数cm大の石 なんてこった

襲ってくるアブから逃げて車を退避できるスペースまで移動し、スペアタイヤに交換する 前に一度やっていたので作業自体は滞りなく行えた 気分はサイアクだが
国道まで下りて皆野でショップを探す 最初に訪ねたオートバックスに同サイズのタイヤは無かったが、店員さんが親切に近くのタイヤ専門店を教えてくれた ありがとうございました
オートステーションという店でかろうじて見つかった中古タイヤに履き換える 工賃込みで4千円弱 助かった

無事車も直ったのでこのままドライブを続けることにしよう そしてどうやら雨の心配も無くなったようなので、先日マップで見つけた大滝の手掘りのトンネルを訪ねてみよう
と、まずは腹ごしらえだ 道の駅あらかわに寄ってお昼を食べよう

きのこ天丼(850円) 舞茸、椎茸などのきのこと、かき揚げ、カボチャ、ナス、大葉、シシトウ、ミョウガなどたっぷりの野菜天がボリューミーで満足する一品! 添え付けのきのこ汁がまた絶品!

それでは大達原の手堀りの隧道に向かおう 太陽寺、釣り堀への分岐の手前にある養護学校の交差点から林道に入るとすぐに入口の看板が見つかった

ズンズン登っていく

基本的に遊歩道は歩きやすく整備されているようだ

看板も随所に立てられていて安心

横倒しになった落下防止の柵 あっちこっちでこういう状態になっている

この辺は岩石の露頭が多い セメントの材料にもなる石灰岩だそうだ なるほど秩父

休憩ポイントも点在していてわりと観光客にフレンドリーなスポットみたいだな

ここにも崖に突き出した岩

周りの雰囲気も良いので飽きずに楽しめる

ここだけ入念に鉄パイプと鉄板で保護された箇所が…

こわっ! ここはちょうど金蔵落しの渓流の真上だ 思い切りコンクリで固められているし崩れやすい場所なのだろう

またしても落石になぎ倒されたガードロープ この辺りから少し道がガレている

木橋で沢を渡る

沢の場所は国道のロックシェッドの真上に当たるようだ 去年の台風19号では下部の国道が土砂崩れで通行止めになったっけ

沢を過ぎると垂直な岩崖の様相は消え、穏やかな山道になった

馬頭尊と東屋が見えたらトンネルはもうすぐ

トンネルに到着! 案内も立っている 明治時代に雇われ人夫の人力によって掘られたものだという(@_@;)

ゴツゴツと突き出た岩がいかにも手掘りという感じ

入口からすぐに出口が見えるくらいで延長はさほどではないが、

そびえ立つオーバーハングの岩壁の迫力がものすごい 壁一面に打たれたクイックドロー(岩登り用品)が…

反対側に抜けた

こちらからは対岸の大洞発電所の水管が見える

進んでいくと大達原集落に出た

舗装路をエッチラ下りていくと、R140の観光トイレの駐車場に出る
山道より、集落から国道までが意外と長くて暑くてめちゃくちゃ汗をかいた 水を買って一休みしていこう…

さらに汗をかきかき国道を歩いて車を停めた場所に戻り、エアコンを最強に入れる 文明の利器よ…
心地よい疲労感とともに市街に戻り、芦ヶ久保で味噌ポテトを買ったら帰途に就くと、横瀬で突如のゲリラ雷雨に見舞われた 大滝ではツーリングのバイクもちょくちょく見かけてちょっと羨ましかったけど、やっぱドカで来なくて良かった!!w あぶねー!
