24/11/03(Sun) [長年日記]
▼ 光軸調整
今回の900SSの車検はなんとか一発で合格したいと鬼門のヘッドライト光軸調整を実施する
これまでは家の倉庫や近所の塀に光を当てて調整していたが、庭や道路が完全に平坦ではないみたいで正確な調整は難しかった
調整自体は丁寧にやれば難しいことはないのだけれど、道路に段差があったり歪んでいると壁に近づけたり離したりする際に前後の傾斜が変わってズレが生じてしまう
今回は水準器を使って極力傾きのない地点を探しておき、目安になるボードも作ってキッチリ合わせるようにしてみた バルブはLEDからハロゲンに戻してある いまや古(いにしえ)のレイブリックレーシングクリア
ライトの直前にボードを取り付けた三脚を置いて、まず光軸の中心を合わせる そこから真っすぐ後退していって光の移動する様子を見ながら調整していく
この真っすぐというのがまた難しい 検査では機械でホイールをガチッとロックされるけれど路上では車体の向きがわずかにズレてもそのまま光軸に反映されてしまうから、何度も往復を繰り返し確認する
そういえば最近ヘッドライトの車検基準が新しくなったみたいで、今後は基本ロービームが基準になるとのこと しかしながらバイクに関しては(特にうちのような旧車では)以前とほとんど変わりないようだ
新基準は下記のようになる
前方10mの位置を照らした場合で、左右のズレがハイビーム、ロービームともに中心から27cm以内
高さはハイビームはセンターから上10cm、下は地面までの1/5以内
ロービームは水平のカットラインが2cmから15cm下に収まっていること
とはいえ実際には遠く離れるほど照射範囲がぼやけてしまうし照度の違いも肉眼では見分けがつかなくなってしまうので、2m前後で調整するのがやりやすい
仮に2mなら上記の基準範囲から1/5以内にすればよい すなわち、左右5.4cm以内、上4mm、下3cm以内に調整するのだ
基準はハイビームなのだけれど、SSはエルボー点のあるロービームを参照しつつ調整した方が光軸の中心がわかりやすかった
なにせカットレンズのSSのハイビームはこんな感じで光が変に拡散してムラが多い 実際照射範囲が狭いわりには明るくない むしろ中心より周囲の方が明るく見えるでしょ とてもこのまま夜走る気にはなれないね
翌日にも場所を変えてやってみたところほぼ同じ範囲だったので、かなりシビアに調整できたと思う
あと、このためにデジタル照度計を買って使ってみたんだけど、ムラのせいで中心から徐々に端にずらしていってもいったん暗い数値になってまた上がったりと逆に判断に迷うことがあり、やっぱり目視で調整をすることとなった
これだけやって一発合格じゃなかったら泣くぜよ!
24/11/05(Tue) [長年日記]
▼ 900SS ユーザー車検
偶数年はドカの車検 面倒でもあり楽しみでもあり😓
予約は来週に入れておいたのだけれど、その週用事が立て込みそうなのと、整備した後はなるべく早く受けたかったので空き状況は毎日チェックしていた(日付を跨ぐ頃にちょこちょこ状況が変わる)
昨夜見たら今日の午後一の空きが出ていたので速攻変更の手続きをして床に就いた
持ち物などチェックしていて少々睡眠不足ながら定刻に出発 現地で代書を依頼し仕上がるのを待っている間にちょうど予約の3ラウンドが始まった 予約者は車検証のQRコードで検査票を発行し受付に提出するシステムになっていた
四輪のラインは混んでいたが二輪はスムーズなもの 順当に前の3台が進んでいく 同一性の検査から灯火類、ホーンのチェック 自分以外は排ガス検査もされていた
現在では検査ラインは基本セルフでの機械操作になるが、2年経つと流れの記憶が曖昧になってしまう 幸い今回は担当者に付いてもらえたので心強かった 後ろに並んでる人がいるのに手間取ると悪いからね
スピードメーター、前後ブレーキ検査と進みいよいよ光軸検査 2つ前のバイクは光軸で✕ やはり鬼門だ しかし連夜の調整でバッチリ合わせられたハズ
さて結果は…一発合格!👍️ そして車検証ちっさ!
帰り道、商店の自販機に寄って安堵の一休み 結構のどが乾いてたらしく一気飲み
埼玉支局は少しローカルな立地にあるから行き帰りの秋葉通りなど散歩気分でリラックスできて精神的に楽で良いのよな
また2年よろしくだぜ
今回掛かった費用(円)
・自賠責保険 8,760
・重量税(経過18年以上) 5,000
・登録印紙 500
・審査証紙 1,300
・代書 1,430
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計 16,990円
24/11/07(Thu) [長年日記]
▼ 彩の森入間公園
藤店うどんの営業時間に滑り込んで遅いお昼を食べた後、いつものコースで狭山に散歩した
彩の森入間公園に寄って少しカロリーを消費することにする🚶🏻
すっかり秋の景色になったね 伸びる影もながーい
奥の方ではサトウカエデが真っ赤に紅葉していた🍁 よく見かけるイロハモミジと比べて葉が大きくよりフキダシっぽい形をしてる🗯️
陽の当たるベンチを探してしばらく紅葉を眺め日向ぼっこすることに 平日ながら数多くの人が訪れて秋の日和を楽しんでいた
景勝池をぶらついているうちに日が傾いてきた 冷え込んでくる前に帰途に就こう
帰り道でとても絵になる八角形の寺院を見つけた 夕日に映えて美しい✨️
なんとなく敷地に入るのは憚られたので遠巻きに鑑賞していたが正解だったみたい(口コミにいきなり怒鳴られたという人も💧)
24/11/11(Mon) [長年日記]
▼ SUPAREE LEDバルブ
現在900SSのヘッドライトのLEDバルブはAmazonで買った中華品 ライトユニット内で空気を循環させる空冷ファンのタイプで後部に張り出しがないのでSSでも着けられて、安価なわりに明るく持ちも良くて大変重宝している
ひとつだけ不満を言うとハイビームの配光がイマイチで肝心の道路遠方が見づらいこと ただこれはハロゲンでも同様なのでカットレンズのSS自体の問題だと思われる
先のバルブを買ったのが6年前のことなので、このタイプのバルブにもなにかしら改良が進んでいるのではないかと考えてサイトを物色してみた
その中で良さげだったのがこのSUPAREEのおそらくK28というモデル
小型のファンが先端に着いていてバルブがより細身 内蔵銅ヒートシンクなど冷却性もしっかりしてそうだ
交換して早速照射テスト ロービーム 右側が気持ちフラットでないようにも見えるが(ラパンに装着したらきれいにカットラインが出ていたのでSSのカットレンズの問題かも)
そしてハイビーム
!? 中心に配光が来てる! ハロゲンよりも全然マトモだぞ
こんな奇跡があるのか🤣 やはりユニットとの相性ってあるものなのだなあ たぶんこれなら車検も問題なく受かるんじゃないか
たしかに明るい 照度計で測定してみても今までのやラパンのよりも最大1000lxほど高い数値
そして以前はロービームに比べてハイビームの光量がガクッと落ちていたのに対し、今回はほぼ変わらないかそれ以上の光量が出ているのがすばらしい😲
その後実際に夜走ってみるとたしかにハイビームは行く手をしっかりと照らしており、街灯のまばらな田舎道程度であればサブライトを点けなくても不安なく走ることができた これはこれからの季節すごく助かる!👍️
ただし近くはほとんどといって照らしてくれないので、山道ではやっぱりサブライトの力も借りることになるだろう
24/11/13(Wed) [長年日記]
▼ 名栗に紅葉を見に行く
昼過ぎに目が覚めると小春日和 これは出かけるしかない、と急ぎ支度をして関越道へ
圏央道の慢性渋滞にげんなりしつつ青梅ICから岩蔵街道を進む
成木川沿いの県道をトコトコ流すのはいつぶりだろうか 去年か一昨年か
ひときわ目立つ延命寺のイチョウ
落葉が進むと参道の坂道が一面黄色の絨毯になる✨️
有間ダム到着 ひとまず奥まで行って紅葉の様子を見てこよう
山は色づき始めてるけどモミジの紅葉はまだまだこれからだな
観光釣り場で引き返し ずっと「さかがわ」だと思ってた
モミジはこの辺が一番進んでたかな? こんな感じで冷え込まないままだとピークは再来週くらいになるかも
ドリンクを買って堤体で一休み バイクや車も大勢来ていたけど日が陰ったのでほとんどが出発していった
でも今日は全然暖かいよなあ まさかまだ革装備で走れるとは😆
西の雲が厚くなってきて名栗の集落を流しているうちに加速度的に薄暗さが増してきた
山伏峠に入る前に中間着をウィンドブレーカーから電熱に着替える スイッチはまだ入れなくていいか
げんきプラザの前になにやら気になる木が…
白い花かと思ったら葉…? なんていう木だろう
芦ヶ久保は店がもう閉まっていたためスルーして秩父市内で土産を買い、羊山公園へ
ちょうど夜の帳が下りるところで街並みの明かりがたいへん美しい
このまま数珠つなぎのR299をUターンでは面白くないので、r82からふれあい牧場に上って東秩父に抜けて帰ることにするか さすがにそろそろ電熱をON、温かい〜
この前換えたばかりのヘッドライトが漆黒の峠道で大活躍してくれたよ👍️
▼ OAチェアのダンパー修理
思えばもう10年使っているPCデスク用のオカムラのOAチェア、CX-SPLAGE もともと中古で買ったのだから実際にはそれ以上の年月…ヘタすると倍近く持っていることになる
一昨日、普段ほとんどいじらない高さ調節を使ったところシュ〜という音がして一気にガスが抜けてしまった 底突き状態になったわけだが、ダンパーがあるとないとではこんなに座り心地が違うものかと改めてわかった
底から油が滲んできたのでオイルシールが経年で抜けたのだろう 座面も破れてるしそろそろ買い換えかな、とも思ったけれどものは試しに調べてみると交換用の汎用ダンパーが売っていた 別機種ではあるが交換作業を詳細に解説してくれている人もいる …これはやるしかないでしょう
ということで分解開始ぃぃぃぃん
アドバイスどおりにダンパーを分割してからハンマーで叩いてチェア本体からまずはアウターを外した
続いて座面を外したがこれは必要なかったかもしれない けど表皮をタッカーで留めるよくある構造だったので、いざとなれば張り替えられないこともないとわかった
ともあれ積もった埃を掃除しながら固定ネジを外していく
プラのカバーを取り、機構部本体を外す
インナーロッドを叩き出すには作動レバーが邪魔になるのでカバーを外す ここのネジは3番でインパクトドライバーを使わないとならないくらい硬かった
ダンパーが外せた ロングソケットを当てて叩き出した
各部サイズを測る
基本的に取り付け部の規格は統一されているらしい
ただ、アウターを圧入するテーパー部分の位置によって最高と最低の調整範囲が変わってしまうので元の位置に近いタイプを選ばなければならないが、これは汎用品のダンパーで問題ないようだ
逆に圧入位置の違うタイプのものを選んで高さを変更することも可能だし、よりローセッティングにできる製品もあった
さすがに今回は中華のノーブランド品は避けてサンワサプライの一般用シリンダーを注文した
ちょっと長い? いやたぶんダンパーの停止位置の違いか
だいぶ前にリクライニングの固定ができなくなったのはここの受け金具のネジ山がバカになったからみたいだ しかもM9の細目というマイナーな規格
最初はナットが外れたのかと思い簡単に直せるかなと期待したんだけど、これだとどうしようもないな
摺動部にはグリスを塗り、3番インパクト固定のネジには念のためロックタイトを塗っておいた あとはワイヤーを元通りに戻して組み立てるだけ
当たり前だけどスコスコと新品同様快適に動く! 買い換えずに3,600円で済んで良かったw
24/11/18(Mon) [長年日記]
▼ ドカ エンジン始動不能
珍しく900SSで出勤しようかなと思い大通りまでバイクを押していく
キーON、セル始動…スイッチを押してもうんともすんとも言わない
実は先日名栗に出かける時にも一度同じことがあった その時はスイッチBOXのハーネスやスターターリレーを叩いたりしているうちに正常に戻ったので接触不良程度に思っていたのだが、今回は何をどうしてもまったく無反応 完全にスカっている
仕方なく家に戻っていつも通りアドレスで出勤した 帰宅後直ちにチェック
出ている現象を整理しておくと
・セルが回らず、リレーのカチッという動作音もしない
・フューエルポンプは動いている
・その他電装系も正常
怪しいのはまずセルスイッチ テスターで導通をチェックすると押し方によってしばしば接触不良を起こしている これが原因か?🤔
ということでバラしてみるとやはり接点に黒い汚れがある ペーパーできれいに磨いて再度テスト 導通はカンペキになった ハーネスを揺らしたり引っ張ったりしても問題は起きない しかし組み直して始動を試みると相変わらずの無反応…
それじゃもうスターターリレーだろうな、と調べてみると案の定 制御側のコネクタが外れてどこかに行っていた🤦♂️
どこに落ちてるのか探すのに手間取ったが、見つけて接続し直す 97SSはリレーの位置が奥まったヘンなところにあって脱着がとてもやりづらい
無事セルが始動した はあ〜…
でもこれの原因って、先のツーリングで電熱コントローラの装着時余分なケーブルを車体に這わせて処理する際にセルのハーネスを引っ張ってしまったみたいだな 自ら蒔いた種😂