最新 追記
kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

11/11/01(Tue) [長年日記]

甲信 紅葉半日ツーリング

仕事がら、生活パターンは朝方に眠りにつき午後になって起きる昼夜逆転になりやすい。昔はその週の仕事が終わるとそのまま寝ないで早朝から走りに出かけたりもしたものだが(元気だったなあ)、最近はちょっとしんどくなってきた。仕事明けの朝になると、どっと気だるい睡魔が襲ってきて、もはやふとんに潜って休む以外のことが考えられないのだ(´・ω・`) そんなこんなで休みを寝潰してしまうことが多くなった。もったいないことだ。

 

さて、昨日の休みもたっぷり睡眠を取ったおかげで今朝は6時前に目が覚めた。暖かい気温もあって久しぶりに走りたい意欲が湧いてきたので、午後からの出勤前に奥多摩でもひとっ走りして来るべ、と身支度を整えて家を出た。

 

早朝なので幹線道路の流れもいい。後々の時間配分を考えて、上野原辺りまで初っぱなから高速を使うつもりでいたが、そのまま下道を流して朝の雰囲気を味わうことにした。R16〜茶どころ通り〜R411と進んでいく。

▲晴れた朝のR16や茶どころ通りからは富士山がよく見える

朝のくっきり澄んだ空気の中を走るのはたいそう気持ちがいいとはいえ、山間部に近づけば冷え込みもより増してくる。いつもは空いている檜原街道を使うことが多い俺だが、今はなるべく日当たりのよいところを走りたいということで、少しでも頭上が開けていそうな青梅街道を進むことにして、先行する車の後をトコトコと着いていった。奥多摩湖からはほとんど車もいなくなり単独走行でペースも上がる。流れる風景はいっそう秋の色が多くなってくる。

▲朝の陽射しが湖に反射する

 

三頭橋のたもとのドライブイン前にて一服。空気は冷たいのだが日向にいればぽかぽかと暖まってくる。しばらく太陽の下で暖を取ってから、丹波渓谷に向けて出発した。

 

道が汚れているのかタイヤが消耗しているのかわからないが、いまひとつグリップ感に乏しく、ふとした時にリアタイヤがズルッときたりするのでペースは控えめだ。・・と思ってブログを調べたら、今のタイヤもう2年経ってるし1万キロも超えてる。真ん中ばかりが減っていてエッジのグルーブがまだまだ残ってるのは、あまり峠走りしなくなったからからか。もったいないけどもう寿命だね。近々交換しよう。

 

▲暖かい日の下を快走する

丹波山の集落を過ぎて渓谷に差しかかる。前にも書いたが、俺が一番好きだった絶壁の紅葉ポイントが大常木トンネルでバイパスされてしまったのは残念な限り。いかにも山深い峡谷という風情がすごく良かったのだが。

 

一ノ瀬のつづら折りを登るとすぐにまた紅葉のベストポイントが現れる。黄金色に色づいた木々に覆われた中を走り抜ける。絶壁と渓谷に挟まれた似たような環境なのだが、静穏な丹波渓谷に比べてどことなく快活な雰囲気がある。人の生活圏が近いからだろうか。

▲柳沢峠直前の橋から見る眺望

 

▲この日は紅色はあまり見られなかった

柳沢峠に到着。峠の茶屋から晴れ渡った青空の富士山を望む。いつも麓より気温が3℃は低い柳沢峠だが、今日は風もなく陽射しが暖かで居心地がいい。

缶コーヒーを飲み干して峠を下る。急なつづら折りの区間は峠付近を残すのみで、ほとんどバイパス化されたので実に快適だ。山間部の風情は薄れたが、今日のような快晴の日はループ橋から富士山を一望する景色が楽しめる。

 

塩山まで下り、フルーツラインを勝沼方面に向かう。走りやすく眺めもいいのにいつも空いている。丘から市街を見下ろす展望駐車場もあって、ここもまたお気に入りのコース。

トイレ休憩のため駐車場に寄り、この後のルートを検討する。初めは奥多摩近辺をもう少し走って帰るつもりでいたが、まだ時間に余裕がありそうなので野辺山まで足を延ばすことにした。R141をのんびり北上して、内山峡辺りから戻ってくるつもりだ。このルート周辺はどこも紅葉が見頃になっていたはず。

R20バイパスをしばらく走って、甲府昭和ICから中央道に乗った。須玉からR141の裏道になる空いていそうな県道を辿ろうと思ったのだけれど、途中でルートを見失い、早めに国道に戻ってしまった。ナビ持ってくれば良かった。後から地図を見たらあれでルート合ってたよ。くそっ(笑)

 

▲野辺山から見る八ヶ岳

R141に出た後は、清里から野辺山と高原ロードを快調に進み、海ノ口の峠越え区間に入った。まあこの辺りはたいてい車が詰まっているので、大人しく後ろを着いていく感じなわけだけど、峠を下りきる直前に好展望ポイントがある。

▲道脇の待避所からちょっとしたパノラマが見渡せる

 

▲なかなかに雄大な眺めだ

 

佐久海ノ口駅手前で橋を渡り、北相木方面に折れた。R254まで北上するのはやめて、ぶどう峠からR299に戻るルートを選択した。

峠区間に差し掛かると、幅1.5車線の狭い路面には粉状のカラマツのオレンジ色の落ち葉が散らばっていてタイヤを通すラインの自由度が低い。とはいうものの平日の午前中にこんなところを走っている車などは皆無(いや、2台いた)で、カーブミラーの恩恵もあり、それほど対向車の心配をしないで済んだ。

それにしても今週は本当にぽかぽかと暖かい陽気が続いて、いまいち秋景色にピンと来ないほどの穏やかさだ。まさにツーリングするには最高の環境。先々週くらいから急に冷え込んだ時には、このまま冬になるのか・・とちょっと憂鬱だったのにね。

 

▲閑静な峠には小さいながらも駐車スペースがあって、長野県側の展望を望める

▲県境より長野側はカラマツが多い

 

R299に出た後は下仁田から関越道に乗って帰途に着くのみ。昼飯を食べそびれたので上里SAに寄ってスタンドの佐世保バーガーを食べた。今日初めての食事。

▲直径13cm!でかっ!

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Before...

> kato [小林さんは長野の方なんですね。手にする機会がありませんが、ルシアーものは究極という印象があります。]

> NAM [小林大作さん、ギターもいいですが、人柄が素晴らしいです。Katoさんの写真見ていると、またバイクで走りたくなります。..]

> kato [もうすぐ山の秋も終わってしまいますね。もうちょっとツーリング楽しみたいです。]


11/11/02(Wed) [長年日記]

NAZCAギグバッグ

ストラト用のギグバッグをひとつ購入。友達がかなり昔から使っていたNAZCAというブランドのもの。お店の若いスタッフが使っているムーラディアンと迷ったんだけど、こちらの方が若干安くて硬めで型崩れしなさそうなのが気に入った。

自分程度のレベルでは、リハやライブで持ち出すのはほぼ1本と決まっているから、サブの方はハードケースに入れておけばいいやと思っていたのだけれど、なんだかんだでいちいちハードケースを出したり仕舞ったりするのはやっぱり煩雑なんだよね。

このケースとにかく軽い。それでいてクッションはしっかりしてるから不安感がなくて良い。これで防水だったらさらに完璧なんだけどね!

Tags: 買物

11/11/03(Thu) [長年日記]

夜霧

昨日今日は学祭混雑のピーク。激しく疲れて帰宅の途中、バイパスの道路を挟んだ左右の稲作地帯に一面の霧が発生していた。幻想的な風景にちょっと疲れを忘れた。ちょっとだけ。

Tags: 雑記

11/11/06(Sun) [長年日記]

雨上がり 鎌北湖へ

気がつくと雨が止んでいたので、散歩がてら昼食を摂ろうと思って外へ。特に当てはなかったのでとりあえず気の向くままに川越市内を徘徊する。うどん・・ラーメン・・焼きそば・・うーん・・。これといって食指を動かされるものがない。

あまり走ったことのない道を選んで進んでいるうちになんだかんだで鶴ヶ島の方まで来てしまって、結局R407に出たところで山田うどんを見つけたのでそこに入った。

暖かい日のうえ、体に熱いうどんを入れたらなおさらカッカと暑くなってきた。天気もまだ持ちそうなのでこのまま日高の方までちょっと走ってクールダウンしよう?

 

北平沢から宿谷へ抜けて鎌北湖に到着。湖畔のモミジの色づきが始まっていた。今週末くらいからが見頃になりそうだった。

 

時おり雨の気配がし始めたことだしここをゴールとして、缶コーヒーを飲み干したら帰路に着くつもりでいたのだが、顔振峠あたりに下りて戻ればいいか、と権現堂林道に延長戦の突入。

雨上がりの水気を帯びた緑の中の空気はとても美味しい。とはいえ路面の方はあまり綺麗ではないので抑えたペースで山道を駆け上がる。

通年通行止めになっているR299に至る枝道への分岐を過ぎるとまたすぐもうひとつ枝道がある。普段来た時には使うことはない道だし、今日はそっちを探索してみることにした。中野林道という。

クネクネとした急勾配を下っていく。思ったよりも路面は広めでしっかりしているので不安感はない。ほぼ山を下りきると、後は川に沿う穏やかな道になった。高山不動尊の林道と同じような感じだ。そういう地形なんだね。

鬱蒼とした高木の隙間から陽が射しこんできて実に清々しい。人気のない場所だが、時おりツアーらしきハイカーとすれ違った。林道の終点はR299を走る時にしょっちゅう見ていた武蔵横手駅前の分岐だった。

 

後はr15で帰るだけ・・と思ってショートカットした裏道でまた分岐を見つけて思わず山に入ってしまう。ロスタイム長すぎだろう(^o^;

さっきと同じような川沿いの林道を上っていくとまた分岐。一方は無線所で行き止まりとあるのでもう一方へ。あっさりと川沿いを下っていく道になり、このまま麓に出てしまうようだ。ちょっと拍子抜け。

途中、ゲートで進入禁止になっている分岐があったが、これがどうやら権現堂林道の通行止めになっている分岐から下りてくる道らしい。要するに走れないのはこの区間だけということだな。林道は高麗神社前のカワセミ街道につながっていた。

さあ、今度こそ本当に帰り道に着こう。これだけ走っても約3時間。いやー、なかなか充実した散歩だったわ。

Tags: 散歩

11/11/07(Mon) [長年日記]

甲州紅葉巡り

今日も朝早くに目が覚めた。バイオリズムは今まさに休日仕様。後顧の憂いなく健やかに、紅葉を愛でに行こう。

 

今回は群馬の方、吾妻渓谷あたりの紅葉を見に行こうかなと考えていたら、どうも天気が微妙くさい。吾妻より北には雨マークが出ているし、雨雲レーダーにもびっしりと雲があった。どうも南のほうが天気が安定しているようなのでそちら方面を物色した結果、河口湖の紅葉台という場所に行ってみることにした。

観光地が多い山梨にはこれまであまり足が向かなかった。どんなマイナーそうな道でも、必ずと言っていいほど車に遭遇して(紅葉見物で行楽客の増える今時分なんかは特に)気持ち良いペースで走れないことが多かったからだ。逆に言うと、走ってないところがいっぱいあるということでもある。

900SSは特性上、低回転でダラダラと走るのは苦痛以外の何物でもないから、これまでずっとあまり車通りのない、ある程度マイペースで走れるような峠を好んで走りに行っていた。特に名所がなくても気持ちよく走っていられればそれで満足していた。最近はバイクも自分も加齢でだいぶヘタってきたためか、シャカリキになって走るだけよりもそこそこ楽しんで走るのも好きになってきたようだ。それにうっかり何かあって指でも痛めたら、その間ギター弾けなくなっちゃうもんね。

 

さて、目的地までいきなり飛んでしまうのもなんなので、まず中央道を上野原まで進んで秋山街道を走ってみる。閑静な峠と集落を抜けてR139壬生に至る県道だ。県道に下りてからすぐは工事区間が頻繁に現れ、そのためかいつもより妙に車も多くて少々ストレスが溜まったが、秋山トンネルを抜けて山間部に入ったとたん車はいなくなった。

▲綺麗に色づいた山里の風景を眺めながらトコトコと進んだ

 

それにしてもタイヤがチビているのでコーナーで思ったラインを通すのがなかなかに至難だ。サスペンションを調整してアンダーステアに対応してみる。そして今日のツーリングで前後ともセンターのトレッドが一気に削れて丸坊主になってしまった。いよいよ交換しないといけない。

 

都留ICから再び高速に乗り河口湖へ。R139富士パノラマラインを西へ進む。道の駅なるさわを過ぎて少し先に、紅葉台を示す看板があった。脇道に進入してすぐドライブインまでで舗装は終わり、後はダートを登って行くこととなる。前もって調べていたのでダートを走ることは承知していたが、綺麗なフラットダートではなくスタンディングでショックを逃がしながら走らないといけないくらいの凸凹道だった。ハーフカウル車で良かったね。

 

とはいえ距離的にはたいしたことはなく、終点にはわりとあっさりと着いた。レストハウスが一軒あり、その屋上が展望台になっている。愛想のいいおじさんおばさんに料金150円を支払い、展望台へ。

わーお!こりゃーすごい!まさに噂通り掛け値なし360°のパノラマ!

▲目の前にはデーンと富士の裾野が広がり、

▲青木ヶ原樹海、西湖、本栖湖などをぐるりと見渡せる

▲はぁ〜、ここで30分くらいぼーっとしてたいね・・

 

ここまで来ておいて展望台に登らないで帰っちゃったライダーたちがいたけど、なんともったいない!

腹ペコだったので俺はさらに1階の食堂でなめこ蕎麦を食べていった。しかしこれは正直、昭和からの伝統を継ぐ田舎食堂的な代物としか言えないものだった・・(^o^;

 

紅葉台を後にして慎重にダートを下る。離合困難なポイントで対向車が来ると一旦バイクを停めなければならないが、安易に強くブレーキを掛けると簡単にロックしてしまう。R139に出て、さらに西へ。精進湖を目指す。

先週からずっとぽかぽか陽気が続いている。晩秋の装備でやって来たところ、山の中だというのに暑くて途中でインナーを1枚脱がなくてはならないほどだ。加えてさっきダートを走って体温が上がったので、富岳風穴の売店でソフトクリームを買ってしまった。11月だっていうのになんなんだろうね、ホント。

▲糖分が運動後の体に染み渡る・・(笑)

 


大きな地図で見る

樹海の真っ只中を貫いて走り抜ける、北海道の三国峠の小型版のような青木ヶ原大橋はいつ走っても爽快だ!脇に展望台でもあれば賑わいそうに思うのだが、ちょっとバイクを置いて写真を撮れるようなスペースもない。歩くしかないのか。

精進湖の分岐を右折、美しい湖を横に見ながら精進ブルーラインを行く。

▲水の青さが際立つ精進湖

ボートで釣りをしている人、気持ちよさそうだなぁ。ブルーラインも思ったより短かくてあっさり終わっちゃったけれど気持ちいい道だった。今度、富士五湖周辺を一日走り回ってみるのもいいかな。

 

笛吹市に出たら後は甲府南ICから高速一本で帰るのみ・・ではちょっと物足りなかったので、勝沼で下りてまた奥多摩を通って帰ることにした。勝沼ICの出口ではいつも看板に迷わされて逆方向に出てしまう。料金所出たら右、出たら右・・。

例によって塩山フルーツラインから柳沢峠に向かうルート。R411に出る前には交通量の疎なr201一葉のみちを走ることが多い。R411につながる直前でモミジが綺麗に色づいていた。

▲真っ赤なモミジの大木はやっぱ目を引くよね

 

柳沢峠から丹波渓谷はまさにちょうど紅葉の全盛期。なんとも綺麗。先週から一週間でこれほど変わるものなのだなぁ。このペースだと来週には大方散ってしまっているかもしれない。

▲わずかな間だけ雲間から西日が射した

峠越えから突然雲に頭上をすっかり覆われてしまって、これ以降陽の光が射すことがなかったのがかなり残念ではあるが、山深い渓谷の雰囲気がひしひしと迫ってくると考えればそれもまた趣があるもの。

 

丹波山の集落から今川峠を越えて小菅村に出る。r18も紅葉が真っ盛りだけれど、灰色の暗い空の下ではさっぱり映えない。仕方ないので走りを楽しむのに専念して気持ちペース速めで走る抜ける。行きはどうにも苦心していたのに、いつの間にか体がバイクと一体となる感覚が戻っている。そうそう、大きなアクションで常に重心を低めに、を心がけると不安なく気持ちよく乗れるんだったっけ。

 

上野原と秋川の分岐でまた思案する。上野原から高速に乗るか、檜原街道を走って日の出から乗るか。なんとなく雲が薄くなってきたようなのでゆっくり帰っても大丈夫そうだ。甲武トンネルを抜けて檜原街道に出ることにする。

山中を走っているうちにだんだん薄暗くなってきたような感じ。時計を見るともうすぐ午後5時か・・このまま日が暮れてしまいそう。あっ、そういえば久々に温泉に浸かりたかったんだった。ちょうど通り道に瀬音の湯がある。寄っていこう!(^o^)

開館当初は白濁の湯が特徴だった記憶があるが、今はほとんど無色透明に近くなっていた。しかしながらつるつるぬるすべの肌触りは健在、気持ちいい〜!

とっぷりと暮れた夜の中を生き返った気分で帰途に着いた。ツーリング満喫。


11/11/09(Wed) [長年日記]

空気圧

このところFブレーキSWが点きっぱなしになることが多かったので、SWを押すスプリングを微調整。なかなかシビアだ。

あと、タイヤの空気圧をチェックしたらちょっと焦っちゃうくらい抜けていた。案外タイヤのグリップが急に落ちたと思ったのはヘタリよりもこのせいか?毎回出かける前にはチェックするくらいでないとダメかも・・

家にあるエアゲージが揃いも揃って使いづらくて、どうも測るのが億劫になりがちなんだよなぁ・・。口金が浅くてバルブをガイドしてくれないからよっぽど気をつけて真っ直ぐ挿さないと簡単にエアが漏れてしまう。この問題はメーカーはわかってないのかね?ていうか二輪のことは二の次なのか・・?さっき、安くて深めの口金でエア漏れしにくいと評判の良いゲージを見つけたので、買ってみよう

・・と思ってたんだけど、これ実物は意外とサイズがデカいらしくてフロントのWディスクの間に突っ込むのが大変そうなので断念('A`)

Tags: 整備

11/11/11(Fri) [長年日記]

Warm & Safe ヒーテッド・ジャケット

寒い時期はバイクで遠出するのが億劫になってしまう。まずインナーからジャケットから何枚も着込んで出かける支度をする時点でもう面倒。かといって開放感のない車でのドライブはそれほど魅力を感じない・・。

そんな俺もとうとう電熱ジャケットを買いました。アメリカのウォーム&セーフという、日本ではそれほど知名度は高くないであろうメーカーの製品。若いうちは知力体力と気合でたいていの不便を乗り切ろうとするけれど、歳を取ると快適さや移動の時間をお金で買ったり、新しいアイテムでマンネリを打破するようになるわけですよ(;^^) 

電熱ウェアというとまず挙がるのがWIDDERやKLANだと思うけど、ここも一応米国内でWIDDERとシェアを競っていたメーカーで、海外ではpowerletのブランド名で販売されていたそうな。日本ではハーレーのディーラーが扱っているから、ハーレー乗りの人なら知っているかもしれない。OEM供給で他のブランド名でも販売されているとのこと。

実際他社製品と仕様を比べてみると、痒いところに手が届くというか、こちらの方が1歩先を行っている感じだった。なにより電気系統の防水性が高く、雨天でもまったく問題なく使えるというのは安心だ。

▲左ポケット内からプラグを引き出してバッテリーハーネスと接続する

ジャケット、ベストなどのクロージングと好みのコントローラーをひとつ選んでセットで使うことになる。自分は無線のリモコンだとうっかり無くしそうなので、1chのノーマル(有線式)タイプにした。

コントローラーの場所は、最初マグネットシールか何かでタンクの上にでもくっつけようかと思っていたけれど、イマイチうまい平面がないのと配線が見た目鬱陶しい感じなので(こういう場合はリモコンの方がスッキリして良いようだ)、とりあえずトラスフレーム左側の補強部に固定してみた。意外と収まりがいい。

さっそく動作テストをしてみる。内部のハーネスや発熱体で、手に取った感じはゴワゴワするが実際着てみると全然気にならない。ジャケットにハーネスをつないで、コントローラーを全開にすると、ものの十秒程度でジャケットが暖かくなってきた!こりゃぁかなり良さそうだ。これを着て実走行するのが楽しみ。


11/11/12(Sat) [長年日記]

ストレート デジタルエアゲージ

工具の専門店ストレートでバイク用のデジタルエアゲージを購入。バイク用の口金は横から挿しやすい90°タイプになっている。口金も深めではないがそこそこ余裕があるので、比較的エア漏れはしにくかった。さらにチャック(口金)、ゲージ側ともにメッシュホースが回転可能なので、バルブに挿しやすくかつ表示が読みやすい位置に直すことが出来る。

デジタル表示はどうかなーと思っていたけれど、メーターの機械部が無いということは振動や何かでゲージが狂う可能性はむしろ少なそう。内部のひずみゲージというセンサーで圧力による変形の度合を電気信号に変換しているらしいので、壊れるとしたら狂うよりも電子部品か液晶が逝った時だろう。

測定値のホールドはやはり必要不可欠。読み取りは最小0.05(kgf/cm2)刻みで、これがデジタル式の弱点だ。例えば1.75キロという表示でも実際は1.78キロかもしれないということだが、まあ実用上は問題ないだろう。0.01キロまでのシビアさを求めるのなら毎日出掛けに空気圧を測定するくらいでないとおかしい(笑)

自分のだけかもしれないが、電源を入れて0表示から圧を測っても無反応のことが度々あった。仕様なのか、故障なのか、測定の手順が良くなかったのか、ちょっと気になる。

 

(追記)このゲージはリセットして内圧が0になると20秒後に自動で電源がOFFになる仕様だが、バルブにチャックを挿して圧を掛けたタイミングでちょうど電源が切れてしまったような場合、再起動時に内部に前の圧がわずかでも残っているとこのビジー状態に陥ってしまうようだ。そうなるともうお手上げで、一旦圧を抜いてまた20秒待って電源を入れ直すしかない。

測定に手間取っていると20秒なんてすぐ経ってしまうから、電源OFFはせめて1分くらいにしておいてくれればいいのに。とりあえず単純な回避策としては、測定の準備が完全に整うまでは電源を入れない or 圧を抜かないでおくことだ。


11/11/14(Mon) [長年日記]

秩父までジャケットのテスト走行に

食事とヒーテッド・ジャケットの性能テストを兼ねて、秩父方面をひと回りして来よう。R16からR299に進み、滝不動尊のところを折れて名栗方面に向かった。

一日晴天だったところに午後になってなんとなく雲が掛かり始めてきたと思ったら、ポツポツとシールドに水滴の跡が付く。厚い雲ではないので軽い天気雨程度で済むだろう、と軽く考えて先に進んだら道を黒く濡らすくらいの雨になった。引き返すか迷ったがええい、とさらに進む。

レストランHAMAで雨宿りがてら遅い昼食を、と思ったら運悪く中休みの時間。それじゃ、さわらびの湯にでも浸かって雨をやり過ごすか、と有間ダムに向かう途中で雨は止んだ。

結局さわらびの湯には入らず、山伏峠に向かった。前を走る車がいいペースなので、おとなしく後を着いていく。終わりかけタイヤであまり無茶はしたくないし。

タイヤの空気圧を指定値に調整したら、リーンは軽いしクルクルとコーナーを曲がって見違えるように走りやすくなった。空気圧は大事だね・・。空気の抜けたタイヤに合わせて調整したサスペンションも元に戻した。なにやってんだか!

 

R299に突き当たって、そのまま秩父市街へ。珍達そばでラーメン!と思って店に行くと営業終了の札が。HAMAに続いてまた振られたよ!><

困った時は道の駅ちちぶのスタンド蕎麦だ。もりそば大盛りにして(450円+100円)さらにかき揚げもつけちゃえ!(+100円)美味い!!安い!!いやマジで。

 

例によって食後の缶コーヒーでまったりして、皆野方面へ。久しぶりに梵の湯に浸かっていこう。R299からr44をズンドコ進んでいくと辺りはとっぷりと夜の闇に。

たしか新館へは出来てすぐの頃2回くらい来たっけかな?内湯はぬるすべの良い温泉。露天は残念ながら温泉じゃないんだな。旧館(キャンプ場の敷地にある)ではカランからも濃厚な温泉が供給されてたけど、さすがに規模が大きくなるとそこまでは無理か。旧館は洗い場も露天にあるから寒い季節はちと辛いんだよね。

 

秩父市街に引き返して、R299を芦ヶ久保方面へ。車の列をひとつやり過ごしてマイペースで山道を走る。

さてヒーテッド・ジャケットだが、さすがにその威力は半端ない!長Tシャツにヒーテッド・ジャケット、N-3Bのわずか3枚という軽装だったが(下はタイツ+エアテックカーゴパンツ)、冷え込む夜の山道でもぬくぬくの快適走行。一度コントローラーを強めにしてジャケット内が暖まったら、後は30%程度の出力で十分。コントローラーは微調整が利く無段階調整がやっぱり便利。さらにジオラインなどの保温インナーでも着たら相当な寒さでも大丈夫じゃないだろうか。

寒い時期でもあちこち出かけて走る!っていうライダーは1つ持ってても絶対損はしないよ!値段以上の有り難さがあるね(^O^)

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> あばると [大変ご無沙汰してます。 こちらも色々ありましたが、元気でやっとります。 今度一緒に走りましょうね]

> kato [久しぶりにお会いしたいです。 温泉にでも浸かりましょう(^^)]


11/11/16(Wed) [長年日記]

タイヤ交換 BS BT-023

営業終了後、900SSのタイヤ交換のためRAZA@世田谷に行く。震災と原発事故ですっかり引きこもりになってしまって、RAZAを訪ねるのもおよそ1年ぶりだ。いつもの雑然とした店と笹島さんの変わりない様子にほっとする。

今回はずっと使ってきたPilot Road2ではなく、同じスポーツツーリングのカテゴリであるブリジストンのBT-023を試してみることにした。

交換直後の帰り道ではまだ落ち着きがなくヌルヌルとした動きで非常に違和感がある。一皮剥けたら慣れるかな。

Tags: 整備

ジャケットが暖まらない!?

RAZAへの道のり、冷え込む夜にヒーテッド・ジャケットの電源を入れる。が、しばらくしてもまったく暖まる気配がない。即座にコネクタや配線の接触不良か断線を疑ったが、停車してよく感触を確かめると、かすかに暖まってはいるようだ。ニクロム線が焼ける臭いはしているのに・・。

と、アイドリング中にメーターの灯りが一瞬フッと消え、そこでバッテリーが上がり気味なのだと理解した。

もちろんバッテリーは家で満充電にしてあったのだけれど、今日は家を出る時と仕事場を出る時、どちらも始動に手間取った。去年のセル故障の際にワンウェイクラッチも痛めてしまったらしくて、以来寒い時期の朝の始動はセルが必ず空回りしてしまう。たいてい何度かチャレンジして掛かるのだが、その時にだいぶバッテリーの電気を使ってしまうようだ。

さて困った。なにせ夜なのでヘッドライトでも60Wほどの電力消費が必須。昼間ならポジションランプで善後策を取ることが出来るが・・。そんなこんなで30分ほど走っているうちやっと充電が追いついたようで、ようやくジャケットが熱くなってきた。超便利だけど、古いバイクにはやっぱりちと危険なアイテムだぜ・・(;^_^) 

そしてこの間の秩父の時よりも冷え込みが強い中、より速いペースで走行していると、ヒーテッド・ジャケットは暖かいのだが、薄い生地と隙間だらけのN-3Bでは外からの冷気によって熱がどんどん奪われているのがわかる。外気を完全にシャットアウト出来るアウターなら、もっと電気の出力を抑えたまま暖かでいられるはずだ。

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Before...

> kato [うえ!?今そんな安いの!?前見た時は5万くらいした気が・・。怪しいChina製とか・・?(;^ー^)]

> RIKUYUKAI [もちろん怪しいChina製です( ̄∀ ̄) でも、楽天を見てると『別にこれでいいんじゃない』みたいな感じになっちゃうの..]

> kato [ちょっと調べたら安いの結構出回ってるんですねぇ〜(^o^) 安いChinaの電装は突然壊れること多いみたいだからちょ..]


11/11/18(Fri) [長年日記]

テールランプのソケット割れ

一昨日RAZAの帰り際にテールランプの不調が発覚して調べてみたら、プラスチック部品で出来たソケット部分がヒビ割れていて、テール球が固定できずに飛び出してしまう状態だった。ヘッドライトといいウィンカーといい、プラで出来たドカの電装部品は本当にショボくてヤワで、これが百万(当時)以上する代物のパーツかよ、というチープさなのだ(-_-;) 飛び出して近づいた分、レンズ内側もちょこっと溶けていたよ。

幸いヒビ割れのみで欠けはないので接着剤とホットボンドで固定し、ついでに変形してしまっていたテール球のポッチが挟まる凹み部分の形を修正。とりあえずこれで解決した。


11/11/20(Sun) [長年日記]

ライブと個人練習

ほぼスタジオが出来た時以来、2世代に渡って使って頂いている(息子さんは今スタッフでもある)オジサンバンドのライブに行ってきた。2ステージのディナーショー形式でオールディーズの名曲を熱演。年季が入ってるだけにさすがタイトにまとまっていた。JC+マルチのペダルはまんまCDのような音が出てそれはそれでとても良いが、マーシャルの生々しい歪みはより精神をえぐる音がしてやっぱり捨て難い。

人のライブを見ると自分も無性に楽器を弾きたくなるもので、夜スタジオに個人練習に行った。手持ちの歪み系ペダルを全部並べて鳴らし比べて27日のライブの音決め。やっぱGUV'NORかなぁ。

Tags: 音楽

11/11/27(Sun) [長年日記]

ライブ!

いよいよライブ当日。例年になく入念にリハを重ねたその結果は・・!?

▲コスプレにも余念がない二人・・(笑)

いや〜・・大ポカやっちゃいましたよ。ソロで進行が完全にわからなくなって頭の中が真っ白に。それも2回も。弾き慣れた曲で、トチることはあっても指板がまったくわからなく(どこに何の音があるか)なることなんてなかったのに・・一種のパニック障害かもなぁ。

それもミスしそうで苦手な箇所じゃなくて、いつもはごく当たり前に弾けていて絶対に間違えるなんてことが考えられない所でってのがまた泣ける。これじゃいつどこを間違えるかわからないじゃないか。

まあそれ以外、ライブ自体は他のメンバーの熱演もあって大いに盛り上がったし、自分も全力を出し切ったのでそれには満足しているし、すごく楽しかったのだけれど。

▲頼りになるバックたちに感謝!ありがとう!!

テクニック云々より、やっぱり精神面が弱い。度胸がないわけよ。これは昔からだからたぶん一生治らないんだろう。これからまたライブやる時は真面目に対策を考えないとな。

Tags: 音楽
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> KEN [お疲れ様でした。全然気づかなかったよ?引けてる時の出来事だね。まったく問題ないと思うよ。全体的にそれを上回るほど出来..]

> kato [全体的にはすごく良かったよね。なにしろバックの安定感が桁違いだったし。今度はβブロッカーっていうの?使ってみようかな..]


11/11/28(Mon) [長年日記]

サイボクまきばの湯へ

ライブから一夜明けても悔恨の大ポカからまだ立ち直れずに半日を過ごす。夕食と温泉にでも浸かってリフレッシュしようと車を出した。

最初、湯郷玉川に向かうつもりでいたのだけれど、うどんを食べていたら閉館に間に合わない感じになったので、サイボクまきばの湯に目的地を変更した。これが初めての訪問になる。入館料は少々高めだが評判はいいので楽しみだ。

最終入館時刻ギリギリで到着。広い敷地に手入れの行き届いた建物だ。そしてこの時間は夜間割引で700円とのこと。これならその辺のスーパー銭湯とさして変わらない値段だ。

スペースたっぷりの洗い場。内湯はやや小さめだが、露天が充実していて噂通りスバラシイ!岩風呂の敷石の配置が絶妙なのと、レイアウトが凝っていて熱めの湯が高台にこしらえてあったりとか、なかなか温泉気分を満喫出来る。温泉はこれという特徴はないが、柔らかくて気持ちいい感触の湯だった。

唯一の不満は、時々いぶしたようなものすごいヤニ臭が漂ってきたこと。おそらく露天風呂の外に喫煙所でもあって、消し忘れのタバコが灰皿の中でくすぶっていたのだろう。うちのお店でもちょくちょくあるからわかる。せっかくの解放感が台無しだった。とはいえ全般では大満足の温泉だ。また休みの夜に来よう(^ー^)

Tags: 雑記

11/11/29(Tue) [長年日記]

灯火類をLED化

ライブが終わってすっかり緊張感がほぐれたようで、一日ゆったりとした気分で仕事を終える。温泉効果もあったのかな?

家に帰ってドカのポジション灯、メーター灯、インジケーター灯を孫市屋さんで購入したLEDのウェッジ球に交換した。これだけでも少しは省電力になるだろう。しかしウィンカーのこんな小さなインジケーター換えただけでもハイフラッシャーになるのねw とりえあずここは元のムギ球に戻しておく。

テールランプの電球も一度LED球に換えてはみたけれど、あまりの暗さにこりゃダメだと、これまたすぐ元に戻した。やっぱり投影面積が足らないんだろうな。そういう点では、レンズの中で傘みたいに開くやつなんか良さそうなんだけど、作りが凝っているだけあってちょっとお高い。

ということでまずはテールランプのLED基板を自作することにした。ネットで回路を勉強して、テールランプ内にLEDを並べるレイアウトを考えて、パーツも一応注文したけれど、LED何個でどれだけ明るくなるのかってのがさっぱり想像つかないのが不安(;^ー^) 暗すぎも困るけど眩しすぎるのも後続車の迷惑になるから嫌だしなー。

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