07/07/01(Sun) [長年日記]
▼ 本州脱出!北海道2000キロ 第1日
いよいよ北海道への旅立ちの朝、荷物をリアシートに縛りつける。
関越道にてフェリーの発着場のある新潟に向かった。
赤城高原SAで給油がてらの休憩。天気も上々、幸先良いと思われたが関越トンネルをくぐり新潟県内に差しかかった頃から怪しい雲が広がりだした。
ポツリポツリと雨粒が落ち始め、とうとう本降りになった。栄PAに避難する。
朝食を摂って雨雲をやり過ごすことにした。
新潟県に入ると景色が山間から田園風景に一変した。シールドに当たる虫もぐっと増え、たしかに新潟は米どころなのだなぁと実感したわけだが、このPAのごはんも地元産のもので、たいへん美味しかった。ごはんが美味しいと幸せな気持ちになるよね^^
さて、雨は一向に止む気配がないので諦めてカッパを着て走り出す。
しかし早速防水バッグが役に立つことになるとはなー( ´д`)
このバッグ、たしかに雨天対策にはカンペキなのだけれど、中に物を出し入れするのにいちいちコードを解かなければならないのが最大のネックだ。よく脱ぎ着するインナーや雨具などは別にして上にネットでくくりつける方が良いかもしれない。
新潟亀田ICを下り、フェリーターミナルを目指す頃には雨もほとんど上がっていた。
案内看板に従って乗り場を確認してからガソリンを満タンにして、近くのコンビニで船内での食料とつまみを買出してターミナルに戻ると、すでに10数人ほどの先着のライダーたちが集まっている。
かなり年季の入ったツナギ姿にアグスタF4のライダーがいたので目線を上にパンすると、なんと白髪のおじいちゃんだった!(;゜д゜)
よくよく周りを見れば他のライダーも皆オジサン。年齢層高っ!^o^;
乗船手続きを済ませ、しばらく待つと車両の積み込みが始まった。
デッキへの渡し通路は濡れた鉄板で、滑りやすいと聞いていたので慎重に進める。現地に着く前にいきなり転倒なんてシャレにならないぜ!w
新日本海フェリーの場合、積み込んだらバイクの荷を解き網棚に載せておくか客室内に持ち込むことになる。船内で必要なものだけを持って行けば良いのだが、なにしろ勝手がわからないのでとりあえず全部持っていく^^ 船内で「アレが無い!」よりはいいだろう。
綺麗な船内。薄汚れたライディング姿で乗り込むのはちょっと気が引けるな。まぁ向こうにしてみればそんなのはGWや夏休みともなれば日常茶飯事だろうし、フェリーの客には小奇麗な観光客もいれば仕事で使ってるプロの長距離ドライバーだっているしな。
行きは豪華に一等を貸し切ったので(まだ繁忙期前で貸切料金は発生しない)ホテルの一室のような個室でゆっくりくつろぐことが出来る。神経質な自分にザコ寝はちょっと無理そうだから。ただまぁこれほどの設備はさすがに必要ないかな。プライベートな空間が確保出来て寝られさえすれば十分だ。
軽装に着替えて船内を探索。映画館やゲームコーナー、レストラン、展望風呂・・ホントにいたれりつくせりだねぇ^^
一回りした後、デッキに出て出港作業を見守った。船の旅ってのはなんかこう、じわじわと高揚してくるね。
船が港を離れた後 展望風呂に入って、一杯始めた。個室に閉じこもっているよりも、デッキやロビーのソファから海を眺めながらの方が気持ちいい。缶ビールの値段がバカ高いなんてこともないから、安心してキンキンに冷えたのを楽しめる^^
船酔いがちょっと気がかりだったけど、もうすでにビールのせいか船の揺れのせいかわからなくなっている状態だw
部屋に帰ってちょいと一眠り。
出港と同時ににしさんからメールが入ったのには笑ったな。さすがタイムスケジュールを熟知してる^^
目が覚めてまたしばらくぶらついていたら、夕食のアナウンスがあった。ちらっと覗いてみるとスゴイ行列が出来ていたので、時間をずらして遅めに行く。いちおうコンビニでおにぎりやパンの用意はあるんだけど、せっかくだから、さw
半田屋みたいなカフェテリア方式で皿を取っていったらジャスト1,000円。さすがにこの辺は庶民の定食屋とはレートが違うわ^^;
途中で姉妹船とのすれ違いがあり、フォワードサロンは大勢の人で賑わった。お互い速度を出しているのであっという間にすれ違っちゃうしそんなに近くを通るわけじゃないけど、何気に親近感みたいなものを覚えるね。ツーリング先で対向バイクが来ると思わず挨拶したくなる心理に近いのかな^^
さて時刻は9時を回った。明日も早いしそろそろ本格的に床に就くとしよう。
おやすみなさい。
(走行81400km)
07/07/02(Mon) [長年日記]
▼ 本州脱出!北海道2000キロ 第2日
昨日、海上の人となったオイラは長距離フェリーでの船旅を満喫していた・・
小樽への入港時刻は午前4時30分であるが3時過ぎには目が覚めてしまったので、また船内をぶらつくことにした。
強風のためデッキへの出入口は閉鎖されていた。陸側の窓を覗くと彼方に町や灯台の灯りが見える。
逆側の窓に移動してみる。本来なら漆黒の海しか見えるはずがないのだが・・やはりポツンポツンと光が??
しばらくして窓の外を見ると光はさらに増えていて、それが漁船の灯りだとわかった。こんなところにも日々の人の営みがあるのだなぁ・・ちょっと感慨を覚えるね。
空が白んで他の乗客たちも起き出してきた。朝食を食べてそろそろ下船の準備を始めよう。
小樽港に接岸し、下船のアナウンスがされるとロビーは人でごった返した。ちなみに今日は自動車が多いので、危険防止のためそちらを先に下ろすとのことだった。
船から下りると後はもうどこに行くのも自由である。見知らぬ町に放り出されてどっちへ行って良いものやら少し迷うが、かえってラッキーなこともある。下りたら真っ直ぐ高速に乗るつもりだったけど迷ったおかげで小樽の運河をチラ見することが出来た。
道央自動車道を飛ばして行くと、都市部を離れ千歳川を越えたくらいから霧が立ち込めだした。岩見沢辺りでは周囲はホワイトアウト、完全に濃霧に覆われてしまう。
まだ車の少ない早朝だから良いものの、上陸早々いきなり追突の危険に曝されるとはっ><
徐行や停まるのはかえって危険だ。数10秒おきにシールドを拭いながら、前方を注視して走り続ける。
美唄まで走るとようやく視界が広がった。茶志内PAで一息つく。
雨はイヤだけど霧もイヤだよ。はぁ・・
北海道の霧とはこれから毎日のようにお付き合いすることになる、なんてことは この時はつゆ知らず。
ガソリンの給油タイミングになったので旭川北ICで下りると、料金所のオジサンが話しかけてきた。
「どこまで行くの」「それなら今は層雲峡までICが延びててね」「比布からは無料だからガソリン入れたら戻って乗るといいよ」てな感じで情報を提供戴いた。
ここでガス欠にならなければ、このオジサンからの情報も貰えなかったことになるわけで・・ 結果的には今回はなかなか運の巡りが好調なのかもしれない^^
オジサンに従って旭川紋別自動車道に乗りR39に出た。ここまでは高速道路とバイパス道だったから、これでようやく本当に北海道の道を走ることになるわけだ。
道は渓谷に入っていき、早速素晴らしい景色と快適な走りを堪能できた。この道の広さ、走りやすさは何?^^
層雲峡に到着。大観光地も早朝とあってまだ静寂の中だ。
大雪ダムでR273に折れるとさらに極上の山間ワインディングロード!水を得た魚のように走るドカ。
三国峠からの雄大な展望。なんという贅沢!
そこから松見大橋をぐるりと回って、先ほど見下ろしていた森の中の一本道へ・・まさにワインディングパラダイスっ!!
糠平から足寄に出ると急に開けた街になった。工事渋滞に巻き込まれる。北海道でも渋滞はあるんだ・・^^;
R241で見つけた食事処で昼食を摂る。というか、「新鮮 牛乳あります」の看板に目を引かれたのだった。あまり味には期待せず味噌ラーメンを頼んでみると、シャキシャキ野菜が乗っていてこれが美味い。
壁の一角に貼られた日本地図には無数のマチ針が刺さっている。店にやってきたライダーが自身の地元を示した針である。オイラも川越に1本刺してきた。
道道664号に折れてオンネトーを目指す。小さな牧場地帯を走るのどかな道だ。こんな道をトコトコ走るのもまた良い。
やがて道はダートになり、その後数kmほど進むとオンネトーの湖が現れた。
うぉ・・なんてキレイな色なんだろうか・・! 空のブルーや緑の色が映りこんで複雑なグラデーションになっている。背景の阿寒岳、阿寒富士もいい感じだね!
こんな景色が見られるんならダートを延々走ってきた甲斐があるってもんだ^^
ほとりに下りて湖をしばらく眺めていたら、車が停まる音がして5〜6人ほどの少年たちがやってきたので場所を明け渡す。しばらく歩いていくと、木々が開けた場所にいかにもな看板が立っていた(゚д゚) なんだ、しっかり観光名所じゃないか。
しかもどうやらオイラが来たのと反対側の道は全舗装になっているようである。国道からも折れてすぐなので普通はみんなそっちから来るのである。・・てことは自分のはムダな労力だったのかよ!!ヽ(`Д´)ノ まぁリサーチ不足で仕方ないね^^; こんな経験もいいサ。
今度は観光バスがやってきた。賑やかになりそうなのでそそくさと退散する。
国道に戻ると阿寒湖方面と美幌方面の分岐に差しかかった。峠ライダーならばやはり一度美幌峠を走っておかなくては、ということでR240から美幌に向かう。
市街から峠に向かうR243はなだらかに高度を上げていき、ピークになる景色の開けた丘上には道の駅美幌がある。
パーキングにバイクを停め、建物内を物色してから脇の展望台への階段を登っていく・・
な、なんというパノラマ!!これが屈斜路湖・・こんな景色関東じゃめったにお目にかかれないよ。はぁ。
つってもこんな写真一枚じゃ、この開放感や迫力はぜんぜん伝わらないよね・・残念ムネンっ!><
しばらくの時間展望台から動けずにいたら、定年後 軽をキャンピングカー風に改造して北海道を一週しているというオジサンに声をかけられた。道の駅で寝泊りしてたいしてお金も掛からないし、ゆっくり気ままに見て回れると言っていた。今回駆け足のオイラとは大違いだ。時間とある程度のお金があればそういうリタイヤ生活も良いよな。
足寄で片側のオイルクーラーのマウントのラバーが割れているのに気づいたので、コンビニで強力接着剤を買っておいた。駐車場で作業して1時間ばかり硬化を待つ間、芝生で仮眠した。うまくくっついたようだ。初めて出先でこのトラブルに遭った時は針金で吊って帰ったっけなぁw
弟子屈への下りは気持ち良いカーブの連続を満喫して、屈斜路湖に飛び出した感じの和琴半島に寄ってみる。湖畔に湧いている無料の温泉が目的である。
国道の交差点から入ってすぐでキャンプ場が2つと売店があるくらいの静かな場所だ。半島を一周する遊歩道もあるが、時間と体力の問題でスルーである。
ゲームの風雨来記ではしばしばここでキャンプを張っていた。なので今回用具を持ってきたら一度ここに実際に泊まってみたかったのだが、テントがデロデロ状態になっていたのですべて宿泊まりにした。たった3泊だし、やっぱりふとんで寝られるのはありがたい。荷物も倍以上違うしね。今日は美幌峠で摩周温泉の宿に電話を入れ、予約を取っておいた。
露天風呂には3人の先客がいた。みなオジサンである。横に停めてあるハンターカブの持ち主だろう。
挨拶をして無色透明の湯に足を浸ける。熱い。「ハハ、熱いだろ?」「1時間以上いていまだに湯船に浸かってないよ」湯船の端で少し話しこむ。
湯船の底は砂になっていて、うっかり体勢を崩すと湯が攪拌されてしまいアチチ!となるから静かに身を沈める。なんとか成功。でも数分入ったらもう充分です、という感じだ。こんな経験もまた良し。
摩周温泉にたどり着く。道の駅の案内所で地図を貰い、探しながら宿に行ってみると家人は外出中らしく「○○様ロビーにてお待ちください」と貼り紙がしてあった。
しかしただ待つのも退屈なので、摩周湖まで出かけて時間を潰すことにした。
摩周湖は今回の北海道行の目的地のひとつである。これまた気持ちの良い道道を駆け上るとやがて右手に第一展望台の入口。
バイクの駐車料金100円を支払うと、半券が硫黄山でも使えるそうだ。二日間有効というのは良いよな。
・・しかし30分後、帰りに前を通るとすでに料金所は閉まっていて、自由にタダ見放題状態だった。時間差攻撃!w
展望台から摩周湖を見下ろす。キレイに晴れている。どうせ婚期は遅れてるさ・・と自嘲しながら、とうとうやってきたなぁと感慨に浸る。辺りを見回してもゲームと違ってヒロインの姿は無かった。
それはともかくやっぱり北海道はスゲェよなぁ。美幌峠といい摩周湖といい、こんな絶景がポンポン出てくるんだからw
第一展望台を出てちょっと走った先にある第三展望台を訪れた。第一には広い駐車場や売店もあっていかにも観光スポットといった感じだったが、こちらの方は駐車スペースもこじんまりとしている。
それでも眺めはまったく引けをとることはなかった。夕日に映える美しいカムイシュ島。
背後を振り返れば硫黄山や屈斜路湖の雄大なパノラマ。
日が傾き肌寒くなるまでオイラはその光景を目に焼きつけていた。
宿に戻るとおばちゃんが帰ってきていたので、宿泊料を先払いして部屋に上がる。ガレージにバイクを仕舞わせてもらえたのはありがたいね。
アンテナのつなぎ忘れでテレビが点かなかったり、フロントへの電話も不通だったりで、しばらく客が入ってなかったんじゃないかと思われる。極めつけは素泊まり3,500円のはずがなぜか4,950円の請求だった。
温泉は一応掛け流しではあるが、源泉が80℃と熱いのでかなり加水されている。正直いまひとつだが、これもまた旅の醍醐味てやつさ。
風呂から上がって打ち上げ。セイコーマートにて買いこんだビールと特大おにぎり×2を戴く。ビールが入るとツマミ程度でお腹が一杯になってしまうのだ。
いやぁ、今日の一日は充実していたなぁ。明日もこの調子で行ければ良いのだけれど。
それではおやすみなさい。
(走行81,940km)
07/07/03(Tue) [長年日記]
▼ 本州脱出!北海道2000キロ 第3日
目が覚め窓から外を覗くと、薄っすらと霧がかかっている。またか・・('A`)
旅支度を整えてガレージのシャッターを開ける。
昨日しまう時に気づいたがチェーンのサビが酷い。出発直前に注したルブも関越の雨中走行で流れてしまったのだろう。DIDエンデュランスチェーンの厚いゴールドメッキでも歯が立たなかったようだ。今度から長く泊まりで出かける際にはルブを携帯しないとな。
弟子屈から国道を折れるとしばらくしてスッと霧が晴れた。ほのぼのとした牧場地帯の道道885号を進む。
裏摩周への看板に従い道道150号に折れる。ハイペースで飛ばせる広くて快適な山道。気持ち良く駆け上がって行くと、スノーシェルターの先に展望台への分岐が現れた。そこを折れるとまたまた美味しいワインディング。早朝なので車はいないし空気は美味しいし、
爽・快!!!
裏摩周展望台に到着。
まだ人の気配の無い展望台を独り占めである。眺め自体は第一、第三の表側に比べるとやや地味な感じであるが、こちらの方がより緑の中の展望台という感じで雰囲気が良い。
静寂の中、野鳥のさえずりだけが聞こえる。ベンチに横になってしばらく聞き入った。都会では絶対に出来ない贅沢というもんだ。
さっきの分岐まで戻り、先に進む。極上のワインディングロードはとどまることなく、やがて神の子池への分岐看板が現れた。神の子池もまた今回の旅の目的のひとつである。
ここから先はまたダートになる。今度ばかりは舗装路は無い。神の子池に会いたい者はダートを走るしかないのだ。
ドカでダートを走るなんてのはバカげていると思う人もいるかもしれないが、最近のSBならともかく900SSはフラットな砂利道くらいなら意外に普通に走れるし、うちのはハーフカウルだからカウルにキズがつく心配も無い^^
林道を2km少し進むと神の子池の駐車場に出る。この先にもまだ2本の林道が通じてはいるが、オイラのバイクではさすがにここまでだ。
ダート走行ですっかり暑くなってしまった。革ジャケットとサーマラップを脱ぎ捨てTシャツ一枚になる。
見てみるとたしかに池だ。キレイではあるけれども・・そんなに感激するほどかなぁ・・?と思いながら池を一周しようと奥側に向かうと水の色が違う。
うぉ、スゲェ・・!!なんだこれ?
倒木が折り重なる水底の違いか、水面の反射の具合なのか・・
思わずため息が出るね・・
ベンチでぼけーと眺めていると車が一台やって来た。お兄ちゃんが降りてきて「こっちからバイクを持っていけば看板の前で一緒に写真撮れるよ〜」と言い残して池を一周して去っていった。
ルートを探してみたけれど、どう考えてもかなり狭い石橋を渡らなければならない。とてもバイクを渡す気がしなかった。ドカは重心が高いんだよ^^;
しかしこういう場所にまで硬貨を投げ入れる者がいるんだよなぁ。恥ずかしいからやめにしないか?素敵な場所を大事にしようっていう気持ちは無いのかね?(ーー#)
国道に戻り、東に進路を取るとまたしても視界が霧に包まれた。よく出るよなぁ・・('A`) カッパを着るほどじゃないにせよ、シールドにつく水滴は何度も拭わなければならない。むー、ワイパーが欲しい。気温も低いので再びサーマラップを着込む。
幸いしばらく走り続けると霧は消え去った。看板に従って幾度か右左折を繰り返し、丘道を上っていくとガバッと視界が開けた。開陽台である。
展望台に登ってぐるりと見渡す。
遮るものが無いパノラマ。こりゃまたスゴイわ。
展望台の裏側の四角く区切られたサイトには、数人テントを張っているライダーがいた。高台で風が強いから意外とタイヘンかも。しかし晴れの夜の星空なんかはもう最高だろうね^^
さて地図を見て検討、次に向かうのは・・よし、根付半島に行こう。
現在地がよくわからなくて道を間違えたら、よく雑誌やウェブの写真で見るロングストレートの場所に出た。おぉ〜、ここだったのかぁ!
ここまでまっすぐな道は多かったけど、これほどグネグネと上下にうねったロングストレートは無かったよ。オイラも定番の写真が撮れてラッキーだ^^
海への国道は特筆することはないけど、広くてやっぱり道が空いているのがいいね。街中を除いて信号は無いに等しいし、センターラインはほとんどが白線だから、たまに遅い車がいてもどんどんパスして自分のペースで走り続けられる。追いつくと前車もすぐ端に寄って譲ってくれるんだな。
潮の香りが漂ってきたと思ったら、海岸に突き当たった。ニョキッと毛が伸びた感じの根付半島へ進む。
左手は海、右手は湿原の一本道を行く。強風が吹きすさぶ。半袖のTシャツだけでは風邪を引いてしまいそうだ。
店なんかは一軒も無く、あるのは漁に関するものばかりだ。海の男の世界だなぁ・・
半島の先端に突き当たるとそこは原生花園になっていた。
車では突端まで行くことは出来ない。バイクを停めて辺りをしばらく歩いていたが、冷たい風に追い立てられてバイクに戻った。
トドワラ、ナラワラを横目に見て半島の根元へ引き返す。海を挟んで雪を被った羅臼岳の姿が目に入ってくる。
海沿いの快適な国道を辿り、羅臼の町に歩を進める。
ホクレンでガソリンを入れたのだけれど、フラッグは貰えなかった。どうやらまだキャンペーン前のようである。フラッグは今年が最後らしいという噂を聞いたので一枚は欲しかったなぁ・・残念><
海沿いのセイコーマートでハンバーグプレートの食事。え・・安上がりで良いでしょ?w
ひかりごけを見にに立ち寄った。半洞窟の檻の中を覗くとそれらしきものがあるが、特に光っている様子はない。右に左に歩いて角度を変えて見ると・・あっ、光った!Σ(゚o゚) しかし微妙だな・・w
右手間近に海を見ながらのシーサイドクルージング。
海がキレイなんだよ〜、これがまた。
海の向こうには国後島が見える。こんな目の前にあるのに日本の領土じゃないんだよね。そりゃオカシイという気持ちになるわなー。
海岸線を進んで行くと、右手に瀬石温泉がある。
無料の温泉だが管理している人がいて、無断で入るのは禁止だ。バイクを停めて下りて管理小屋に行ってみるが、あいにく管理の方は不在だった。
湯船は浜辺を掘っただけのワイルドな造りだ。もちろん潮が満ちる時には入れない。湯に手を入れてみるとかなりぬるかった。管理人さんもいつ戻ってくるかわからないし、今回はパスだな。
さらに少し先の相泊温泉に行ってみた。
こちらも浜辺に掘られた温泉だが、湯船と海の間にテトラポットが置いてあって、ある程度波からカバーされている。それでも波の高い時期には簡単にテトラポットを越えて、湯船が石や昆布などで埋もれてしまうらしい。こちらにも管理人さんがいらして、毎年夏前に石をかき出して整備するそうだ。
観光シーズンには湯船を囲う小屋が建てられて男女別に分けられる。年中建てっぱなしにしておかないのは、冬場の高波で簡単に壊されてしまうからである。
さっき瀬石で会ったライダーもやって来て、相伴することになった。
海に向かって湯に浸かっているとテトラポットが視界の邪魔だが、理由は先の通りだから仕方ないね。
湯は柔らかくて、ちょっと昆布ダシが利いていて良い感じだw
そろそろ上がろうと思ったら、浜辺の鋭い石に足を引っ掛けて小指を切ってしまい、流血してしまった。結構深く切ったようでなかなか血が止まらない。
ティッシュで押さえていたら数分ほどで血は止まり、ホッとする。バンソウコウの用意をしてなかったのは失敗だ。真面目にファーストエイドキットを選定して、ツーリングの際には必ず持って行くようにしなくてはな。
バンソウコウは羅臼のコンビニで入手した。
相泊温泉から少し進むと、道は行き止まりになる。
ここが車で行ける知床半島の先端だ。ここから先に行くには歩いていくしかないが、手つかずの自然のままで、熊も多く住んでいる。シロウトにはオススメできない。
橋の向こうの小屋の前では地元のお兄ちゃんが、なぜか裸でジャグリングの練習をしていたw 今思い出すとシュールな画だな^^;
いよいよ知床半島の北と南をつなぐ知床横断道路にエントリーである。
例によって広く快適な峠道に自然とアクセルも開いていく。せっかく走りに来たのだからペースを上げて思い切り楽しまないと損、みたいな気持ちもあったのだろう。
羅臼岳の見事な姿を見ながら駆け上る。適当なところで路肩にバイクを停めて写真を撮った。
バイクに戻って何気なく前を見てハッとなる。すぐ先の路肩に一頭のエゾシカが座り込んでいた。
こちらにはまったく関心がない様子でボケーと辺りを見ている。再びカメラを取り出してテレ端で収まる位置までゆっくりと寄る。逃げるなよ〜・・
逃げる気配はまったくなかった。人間になんか興味ないよ、てな感じだ。
シカなんて関東の人間にしてみると珍重な動物に思えるが、地元民にとっては今現在ごくありふれた、むしろ作物を荒らす害獣にも近い存在であるのだという。
ともあれオイラはシカの出現ですっかりトンガリ毒気を抜かれてしまい、以後はすっかりまったり観光ペースでの走行となった。それもまた良し。
知床峠の駐車場にバイクを停める。ん〜、ここの眺めも実にスバラシイ!
さすがに大勢の観光客やバスがひっきりなしに立ち寄って賑やいでいた。
峠を下り海岸線の国道にある道の駅に休憩に立ち寄る。
世界遺産知床だけあって立派な道の駅である。職場へのお土産を買いこんで発送してもらうことにした。
相泊温泉で会ったライダーと再会。彼はサロマ湖方面に向かうとのこと。オイラはどうしようかな?
一旦とりあえず網走方面にバイクを進めたが、今夜の宿は和琴に取りたかったので、網走から回るのはなかなかキビシイ時間になっている。無理はやめて内陸部に進路を変更した。
交通量の多い幹線道路に紛れ込んでしまう。幹線と言っても道幅はあまり広くなく、北海道のくせになぜかセンターラインが延々とイエローなので、遅い先頭車を抜きたくても抜けない酷い情況。これじゃ本州にいるのと変わらないじゃないか^^;
ついにシビレを切らして、途中の交差点でよくわからない道道に折れた。何度か現在地を地図と照会してどうやら摩周の方に向かう道道に出られたようだ。今回の旅ではケータイのGPS機能が大活躍だった。なにせ持っている地図の縮尺が大き過ぎるから、ちょっと目標を外れると自分が今どこにいるのか良くわからなくなるのである^^;
ちなみに今回の旅でタンク上のマップケースに入っているのは、ジパツー付録の0円マップ'06年版と、にしさんからもらった'99年版ホクレン道東マップである。正直なところツーリングマップルは買っておくべきw
川湯温泉から硫黄山に辿り着いた。
その名の通り裸の山のあちこちから硫黄ガスの白煙が立ち上っている。間近にまで近づくことが出来るのはスゴイね。普通ならもっと手前からロープを張られて立入禁止にされそうなものだが、落石で本当に危険な箇所までは登って見ることが出来る。
今の都会人はあまりに過保護に慣れすぎてるからな^^
黄色く変色した石。ボコボコと沸き立つ蒸気。今にも煙の向こうからウルトラ怪獣が出現しそう。
硫黄山のゆでたまごを食べながら和琴の民宿に電話して部屋を取った。
宿への帰り道、砂湯とコタン温泉に寄ってみる。
コタンは屈斜路湖のほとりの無料の露天風呂。
屈斜路湖に沈み行く夕日を眺めながら のほほんと温泉に浸かれるなんて、なんて贅沢な話だろう。
湯に浸かっていると森の中からチョロッと動物が現れた。キタキツネだ。
しばらく回りを歩き回ってまた森に消えていった。・・まさしくここは北海道だなぁ。
ふいに現れたおじさんが「湯加減はどう?」と問いかけてきた。コタンの湯の管理人さんらしい。先客と一緒に「いい湯加減ですー」「いつもありがとうございます〜」と返事を返すと、
「ちょっと取材のビデオを回したいんだけどいいかな?TVとかじゃないし5分くらいで済むから・・」なんて話になった。
「人が入ってた方が感じが出るからさぁ」どうやら地元向けの資料か何かに使いたいらしい。もちろんタダで入らせてもらっている身分、快諾して撮影班のセッティングを待つ。
5分といいつつ実際には20分くらい撮影に掛かったので、オイラより先に入っていた人なんかはすっかりのぼせてしまっていたw
そんなわけで、今頃どこかでオイラのヌード姿の映ったビデオが流されているかもしれない・・(シルエットだけど)w
和琴半島の民宿めぐみやに到着。
昨日露天風呂に入りに来た時に見かけて覚えておいたのだ。
1階は2段ベッドのライダーハウス、2階が民宿になっている。それぞれ800円、1,800円という安さ。
昔は家族で食堂もやっていたが、子供たちは結婚してそれぞれ散りぢりになり、今はおばちゃんひとりで細々と続けているそうだ。
宿は素泊まりOnlyなので、夕食を摂りに出かけた。
弟子屈でその名も弟子屈ラーメンに入ってみる。
醤油ラーメンはトンコツベースだがすっきりした醤油味で、オイラ好みだった。一口ギョーザも美味しい。満足^^
食事の帰り道、真っ暗になった中をライトめがけて雨のように虫が飛び込んでくる。
とにかく今回のツーリングではカウルやシールドに当たる虫がハンパじゃない。いつもはウェットテッシュで拭いているがそんなんじゃとても埒が明かないので、濡らしたウエスは常に必需品だ。
今日の泊り客はオイラと岩手ナンバーの旧型セローのおじさん(オイラより若いかも?w)。しばらく居間で話を弾ませて部屋に戻った。
一杯やって床に就くと気持ち良い眠気がやってきた。
今日も走り回って充実した一日だったな・・
(走行82,430km)
07/07/04(Wed) [長年日記]
▼ 本州脱出!北海道2000キロ 第4日
朝。今日も6時前には目を覚ましていた。
歩いて5分の和琴温泉露天風呂に朝風呂とシャレ込むと、すでに一人先客がいた。
挨拶をして湯に入る。場所によって多少温度差があるのでぬるめのところを探して浸かった。多少の差と言えど1℃、2℃が体感には結構違うのは言うまでもない^^
そういえば昨日は湯が透明だったのに、今朝はどこやら白濁しているな。天然温泉の不思議だ。
先客は和琴半島から少し先の宿に泊まっている元バイク乗りだった。
最近またバイクに乗りたくなって、あちこち試乗に出かけているのだそうだ。俺の乗っているドカのことも熱心に訊かれた。そういや今のところ北海道ではなぜかドカの姿を一度も見てないな。国産のリッターか、やっぱりハーレーが多いね。
しばらく話を咲かせてチャリンコで宿に帰っていった。
俺も宿に戻り旅支度を整え、おばちゃんに見送られて出発。
これもまた一期一会てやつかね・・また来れるのかな。
今日は根室半島を周りたいのでまずは弟子屈方面に向かう。するとまたしても霧がぁ〜・・!!><;; こう毎日毎日だといいかげんやんなるYO!
走っていると霧雨のような感じでウェアが濡れてしまう。カッパを着るのももう面倒で、セイコーマートに落ち着いてしばらく様子をみることにした。
「霧、晴れねーかなぁぁ〜」と恨めしく空を見ていると、前に停まった自動車から降りてきたドライバーに声を掛けられた。「あ、やっぱり!」昨日神の子池で声を掛けてきたお兄ちゃんだった。そしてその隣にいたのは今朝露天風呂で一緒になった彼だ。「あれぇ!?w」二人は同じ宿に泊まっていたのだった。
ノートパソコンを広げて北海道各地のライブカメラをチェックしてくれる。根室のカメラには水滴が写っている。「うーん・・これから摩周湖まで行って周りの空の様子を見てくるけど、時間があるならちょっと待ってて」と言って去った。
10分ほどすると戻ってきて、「ダメだ〜この辺り全部霧だった」「この時期は南から霧が来るんだ・・でも根室まで出ちゃえば晴れてるかもしれない。確率は半々かなー」
宿に戻っていった彼らにお礼を言って、俺もバイクを出した。せっかく北海道まで来たんだし、まぁダメもとだ。
地形的に弟子屈〜虹別の辺りは朝霧が出やすいのだろう。別海の市街に近づくにつれ霧は消え、すっかり青空が広がった。\(^o^)/
R243を道なりに進みR44に折れた。道道35号から時計回りに半島を進むと、またしても辺りに霧が漂いだす。彼の言ったとおり今度は海霧だ、まいったなぁ・・('A`)
白い視界の中、晴れていたらさぞ気持ち良いであろう海岸線沿いの道を進む。霧だと距離もあまりかせげないんだよねー。
霧の納沙布岬に到着。カニ、昆布の売店が並んでいるが自分には猫に小判、無用の長物だ^^
辺りを見て歩く。四島のかけ橋のモニュメントの横には松明が焚かれている。
自分もここには何か特別な雰囲気を感じる。「北方領土は日本国有の領土です」ここまでの間にいくつその看板を見ただろうか。昨日も感じたことだが、やっぱりこんなすぐ目の前の島が日本じゃないなんて、なにかすごく不自然だという気にどうしてもなってしてしまう。ここはそういうところだ。
バイクに戻ると霧がスッと晴れた。もうちょっと来るのが遅ければちょうど良いタイミングだったのかな。
岬の北側の霧は晴れたみたいだが、南岸はまだ霧だった。海から離れると霧は晴れ、近づくとまた霧が立ち込める。わかりやすい。
道道142号を根室本線に沿って進み、眠気を覚えて落石辺りの岬の駐車場で休憩を入れた。
ベンチに横になって仮眠を取る。だいぶ旅の疲れが溜まってきたようだ。初っ端から突っ走ったからなぁ。枕が変わったせいで睡眠時間も少なめだし。
海沿いの道道142号は交通量も少なく適度なアップダウンとカーブが楽しい、快適なワインディング。
だが安心していると忘れた頃にまた海から霧が襲ってくるので注意だ!w
霧多布岬に到着。
岬の手前にある展望台を歩く。
海の方が若干煙っているが陸の方に霧は出ていない。
霧多布には納沙布岬と違って悲壮な雰囲気は微塵も無い。地理に暗い俺なんかは二つの岬が一緒くたにさえしてしまっていたが、地理も背景もまったく異なる場所なのだとわかる。
港の食堂で昼食。
安全パイと思ってカツ丼を頼んだら、俺の嫌いなシイタケが大量に入っていてゲンナリ・・>< カツ丼にシイタケは入れねーだろ、ふつう!!ヽ(`Д´)ノ
たまーにこういう奇抜なレシピを発明する店があって困る。昔チャーハンにシイタケ入れてた店もあったしなー('A`)
シイタケ入りカツ丼のせいかどうかは知らないが疲労の色が濃くなってきたので、このまま釧路に向かい宿を取ることにした。
R44は道や景色は良いものの交通量が結構あって追い越しもままならず、ただの移動という感じになった。体力が残っていれば海沿いを行った方が良いと思う。
釧路の街は久々に見る大都会で(たった数日間だけどな)、交通量もハンパじゃないので道のわからない俺は右往左往だ。
0円マップに載っている宿を探すが、例によって縮尺が大きすぎて場所がまったくわからない^^; ちょっと途方に暮れたけど、近くにあるレッドバロン併設のライダーハウス、BIKE STATION 釧路に電話すると空きがあったので宿を取った。
こんなやり方もあるのかーと驚いた。国道沿いの店舗の敷地の一角にコンテナを置いて、そこをライダーハウスとしているのだ。
部屋には2段ベッドが置いてあり、殺風景ながら一夜過ごすには十分過ぎるほどの広さ。敷地内にはシャワー、ランドリー、洗車場があり、自由に使える。もちろん談話室にはテレビや給湯設備もある。いたれりつくせりだ。
俺の他にも若いライダー二人と年配の夫婦の方が今夜の宿客となっていた。
今日走っている間ずっと、伸びたチェーンがガチャガチャと音を立ててうるさくなったのが気になっていた。ちょうどチェーンの張り調整をしたかったところなので、ショップの宿にしたのは好都合だったと思われる。
部屋に荷物を置く間に整備に出すと、片伸びが酷くチェーンの交換が必要との判断。チェーンは家に2セットもストックがあるので、注油と簡単な調整だけお願いしてお茶を濁すことにする。ツーリングから帰ったらすぐ交換しなければならないな。
シャワーを浴びて少し溜まった洗濯物を洗い、汚れたバイクをキレイに洗車した。
日が傾き夕食を買いに出る。どこかで外食しようかと思ったが、結局例によってコンビニでおにぎりとつまみを買い込んできて、部屋でビールを開ける。
エアコンの無いコンテナルームは夜の冷えが厳しい。食事の後は急いでベッドに潜り込んだ。
明日は北海道での最終日。
感動と興奮、疲労と郷愁。色々な思いが交錯しながら眠りに落ちた。
(走行82,820km)
07/07/05(Thu) [長年日記]
▼ 本州脱出!北海道2000キロ 第5日
にしさんからのメールによると、南岸から雨雲が迫っているとのことであった。
4時半、夜が明けるとともにいち早く出発した。雨を避けるため内陸部に向かう。
海岸線の国道R38を西へ進む。主要幹線道路のため車が多い。暗い曇り空の下を流れに沿って走る。
R392に折れ北上、内地でも見慣れた山間の峠道だ。ガンガンペースを上げて距離を稼ぐ。
釧勝峠を越えて本別に出る。途中また霧の来襲に見舞われたが今日は全然かわいい方だね。
足寄からはR273、糠平から層雲峡と上陸初日と逆ルートを辿る。
糠平湖辺りの国道はやっぱり気持ちイイよ!三国峠のループ橋と展望台からの広々とした眺めは最高。また北海道に来ることがあったら絶対走りたいな。
海岸線から離れて北に向かうにつれて青空が覗きだした。やっぱ晴天は気持ちイイやね^^
走ってるのは同じような時間帯なんだけど初日とはまた印象が違うのはなんでかな?初日は自分が本当に北海道にいるのか半信半疑で走ってたからかねぇw
だって衛星画像で自分の現在地を見たわけでもないから確証は無いわけじゃん?誰かの大掛かりなドッキリかもしれないし(んなわきゃぁないが)。
何度も目の前の景色と地図とを照会して、ようやく自分の頭の中で納得がいったわけだよ。自分はたしかに北海道にいるんだ、とね^^
ともかく雨雲の到来からはうまいこと退避出来たようなので、流星・銀河の滝に寄り道して息を抜く。
なんだけど、夏場で流量が少ないのか下から見上げているせいかはわからないが、どちらもあまり印象に残らなかったな。ネットで見た冬季の氷瀑は見事なみたいだけど。
駐車場から20mほど登った先に双瀑台があり、名前からすると2つの滝を同時に眺められるみたいなので登ってみることにした。しかしこれがまた狭い山道のえらい急坂で、かなりの健脚向けの道である。俺はたちまち息が切れてしまったので途中で断念して下りてきた。後で調べたら20分くらい延々登るらしい。やめといて良かった(;´д`)
上川からは街中の国道を避けて旭川空港沿いの道道を抜けて、美瑛、富良野のおなじみ観光ルートに入る。
渋滞待ちしているところへいきなり車を横付けしてきた地元のオジサン(^o^;; に途中まで迂回ルートを案内してもらった。麓郷まで案内してくれるとも言っていたが、丁重にお礼を言って別れる。正直朝から走りづめで疲れがピークだったのだ。
日の出公園のベンチでしばらく体を休めて、夕張に向かった。残念ながらもう観光する体力の余裕はなかった。
夕張への道道を気持ち良くかっ飛ばし、国道に出る寸前のコーナーを明けた時、前方の視界に人の気配を感じて急ブレーキを掛ける!
やっぱりそうだった。K官がネズミを張っていた・・!
しかしどうやら、こちらを睨んで「スピード落とせ」の身振りをするだけで止める様子はない。「すいません」と会釈して通過した。
・・急ブレーキを掛けてなかったら一発免停のはずだ。しかしこんな山の中で。危ない危ない・・
そんなわけでR452に出てからはすっかり流すペースになる。
北海道にしては狭めの渓谷沿いの山道で、本州の峠ツーリングとあまり変わらない感じ。
この辺りまで南下してくると空にも雲が目立つようになってきたが、まぁここまで来ればあとは降りさえしなければ御の字でしょう。
夕張駅に向かう道沿いにはメロンの店が並ぶ。
農家からの直売ものだと600円くらいからと安い。JAの保証マークが付いている流通品は倍から数倍以上する。
スケジュールにだいぶ余裕が出来たので、夕張の日帰り温泉ユーパロの湯でゆっくり休養することにした。スーパー銭湯方式の大きな施設だ。道東の魅力的な温泉には及ぶべくもないが、畳に横になって仮眠出来るのは助かる。
国道のドライブインでカレーライスの遅い昼食。
2階がレストランで、1階ではお土産や特産品を売っている。
ここにもメロンがあったので話のタネにと思って試食してみたら、これがすごく甘くて美味しい。実は自分はメロンがそんなに好きではないのだが^^:
発送もしてくれるみたいなのでそれじゃあと地元へのお土産に6ヶばかり買いこむ。夕張メロンは熟しやすくてあまり日持ちしないから、着いたらすぐ食べてねと教えてもらった。
国道は車が多く、時おりポツリと雨粒が落ちてくることもあり、道東道で苫小牧に直行することにした。
道央道に入った辺りからとうとうシトシトと雨になり、カッパを着用する。
苫小牧には東港と西港があるのでちょっとややこしい。コンビニで夜食とつまみを買って、西港のフェリーターミナルに向かった。幸い雨足は弱まって、時おりポツポツくる程度になっている。
ちょうど良い時間にターミナルに到着した。乗船手続きを済ませて積み込みを待つ。仙台行きの荷札を着けるよう渡された。
フェリーは行きの新日本海よりも大型である。最奥の方に誘導されてバイクを固定される。太平洋フェリーではバイクの荷を降ろさせられることはないが、やはり全部持って客室に上った。
帰りのキップはカプセルホテル風のA寝台である。乗船券の番号と照らし合わせると角の上段だった。
やっぱり個室と違って狭いね^^; 閉塞感、圧迫感も強いから、これならもしかしたらB寝台の方が快適かもな。
早速荷を置き、軽装に着替えて歩き回ろうとしたが、思えばスリッパが無い。インフォメーションに訊くと売店でサンダルを売っていますとのこと。レンタルは無いのね^^ 次からは持参するようにしよう。
ショーケースもある売店はデパートの店みたいに立派だった。ビーサンと缶ビールを買う。
ソファの一角を陣取って出港前からプシュと一杯。
寝る時以外はほとんどこんな感じで船内で過ごすのなら、寝台で十分なんだよね。繁忙期だと船内も混雑して居場所の確保もタイヘンなのかもしれないけど。
デッキで出港を見送りたいと思ったが、このフェリーにはサイドデッキが無く出入口を探すのに迷った。デッキの前部は立入禁止で後部のみ自由に出入り出来るようである。
夜、ホールでは無料のナイトショーが催され、バイオリンとピアノの合奏が行われていた。揺れる船の上で演奏するのはやっぱりそれなりに慣れが要るのだろうな。
寝台に戻り、テレビを見たり本を読んだりしているうちに眠りに落ちた。
カプセル内はかなり暖かいので、備え付けのキルトケットを掛ける必要もなかった。
(走行83,270km)
07/07/06(Fri) [長年日記]
▼ 本州脱出!北海道2000キロ 最終日
船が仙台港に着岸するのは10時半の予定である。
ツーリング中は早起きするクセがついているので今朝も5時には目が覚めてしまった。ゴソと寝台を抜け出してパブリックスペースに出かける。まだ客室からは起きている気配はしないが、乗船時にインフォメーションにいたボーイさんがテクテクと船内を見回っている。
洗顔を済ませ、海を眺めながらまったりとソファで寛いでいるうちに朝食の時間になったようで、続々と人も起きだしてきた。オイラもコンビニおにぎりとサンドイッチの朝食を摂る。
仙台港に入港。デッキで接岸の様子を見守る。
シークルージングもこれで終わりだ。なんだか船旅は病みつきになりそうだな^^
寝台に戻って旅支度を整え、車両デッキに下りる。
仙台港に下り立つ。なんて蒸し暑さだYO!^^;
ここでも地理がわからず、一旦コンビニでGPSで現在地確認。フェリー会社さん、頼むから看板をもうちょっと親切にしてくれ('A`)
無事東北道に乗り継ぐ。しばらく法定+αで車の流れに乗って走っていたら、御用中の白覆面を立て続けに2台見て((((;゚Д゚))))ゾー ・・ペースは抑えていこう。最後の最後でキップ貰うなんてバカバカしいからな。
船で体を休められたせいかまだ余力があったので、今日は塩原か日光から沼田へ回り関越に乗って帰るつもりだった。ところが郡山辺りから右方向の山上には常に灰色の雲が掛かっていて、どうもヤバ気な雰囲気。
案の定ポツポツと天気雨に襲われそうになったので、慌ててペースを上げて一気に宇都宮まで来るとどうやら雨雲からは退避出来たらしい。今日は天気が不安定ぽいから、寄り道しないで素直に直帰した方が良さそうだね。
佐野SAで昼食。またラーメンですか?w
かくして後は何事もなく川越の自宅に辿り着いた\(^o^)/
洗車は明日にして今日はもうゆっくり体を休めよう・・まずはシャワーを浴びて打ち上げの祝杯を一杯・・w
あー、すごく楽しかったけどすごく疲れたっ!!ww
2000キロの旅、お疲れさまでしたっ☆ヽ(´ー`)ノ☆
(走行83630km)
07/07/07(Sat) [長年日記]
▼ 洗車
出勤前にツーリングの汚れを洗い落とす。釧路で一度洗車したのでそれほど汚れてはいなかったがチェーン周りのサビが酷い。チェーン周りは要交換だ。
クラッチディスクをバラして洗浄、順番をローテーションして組み直す。ジャダーが治まればよいのだが。
▼ スプロケット
Nap'sでFRスプロケを購入。
また近々オイル交換すると思うのでドレンワッシャーも買い置きしておく。さすがにトータル2,000kmの行程とあって、帰る頃にはエンジンオイルの劣化が顕著だった。シリンダーヘッドからの音がいっそうガチャガチャとうるさくなったのでそろそろOHしたい。
07/07/08(Sun) [長年日記]
▼ ツーリングの報告
昼過ぎ、にしさん宅にツーリングの報告に行く。話したいネタがいっぱいあるのでつい長居してしまったw
07/07/09(Mon) [長年日記]
▼ お見舞い
家人と自宅で療養中の近所の親戚のお見舞いに行く。
北海道の件を話すと「うちらとやることは変わらないなぁ」とCBで筑波まで遠乗りした時の写真を見せてもらった。
兄弟でカミナリ族をやっていたのだそうだ。オイラが知ってる時はもう銀行勤めだったし、全然そんな感じじゃなかったのだけれどw 恰幅のいい親戚のオジサン(別の人)がこの時代はスリムな好青年だったのにビックリだ。
▼ チェーン、前後スプロケ交換
チェーンとスプロケの交換。
Fスプロケは前回の買い置きが残っていた。こないだ買ったのはまた次回使おう。
久しぶりでチェーンツールの使い方を忘れていて、うっかりカシメのプレートを一枚曲げてしまった。カットしたプレートで代用出来たけどイカンなー^^; カシメ作業は慎重に。
07/07/14(Sat) [長年日記]
▼ 道内ガソリンのこと
道内4日間の北海道ツーリングで使ったガス代のレシートを整理したので、参考までに記しておく。
2万円か・・やっぱり結構掛かるもんなんだな。
釧路のモダセルフ139.6円/Lは群を抜いて安いけど品質の方は大丈夫なんだろうか?なにをいまさらだけど・・^^; あまり安すぎてもちょっと心配になっちゃうね。
日付 | 所在地 | スタンド | 単価(¥) | 数量(L) | 金額(¥) |
2007/7/1 6:36 | 赤城高原SA | コスモ | 150.0 | 11.26 | 1,689 |
2007/7/1 9:01 | 新潟中央 | シェル | 144.0 | 13.63 | 1,963 |
2007/7/2 6:53 | トウコウサンギョウ | エネオス | 150.0 | 10.00 | 1,500 |
2007/7/2 9:48 | 足寄 | シェル | 150.0 | 8.57 | 1,303 |
2007/7/2 17:43 | 摩周 | ホクレン | 151.0 | 9.90 | 1,495 |
2007/7/3 10:46 | 羅臼 | ホクレン | 165.0 | 12.16 | 2,006 |
2007/7/3 17:32 | 硫黄山ロードSS | 出光 | 151.0 | 8.88 | 1,340 |
2007/7/4 10:28 | 厚床SS | モービル | 145.7 | 8.00 | 1,224 |
2007/7/4 15:04 | 厚岸白浜SS | エネオス | 154.0 | 8.80 | 1,355 |
2007/7/5 4:50 | 釧路 | モダセルフ | 139.6 | 5.03 | 737 |
2007/7/5 8:08 | 上川 | ホクレン | 148.0 | 12.90 | 1,909 |
2007/7/5 11:35 | 夕張 | 143.0 | 9.90 | 1,487 | |
2007/7/6 9:48 | 仙台港SS | コーナン | 148.0 | 6.04 | 894 |
2007/7/6 12:03 | 那須高原SA | エネオス | 150.0 | 9.78 | 1,467 |
平均単価(¥) | 平均数量(L) | 総額(¥) | |||
149.2 | 134.85 | 20,369 |
07/07/15(Sun) [長年日記]
▼ 雨の越生散歩
台風接近中ということで雨が降ったりやんだりの天気。
親に今日安売りだから米を買ってきてくれと頼まれた。車で出かけるついでに越生まで散歩した。
悪天候のためか車も少ない。県道30号から越生梅林方面へ折れてあじさい山公園に向かう。
増水した川が迫力だ。
さすがにもう時期的にしおれた花ばかりだけど、沿道に咲くあじさいを見ながらの休日ドライブは気分が良かった。
近くにある上谷の大クスを見に行く。道がよくわからないので迷いながら看板を頼りに探しながら進む。
雰囲気の良い静かな山道を数分、道路脇の駐車場に車を停めてそこから歩いてすぐのところにあった。
予想よりもはるかに立派なクスの木でびっくり。さすがは樹齢千年、県内最大の巨木だけのことはあるものだ。
木道で木の回りを一周出来るようになっているのもいいね。今日は濡れていてムリだけどベンチも用意されていて、それほど人も頻繁には訪れないと思うので、落ちついて木を眺めることが出来るだろう。
太い幹枝がうねうねと広がる様はいかにも木が生きているんだという気がしてくる。雨の日の寂寥感がいっそうスピリチュアルな空気を増している。なにものかの存在を意識させられる。
オイラは基本的に無宗教だけど、お天道様が見てる、とか少しアニミズムの入った八百万の神的考えは結構好きなんだよな。
ジブリのアニメでも一番好きなのはトトロだし、子供の頃は鬼太郎が大好きでよく見てたものさ^^
07/07/16(Mon) [長年日記]
▼ 夜の散歩
昨夜は夜ふかししたので夕方まで寝てしまう。
晩飯を食べて、ちょっと外に出たくなったので車を出す。空模様が怪しいのでバイクはやめとこう。
秩父方面に向かったところ、越生を過ぎて窓にポツポツと雨が当たるようになった。山の方だけ降っているようだ。
R299に入るとすっかり本降り。バイクで来ないで良かった。途中のコンビニですれ違ったバイクの団体はこの雨で引き返したんだな。
道の駅あしがくぼでしばらく時間を潰して、帰るにはなんだかまだ物足りないので浦山ダムに移動。やっぱりふもとでは降っていない。
ハープ橋、秩父神社とのんびり回って帰った。静かな夜だった。
07/07/19(Thu) [長年日記]
▼ 災害のこと
昨日今日と空模様が持っているのでアドレスで通勤。やっぱりバイクは気持ちイイな。過ごしやすい気温てのもあるし。
そんな中新潟はまた大変なことになってるね・・3年前にも大地震に遭ってるっていうのに・・
オイラが今月頭北海道へ渡った頃には想像もしなかったよ。わずか2週前のことだからニアミスと言えなくもない。北陸地方は地震が起きやすい構造なのかなぁ・・これから数年先もちょっと心配(ーー)
現在の復興支援と同時に、来るべき災害時の衣食住の支援プログラム、システムも今のうちにしっかり配備しておいて欲しいね。起きてから慌てて始めるんじゃなくてさ。
▼ 辺りを一周
夜に久しぶりにちょっとドカを走らせた。北海道から帰って以来一度も動かしてなかったからな。
掃除してローテーションしたためか、クラッチのジャダーは解消していた。
エンジンの調子もモノスゴク気持ち良いのでR299でも流そうかと思ったが、武蔵高萩辺りから先では軽く雨が降っていたのでそのままR16に戻った。早く梅雨明けするといいね。
07/07/23(Mon) [長年日記]
▼ 雨のGL
午後、今日もパッとしない空模様なので親に車を借りて出かけた。
東松山から森林公園前を抜けて熊谷大橋を渡りR140へ。寄居から東秩父に入り定峰峠に向かった。山間に入ってからフロントガラスに当たる雨が強くなる。
ふもとの茶屋で鬼うどんの昼食の後、峠に向かった。
平日のこんな天気に通る車はほとんどいないので走りやすい。峠の茶屋は2軒ともシャッターを下ろしていた。
この辺りではアジサイがまだ見頃だった。雨の日のアジサイっていいね^^
GLに折れると時おり霧が前方視界を遮るが、のんびりと雨中ドライブを楽しんだ。
顔振峠からR299に下りて帰宅。
07/07/25(Wed) [長年日記]
▼ 新しいプリンター
職場でポスターやポップ印刷に使ってるE社のプリンターがホント使えないヤツなので、新しくプリンターを購入した。
なにしろちょっと使ってないとたちどころにインクノズルが固まってしまい、それじゃあと何度もクリーニングを繰り返させられたあげく、インクが無くなりましたのでクリーニングできませんなどとふざけたことを抜かすのである。
たとえ無くなったのがカラーインクで黒インクは残っていても、新しいカラーインクと交換しなければ、モノクロ印刷すら出来ないのである。
そういうわけでE社にはほとほとあいそが尽きたのでC社のプリンターをネット特価で買ったわけだが、印刷は高速だし給紙トレイは上下2ヶ所に付いてるしCD-Rまでプリント出来るというそれは賢い優れものなのである。相当な時間を要していたポスター印刷もあっという間に仕上がってしまう。スバラシイ\(^o^)/
後はインクノズルの詰まりの間隔がどんなもんなのかだが、この機種は電源OFF時にはノズルにフタをして、乾燥を極力防いでいるそうである。技術の進歩である。もしかしたらE社も現在は同様な対策を施しているのやもしれないが、もはや我が職場での信頼は失墜してしまったのである。
▼ 明け方の鎌北湖
夜明け近くになってちょっと走りたくなった。
高麗川から裏道を通り、宿谷林道に入って鎌北湖に下りると、あちこちの釣り座で釣り人たちが竿を垂れていた。ベンチで休んでいた目の前で数回ヒットしていた。案外釣れるものなんだなぁ。
夕日のような真ん丸いオレンジ色の太陽を見ながら帰路。
エンジンが暖まると目に見えてシフトチェンジが渋くなった。前回交換してまだ3,000km弱だが、北海道では連日走り回ってだいぶ消耗したようなので早めに交換した方が良さそうだ。
07/07/26(Thu) [長年日記]
▼ イベントバンドのリハ
VoのKenさんのたっての希望により、今年もお店のイベントライブに出演することになった。
今回集めたメンバーがまた忙しい身が多く、ようやく今日リハに入る運びになった(それでも一人欠席)。
カバーを6曲ほどだが、初回の音合わせにしては順調といえば順調か?
07/07/27(Fri) [長年日記]
▼ 富士見有料のネズミ
アドレスで職場に向かう時はたいてい富士見有料を使っている。原付の通行料は20円と安いから(小型車以上は200円)、混み合う国道を走るより断然安全かつ快適である。
なぜか最近、従来の交差点のわずか数10mのところに新たに交差点が設置された。おまけにその2ヶ所の信号は連動していないので、どちらかで足止めを食らうことが多い。有料道路のくせにこれ以上交差点増やしてどうすんだ、という感じだし、上り(車線)側から見ると小さな登り坂を越えた先の谷部が信号になるのは、予告灯はあるとはいえ安全上からもあまり好ましくないように思える。
今日いつものようにその箇所に差し掛かったところ、路肩の草むらに座り込んだK官の姿を視認して急ブレーキを掛けた(後続車は近くにいない)。
やられたか?と思いながらスピードを落として進むと、案の定2つ目の交差点にサイン会場への誘導係の姿があった。幸いこちらをターゲットとして認識してはいなかった。アクセル全開ではなくほどほどで走っていたのでエンブレと急ブレーキで測定ポイントに間に合ったようである。
以前はもう少し先のバイパスとの出入口辺りがよく会場になっていたものだったが、去年くらいからまったく目にすることが無くなっていた。どうやらここが新しい狩場になったようである。坂で死角になっている場所を選ぶとはやはりいやらしい。
07/07/28(Sat) [長年日記]
▼ 連日の狩
出勤の富士見有料。昨日のことがあったので、料金所を過ぎた先の例のポイント手前では用心して速度を落としていた。
かなりの速度で追いついてきた乗用車がそのまま車線変更してオイラを追い越していった。やばいなーと思いながら昨日発見したポイントに差し掛かり、路肩を注視するとやっぱり今日もしっかり営業中であった><
さらに速度を落としてポイントを通過。前方では先の車が横道に誘導されるところだった。こりゃ真面目に狩場認定だな。
07/07/29(Sun) [長年日記]
▼ 早朝ドライブ
深夜3時、R299へ車を走らせる。
昨夜MotoGPを見てから録り溜めた「水曜どうでしょう」を立て続けに見たせいで、夜9時まで大爆睡してしまった。選挙にも行きそびれた>< 夕食後また眠ってしまいさっき2時頃目を覚ましたという、なんともだらけた一日である。
ちなみに、オイラがアドレス買ったのも自動車の免許取ったのも北海道にツーリングに行ったのも最近のうどんブームも、全部きっかけは「どうでしょう」なのである。
日高まで来ると雨が強い。久保交差点ではR299バイパス方面への道が数台のパトカーにより封鎖されていた。看板には道路工事とあった。
吾野のサンクスで引き返し、高麗神社前から霧の中を進み鎌北湖へ。
人気の無い明け方の湖畔で携帯で録画した映画の鑑賞会。いくら大型液晶とはいえ携帯のちんまい画面を家で見る気は起きないが、野外の車中でのんびりと見るのは結構好きなのである。
もうちょっと走りたいので権現堂林道に突入。黒山方面に下り雨のドライブを楽しんだ。
街に戻るとそろそろ通勤の時間を迎えようとしていた。オイラも今日は変則で午後出勤だ。帰ってちょっと寝るか。
> にし [北海道ツーリングお疲れ様でした 画像、文章さすがですね いつも楽しめます 続編 期待!!]
> ヒルツ [おかえりー! いい旅だったようでウラヤマスイのう。せめて行った気分にはさせておくれよ!2日目以降のレポート期待してお..]
> kato [>にしさん 逐次情報ありがとうございました。毎回参考にさせてもらいました(^^)(_ _) >ヒルツさん 大丈夫です..]