03/02/01(Sat) [長年日記]
▼ 蕎麦屋をハシゴする
今朝は早く目が覚めた。
仕事用の買い物のため、早めに家を出る。
ドカのエンジンを掛けるのも2週間ぶりだ。
買い物は済ませたが、仕事までまだたっぷり時間がある。
行こうと思いつつ先延ばしになっていた、仕事場近くの蕎麦屋に昼飯を食べに行くことにした。
かつみ屋という、車通りの少ないはずれの県道にある、カヤぶき屋根の店だ。
20台ほどの駐車スペースがあり、意外に大きな店だった。
大きな座敷やファミレスのようなテーブル席まで用意されていた。
自分は一人ということでカウンターに通された。
ここのお薦めらしい田舎蕎麦を頼む。
出てきたのは香りプンプンの黒々とした平打ち蕎麦。
美味い。
こんな街中で本格的な田舎蕎麦が食べられるとは・・
完食したが、まだ物足りない。
替え玉追加という手もあるが、もう一軒、知人のお薦めの別の店に行くことにした。
そこは駅前の狭いメインストリートにある小さめな蕎麦屋。
メニューからお薦めマーク付きの三色蕎麦を注文。
柚子切蕎麦、更級蕎麦はツルツルのシコシコ。
ウマイ!
最後に出てきた田舎蕎麦は、さすがに前の店ほどのインパクトはない。
ツユは同じものを使いまわすので、細麺にはマッチしていたが、田舎蕎麦には弱過ぎると思う。
今日は久しぶりにバイクであちこち走り回った。
暖かく穏やかな日で、なんだかツーリング気分で楽しかった。
03/02/04(Tue) [長年日記]
▼ ドカ倒れる
深夜、調子が悪い友人のPCの調子を見に出かけた。
朝方、帰宅しようと友人の家を出ると、庭先に停めておいたドカが横倒しになっていた。
案の定、スタンド先端が時間とともに土にめり込んで行ったらしい。
以前、敷きたてのまだ軟らかいアスファルトでも同じことがあった。
悪いことに、サイドカウルがパックリと割れていた。
あ〜あ・・
03/02/10(Mon) [長年日記]
▼ 隣の隣町の蕎麦小屋
去年、車検を受けた帰り道、県道の脇に広がる畑で栽培している蕎麦の産地直売所みたいな小屋を見つけた。
そこには蕎麦粉の直売のほかに、そこでとれた蕎麦を食べることも出来るのだが、その日は食堂の方は定休日で味を試すことは出来なかった。
今日ふとそれを思い出し、足を運んでみることにしたのだが・・
スキー場のロッジのようなたたずまい。
十割蕎麦と二八蕎麦があるが、十割蕎麦を頼んでみる。
食券を買い、テーブルに着く。
客は自分一人。
お茶は蕎麦茶であるが、セルフである。
電気を使わないただのタンクで、当然お茶はぬるかった。
ほどなくして蕎麦が出て来た。
・・・
蕎麦の香りがしない。
水も十分に切れていないので蕎麦がビショビショだ。
う〜ん、やはりしょせんは片田舎の半シロウトの蕎麦打ちか。
さらにマイッタのが蕎麦湯。
普通のように食べ終わる頃に持ってきてくれるのではなく、すでにポットに入ってテーブルに置いてあるのだ。
そしてそれもお茶と同じく保温のタイプではない。
ラーメン店などで水を入れておくのによく使う、緑色のプラスチックのポットだ。
当然湯は冷めている・・。
店が混み合ってる時ならまだわかるが、自分が来た時には店は空っぽ。
どうして冷めるのがわかっていながらポットに入れっぱなしにしておく必要があるのだろうか。
立ち食い蕎麦でもあるまいに。
あまりのやる気のなさに愕然とした。
サギだ。
こんなものに900円も金を出させるなんて。
その日はそのまま家に帰り、残念会と称して(ウソ)昼間から酒盛りをして過ごした。
03/02/11(Tue) [長年日記]
▼ 神田蕎麦屋巡り
メンバーの一人が他でやっているバンドのライブがあり、仲間内と秋葉原に出かける。
せっかくなので少し早めに行って神田で蕎麦を食べることになった。
午後4時過ぎ、秋葉原着。
万世橋を渡り、神田蕎麦屋エリアを目指す。
蕎麦好きな人には激しく有名なところだそうな。
わかってみればこんな近くなのに、今まで足を伸ばしたことがなかった。
まあ、たかが一食、それもたいして腹のふくれない日本蕎麦に1000円近くも出すなんてことは、若い時分には考えられなかったことなので仕方ない。
ビルの谷間にぽつんと佇むまつやを発見。
外観も店内も実に絵に書いたような下町的蕎麦屋である。
祝日なのでやってないかと懸念していたが開いていたのは嬉しい誤算だった。
ほぼ満席に近い状態だったが、待たずに座れた。
当然ながら注文したのはもりそば。
ウマイ。
しかしムチャクチャな腰の強さ。
続けてもう一枚頼みたいところをこらえて店を出、次にかんだやぶそばへ向かう。
こちらはわりと空いていた。
せいろうそばを注文。
緑色がかった蕎麦。
あれ?腰はそれほどでもないが、蕎麦自体はウマイぞ?
噂では、値段やその高名さに反して、たいして美味くないと聞いていたので意外な印象。
蕎麦湯もまたほどよいとろみがあって美味かった。
量は少なめだけど、値段もそんなに飛び抜けて高いわけでもないし、許容範囲かな?
でもこれだけでお腹いっぱいにしようと思ったらたいした金額になるだろうな。
それらや雰囲気も合わせて考えると、総合的にはまつやの方が好みかな。
今日は前もってあまり期待していなかったせいか、はたまた休日の下町観光気分を味わえたせいか、全般に好印象だった。
いや、前日の蕎麦小屋のショックの反動かもしれない。
とにもかくにも足取りも軽やかに秋葉原に戻った。