09/09/01(Tue) [長年日記]
▼ 奥多摩朝駆け
今週は泊りがけでロングツーリングに出る予定で休みを取っていたのに、なんと台風のおかげで計画はオジャンに。台風一過で晴れを期待したが天気が良いのは今日だけで、明日からはまたグズグズした空模様になるという。
一日とはいえせっかくの晴れの日、とりあえず奥多摩に出かけることにした。遅くなると雨の心配があるので早めに切り上げるつもり。
夏休みも終わって平日の静かな奥多摩に戻っている。ところどころまだ濡れた路面はあったが気持ちよくワインディングを駆けて奥多摩周遊に入る。あまり路面状況が良くないな、と思ったら早速数ヶ所で補修工事を行っていた。さすが観光のメインだ。
エンジンは快調。吹け上がりは軽く、シフトの入りも良好だ。REDFOXのファーストインプレッションはまずまず。後は寿命がどれほどか。
いつものように深山橋のたもとでコーヒー休憩を取っている時にバイクの異常に気がついた。エンジンの下にオイルクーラーがダラリと垂れ下がっている。
またもステーのゴムが剥がれたのだ。先週チェックしたばかりなのに・・!接着が不完全だったのか。しかし両側逝ってしまうとは。
このように針金で応急処置。工具を積んでおいて良かった。しかしこれがどれくらい持つものかまったくわからないので、大事を取って今日は引き返すことにした。
帰り道の鳩美で昼食。もりそば大盛。
蕎麦の香りがしっかりして美味しい。けど生温い。せっかく美味しい蕎麦なのだからもうちょっとしっかり冷やして欲しかった。
もしかして今週ロングに出られなかったのは出先でバイクがトラブるという警告だったのかも。フロントブレーキが少し鳴くのがちょっと気になった。帰宅したら合わせて整備しよう。
09/09/03(Thu) [長年日記]
▼ 秩父を周遊する
予報どおりすっきりしない空模様。クルマで温泉でも出かけるか・・と、そこへクレーン車が搬入する音。今近隣の家が建替え工事をしていて、電線を避けて資材を搬入するためにちょくちょく大型のクレーン車がデンと路地に鎮座するのである。我が家は路地の一番奥に位置しているので、狭い路地に一度こいつが固定されてしまうともう車を出すことが出来ない。
そのうちにウィ――ン、シュオ――ンとクレーンを操作する結構な騒音が襲ってきたので、いよいよ家にいるのが厳しくなってきた。ここのところ日中はずっとこんな調子だ。ま、向こうも仕事だから仕方ない。ちょっと愚痴りたかっただけ。
それじゃと、着替えてドカを乗り出した。今日は秩父辺り、久々に志賀坂峠にでも行こうか。この分なら夕方までは雨も落ちなそうだし。
嵐山小川ICから定峰峠を抜けると秩父市街には向かわずに、長瀞対岸へと続くr82を北上。この裏道はたいていガラ空きだ。皆野寄居有料道路の皆野・長瀞ICを左に見てR140に出て親鼻橋を渡る。すぐに左に折れてこれまた混雑知らずの荒川崖上の道からr37に出る。
ここでまた左オイルクーラーステーの脱落に気づく。接着が剥がれている・・。今日は予備を持参していたのでその場で交換。数km走ってチェックすると、なんとまたもあっさりと脱落していた('A`) エンジンの熱で接着剤が剥がれてしまうようだ。24時間程度では完全に接着されないようである。もしくは同じ箇所を何度も修理しているのでもう接着しきれないのかもしれない。新品に交換以外なさそう。
▲向こう側のゴムがズレ落ちているのがわかるだろうか
針金で再度固定。今回は両側が完全に脱落したわけではないので針金にも過大な負荷は掛かるまい。しばらくは走行可能だと思う。ツーリングを再開した。
小鹿野バイパス方面に向かい、小鹿野の市街地に入った。朝から何もお腹に入れていないしちょうど良い機会なので、安田屋で有名なわらじカツ丼を食べてみようと思う。前にマップで調べておいたので迷わず店には着けたが、開店時間にはまだ少し間があるようなので、いったん町営駐車場にバイクを停めて辺りを散策した。
▲店は商店街の裏通りの住宅地の中にある
※地図の貼り付けサービスは旅ブロガーにはありがたいね♪
開店の10:30を過ぎたので店に戻ってみると、な・ん・と・・2〜30人ほどもいる団体客が群れをなして歩いていくのが遠目から見えるではないか。なんたる失策であることか。歩き回らず前で待っていれば良かった。
混雑は苦手である。そそくさとバイクに戻ってその場を後にした。まあまた機会があるだろう。
志賀坂峠方面に山の奥深く進んでいく。いつ走ってものどかでいい。工事の看板があった。7日から10日間ほど群馬県側で通行止になるそうである。峠には霧が立ち込めて路面も完全にウェット。楽しめる感じではなかった。R462に抜けて土坂峠を越えて、合角ダムで休憩。
▲そろそろ紅葉が始まりそうだ
小鹿野に戻り、再び安田屋を覗いてみると今度はガラガラだった。大波は去ったようだ。ちなみに現在昼の12時半。
念願(というほどではないが)のわらじカツ丼(800円)。噂どおりフタからはみ出している。
▲1枚はフタに移しておいて2枚目から食べるのが定石らしい
卵でとじてない甘辛のタレ味。なんとなくうちの母親のカツ丼ぽい味だな・・。 噂どおりビローンと丼いっぱいに広がるカツが2枚。とはいえ肉は薄切りなので量的には見た目ほどではない。むしろタレの染み込んだ衣の比率が多くなり、それによって満足感(しつこさ?)を出しているのか。まあ不味くはないが感激するほど美味くもない。どちらかというと料理というよりは駄菓子の延長的?あるいはジャパニーズファーストフードかもしれない。自分的には話のタネに一度食べられたのでこれで満足である。なんつって、個性的な味なので案外突然また食べたくなるかも?
わらじカツ丼を出す店は他にもいくつかあって、それぞれ味の傾向もいくぶん違うようなので自分の好みに合った店を探すのもいいかもしれない。
▲古き良き田舎町の食堂の雰囲気だ
ミッション完了して家路に着く。今日は最短ルートを探すのにガーミンのナビが大いに役に立った。時に使いづらい面も多々あるがこれからも有効に活用しよう。
09/09/05(Sat) [長年日記]
▼ 白川郷を訪ねる
天気が回復した!ヽ(^o^)ノ しかも明日以降も雨の心配はなし。心置きなく泊まりツーに出られる。朝、急ぎ準備をして出発する。おっと、昨日MonotaROから届いたゴムブッシングを交換するのを忘れずに、と。
この防振ゴムだが、ひとつ心配だったのがエンジンの熱に耐えられるのかどうかということ。主な用途にはポンプ、送風機、エンジン、発電機、電動機、圧縮機・・などと記されているが、念のため直接製造メーカーである倉敷化工に問い合わせてみたところ、通常50℃、最高でも70℃くらいでの使用を想定しているとの回答である。測ったことはないが、それではSSのエンジンの熱にはもしかして耐えられないのではないか・・?コエー
そこで予備のブッシュを1セット持ち、行きの高速で頻繁にチェックしながら走行したところ、暑い日中に回し気味で走ってもまったく問題ないようで一安心というところであった。ちなみに今朝の時点では革ジャケで出るかメッシュにするか迷ったが、日が昇るとグングン気温が上がりえらい暑さになった。
松本ICで下りて料金は1,300円。休日ETC割引の安さは異常。国道と抜け道で平湯方面に向かう。週末で車が多く、奈川渡に着いたのは予想外に遅れて10時を回っていた。ここまでノンストップで走ってきたので、水殿ダム近くのそば庄にて遅い朝食を摂る。
なめこおろしそばは大きななめこがたっぷり。蕎麦に特筆するところはなかったが(今回はぶっかけ系だしね)満足。食事後、いつもお世話になっているありすに電話して今夜の宿を押さえた。
上高地方面に進み安房トンネルを潜ると、ここからはいよいよ未踏の岐阜ロードだ。
高山、白川郷、余裕があれば五箇山と回りたいが、ありすママのツーリングガイドを参考にするとほぼ一日コースで、かなり駆け足になりそうだ。
R158は最初のうち先頭の車に阻まれたものの、その後は適度にカーブのある広く快適な道であった。高山市街をr89、r73でパスして再びR158に戻る。高山から白川郷までは自動車道路がつながっているのだが、ガイドのオススメに従って下道を行く。高山西ICから御母衣湖を経て白川郷へとガンガン走る。話どおりなんとも気持ちいい道だ。ここをパスしてしまうのはたしかにもったいない。
そしていよいよ合掌集落を訪ねる。
夏休みは終わったのにすごい人出だ。有名観光地(そういや世界遺産だったっけ)だけのことはある。河原の有料駐車場にバイクを駐めて集落を散策した。
▲これはお寺
▲いくつかの施設では内部を見学出来る
▲粉挽小屋の跡
合掌造りの民家や店が同じ空間に混在していて、なんだかまるでテーマパークのような印象を受けた。こういう賑やかなところは一人じゃなくて仲間内とワイワイ楽しむ方がいいな。平日だったらもう少し空いているのかな?ソロライダーは静かにゆったりと風情を楽しみたい。
▲暑さにたまらずアイスを買った
▲観光地区の真っ只中にも民宿があって営業している
と、おおむね一回りしたところで駐車場で貰ったパンフレットを見ると、少し離れた高台に集落を見下ろせる場所があるようだ。行ってみよう。
城山展望台という場所だった。さっきまでいた集落がここからは箱庭のように見える。TVや特集でちょくちょく見たことのある光景が広がっていた。中を歩くのと外から眺めるのはまた全然違った空気があるものだな。
日の光にだいぶ黄色が混じってきた。五箇山まで足を延ばすのはちょっと時間に余裕がなさそうだ。白川郷を後にしよう。
帰路は素直に自動車道を使ったが、山岳部は片側1車線で追い越し不能である。当然ながらトンネルばかりで景色も楽しめないし、時間に制限が無いなら遠回りにはなるけれども絶対に下道を使った方がお奨め。
せっかく来たのでちょっとだけ高山市街を覗いてみることにした。小京都というとおり、格子のように整然と区画された古風な町並みは風情がある。実際来て見るまではたいして興味が無かったが、これはまたたっぷり時間を掛けて街中を散策したいと思った。
乗鞍高原に戻り、ありすに到着したのが午後6時。パパもママも変わりなくて良かった。
とにかく一日走りづくめだったので身体が休息を要求している。露天風呂に浸かり、腹一杯夕食を食べてビールを飲んで・・。ベッドに入るとたちまち眠りに落ちてしまった。
追記:防振ゴムブッシングはその後何の問題もなく使用中。
-> クラシキ丸形防振ゴム(片側ナット埋め込み型) RA-25
09/09/06(Sun) [長年日記]
▼ 南アルプスの麓を縦走する
例によって早い目覚め。朝食前に一ノ瀬園地を回る。澄んだ美味しい空気をたっぷり吸収。残念ながら乗鞍岳の姿は雲間に隠れていた。
ありすを後にして奈川渡から木祖村方面に進路を取り、R361権兵衛トンネルへ。伊那市街〜高遠間のルート、国道から1本逸れてみたら実に爽快な広域農道を発見。
山々を向こうに田園風景が広がる開放感たっぷりな道だ。今度からこの道を使うようにしよう。
高遠からいよいよR152での南下スタート。今日は南アルプスの西麓を南北に走る酷道を走破する。
美和ダムを右手に見ながらまだよく整備された道を進んでいくが、分杭峠に近づくに従い、道はどんどん狭く険しくなってくる。GL級の狭さなのに頻繁に対向車がやってくるので非常に神経を遣う。嫌なパターンだ。
峠に出るとものすごい車と人の群れ。オカルト系にはまったく興味がないオイラには理解不能だが、ゼロ磁場のパワースポットとして有名な分杭峠は休日ともなると人でごったがえすのだ。おまけに今日はこんな辺鄙な場所にトライクの集団がいて、峠を下るのにも混雑だった。
路面は良さそうに見えて意外と安心出来なくて、途中一度浮き砂でスリップダウンしそうにもなった。危ない危ない。
大鹿村付近でガソリンが乏しくなり、スタンドを探すが日曜日のためどこも閉まっている・・ヤバい。高遠で入れておくんだったなあ。ちょうどそこへ前方からやって来た若いソロライダーにも聞いてみたが、やはりこの先にスタンドは無いそうだ。いったん山を離れて小渋ダムを越え、松川町に出ることにした。
長い10数キロだった。松川で無事給油は出来たのだが、このダム沿いの道がまたスリッピーな上にクネクネと延々続くあまり楽しめない道で、暑さもあってオイラはすっかりやられてしまったのだった。HPは0に近く、同じ道を戻って先に進む気力や体力はもはやすっかり失われていた。
これ以上は限界と感じ、松川ICから高速に乗りいち早く帰路に着いた。しかしながら中央道の渋滞表示に勝沼で下りてしまったのは大失敗。峠越えで完全に体力が尽きた。その後の下道の長かったこと・・。そうとう困憊していたのだろう。すり抜けで車幅感覚をミスして、ガードレールの鉄柱でウィンカーを割ってしまった。
いつのまにかもう10万キロまであと1,000キロを切っていた。この2日間は相当走り込んだからなあ。この分なら間違いなく今年中に到達するな。
(走行99,110km)
09/09/07(Mon) [長年日記]
▼ 富士宮へ焼きそばを食べに行く
昨日の疲れも完全に取れきれていないというのにもかかわらず、またバイクに乗って出かけようという気になるのはなぜなのだろうか。雲ひとつ無い晴天のせいだろうか。
今日は気楽に、のんびりと、まったりツーリングをしよう。コースはこちらも以前から行こうと思っていた、JR身延線と富士川に沿って走る、山梨県は身延から静岡県の芝川町へと抜けるr9〜r10である。芝川に出た後は富士宮で昨日食べ損ねた焼きそばを食べるつもり。
出かける気になった要因のもう一つには今日が月曜日、平日だというのもある。休日の車の多さにはもうすっかり辟易している。人気の無さそうな山奥の峠にまでクルマが押し寄せて来るのである。走りづらいったらない。高速も混むからどうしてもタイムスケジュールを気にしてしまう。どこやら心に余裕を持って楽しめないのだ。
さて、圏央道に乗って中央道河口湖ICで下りる。昨日掛かったのは1,000円、距離的には圧倒的に短いのに今日は2,450円。今まではこれが普通だったんだけどなんか損した気分になるから不思議。あ、そうそう、藤野PAで軽く何か腹に入れようと思ったら、食事コーナーが無くなってコンビニに替わっていた。時の移ろいってやつは残酷・・。
R139を西へ。青木ヶ原樹海の中を抜けるパノラマラインは北海道の三国峠を思わせるところもあり、素晴らしい道。今回はどの湖にも立ち寄らずにズンズン進み、R300への分岐を折れて本栖みちを下っていく。こちらはヒルツさんと下部温泉を訪ねた時走った道だ。
途中、本栖湖の向こうに富士山がそびえる素晴らしい眺めのスポットがあった。富士山を目の当たりにすると心のどこかから感慨が湧き上がってきてしまう。これも不思議である。
波高島駅前から県道がスタート。
後はひたすら南下していく。鄙びた狭い道かと思っていたら意外にも広い片側1車線対面のよく整備された道だった。富士川を挟んで国道が平行しているので交通量も少なく、快適に走ることが出来た。と、今日はまったり走るつもりだったんじゃ・・?(;^ー^)
REDFOXに換え2,000km近く走って、エフェロの時ほどの酷いガサガサ感ではないが、さすがにシフトの入りが少し渋くなっている。スコスコと気持ちいいシフトの感触を求めるならもうここで交換でも良いと思われる。
実に快適かつスムーズに芝川に到着、ここで富士川沿いの県道を離れ、続いて富士宮に向かう。市街を適当に走っていれば適当な店が見つかるだろうと考えていた。富士宮は名前の通り宮(神社)の町らしい。鳥居と菊の御門が印象的だ。
浅間大社の脇を通るとなかなか素晴らしい雰囲気。路地をUターンしたところに神社の関係者らしきおじさんがいたので、バイクを駐めるところとお勧めの店を訪ねたところ、神社の中に食事処があるらしいのでそちらに寄ってみる。たまには口車に乗ってみるのもいいかな。
ここずらよという店だった。愛想のいいおばちゃんに注文すると店内のでかい鉄板でジュージューと焼いてくれる。
現在仮店舗で営業中なので外のベンチで食したが、麺には腰があり、濃いめの味付けながら、大量のキャベツかはたまた振りかけられたイワシの削り節のためか、後味はさっぱりしていた。この店はイカ入り。富士宮焼きそばは肉かすが入っているのが特徴だそうだが、自分にはよく判別が出来なかった。ともあれ大変美味しかった^^ 大盛680円。
満足したところで浅間大社を詣でる。朱色の社殿とあちこちに植えられた桜が、春には美しいだろうと思われる。
そして境内の湧玉池が素晴らしい!高透明度の富士の湧き水がこんこんと流れ出して池となっている。
無料でこの湧き水を汲める場所も設置されている。しばらく時間を忘れて過ごしてしまった。
▲素晴らしい透明度
爽快なR139を北上して帰路に着く。富士山の雄大な景色が楽しめる朝霧高原で道の駅に寄る。
こっち方面には走り目的で来ることはほとんどなかったが、のんびりツーリングするには実に気持ちいい場所だ。
さらにトコトコと下道を都留へ。閑静な秋山を経て上野原に出れば中央道はすぐだ。すでに日は落ちようとしているが、サンドラのいない平日の高速は実にスムーズに流れる。バーゲン価格を取るかドライブの快適さを取るかは思案のしどころだが・・うーん。帰り道の渋滞が頭にあると、ツーリングしていてもどうしても心の底からのんびり出来ない気がするんだよなあ。
それに俺は基本ソロだから休日は団体さんが多くていつもよりも強く孤独感を覚えてしまう。平日は自分同様のソロライダーが多いからね。ともあれ今日は快適なライド、充実した一日だった。
(走行99,460km)
09/09/09(Wed) [長年日記]
▼ 入間基地(の周り)を一周してみる
ツーリングの帰りなどにR16を通ると、入間の辺りでよく飛行機が飛び交っているのが見える。夕刻などはたいへんカッコイイ。発着する入間基地にウォッチングスポットがあると聞いて調査に行ってみることにした。
nuviを活用して基地周辺の道を探索する。北端の路地の突き当たりには観察台のようなベンチがあり、反対側の南端にも開けた道路に面している場所があった。ネットにあったとおりスポットはこの2箇所のようだ。
この日はどうやら発着する気配はなかったがまたチャンスを探して見に来てみよう。
09/09/10(Thu) [長年日記]
▼ アコギミニスタンド
アコギの教本を買おうとTABギターのサイトを見ていたら、面白そうなものを見つけた。
それがこれ。エンドピンに引っ掛けて使うミニサイズのギタースタンドだ。
こんな感じでエンドピンの溝に挟むように装着する。エンドピンがクサビ的に刺してあるだけの場合、外れる方向に強い力を入れるとテコの原理であっさりとエンドピンが抜けてしまうので注意。瞬間接着剤で補強した。
おお、意外としっかり立つよ(^o^) もちろん立てているのをうっかり忘れて引っ掛けたりしたらどこにも固定されていないこのスタンド、当然簡単に倒れてしまうが、それは折りたたみ式の小型スタンドでも同じことだしな。ちょっと置きたい時みたいな簡易的な使用には十分だよ。
09/09/13(Sun) [長年日記]
▼ 関八州見晴台に昼食を摂りに行く
昼前、お腹が減ったので食事に出るが、うどん、蕎麦、ラーメン・・これといって食べたいものがない。成木や名栗を散歩がてらHAMAにでも行こうかと進路を取るが、走っているうちなんとはなしに宿谷林道の方に来てしまった。
それではコンビニでおにぎりでも買って、景色を眺めながら関八州見晴台で食べよう、とGLに上る。野口林道に寄り道したら武蔵横手まで下ってしまった。高山不動への道から再び上る。どちらも山深い林道だが野口林道の方がより濃い緑林の中を抜ける感じだった。そんな場所でもちらほらとハイカーの姿を見かけるからスゴイ。
▲昼なお暗い林の中を走り抜ける
▲その路傍に咲いていた特徴ある鮮やかなピンクの花 なんていう名前だろうか?
駐車場から展望台への斜面を一気に登ったら息が切れた。日頃運動不足でスタミナがないのでゼーハーゼーハーいっている。
景色を見ながらやっと昼食。もうおやつの時間だけど。
今日は遠くの方までなかなかよく見えて、都心の高層ビル群やレインボーブリッジまで目で確認することが出来た。
日暮れにはまだ時間があるが、太陽はすっかり雲に隠れてしまい風が冷たい。ウインドブレーカー一枚で来るんじゃなかったな。山を下りると麓はまだまだ暖かだった。
09/09/14(Mon) [長年日記]
▼ 静寂の山上湖へ
目覚ましをかけずに寝たので9時半起床。若干遅めながら身支度を整えてささ、と家を出る。今日は群馬県は六合村にある、野反湖を訪ねてみようと思う。野反湖は南相木ダムに次ぐ標高にあるダム湖だが、周囲に湿原や草原など自然が豊かで爽快な場所であるという。
関越道に乗るといきなり本庄児玉IC辺りで事故の処理中。入口から新たに流入する車を避けるためにICの直前で車線変更をすることも多いが、おそらくその絡みと思われる。後方確認不足か強引な車線変更でもあったのだろう。
▲県道33号の林間部を抜ける
▲二度上峠 浅間山は雲間に隠れてよく見えなかった
上信越道 松井田妙義ICからr33〜r54とガラガラの快適な県道を進み、二度上峠を越えて北軽井沢に出た。直進するとそのままパノラマラインにつながるはずなのだが、ルートをミスってよくわからない方向に進んでしまった。R146の尾根裏を走る裏道のようだ。まあそれはそれで快適だったのでそのまま進むと鬼押ハイウェーの終点にぶつかった。
バラギ湖を目標にしてようやくパノラマラインに出た。nuviは目的地は指定出来てもルートは指定出来ない。また「パノラマライン」で検索しても出て来ない。こういうところは不便である。それといちいち目的地を文字入力して検索するのもかなり面倒であるので、オイラは行きたい場所を地図上のポイントで目的地に指定するやり方がほとんどだ。
▲パノラマラインはミニチュア版北海道を思わせる
やっぱり気持ちいいパノラマライン。高原から渓谷を渡る高架橋、山間の切り通しと表情が変わるので景色も走るのも楽しい。
▲北19号“風”のストレート
あっという間に終点のr59との分岐点に出る。草津方面に向かうとすぐR292、温泉街を横目に見て東に進路を取る。山間ワインディングを抜けて六合村へ。分岐をR405へ左折すると野反湖方面だ。
ところどころ狭いがおおむね走りやすい、大菩薩ラインのような感じだがなんやかんやで車通りがあるのであまり山奥という感じはしない。
南端のビューポイントの駐車場でバイクを停める。テーブルで売店のボイルド・ソーセージをパクつきながら湖を見下ろす。
出発前に期待したほどは美しいとは感じなかったが、開けた空間に清涼な空気と静寂が心地良い場所であった。
車で一周は出来ないみたいだが、いちおう北端に行ってみる。東岸を走るこの道もまた気持ちいい道だった。これから紅葉が始まったらさぞかし綺麗なことだろう。北端にはダムの堰堤とキャンプ場があった。
▲北岸のダムから湖を望む
帰路はそのまま国道を直進して長野原に出た。ここまで来た際はいつものように川原湯温泉に立ち寄らねばならない。今なお八ッ場ダム建設で揺れる渦中の地である。
坂道の温泉街に変容はない。いや、来訪者用の駐車場があちこちに新設されていた。寂れた中にも手作りのベンチや看板など、新しい物が増えてもいる。今は電車よりマイカーを使う客の方が圧倒的に多いと思うので駐車場がたくさん出来たのはありがたい。といっても土地を移った人や手放した人の敷地をそのまま駐車場として使っているようだ。複雑な気持ち。
ほったて小屋のような建物の笹湯に浸かる。料金は300円。サイフに100円玉だと思っていたのが2枚とも50円で、やむなく500円玉を投函する(笹湯は無人)。いろいろ長々と大変だけどがんばれ。
壁の注意書きどおり湯温を確認すると、こりゃ熱い!とても入れる温度ではないので水道水でうめる。せっかくの掛け流しのいいお湯、うめ過ぎも良くないので多少熱いがガマンして、出たり入ったりを繰り返す。一人の貸し切り湯である。ほのかな硫黄臭となめらかな肌触り。ここのお湯大好きなんだよなあ。
湯から上がっていいかげん昼食を摂ろう。もう午後の3時だけど。これもまた例によっていそいそととろろ汁の店に向かい、麦とろめし・蕎麦セット。さすがに平日でこの時間、客はオイラ一人きりだった。あいかわらず美味しいなあ。なにより渓谷沿いの鄙びたドライブインという雰囲気がいいよな。
なんか気のせいか今日はずいぶんとおひつのごはんが多かった気がする。おかげで満腹も満腹だ。革パンがキツイ。
R406須賀尾峠越えから倉渕へ、後は往路と同じようにr33を南下だ。ここで一つ問題が発覚。クラッチが滑っている。最近レバーの切れる位置が早く(遠く)なったのは気づいていたが、ここに来てアクセルを開けると一瞬遅れて加速が始まるようになった。最初その症状を感じてから次第に明らかにわかるようにまでなってきたのは、リアルタイムでクラッチ板が消耗しているからか。急ぎ部品を発注しなくては。高回転まで回さないよういたわりつつ家までの行程を走った。
▼ E/Gオイル補充、チェーン調整
うっかりしていてオイル量がだいぶ減っていてMINゲージを下回っていた。上限まで1L一缶まるまる注入。チェーンも伸びていたので調整と給油。そろそろタイヤとリアのスプロケが終わる。たいして乗ってないつもりだったが思えば一気に2,000キロも走ったんだったっけ。そりゃね。
(走行99,860km)
09/09/18(Fri) [長年日記]
▼ クラッチの分解
注文したクラッチディスク、どうやら来るのは連休明けになってしまうようだ。
ちょっと期するところがあり、カバーを開けてクラッチディスクの状態を調べてみる。予想したとおり、まだフリクションディスクの摩擦材は完全には無くなっていなかった。
この状態でクラッチが滑るのは、摩擦材が削れてクラッチ板トータルの厚みが減った分、プレッシャープレートがクラッチを押し切れなくなったからだろうと想像がつく。
そこで保管しておいた古いクラッチ板からプレーンプレートを1枚、現在の薄い方のプレートと交換する。厚みは1.4mmに対し1.9mmあるから0.5mm増える計算だ。おそらくこれで滑りは解消するだろう。
さっき思いついたが、もう一つの案としてクラッチレリーズとケースの間にガスケットを挟んでレリーズを少し外側に出す、という方法もあるか。
が、組む前にダストを掃除していてトラブルがもう一つ発覚。プレッシャープレートのベアリングが逝っていた。指で回すとゴリゴリと酷い段差が確認出来る。ダストでやられてしまったのだ。両側シールのベアリングとはいえども、密閉式のクラッチカバーではちょくちょく掃除はしないとダメなようだ。開放式のも持ってるんだけど・・。
洗浄、給脂してもダメだった。右へも左へも1/3ほど回転させたところでガクンと引っ掛かってそれ以上回らない。完全に死んだ・・。
ここが逝ってしまうとエンジンの回転と一緒にプッシュロッドが回ってしまうので、そのまま使っているとクラッチレリーズのピストンシールを壊してしまう。ということで交換以外ないようだ。サイズを調べてみたらどうやらテンショナーベアリングと同一らしい。取り出しと挿入、自分で出来るかなあ?
09/09/19(Sat) [長年日記]
▼ アドレス バッテリー上がり?
いつものように何事もなく家を出て、近所のスタンドで給油。エンジンを再始動しようとしたらキュ・・キュ・・とセルがなんとも力ない回り方。エンジンは掛からず、みるみるセルの力が失せていく。
キックで問題なく始動したので良かったが、もしかしてもうバッテリーが寿命?夏ぐらいから一発目の始動では毎回若干掛かりが悪かったのも関係あるのか。
・・・
#後日、ターミナルを紙ヤスリで軽く磨いてグリスアップして組み付け。気持ちセルの回りが軽くなった・・のは気のせい?w 2回目以降の始動も特に問題なくなったようだけど・・。
09/09/21(Mon) [長年日記]
▼ プレッシャーベアリング交換 その1
プレッシャープレートのベアリングの取り外し用にツールをホムセンで買ってきた。
ツールといってもM10ボルト・ナットとカラーのみ。400円弱。
このように組んでボルト・ナットを締め込んでいくと、パキッと音がして、
取り外し終了 (^_-)b
09/09/23(Wed) [長年日記]
▼ クラッチ復活
あれ、そういえば・・以前ヤフオクで落札したクラッチハウジングを交換した時、プレッシャープレートが一緒に着いていたように思う。すっかり忘れていたがどこかに紛れているはずだ。
こういう時のために在庫品は整理しておくべきなのだが、部品棚をすべてチェックしていったら・・やっぱりあった! ベアリングにも異常はなかったが、いちおうシールを開けて洗浄、新品のグリスを補充しておく。
組み上げて試走。プレートを厚いものと入れ替えたので、ディスクを新品にした時と同様につながるレバー位置が近めになったが、スパスパしっかりと切れるので慣れればまあ問題なし。クラッチの滑りも解消した。経済的に摩擦材が完全に無くなり切るまで使ってやるっ。あとはタイヤを交換しないとな。
09/09/24(Thu) [長年日記]
▼ プレッシャーベアリング交換 その2
連休前にMonotaROで頼んだクラッチプレッシャープレートのベアリングが届いた。早速ベアリングが逝っちゃった方のプレッシャーにインストールしよう。今回のメーカーはNTN。
取り外しとは逆なカンジに工具をセット。ホイールベアリングみたいに奥に障害物があるとこの手は使えないが、今回は両側が開放していたのでこんなんでも挿入出来た。
無事挿入完了。
09/09/26(Sat) [長年日記]
▼ 深夜リハ
実に十何年ぶりかに夜中にスタジオに入って、朝までThin LizzyとかWhitesnakeとかYngwieとかヘビーメタルの曲をセッションする。速弾きはしんどいけどやっぱり楽しい。
最近下げめにしていたストラップ位置が一気に上に戻った。だってハイポジション指が届かないんだもの。全然弾けないよ。ロックスターの方々はあれでよく弾けるよなあ・・。
09/09/27(Sun) [長年日記]
▼ シートトラベラーバッグ
オイラは日帰りばかりで荷物が少ないから普段は小さなシートバッグでだいたい間に合う。泊まりの時は着替えとかがあるのでタフザックをゴムひもでリアシートにくくりつけて行くわけだが、途中で何か取り出したくなった時などはいちいち荷を解くのがさすがに面倒で、泊まりツーリング用に使い勝手のいいリアバッグが欲しくなった。ポケットとかは一切ないから小物も小袋にまとめないといけないし。
900SSはグラブバーが障害になるので前後幅の大きいバッグは着けられない。その手の商品をざっと見渡してみると、条件を満たすのはラフ&ロードのシートバッグかモータウンのシートトラベラーバッグということになる。
使い勝手や製品の質感はやはり実際に現物を手にしてみないことにはわからないので、賑わう日曜のライコに行き吟味してみた。
で、こちらが決め手になった理由は、
1.シートに固定用ベルトを通しておけば、あとはベルクロで簡単に脱着出来る
2.フレームが入っていて荷物が少ない時でも型崩れしない
3.あらゆる箇所に着いている豊富なポケット
4.上面にドローコード
中でもベルクロ4点止めで簡単脱着が、気にいった最大の理由。ステーやフックにゴムひもを引っ掛ける必要がないから見た目にすっきりしてるし、オイラがやりがちな荷崩れの心配も完璧に無用だ。
装着してみて唯一問題だったのは、900SSのシートには付属の固定用ベルトが長すぎなことだけ。ベルクロがシート裏まで来てしまうので脱着するにはその都度シートを外す必要があるが、その作業は家と宿くらいだもんね。いろいろ詰めると思ったほどは入らないが、ロングツーリングでもなければOKでしょう。もっと早く買っとけば良かった。
09/09/28(Mon) [長年日記]
▼ GLにて粛々と10万キロ達成
天気があまり良くないので遠出は諦めて嵐山渓谷に行ってみることにした。昔バーベキュー場には行ったことがあるが、渓谷自体へは一度も訪れたことがないのである。
交通量の少ない鳩山の県道から玉川を経て嵐山町へ。いちおう景勝地のわりに案内看板が見当たらず、あちこちさまよってそれらしい案内を見つけたがやけに狭くて地味な道だ。途中の駐車スペースでバイクを停めて林の中の遊歩道を歩くことになったがとても観光の場所とは思えない・・。
砂利道を下りていくと渓谷?に出た。冠水橋が掛かっている。
なんだこりゃ。水は濁ってるし京都の嵐山になんか較べるべくもない。しょぼい。しょせんは埼玉の田舎観光地、こんなものなのか・・
と、落胆して嵐山を後にしたが、家で改めて調べるとどうやら景勝地の嵐山はもう少し離れた場所にある模様。今日オイラが行った川の南側ではなく、北側から入っていくようだ。
事前調査不足だったな。今度リベンジしよう。
お腹がたいへんに減ってきたので小川町の金勝うどんを食べに向かったら、月曜定休だった。残念〜。滑らかでぶっといあのうどんをまた食べたい!
そのまま定峰峠方面に向かい、バスロータリーの先にあるやまびこにて昼食。
天ぷらつきもり蕎麦、900円。普通のもり蕎麦でも700円と、コストパフォーマンスはあまりよくない。蕎麦は滑らかで柔らかめ。蕎麦の風味が弱かったのは新蕎麦前の一番厳しい時期だから仕方ないか?店のおばさんがデザートのリンゴとプチトマトをおまけに持ってきてくれた。
隣のテーブルでおじさんが食べていたうどんが、黄みがかってつやつやしていて妙に美味しそうだった。次回はうどんにしてみよう。
ハーフウェットの路面に気を遣いながら定峰峠に上っていく。白石峠からGLに向かうと霧が発生していた。対向車はほとんど来ないが安全運転で進む。
ところどころで木々が色づき始めていた。
不動茶屋で休憩の後、顔振集落の付近でついに10万キロを走破\(^o^)/
今日はテンションが低めでまったり散歩だったので、特に大きな高揚感もなしにあっさりと達成してしまった感じで、ちょっともったいなかったな。900SSに感謝の意を奉げ、この先もよろしくな、と帰路に着く。
09/09/30(Wed) [長年日記]
▼ エクストラ・ライト・ゲージ
ダダリオの新品の弦を張りたてのOM-28Vは最高に気持ちいい音がする。でも弦が死んでくるととたんに高音の抜けがなくなって、中音域のボムッとしたところが耳につくようになってしまう。うちのOMはもともと中〜低音がよく出るので、高音が弱くなってくるとそれが逆にすごく気になるのだ。
弦が錆びるのは鉄弦アコギの宿命といえばそうなんだけど、1週間かそこらで弦を張り替えるのもちょっと・・。
でまたマーチンSP+を張る。ワウンド弦がコーティングなので中〜低音が控えめで最初は結構良い感じだったが弦が古くなるとやっぱり高音が抜けなくなってしまった。しかもコーティング弦のわりには寿命が短い感じ。イマイチ。イマニ。
今度は、買う時にゲージを間違えてしまってストックに埋もれていたワッシュバーンのエクストラ・ライト(.011〜)を張ってみた。当然ながらゲージが細い分、音も細い。特にプレーン弦がか細い感じだ。テンションも弱くて強く弦を押さえるとすぐシャープしてしまう。セーハが楽なのはいいんだけど。
それが時間が経って弦が落ち着いてきたらこれが意外に良くて、余分なローミッドの膨らみが抑えられ、全体に明るく軽やかな音になった。弦が死んできてもそこそこバランスが良いので、練習用にセコく長く使うにはいいかもしれない。
ただこれは、ワッシュバーンが良いのかはたまたエクストラ・ライトというゲージが合っていたのかがわからないので、次はダダリオのカスタム・ライト(.011〜)を張って試してみようと思う。
OMは1〜2弦のローフレットが減りまくって酷い状態。細い弦にしたのもあるのか、2弦のチューニングが合わなくなってきた。そろそろリペアに出さないと・・。
> にし [祝 900SS君10万km達成 v(^_^)v 新車になっちゃいましたね]
> kato [ありがとうございます さてあとどれだけ乗れるか]