08/04/03(Thu) [長年日記]
▼ 転倒
アドレスでの帰宅途中、交差点の浮き砂利に乗って転倒。T字路を脇道に入るところで速度は低く、人車ともにダメージは最小限だったが、手首を捻ったのとジーンズが裂け右膝を擦り剥いた。この日はたまたま行きと同じ人家のまばらな田畑地帯の裏道ルートを選んだのが災いした。
翌日ポイントを確認してみると、たしかに交差点の中央部分に砂利が溜まっていた。こんなトラップを回避出来なかったのが情けないっ・・
08/04/04(Fri) [長年日記]
▼ ミキサーのメンテナンス
今日はトリムの不調なPAミキサーのメンテナンスを2台。
終業間近に1台が終わり、要領がつかめたのであと1時間でちゃっちゃともう1台も、と思って始めたのが運の尽き。1時間どころか3時間もかかってしまい、帰宅したのは4時になってしまった。ま、たまにはいいか(^ー^)
▲ここに至る最短手順を見つけるのに一苦労w
▲パネルの裏はホコリだらけ・・やっぱり定期的に開けて掃除しないとダメだね(^ー^;
08/04/06(Sun) [長年日記]
▼ 慈雲寺のイトザクラ
今年も慈雲寺のイトザクラ(枝垂れ桜)を見に行こうとサイトで開花情報とにらめっこしていたところ、今週末に満開の様子。今回は店の仲間内を誘って車で出かけることにした。
中央道勝沼ICからフルーツラインを経て慈雲寺に向かう。フルーツラインの入口や途中にはしっかり慈雲寺への案内看板が出されていた。俺は穴場と思っていたが観光名所なのだなぁ。
そういえば週末にここに来るのは初めてで、まだ午前中というのにものすごい人出だ・・。寺の入口近くは駐車場に並ぶ車でちょっとした渋滞が起きている。
観光バスのツアー客も多く、寺にアクセスする狭い坂道はゾロゾロと歩く歩行者と渋滞する車で離合の際などかなり危険な状態だった。花見シーズンには一方通行にするなどの対策が必要かもしれない。駐車場は満車に近かったがさほど待たずに停められた。
駐車場待ちの時、どこかで見覚えがあるタンデムのスカイウェイブが入っていくのを確認。もしや!と思ったらやっぱりsiba君だった。なんというタイミングw
実際会うのはしばらくぶりになるけど相方さんともども元気そうで良かった。ポタリングのせいかずいぶんしっかりした体格になってたね。
さて、お寺の中も人でいっぱい。おのおのカメラやケータイを構えて写真を撮りまくっている。正直例年ほどくつろげる雰囲気ではないものの、桜自体は満開直後の最高のタイミングだ。花の付きも今年はすごく良いそうで、雲ひとつ無いスカイブルーと濃密なピンクのカーテンの見事なコントラストを満喫した。
▲ほぼ満車状態の駐車場
▲さすが休日の人出は半端ない(^ー^;
▲枝垂れ桜の全景
▲ふさふさと見事な花着きだヽ(´ー`)ノ
▲まさに糸のように枝垂れるイトザクラ
▲枝のカーテンの向こうは花見客でギッシリ
▼ 夕暮れの伊佐沼
夕方伊佐沼の桜を見に行ってみる。
あいにくすでに散り始めていたものの、最後の花見を楽しむ人も多かった。閉店仕度を始めた売店で売れ残りのからみもちやだんごを買い、ベンチに座り散りゆく花を眺める。日暮れ近くなって風が強くなり桜吹雪が舞い散った。
08/04/07(Mon) [長年日記]
▼ 鎌北湖の桜
雨の一日。夕方、鎌北湖の桜の様子を見に出た。
北平沢からゴルフ場の脇を抜けて宿谷林道との分岐に出ると、夕闇の中、満開の見事な桃と桜が出迎えてくれた。晴れの日中とはまた違った風情があっていいな。
鎌北湖の桜は8分咲き。この雨が止んだら満開になることだろう。
08/04/11(Fri) [長年日記]
▼ 長勝院 旗桜
志木にあるチョウショウイン ハタザクラの開花を二度ほど出勤前に様子見に寄ったがその時はまだつぼみだった。
その後なかなか時間が取れずにいたが、今日帰宅途中に寄ってみるとすでに散り始めていた。ちょっと残念だが見るには見れたのでよしとしよう。
▲深夜なので光源は暗い街灯一本・・どうにかレタッチ
08/04/13(Sun) [長年日記]
▼ お茶の水で高級アコギを弾き倒し
ほとんど弾く機会の無くなった手持ちのストラトを一本売却しようと思い、Strato-Crazyというストラトキャスター専門店に持っていった。周辺は一通の狭い道で、神田のオフィスビルの地下にあって探すのにはちょっと手間取った。
店内のショーウインドウには数十万から数百万まで高価な何十本ものギターが並んでいる。い、いつの間にこんなに値上がったんだ?^^;
買い取り希望の旨を伝えると、その場で音出しと、分解して各部のチェックを行う。残念ながらボディ、ネックともに木部に加工があるのでほとんど値段はつけられない、との回答に落胆する。次のアコギ購入の軍資金にしようと思っていたのだが・・
ともあれ気持ちを切り替えて、続いてお茶の水の楽器街に移動する。ここに来るのは十何年ぶりだろうか。明治大学が豪華になってたり店が変わってたりはあるけど、基本的には昔と変わらない。渋谷や新宿の人ごみは苦手だけどここは安心出来るな。
手始めにマーチンの正規代理店であるK楽器のアコースティックフロアを覗いてみる。俺はこれまでマーチンに特に思い入れはなかったが、トップ・ブランドで多くのミュージシャンが使っているのと、スタジオのスタッフの子がOOO-15というオール・マホガニー・ボディのマーチンを持っていてこの間弾かせてもらったところ、かなり印象が良かったので見直したのである。
良いギターを探しているんですが良ければ音を聴かせてもらえますかというと、若めの店員さんがあれこれ試し弾きさせてくれた。
まずはマホガニー・ボディのD-18を試奏させてもらう。マホガニーの暖かい音はフィンガーピッキングに最適で、ポロンと爪弾いているだけでボディが振動して、一音鳴らすごとに脳内麻薬が出てくるようだ。しかし反面、ピックでジャランとストロークするとどこやらぼやけた音でキレが無い。
ちなみに同じD-18でも弾き比べてみると個体によってよく鳴っているものとあまり鳴らないものがあった。やはり楽器、特に生楽器は試奏して決めないと意味がない。
続いて弾かせてもらったのはローズウッド・ボディのD-28。D-18には無かったブライトな高音とドスの効いたローが出てくるが、俺はこの低音弦のドーンというかボーンというか、響きの濁った低音があまり好きでない。次に弾かせてもらったビンテージ・タイプのD-28Vも根本に大きな違いは無かった。
こちらが質問するとあれもこれも持ってきてくれる親切な店員さんで、同じマホガニー・ボディのギブソンJ-45との比較もさせてくれた。弦の分離感の少ないギブソンはD-18よりローがあり音がダンゴになって出てくるので、パラパラと爪弾くよりもジャカジャカとコード・ストロークして使うのに向くようだ。
弾かせてもらった中では最初のD-18にはわりあい好印象を持ったものの、即購入に踏み切るほどでもなかった。店員さんにお礼を言って店を後にし、S楽器に行ってみる。
S楽器は2Fにアコースティック専門フロアがあり、一人担当の店員さんがいたので相談してみる。
こちらが年季の入った方で、ちょっと疑問を投げかけると即端的な返答が返ってくるし、歯に衣着せぬというか・・それって売る側の人が言ってはまずいのでは・・と思うような裏事情やダメなギターの見方まであっけらかんと教えてくれるのである・・店頭のギターを実例にして^^;
最初に今日は下見でしょ?と聞かれたので「はい、そうです」と答えたのだが、もともと話し好きな人なのか気に入られたのか、試奏したり話を聞かせてもらううちに2時間が経っていた。
前から気になっていた、良い木を使ってていねいに作られているというK Yairiのギターが置いてあったので弾かせてもらう。D-18タイプで同じマホガニー・ボディの10万円台の比較的安価なモデルだったが、俺の好きな暖かな音ではなく比較的ドンシャリ系の音だったのでターゲットからは外れた。ずっと弾きこんだり、もっと高いグレードのモデルだとまた全然変わってくるのだろうが・・
ここでもD-18を弾かせてもらい、暖かな音を確認する。が、弾いてごらんと次に渡されたGolden Eraという、マーチンの中でも評価の高い戦前の時期を再現したモデルにはマイった。
D-18GEは上から下までまんべんない音域が湧くかのように鳴っており、本当にマホガニーかと疑うくらいレンジの広い音だ。とはいえ音の根にはたしかにマホガニーの暖かさも残っている。指で爪弾こうがピックでガシャガシャ鳴らそうがまったく不満ない。スタンダードのD-18ではこうはいかない。すごい・・
ローズウッド・ボディのD-28GEも弾かせてもらった。こちらも上から下まで広いレンジがクリアに出ており、スタンダード・モデルで感じた低音の濁りなどはまったく無い。これならマホでなくてもいいかなと思わせるシロモノだった。いずれにせよどちらもスタンダード・モデルとは雲泥の音色の差だ。もちろん値段もだけど^^;
俺はモノクロがカラーに、モノラルがサラウンドになるくらいの違いを感じた。これに持ち替えたとたん、自分の周りにスピーカーでも置かれたみたいに本当にギター全体から音が出たんだよ!
店員さん曰く、ショーウインドウの中の超古いD-28などはさらに良い音がするというが・・ 現行のスタンダード・モデルでも弾き込むうちにはたしてGE並みの鳴りになるのだろうか・・?
他に何本かギターを弾かせてもらった。どのギターも店員さんがチューニングをしてから渡してくれるわけだが、チューニングの時点でもう鳴りが違うのはある程度わかってしまう。
間違えてはいけないのは、必ずしも値段が高いから良い音がするわけではなく、良い音がするギターを求めようとすると、結果的にそれらには高いものが多いということだろう。
安くて(壊れているとかのワケアリ品でなく)自分が気に入る音のギターがあったらそれが一番だけど、そういうのを探し当てるのは気の長い話だ。
メジャーなブランドは明らかに価格によって出来上がりに格差をつけているから、ブランドにこだわらないなら有名でなくてもたしかな実績のある工房や製作家に頼むのも賢いかもしれない。
それにしても一度最高の音を聴いてしまうと、なかなかそれより下の音では満足出来なくなってしまうものだ。店員さんは、いきなり無理しなくても徐々にステップアップしていくのもアリだよと言っていたが・・
まあ20万出してD-18を買うくらいなら、思い切ってあと20上乗せしてGEを買うか、逆に10万ちょっとで買えるD-15で十分かな。正直なところ、中途半端なクラスを買ってしまうのが一番もったいないように思った。
お茶の水はいまだやはり楽器のメッカだった。店員さんには深くお礼を言って帰途に着く。帰りの車内でもずっと頭の中でギターの音が鳴り響いている。眼福ならぬ耳福の一日だった。
08/04/14(Mon) [長年日記]
▼ 桜の奥多摩ツーリング
どうも俺の休みになると雨が多い。今週も天気が悪くてお出かけはムリかと思っていたが、昼に起き出して外の様子を見ると、路面は乾いており空には晴れ間が覗いていた。雨量情報でも雨雲の団体は東に抜けていったようである。
それではと今年最初の奥多摩に向けて900SSを走らせた。
時間を有効に使うため川越ICからいきなり圏央道を使用したけど、これがどうやら大正解で、入間ICにはついこの間出来たアウトレット・モールの影響で導入車線からすでに車の列が出来ていた・・ 当然国道も相当流れが悪いはずだ。当分はこの界隈のルートは避けた方が無難だな・・
日の出ICから檜原街道に出る。雨上がりの平日なので、いかに公安運動週間といえどまず店は開いていないと思うが、一応用心して擦り抜けもせず軽めのペースで山に向かう。
上川乗で甲武トンネル方面に折れ裏周遊(r18)へ。景色を楽しみつつ適度に流すには最適のルートだ。ふもとでは葉桜が多いが登っていくにつれ盛りを取り戻してくる。梅や桜や黄色の花木(レンギョウ?ミズキ?)があちこちで出迎えてくれた。
ふと気がつくとまずいことに進行方向に暗雲が見える。山間に入っていくうちに、みるみる雨雲が広がってきた。降られる前に引き返すか雨宿りする場所を探さねばならない。
一宮神社で雨雲をパスさせてもらうことにした。
静かなr18沿いにあってなお閑静な神社だが、石段を登ると意外にも広くて立派な境内があった。木造のぬくもりによるのか立派な神木のせいか、はたまた愛嬌のある狛犬のおかげか、厳かな中にもどことなく優しげな場所である。軒下を借りてしばらくすると案の定ポツポツと雨が降り出した。
15分ほどしてどうやら雨が上がったので、神社を後にする。雨宿りありがとうございました(^^)(_ _)
雨が降ったのは付近の一部だけだったようで、先に進むにつれて乾いた路面になった。
久しぶりの峠道だがどうも右コーナーの処理がスムーズにいかない。インに早く着きすぎたり、違和感を感じて倒しこめなかったり・・特に鶴峠辺りの下りヘアピンはほとんど徐行状態だ。乗り方を思い出すよういろいろと試してみるが、この日は最後までいまひとつしっくりいかなかった。
昼食は蕎麦を食べたかったので原始村に行ってみたところ、予想通りお休み^^; そこで深山橋のたもとの3軒に向かうとJ屋だけが営業していたので、ざるそば(750円)を戴く。
奥多摩では人気のある店だが、昼時をだいぶ過ぎていたためかのびのびで、湯切りも満足にされてなくて生ぬるい麺・・ えらく割高な蕎麦になっちゃった(;^ー^) ま、仕方ないね。たぶん昼前に行けばこんなことはないでしょう。
店の前の駐車場で缶コーヒーを飲みながらまったり。やっぱり平日の奥多摩はいいなー。桜のタイミングにも間に合ったし大満足。
さて、腹ごなしに周遊を走ろう。
路面はほぼドライで走りやすいことこの上ない。もっとも何があるかわからないからペースは控えめに・・月夜見第二Pで折り返し、ガス補給に向かった。
国道に面した丹波山村落の民家に綺麗な桜の古木があったので、記念写真。この界隈は道幅狭く街道の面影があり、いつ来ても時間が止まっているようなのどかさを感じる。
ここまで来たのでせっかくだから柳沢峠に足を延ばそう。
数年前に土砂崩れのあった一ノ瀬のヘアピンには現在トンネルのバイパスを建設中だ。 崖にへばりつくキツイつづら折りなので、特に重量車にはありがたいだろう。
R411もR139も次第に高規格に姿を変えつつあるので、今のうちにくねった旧道を楽しんでおきたい。
人気の無い静かな山道をドコドコと進み、次のカーブを曲がったら柳沢峠という時、路駐されたたくさんの車が目に入ってきた。そして人だかり。カメラやマイクを抱えている人が多いので、どうやら何かの取材のようだ。なんだ?こんなところでいったい・・
近づいて行くと林道の入口にはパトカー。一瞬こんなところで取締り!?と思ったら、女性連れ回し事件の遺留品発見現場だったようだ・・
奥多摩山中というと小説や事件ではよく目にすることもあるが、ツーリングライダーとってはものすごく近しい場所だけに、こういう殺伐とした状況を目の当たりにするとどうにも不自然というか奇妙な感じがしてしまう。
峠の茶屋やその上の公営駐車場にも中継車や関係者の車が並んでいた。一方俺は展望台のベンチでいつものようにまったりとコーヒー休憩・・
いつ、どこに事件の種があるか本当にわからないものだ。怖い世の中になったね(・_・)
だいぶ日が傾いて肌寒くなってきたので峠を下りる。気温は10度を割っていた。
こんな美しい景色の中で・・
丹波山の学校の周りにまとまった桜が見えたので、下りて行ってみると、なかなか良いアングルが見つかった。やまびこ庵に向かう橋の上からパチリ。
留浦集落の駐車場にバイクを停め、トイレ休憩の後ドラム缶橋に下りてみる。
湖畔の満開の梅と桜がたいへん綺麗で、陰惨な事件の残像を薄らげてくれた。
再び周遊道路に渡り帰途に着く。
オレンジに染まった月夜見第一Pに立ち寄ると、そこには沈む夕日に照らされる奥多摩湖。
ツーリングの見事なエンディングだった。
08/04/21(Mon) [長年日記]
▼ 中正寺の枝垂れ桜
上野村に中正寺という枝垂れ桜の名所があることを聞き、行ってみることにした。
雲は薄いものの、イマイチすっきりしない天気の中川越を出発。午前9時の幹線の渋滞を抜けてR299の山間部にたどりついた。
山間部に入ると今度は雨粒がシールドにポタポタと当たりだし少々不安になったが、幸いそれ以上落ちてくることはなく、道の駅あしがくぼにて小休止を取る。
道中は車も多かったが、道の駅にいると休憩に立ち寄るバイクも案外多い。彼らも平日休みの人たちなのだろうな。
咲き誇る春の花で山里の景色はどこもかしこも色とりどりだ。彩度の落ちた茶色だった山肌もすっかり萌えた若草色に輝いている。もうちょっと天気が良ければ色が映えるのにね。
R140から巴川橋を渡り、裏道のr209からR299のさらなる奥へと向かう。ようやくペースも上がり始める。
志賀坂峠の路面の砂もほぼ無くなっており、快適なワインディングを楽しめた。相変わらず金山志賀坂林道への道はゲートが掛かっていたが・・早く開通するといいな。
群馬に抜けるとすっきりとした青空が広がり、気温は25℃まで上がった。
恐竜センターの手前にある神高屋で昼食。
初めて入る店だがざるうどん(大)が520円となかなか安かった。うどんは田舎風でなくもちもちした食感。
すでに午後2時を過ぎていたので先を急ぐ。
相変わらずガラガラのバイパス道路をカッ飛んで、上野村楢原集落への旧道に下り、昔ながらの渓谷沿いの狭い道を進んでいくと、中学校の校庭の桜が見事に満開だ。目的地の中正寺(●)はそのすぐ先の高台にあった。
人気の無い素朴な寺の敷地に樹齢500年の枝垂れ桜が咲いていた。
▲ソメイヨシノと枝垂れ桜の共演
▲手前の枝垂れ桜は原木から接ぎ木されて育ったものだそうだ
ゆったりと時間が流れる静寂の中、一羽のウグイスが鳴いた。
数名の客が立ち寄った以外は半貸し切り状態で、カメラマンでイモ洗い状態の有名寺とはまったく違うのどかな雰囲気である。
小一時間もいただろうか、日がだいぶ傾いた頃、寺を後にしオレンジに染まった景色の中、行きとほぼ同ルートで帰路に着いた。穏やかな春を満喫した一日だった。
08/04/22(Tue) [長年日記]
▼ テンショナー・ベアリングの固着
昨日のツーリングでオイル量が減っていたので注ぎ足し、タイミングベルトの張りチェックをしたところ・・
問題発覚!テンショナーのベアリングが一個死んでいた。
リアバンク側のベルト中ほどに全周に渡って線が入っているのが見えたので、手で触って確認したところ汚れではなくやはりキズのようで引っかかりがあった。もしやと思いテンショナーを手で動かしてみると、奥側のベアリングがまったく回らない。
車体から取り外し、力を入れて動かしてみるがわずかにカタカタ動くだけ。見事に固着している>< ベアリング+ベルト交換は必須だ。
ともあれ一時的にでも回るように、シリコンオイルをたっぷりと吹き付けてグリグリとしつこく動かしていると次第に固着が取れ、数分後なんとか一応回転するようになった。もちろん感触はゴロゴロしておりベアリングとしては完全に死んでいる。
さてこのベアリング、純正で頼むとえらく高いらしい。重要な箇所ではあるけれども、それほど高負荷の場所でもないから、市販の(当然、信頼出来るメーカーの)ベアリングで代用出来そうなのだが・・
メモ:外径32*内径12*幅10(6201DDUと思われる)
08/04/25(Fri) [長年日記]
▼ テンショナー・ベアリング交換
ネット上のベアリングDIY系記事をあちこち見て回ると、どうやらNSKとNTNという会社が一番信頼性が高そうなので注文先を探していたら、なんとamazonでもベアリングを扱っていた。なんでもやってるなぁ、密林(゚д゚) ということでさっそくNSKの6201DDUを4つ注文した。ついでだから前バンクも一緒に換えてしまおう。
▲(225円×4+送料315円=1,215円) 安っ!( ^ー^)
まず、古いベアリングをテンショナーから抜かなければならない。ストレートでベアリング・プーラー(2,520円)を買ってきた。
ベアリングにアームを固定してハンドルを締めこんでいく。初めだけは力が要るが後はスルスルと抜けてきた。
左が外したベアリングで右が新品だ。較べ物にならないね(^ー^)
古いベアリングのシールを剥がして内部を見てみると、見事にグリスが無いw 正確には固着していない方のベアリングにはかすかに消し炭のようなグリスが(;^ー^) かろうじて残っていた。ボールはガイド(ボールを等間隔に保つ)に固着して全く回転していない。一体化したボールとガイドがアウターを削りながら動いている状態だった(((( ;゚Д゚))))
前バンク側はテンショナーにはまっている時点ではわりあいスムーズに思えたが、単体にしてみたら回転の感触はやはりゴロゴロとしており、明らかに終わっていた。前後分注文しておいて良かった。
新しいベアリングを挿入する。シャフトに薄くシリコンオイルをなじませ、ソケットを使ってプラハンでガンガンと叩き入れた。決してアウターに当ててはいけない。ただこの向きだと力が逃げてなかなか奥まで完全に入り切らなかったので、最後はひっくり返してテンショナーのシャフトの付け根をたたくようにすると簡単に入った。
まだEリングをはめていないが一応インストール完了。両面シールなので多少動きは重いもののスムーズに回転する。
車体に取り付けバネ秤で4.5kgのテンションを掛け、整備完了ヽ(´ー`)ノ
後ろバンクのベルトの奥半分は摩擦でだいぶ削られてしまっているので、パーツを頼んで即交換だ。こうなると対面側のベアリングも交換したいところだが、純正assyを頼むと一個一万を超えるらしい(;^ー^) なんとか出来ないものかな。
(走行89,103km)
08/04/28(Mon) [長年日記]
▼ リア周りのグリスアップ、パッド交換
結構前からだが車体を揺するとリアからキコキコと音がする。場所はイマイチ特定出来ないがリアサスかブレーキキャリパーの取り付け部のいずれかのグリス切れだろう。
まずほとんどほったらかしにしていたリアサスを取り外して綺麗に清掃。長くリアフェンダーを外していたので泥汚れが酷かった。焼けが出ていた下側取り付け部のボルトを磨いてシリコングリスを塗り組み直す。上下ともにゴムブッシュは劣化しておりO/Hの際にでも交換したい。
ホイールベアリングはまだ大丈夫。交換スパンはなるべく長くしたい。ブレンボのホイールは非常に軟弱だからベアリング交換にもていねいな作業が必要なのだ(実際うちのは下手な店で一度ダメにされている)。
まだキコキコ音がするので発生源はブレーキ周りのようだ。交換時期のパッドをついでに新品に交換。
BREAKINGの格安パッドが手に入らなかったので、今回はSBSの安パッドを選択。
ステンレスのパッドピンが激しく削れていた。酷い状態。どうしたらこうなる??
キャリパーを清掃してピストンの揉み出しを行い、キャリパーサポート取り付け部をグリスアップして取り付けるとキコキコ音はしなくなった。
▼ R299夜走り
寝ずの朝一整備で限界が来て昼間は寝潰してしまった・・
そこで晩飯の後に軽く走りに出た。車通りは少なめでわりあい快適だったが意外に肌寒い。それなりに着込んではいたものの山間部の冷え込みに缶コーヒーと肉まん補給で思わず暖を取る。
昼間は晴れていたはずなのに星が隠れてるなーと思っていたらパラパラッと雫が落ちてきたので早々に帰路に着いた。
帰宅後ベルトをチェック、異常なし。連休に入ってしまったので部品がいつ来るか・・
08/04/30(Wed) [長年日記]
▼ タイミングベルト交換
一昨日注文したタイミングベルトが入荷したとの赤男爵からの連絡。早かったねー!ありがたい^^
てなわけで早速交換作業。
※自分で交換作業をする際はあらかじめ作業内容を熟考して慎重に。ミスったら責任も自分持ちになってしまうのをお忘れなく!(`・ω・´)
まずはベルトの取り外しから。
カバーを外す。後バンクはここの一箇所だけフレームが邪魔になって、ボールポイントのレンチでないと車載状態では外せない。
テンションローラーは緩めるだけでもいいが、どうせボルト2本だし邪魔くさいので外してしまおう。
後でクランクを回しやすくするためプラグを外す。ついでに点検。前後ともに焼け方は良好。後バンク側には若干オイルが付着。バルブステム辺りから下がってきているのだろう。
うちのSSにはずっとNGK DR8EAを使用している。適合表には高価なイリジウムプラグしか記載が無いが、標準プラグでなんら不具合はない。
プーリーとE/Gにはこのような合わせマークがある。ギアを3速辺りに入れて手でタイヤを回し、両方のマークを一致させる。タイヤの回転が順方向でプーリーは反時計回りになるので注意だ。
前バンクからベルトを外す。ちょっと固いががんばって手で外す。エンジンは冷えてる時でないと熱膨張しててやりづらいはず。ていうか熱い時にやったらヤケドします(;^ー^)
本来工具の使用は厳禁だが、後バンクは隙間が狭く手だけでは外しづらいので、ある程度外した後外側からドライバーの柄部分(ブレードではない)を這わせて外した。意外と簡単に外れてベルトやプーリーにも負担が掛からない。プーリーを支点にするとキズをつけやすい。
再使用する前ベルトはよく点検。問題無し。後ベルトは固着したテンショナーによってこのように(右)半分削られている。痛々しい。
周辺を掃除してインストールはリアから。たいていはベルトを外した時にバルブSPの力でカム側プーリーが回って合わせマークがずれてしまうので、再度一致させるように取り付ける。ちなみに戻るプーリーを押さえながら取り付けるよりは、タイヤを回してクランク側プーリーをカム側の位置と合わせた方が作業が楽だ。(たとえばカム側が合わせマークから20°ずれたらクランク側も同様に20°位置修正すれば良い)。
前バンクも同様にはめ込む。
テンションローラーを取り付けて、4.5kgのテンションを与えたら最終確認。万が一コマがずれていたら即やり直しだ。ずれたまま火を入れたら最悪E/Gが死ぬ。
プラグをつける前にセルを回して動作チェック。キュルキュルと健気に回るプーリー、ベルトが愛おしく思えるはずw
カバー、プラグを取り付けて作業完了。ゆっくりやっても1時間もあれば終わる。お疲れさまでした。
▼ R299夜走り
仕事から帰宅後、また試走に出た。マシンに不安が無いのはいいことだ。今日は大型車が多くてちょっと走りづらかった。
街では暫定税率の復活を受けていち早く150円台に値上げしているスタンドと、120円台を保っているところに分かれていた。もちろん安いところで入れたよw
> siba [数年前の奥多摩花火大会以来? 土日の人じゃないだろwww そういや44歳オメ( ゚,_・・゚)ブブブッ ]
> kato [オイラは今年で17歳と9865日ですが何か?(;^ー^)]