03/09/01(Mon) [長年日記]
▼ 結婚式バンド
10月に職場の子息夫妻の結婚式の2次会でバンド演奏することになり、今日はそのリハ。
嫁が大のアメリカンロック好きということで、曲目は
Rock in America (Night Ranger)
Panama (Van Halen)
Here I Go Again (Whitesnake)
の3曲。
さすがにメンバーはリアルタイムで聴いていた世代だけに、初音合わせのわりには順調に進んだ。
03/09/02(Tue) [長年日記]
▼ ドナドナ
昔のベストセラーか何かで、「部屋を整理するにはとにかく捨てること!」みたいな内容の本があったが、俺も使いそうにないものは極力手放すように心掛けている。
ということで数年前に一目惚れで買ったギター。
ポール・リード・スミス(PRS)というのだが、自分にはどうやら合わないと先ごろから薄々気付いていた。
そう感じた理由はいろいろとある(以下、楽器をやらない人にはチンプンカンプンかもしれない)が、
P.U.セレクターがライブ向きでないこと(ロータリーSWで瞬時に切り替えるのは難しい)、
自分的に使える音のバリエーションが狭いこと(リアPU以外の音はイマイチ使えない・24F仕様なのも大きな要因)、
キズを付けるのが怖くて乱暴に扱えないこと(元が美しいだけにキズが増えていくのがしのびない)・・などなど。
そして今日とうとう手放すことに決め、楽器店に委託に出してきた。
実際非常になごり惜しかったが、弾かれない楽器ほどかわいそうなものはない。
せめて次のユーザーにバリバリ弾いてもらえることを祈ろう。
03/09/05(Fri) [長年日記]
▼ カウンターのエラー
家に帰ってPCを開いたらHPが表示されない。
真っ白なバックにcounter.rbがどーたら、とかメッセージが書いてある。
それではとサーバ上のcounter.rbを削除してみると、正常に表示された。
??昨日までは何も問題なかったのに〜!と怨みつつ(誰を?)、カウンターが使えないというのも寂しいので少し調べる。
最新版があったのでそれに差し換えると、無事正常に表示された!
よかったよかった。
しかし突然なんだったのだろう・・?
03/09/06(Sat) [長年日記]
▼ 河口湖へ旅行!
友達の奥さんが宿泊施設を安く借りられるというので、仲間7人で計画を立てて遊びに行くことになった。
午前10時、レンタカーを借りて出発。
首都高の混雑を抜け、中央道へ。
これまた大混雑の談合坂SAで軽く食事休憩を取りつつ、河口湖ICに向かった。
宿は河口湖畔でも駅のある(南東)側とは反対(北西)側のプチペンション村というところにある。
はたしてコテージは閑静な場所にあり、広くとても居心地のいい2階建てのログハウスだった。
とりあえず各々ごろごろと体を伸ばしてドライブの疲れを取る。
夕方、仕事のため後から電車で(!笑)やってきた1人を拾い、野天風呂天水へ。
コテージに戻り、夕食は道中で買い溜めた食材で焼肉。
皆てきぱきとよく働くので、準備も後片付けもあっという間だ。
たんまりと飲み食いし、リビングで楽しく雑談しているうちに睡魔に襲われ、ベッドに入った。
03/09/07(Sun) [長年日記]
▼ 河口湖へ旅行! part2
寝入りばな、コテージ中に鳴り響く約1名の携帯の目覚ましで全員が叩き起こされる一幕もあったが、(^-^;
午前8時半にはリビングに全員が集まり、朝コーヒーを飲みながら仮面ライダー555を見た。
日曜朝のお約束である。
9時半、コテージの片付けを済ませ、湖畔に向かう。
天気は霧がかっており、時おりパラパラとごく小さな雨粒がかかることもあった。
湖畔の無料駐車場に車を停め、地元の食堂組とマック組に分かれ朝食をとる。
俺はパンを食べたかったのでマック組。
しかし食堂組の真の狙いは酒を飲みたかったらしい。(^-^;
食事を終え湖畔でぶらぶらしていると、駐車場の誘導のオッチャンが、軽快なギャグを交えてやたら気さくに話しかけてくる。
1人に応対を任せて(ヒドイ!) これからどうしようかと話していると、8人ほどの観光客を乗せたモーターボートが岸に戻ってくるのが見えた。
あれに乗らない?ということになり、看板の値段表を見ると、どうやらコースが5つあるようで距離で値段が変わるらしい。
一番短いAコースで1人1000円、最長のE(デラックス)コースで2000円。
そこへやってきたさっきのオッチャン。
ボートについて聞くと、待ってましたとばかりに説明を始めた。
(Eじゃ高過ぎるしAじゃ味気ないから間を取ってCくらいでいいんじゃん?)と思っている俺に、オッチャンはこう断言した。
「一番いいコースはね、デラックスでE(イイ)コース!」
全身から力が抜けていくのを感じたが、次の「マケルよ!」の一言で話は決まった。
全部で1万円でいい、ということでお金を払うとなぜかオッチャンがボートに乗りこもうとする。
「えっ!おじさんが運転すんのっ!?」
「私じゃいけませんか」
顔から血の気が引いていくのを感じたが、覚悟を決めてボートに乗る。
靴を桟橋に脱いで行くのがまた死への旅路のようで不安をつのらせる。
「それじゃ行きますよ」
ボートはのんびりと岸を離れた。
なかなか快適なクルージングかもと思っていると、「それじゃスピード出しますから!」とオッチャンがフルスロットルをくれた。
ボートはウィリー状態になって加速を始める。
「うおーーー!!」
予想していたよりはるかに速いスピード感。
オッチャンはことあるごとに後を振り向いて解説するが、その間も決してアクセルは緩めない。
波があれば逆ハンを切り、ジャンプを繰り返す。
そのうちの何度かは、(今の実はヤバかったんじゃないの?)くらいの暴れ方。
それでもオッチャンは、「もうちょっと波があればもっと面白いんだけどねぇ」
ジェットコースター並の遊覧航行だった。
岸に戻ると「キャプテン(船長)ブラボー!!最高!!」と全員で万雷の拍手。
最初とは180°評価は変わって、最後は記念写真に握手までしてしまった。
まさしく今回の旅行のハイライトだった。
その後、車を流しながら湖岸で遊べそうな公園を物色する。
ボート乗り場からは反対側になる、道の駅かつやまにて休憩。
のんびりとした時間を過ごした。
そろそろ腹も減ってきたので道の駅を発ち、「山女蕎麦」のノボリの店で昼食をとる。
俺は山菜天ぷら定食。
友達の頼んだ山女の塩焼を一口もらう。
美味かった。
食事後、帰路に着く。
談合坂SAにて休憩&おみやげを物色。
さて行こうかというところで、渋滞が始まってしまった。
SAの入口近くに停めてしまったために次々に車に割りこまれて、2時間経ってもSAからすら出られない!
バイクには無縁のことだけに、勉強になった。
「混雑するSAでは、出口近くに停めるべし!!」
とっぷりと日が暮れたころ、ようやく本線に乗ることができた。
午後10時、車を返し、遅い夕食をとって解散。
とても中味の濃い旅行だった。\(^o^)/
03/09/13(Sat) [長年日記]
▼ 鳴らないホーンの整備
昨日、路地から飛び出しそうな車にホーンを鳴らそうとしたら、何度スイッチを押しても鳴らずに焦った。
本来日常点検項目の一つなわけだが・・乗るたびにいちいちプーと鳴らして確認する人も少ないと思う。
とはいえこのままでは危険なので、早速整備することにした。
まずはホーン本体の点検。
ホーンを車体から外し、端子に12VのACアダプタ(こんなところでエフェクター用が役立つとは)から取った電流を通す。
鳴らない。
しかし電流に反応している気配はあるので、調整用スクリューの封印を剥がして、少しずつ回していくとプーと音が鳴った。
さてこれで直ったと思い、車体に戻してスイッチを押すがやはり鳴らない。
それでは、とハンドルスイッチBOXを分解する。
ホーンスイッチのセクションをバラして点検すると、一方の端子が斜めに削れていた。
どうもこの辺がくさいので、端子を平らに磨き、汚れもきれいに取り去る。
組み直してスイッチをONするとプーと鳴った。ヽ(´ー`)ノ
今回は本体とスイッチ、両方に不具合があったようだ。
03/09/15(Mon) [長年日記]
▼ 21時間 信州ツーリング
今週は天気も落ちついているので、月・火と1泊ツーリングに出ることにした。
目的地は今年6月にコケて以来の乗鞍。
朝5時、チェーンに給油をして家を発つ。
連休で大型車が少ないので走りやすい。
R254を北上、東松山ICで関越に乗り、上信越道・下仁田ICで関越を下りると再びR254に出る。
R254はちょうどここから峠道となるので、快適なワインディングライドが楽しめる。
数台の遅い先行車をパスすると、前方はオールクリア。
まさに峠攻めにはもってこいのシチュエーション、しかしコケた精神的影響がまだあるのだろう、全開には程遠いペース。
別にコーナーを攻めていてコケたわけでもないのだが。
内山峠を越え、佐久に入るとカラフルな沿道のコスモスが迎えてくれた。
県道2号を南下しR299へ折れる。
これも貸し切り状態の麦草峠を走る。
秋のカラマツの紅葉は幻想的なほどの美しさだが、まだまだ色づく気配はなかった。
そのままR152で茅野に出、杖突峠を目指す。
さすがにこの頃になると車の往来も多くなり、車の後に着いてのんびりクルージングとなる。
峠の茶屋に手打蕎麦のノボリがあったが、先でハシゴをする予定なのでここはガマン。
峠を越えると、杖突街道は信州の山里らしい風景の中を走る爽快な道になる。
俺はこういう道が大好きだ。
あまりの爽快さに、矢吹丈のように「イヤッホゥ!!」と何度も叫んでしまう。
人から見たらアホみたいに見えただろうが、湧き上がる衝動を止められなかったのだ。
またひとつお気にいりの道が増えた。
高遠でR361に折れ、権兵衛峠を抜けて、R19にバイパス。
観光客でごったがえす道の駅
日義木曽駒高原にて休憩を取る。
甘〜いソフトクリームで糖分を補給した後、R19から県道20号に折れる。
開田高原に到着したのはちょうどお昼を回ったころ。
さて、ここで蕎麦屋をハシゴする予定だったが、大ショック!
どの店にも行列が出来ている。
さすが連休。
仕方がないので覚悟を決めて列に並ぶことにする。
前情報を持たずに行ったのだが、並んだ店は中西屋という、評判の良い店だった。
待つことおよそ1時間、ようやく席に着くことが出来た。
その間に「本日終了」の看板が店の前に出される。
危ないところだった。(^-^;
注文したのはざるそば。
まずは、いかにも手打な太さの不揃いな麺をそのまま食べてみると、蕎麦の強烈な香りが口内に広がった。
美味い。
つゆも単体では美味しいのだが、蕎麦をつけて食べてみると、いまいち弱い印象。
もっと辛口でないとこの蕎麦の強さには合わない気がする。
午後2時、常宿に電話を入れるが、今日は午後から用事で出てしまうとのことだった。
どこか他に飛び込みで宿を探すか、いっそのこと日帰りしてしまうか・・
とりあえずどちらでもいいように、乗鞍行は取りやめ、インターの近くまで戻ることにする。
地蔵峠を経由してR361からR19に出た。
さすがにR19は大型車も多く渋滞がちで、ここへきて疲労のため猛烈な睡魔が襲ってきた。
道の駅
奈良井でバイクを停め、一休み。
芝生に寝ころんで仮眠をとる。
30分ほどのわずかな仮眠でも、かなり気力体力が回復した。
気を取り直してメチャ混みのR19をすり抜ける。
塩尻ICから長野道に乗る。諏訪湖SAにておみやげを物色。
ついでにもう一度仮眠する。
気がつくと空は赤く色づいていた。
暮れゆく諏訪湖を眺めながら、ふと上諏訪で宿を探す気になった。
諏訪ICで下り、諏訪湖に戻るが、渋滞のため湖に着くころには日はとっぷりと暮れ、頼りの旅館案内所も閉まっていた。
午後7時。
中途半端な時間だし、いちいち宿を当たるのも面倒で、結局日帰りすることに決め、再び中央道に乗った。
9時前、談合坂SAに到着。
ここから先は例によって休日の大渋滞だ。
急ぐ旅ではないので渋滞が解消するまで待つことにして、芝生に寝ころぶが、うたた寝して1時間くらい経ったころ、ポツリ、と冷たいものが落ちてきた。
ゲッ!雨だ!
あたりはたちまちどしゃ降りになった。
慌てて建物の下に避難する。
まいったなぁ・・(´д`)
それからはひたすら渋滞の解消と雨が止むのを待つが、どちらも一向に好転しない。
時計は午前0時を回ってしまった。
ここまで酷いとは・・
談合坂の悪夢、ふたたび、である。
このぶんでは下手をすると、夜が明けるまでこの調子だろう、ということであきらめてSAを出る。
雨の中のすり抜けは精神的にかなり疲労する。
かくして家に着いた時には午前2時を過ぎていた。
あぁ、疲れた。
03/09/20(Sat) [長年日記]
▼ マズー
職場の駅には北口南口それぞれに立ち食い蕎麦屋がある。
南口の店はわりと美味しいのでよく食べに行く。
もう1軒はとんでもなく不味い。
ゆでてから半日ほったらかしたような麺に、ショウユとみりんを薄めたような汁。
とても金を取って人に出すような代物ではない。
しかしながらこちらはJRとの乗換口という立地の利でけっこう繁盛しているようだ。
その不味い店が最近改装工事をしていて、今日リニューアルしていた。
少しは味も上がったかな?と思い、何年かぶりに食べてみた。
不味かった。
03/09/23(Tue) [長年日記]
▼ 霧積温泉
昨日までの台風による雨も上がったということで、妙義〜榛名山方面に出かけようと思う。
台風は去ったものの、曇りがちで気温は上がらないそうだ。
こんな日は温泉に限る。
午前6時、家を出る。
行きは下道で、帰りは高速を使って早めに帰宅する予定。
R16から県道15号、R299と辿り、秩父へ抜ける。
早朝にもかかわらず、意外に車通りが多い。
そして寒い。
峠越えの前にコンビニに寄り、コーヒーとカップヌードルで暖をとる。
R299は志賀坂峠で通行止のため、県道71号とR462で迂回することになる。
さすがに峠越えをする車はほとんどいないため、走るのは快適だが、山の冷気と人気の無さにどことなくうら寒い気分になる。
日航機墜落の慰霊碑を過ぎ、県道45号に折れ下仁田に向かうが、峠を抜けた先の路面状態がかなり悪く、運転に神経を使わされる。
下仁田周辺の沿道は色鮮やかなサルビアが咲いていた。
先週の佐久のコスモスといい、タフな峠越えの後に美しい花に出迎えられるのは、なかなかホッとするものだ。
R254から妙義山へ向かう。
ちょっとしたワインディングを上り切ると、峠の駐車場から大パノラマが広がる。
この辺は素通りばかりしていたが、こんなに素晴らしいところだとは思わなかった。
朝練に来ていたらしい地元のライダーたちも休憩していた。
峠を下り、R18へ。
予定ではこの後、榛名山(伊香保温泉)から川原湯温泉を周るつもりだったが、かなり疲れてしまったので、この近くにある温泉に浸かって引き上げることにした。
そこは霧積温泉といい、小説「人間の証明」の舞台になった場所だ。
少年時代に見た角川映画が強く印象に残っている。
温泉への道はR18から県道56号1本である。
地図上ではほんのすぐの距離なのだが・・行ってみて後悔した。
舗装路なのかダートなのか区別のつかないとんでもない悪路だった。(;´д`)
コケたらお話にならないので1〜2速で慎重に進む。
全神経を集中して15分ほど走っただろうか、深い緑の中からようやく宿が現れた。(つд`)
見るからになんとも秘湯な雰囲気である。
中もまた昔ながらの懐かしい造り。
六角風呂というモダンレトロな風呂が一応売りらしいのだが、今日はそちらは女性用ということで、男湯はごく普通の風呂だった。
普通、といっても山間のいで湯らしい、いかにも年季を感じさせるものだ。
俺好みのぬるめのお湯で、時間をかけてゆっくり暖まった。
どことなく懐かしい匂いだった。
松井田に戻り、途中で見つけた田舎やという蕎麦屋で昼食。
蕎麦もわりと美味しかったが、旧家を改造した店の造りがとてもいい雰囲気。
値段もリーズナブルでいい感じ。
この蕎麦屋や霧積温泉に来てみて深く感じたが、古いものを簡単に捨てずに、残していくことは大切だと思う。
現代のものでどんなに上手く真似たとしても、決して同じものは造れない。
それは上手く言えないが、そこに流れている空気やスピリチュアルなもの自体が違うからだ。
(この部分は酔っ払って書いたので意味不明な文章になっています。スミマセン)
上信越道〜関越道で帰路に着く。
行きと違い、体中がぽかぽか暖かかった。
03/09/24(Wed) [長年日記]
▼ ---------(´▽`A)----------
俺はバイクでツーリングに行くたび、たいてい温泉に入る。
たぶんツーリングライダーの大半はそうしていると思う。
暑い夏には道中かいた汗を流し、さっぱりとリフレッシュして再び走り出す。
寒い季節には、冷え切った体をお湯が芯から暖めてくれる。
まさに至福の時間。
ツーリングで疲労した体には、手足を伸ばせる広い湯船で、施設が充実していて、畳の大広間の休憩室があるところがイイ。
ちびっこい湯船で、風呂上がりに体を横にして休める場所もないようなところは避けてきた。
でも最近、自分の中でお湯自体の比重も大きくなってきたみたいだ。
せっかく山の奥まで出かけて行って、スーパー銭湯みたいなクスリ臭い薄まったお湯では興醒めじゃないか。
思えば限られたお湯の量で、だだっ広い湯船を満たさなければならないのだから、それも当たり前である。
ネットでちょっと調べたら、わりと近場にも濃ゅいお湯の温泉はあるらしい(湯船はさすがに小さいだろうが)。
機会をみて、その辺りを狙ってツーリングに行ってみようと思う。
03/09/29(Mon) [長年日記]
▼ 榛名山ツーリング
来週から3週、予定が詰まっていて遠出が出来ない。
したがって今週の休みは有意義に使わねばならない。
昨夜早めに寝たので(といっても午前2時過ぎだが)体調はバッチリだ。
日帰りか1泊か、どこへ行こうか悩んだが、とりあえず日帰りと決めて7時出発。関越に乗る。
寄居SAで休憩ついでに行き先を決める。
何よりもまず風呂に入りたくなり、目的地は伊香保温泉に決定。
実は一昨日から風呂に入っていないのだ。(^-^;
渋川伊香保ICで高速を下り、県道33号で温泉街へ向かう。
休日はアクセルルートも混むのだろうが、今日はさすがに空いている。
インターからあっという間に到着。
伊香保へは初めて来るのだけど、近いなぁ!
無料駐車場にバイクを停めて、温泉街へ。
石段の湯ののれんをくぐる。
有名な日帰り湯のわりには意外に手狭な感じだが、薄く濁りのあるお湯が肌に柔らかだった。
湯を出て、石段を登り温泉街を散策する。
両側に宿やお店が軒を並べている。
ところどころにある石段脇の窓を覗くと、地下をジャバジャバと運ばれていく源泉が見える。
たこ焼きを食べながら、なんとなく春に訪れた京都の清水寺辺りを思い出した。
坂や石段と古い街並はよく似合う。
石段を登りきると伊香保神社がある。
新緑の季節でもないのに、もみじが青々と色鮮やか。
温泉街を後にする。
ちょっとしたワインディングを登り、景色の開けた直線の先には榛名湖。
湖畔を軽く一周した後、駐車場にバイクを停める。
ベンチに寝ころび、のんびりと時間を過ごす。
陽射しの下では涼しい風が心地よいが、時おり日が雲に隠れるとかなり肌寒い。
ちょうどお昼時で、遠足の小学生の団体がお弁当を広げていた。
県道33号を松井田に向かう。
緑の深い山道を快調に走り抜ける。
少し路面が荒れたところもあるが、通る車はほんのわずかで、マイペースで気持ちよく走れた。
地蔵峠を越えた先にある、上増田温泉・砦の湯でオンセンのハシゴをする。
人気のない閑静な片田舎にポツンとあるひなびた湯の雰囲気。
やっぱりツーリング先の温泉はこうでなくちゃ!
内湯と露天風呂がそれぞれひとつ。
お湯はぬるりとしていて薄い濁りがある。
お湯も規模も石段の湯と大差ないのに、なんとなくこちらの方が居心地がいいのは、やはり周辺に何も無いからか。
松井田からは妙義山へ。
つい先週も来たばかりだが、相変わらず素晴らしい眺め。
もう少し家から近ければ、きっと奥多摩のように足しげく通ったことだろう。
下仁田に出て、上信越道に乗る。
今まで入ったことがなかった藤岡SAで休むことにする。
入ってみて驚いた!
モノスゴイ充実した施設である。
食堂ではなくラーメンやら蕎麦やらの専門店が軒を並べ、噴水はあるわ、小さいながらも観覧車つきの遊園地まである始末!
ほとんど雰囲気はショッピングモールだ。
お腹も減ったのでと、ここで試しに食べた蕎麦が意外に本格的な手打でまた美味しかったのだ。
蕎麦の実が入った平打ち麺で、つゆも強くはないがしっかりしていた。
しかし高速のサービスエリアとは思えぬ、実に不思議な空間である。