10/04/01(Thu) [長年日記]
▼ '69ストラトのフレット擦り合わせ
よくよく見れば自分のストラトのフレットもそろそろ凸凹が目立つようになっていた。このところ汗をかくとグリッサンドの時に指が引っかかる感じがしたのはそのためか。以前打ち換えたのが硬めのフレットなのか、弾き込んでいるわりには交換が必要なほど酷く減っているフレットは無い。日曜日にまたセッションに入るので、急ぎ擦り合わせを行うことにした。
3回目ともなるともうだいぶ手順にも慣れた。ただ最終的にプロがやるほどの美しい仕上がりにならないのが残念。表面はいいんだけど、横っ腹の指板との境目辺りにどうしてもヤスリの痕が残っちゃうんだよなぁ。やっぱスポンジ系の研磨シートを使わないとダメなのかな。
とりあえずフレットの山が丸くなって弾き心地は戻ったからよしとしよう。
10/04/03(Sat) [長年日記]
▼ 新河岸川の桜並木
悪夢にうなされて早朝に目が覚めてしまい、そのまま起き出して山田うどんに朝定食を食べに出る。
お腹がふくれてほっとしたところで、近隣の桜見物にあちこち走り回る。まだ5分咲き程度の花が多く、また今日も空には一面雲が覆っていて花の色も冴えない。
小仙波の新河岸川の桜並木に向かうと、年季の入った木々が多いためだいぶ開花が進んでいて、満開に近いものもちらほらと見られた。菜の花も咲き始めており、来週、再来週には黄色い絨毯が見られることだろう。住宅街にある飾り気のない桜並木はどこか憩えて、毎年早起きしては見に来てしまう。
10/04/04(Sun) [長年日記]
▼ セッションバンド
セッションバンドのリハ2回目。先週じっくり練習しておいたので、今回はあまり戸惑いなく曲を通すことが出来た。
ベーシストさんが終電の都合で早上がりだったので、後半は俺がベースを担当。ツインリードも楽しいが、リズム隊としてカチッと合わせるのもすごく楽しい。5月くらいにライブをやりたいとのことだが・・仕事が忙しいメンバーが多いため、ホントに出来るのか。
10/04/06(Tue) [長年日記]
▼ VOX amPlug
俺が家に帰るのは深夜になるので、アンプから音を出すのは難しい。そこでコピーや練習しなくちゃならない時に便利なヘッドホンアンプを買った。
いまや定番のVOX amPlugという製品。スタジオのお客さんが使っているのを試させてもらったら、こんなおもちゃみたいなのに意外にもびっくりするくらい音が良くてテクノロジーの進歩を感じたよ。20年くらい昔、俺もヘッドホンアンプは買ってみたけれども、当時のそれはラインそのまんまのショボーい音質だったもんw
アンプのシミュレーションの種類がいくつかあって、自分はやっぱりマーシャル系のClassic Rockにしてみたよ。トーン(コンター)の効きがなかなかいい。
10/04/08(Thu) [長年日記]
▼ 敷島神社の桜
通勤途中の敷島神社に寄り道して境内の桜を鑑賞。地域の神社や寺院には一角が公園になっているところが多いけど、ここもいつも近所の子供が遊んでいる。
10/04/11(Sun) [長年日記]
▼ 再会
懐かしい人達に20年ぶりに会った。大学生の頃に一緒にやっていたバンドのメンバー。
一人は当時まだ女子高生だったメタル・ヴォーカリスト。海外で結婚して仕事をして・・初めからちょっと飛んでた人だったが、向こうでもいろいろと波乱万丈の生活を送って数年前に日本に戻ってきてバンド活動を再開したそうだ。
もう一人はとにかくめちゃくちゃギターが上手かった同じ大学の先輩で、このままプロになるんだろうなと思ってたけど、それまでずっと一緒にやってきた幼なじみのドラマーを亡くして音楽をやめてしまった。
もう相当変わってしまっているだろうなと思いながら顔を合わせたら、二人とも全然変わっていなかったw 桜が満開の公園で話に花を咲かせて、その後はバンドマンらしくスタジオに入って音を出した。最近20年ぶりにまたギターを弾き始めたという先輩はさすがに以前のような注腸なプレイではなかったけど、弾いている姿を見られたのが嬉しかった。
10/04/13(Tue) [長年日記]
▼ 桜ロード 半ドンツー
雲ひとつ無い青空!昨日までのグズついた冬のような寒さから一転して夏日になるという。めずらしく久々にスッキリした目覚めもあって、やっと走りたい欲求に駆られた。午後からは普通に仕事があるので半ドンになるが、桜ロードを堪能しに出かけよう。
関越道に乗ってシュパッと本庄児玉ICへ。国道からr44に折れると、さっそく川沿いに咲いた満開の桜並木に出迎えられる。こんなところにも桜スポットがあったのは知らなかった。
r13に折れ神川町に入って給油すると、みんなこの陽気でウキウキしてくるのだろう、スタンドのオジサンも気さくに話しかけてくる。返すこちらの舌も滑らかである。
味わうようにゆっくりとR462―桜ロードを流す。まさに今がベストの時季だ。
いつもの茜彩庵山水側の大桜の下でコーヒー休憩をしていると、今度はお店のおばさんたちが声をかけてきた。ていうかここ旅館だったんだねw
神流川を横目に見ながらいくつかの集落を過ぎてさらに山間部の奥に進んでいくと、次第に開花した桜が減ってくる。
上野村楢原に到着、今年も中正寺に枝垂れ桜を見にやってきた。まだ咲き始めで5分咲き程度ではあったが、寒村にひっそりと咲く古木を堪能した。
こうして眺めている間にも、暖かな陽射しを浴びた花びらが次々開いて枝が賑やかになっていくのが感じられる。今日一日でかなり開花が進むんじゃないだろうか。
R299を戻り、志賀坂方面に折れ峠を越える。昨日までの雨で路面が濡れているので注意して走る必要があった。冬季に撒かれる滑り止めの砂の大半は流れ去ったようだ。
さて、しばらく風呂に入っていなかったので今日は温泉に浸かりたい。ここ吉田にも良質な鉱泉が数件ある。3、4人分の小さな内湯しかないが、団体ならともかく平日の一人旅ならば循環や水増しされた無駄に大きい日帰り温泉よりもこちらの方が間違いなく賢い選択だ。
合角ダムを渡ってかおる鉱泉にて入浴。秩父で600円は安い。湯船の蛇口をひねると濃厚な源泉がドバドバと流れ出て、硫黄臭がプンと匂ってくる。たまりませんな(*^ー^*)
この宿のご夫婦も気さくで明るい雰囲気だ。万座とかどっかの陰湿な宿主に爪の垢でも飲ませたい。
すっかり身ぎれいになったところでそろそろ食事をしたいが、俺が愛する荒川のあづまや園は火曜定休。そこでどうせなら新たな店を開拓しようと、小鹿野バイパスのそばの駅の看板で前から気になっていた店に入ってみた。正式な屋号は柏屋というらしい。
内装は田舎のドライブインといった感じで、こりゃ正直味は期待できないなと思っていたところがどっこい!実に滑らかで腰のあるとてもしっかりした蕎麦が出て来た。秩父でこれほどつるしこの滑らかな蕎麦はお目にかかったことがない。小麦粉が多めなのだろうか??薬味も種類が豊富で良い。ざる大盛りで650円と値段も安い。これは穴場だった。出来ればランチタイムくらいは禁煙にして欲しいが。今日はカメラの調子が悪くて、撮ったはずの写真が記録されていなかった。
皆野に進み、長瀞対岸の県道を走ると、素晴らしい桜並木と長瀞八景という看板が目に入った。時間が押しているがせっかくだから立ち寄ってみる。閑静な小川沿いの裏道に桜が並んでいる。少し強まった風に桜の花びらが本当に吹雪のように舞い散り、別世界のようだった。
その少し先には法善寺がある。真面目にタイムリミットが近いのであまりゆっくりせず駆け足で眺めるだけだったが、何本もの枝垂れ桜の古木が咲き乱れる境内が観光客で賑わっていた。
▼ オイル交換
花園ICから関越道に乗って、出勤一時間前に無事帰宅。時期が来たのでオイルとフィルター交換を行った。今回の銘柄はRED LINE。ネットで安い店を探しては試しているが、今のところ有名どころの化学合成油で特に不満を感じたことはない。
(走行102,780km)
▼ ナット交換
お店のレンタルベースのナットが消耗して開放弦にビリツキが出てきたので、ナット交換を試みる。もっとも、ほぼ形の出来た純正パーツがあるのでやることはナット溝を掘ったり角を丸めるくらいだ。
消耗したナットをハンマーで軽く叩いて外し、ベース本体の溝に残った接着剤をキレイに取る。元のナットから溝位置をまんま写しとり、何度か弦を張りつつ確認しながらナット高を決めればOK。
できあがり。アコギとかと比べてフェンダー系は細いから加工が楽だなあ。
10/04/14(Wed) [長年日記]
▼ 名栗〜鎌北湖 プチツー
昨日に続いて気持ちよい目覚め。天気はやや薄曇りだがせっかくの桜の季節、今日も仕事前に出かけよう。
第一目的地は名栗の有間ダム。R16からR299バイパスに折れてのんびりと飯能へ。そういや今、春の交通安全運動週間なんだけど、昨日も今日もそれらしいものを全然見ないなあ。ローカルな場所ばかり走っているからだろうか。いまだにえらく寒い日があったりするから春の〜といってもあまり実感がないし。もうすぐ5月だってのにねえ。
まずは腹ごしらえしてから先に進むことにする。BP沿いの気になっていたラーメン屋へ。味噌ラーメン(650円)と、卵かけご飯(100円)が美味しそうだったので注文。
北海道ラーメンというからどさん子的な太麺を期待したらめちゃ細くて肩透かし。カップ麺に入ってそうな細くて味のないもやしも悲しい。味はかなりあっさりで、テーブルのニンニクや唐辛子で調節しろということか。どうやらチェーン店ぽい。満足度はイマイチ。
滝不動尊から武蔵台の住宅地を抜けてr70へ。入間川に沿って春の花がカラフルな山里の中を進んでいく。
有間ダムに到着。湖畔の周遊道路を一周する。桜はちらほらと咲いてはいるがまだ蕾も多く、全体には来週くらいが見頃だろうか。
▲管理施設周りの桜が綺麗だった
山伏峠方面に向かい、久しぶりに爽快なワインディングランを満喫。国道には出ずにガレた正丸峠から刈場坂峠に登り、GLを越生方面へ。不動茶屋前の桜も5分咲き。来週は定峰峠にでも行ってみようかな。
富士見茶屋は満開の桜の中。豊富な花木の中の茶屋で寛ぐのはすごく気持ち良さそうで寄って行きたかったけど、俺のお腹はところてんすら入る余裕なし。残念。
長沢集落でもやや散り際であったが桜がキレイ。
おっと危ない、路上にヒキガエルが。もう一匹道のど真ん中にいたけど、轢かれるぞ・・?
権現堂林道では2箇所落石による狭幅区間あり。同じく落石によるものだろう、洞穴に建っていた祠が無残にも倒壊していた。精神上良ろしくないので市だか県だかには早急に修復してもらいたいな・・。
本日の最終目的地、鎌北湖に下りると湖畔の並木を残して他の桜は散り始めだった。ギリギリセーフ。この時季見かける出店ももう出ていない、静かな湖畔であった。いつものように宿谷方面から帰路に着いた。
▲春の宿谷は通り抜けの桜、桃が美しい
(走行102,900km)
10/04/18(Sun) [長年日記]
▼ 風邪気味・・
支払いの時、口元を覆わずに何度もゲホゲホやってるお客さん・・>< に菌をもらったらしい。加えて帰り道の冷え込みがハンパなくて体を冷やしたのが効いたのか風邪を引いてしまったようだ。
この休みはまたバイクで桜見に行きたかったんだけどなあ。
▼ セッションバンドのリハ
昼間は家で静養、薬を飲んでスタジオに。今日は参加メンバーがいっぱいいて賑やかなリハだった。レーパートリー曲の半分ほどベースを担当。おまけにどうしても人がいないというので頼まれて急遽4/25のブラックシープバーでベースを弾くことに。急いで曲聴いてコピーしなきゃ!
10/04/21(Wed) [長年日記]
▼ OM-28Vナット交換
OM-28Vの高音域の改善にナットをTUSQ(タスク)に交換してみる。先日うちのスタッフが自分のギターに取り付けたのを弾かせてもらったところ、そのクリーンでまろやかな音質と抜けの良さの変化を確認出来た。
ブランク(未加工)のナットを削り出し、ヤスリで整形していく。金ヤスリでおおよその形を造り、あとはペーパーで細部を整えていく。指板横とネック上に当たる部分の角度を合わせて、なおかつ平面を出すのがやや面倒だった。でもここをしっかり合わせないと出音に影響してくるのは間違いない。ネックとの組み具合を確認しながら慎重に削る。
奥は取り外した元のナット・・よく見ると溝が1弦だけ外側にズレて切られている。BSさんも意外と作業がしっかり出来てないな・・。
そこそこ削れたところで目立てヤスリで弦溝を彫る。溝位置は1弦側を内側に、6弦側を外側に若干オフセット。シェイクハンドスタイルの時1弦は手の平に当たってミュートされないように、6弦は親指での押弦を楽にするための定番の改良である。溝間隔は弦の頂点を均等に分割するパターンと、弦と弦の間隔を均等にするパターンの2通りあるが、今回は前者を選んだ。
ネックに仮組みして弦を張り、ナットヤスリで溝高を慎重に調整。ここで削りすぎたら全部水の泡。経年を考慮して少し余裕を持たせた。溝より上の余分な部分を削り、細番手のペーパーとピカールで磨いて完成。瞬間接着剤を数滴つけて固定。
音質は余分な中域が薄れてかなり明るめになった。イイ感じ!こうなるとサドルも替えてみたいところ。
10/04/25(Sun) [長年日記]
▼ ボブバンドのラストライブ
これまで何度かヘルプをしたボブのブラックシープでの最後のライブというので、今回もお手伝いで出ることになった。いつもと違ってハードロックのセッションバンドのメンバーに混じって、ベースを担当した。人が多くてとにかく熱かった!
反省点がいろいろと。ボブはろくに練習に来てなかったため歌の入りを全くわかっておらず、適当なところで歌い始めたり歌い続けたりで構成がボロボロに(;^ー^)
ドラムのGさんは、本番になると演奏よりも観客へのアピールを優先する人なので、肝心の演奏がしっちゃかめっちゃかになりがち。あくまで演奏がそこそこしっかり出来てた上でのステージアピールだと思うんだけど、今回も・・(;^ー^) バンドの柱、土台であるドラムがそれやっちゃうとアンサンブルが根本から成り立たなくなるんだよね。リズム体は演奏に熱が入った時でもどこか一方で自分を冷静に見つめる能力が必要。性格的にはGさんは間違いなく裏方よりもフロントマン向きだなー。
自分は自分で例によってリハ無しの本番一発勝負。細かいミス多々。レコーダーを持っていったのに録り忘れてがっかり。
10/04/26(Mon) [長年日記]
▼ 定峰峠〜グリーンラインの桜
まだ風邪が治らない。仕事から帰ってきたら夜更かしせず床に入り回復を計るのだが、横になると咳が止まらないのでなかなか寝付けずまいってしまう。
そんな数日が続いた休日の午後、間に合うかはわからなかったが定峰峠の桜をどうしても見に行きたくなった。一応病み上がりの身での夕方の山間部の冷え込みに備えて、心持ち厚着をして関越に乗った。
嵐山小川ICからトコトコとr11を行く。里の桜はやはり散ってしまっている。もっとも麓はダメでも頂上辺りの花はまだ残っているだろうという情報は、家を出る前にブログを辿って一応調べておいた。4日前の記述だったからまあ間に合うはず。
麓のバスの折り返し場に到着すると、青々とした葉といっしょに満開のオオシマザクラが咲いていた。これなら上の方の桜にも十分間に合いそうだな。あまり速くないペースで峠を上る。
峠の茶屋前に着くと今度は茶色の葉っぱのヤマザクラ。日が山の向こうに落ちかけているせいもあるが、ソメイヨシノと比べると少し地味な感じは否めない、というとちょっと可哀想かな。今年全然出かけてないから山でライダーの姿を見るのも久しぶりに思える。
コーヒー休憩の後、一旦秩父方面に下りてみる。麓で八重桜が可愛らしくほころんでいた他は、散りぎわのものが見られるだけだった。
戻ってGLに折れ、夕暮れ迫る林道を行く。尾根筋の標高が高い場所だけに、ところどころ点在する桜は咲きかけが多くもうしばらくは花見を楽しめそうだった。
林道上でも集落付近ではカラフルな花木を見ることが出来る。寂寞で単調になりがちな峠のソロ走りに潤いを与えてくれる。
刈場坂峠に出たら・・おっ、ソメイヨシノが咲いていた。やったね!
やっぱりこのふさふさ具合がたまらなく愛らしい。
しかもまだ咲き始めでほとんどつぼみだよ。この分だとこの週末には見頃になりそう。風邪が治ったらまた見に来よう。うん、そうしよう。
林道を進み、不動茶屋に出る。なんと、茶屋前のソメイヨシノがまだがんばって咲いていた。先々週から今日までよく持っていてくれたよな。
夕暮れから強くなり始めた風に、花びらが次々に吹雪となって飛んでいく・・。古木に感謝。やっぱり今日出てきて良かった。