06/10/01(Sun) [長年日記]
▼ CDプレイヤー
昨夜ポータブルCDを聴きながら寝てしまったのだけれど、今日聴こうと思ったらなぜか動かない。
電池切れかと思って替えたがやっぱりダメ。
よくよく調べるとモーターが回ってない。
中を開けてみても見た目に壊れてるのがわかるわけでもなし・・というわけでお亡くなりになりました。
ipodみたいなデジタルプレイヤーでも買おうか・・とも思ったけど、あんまり出先で音楽とか聴かないしな。
06/10/02(Mon) [長年日記]
▼ 部品発注と所有権解除
今週の休みは雨で潰れてしまった・・泊まりで温泉ツーリングに行きたかったのに。
ホントに秋の晴れ間は貴重だな。
しょうがないので雨が止んだ隙にレッドバロンにパーツの発注に行った。
それとクレジットで買ってずっとバロンのままにしていた所有権の解除をようやく頼んだ。
整備は自前だし、オイルリザーブを使い切ってからは店に行く用事も無いのでズルズルと今日まで来たわけである。
前のバイクの時は譲渡の委託書を渡されて自分で陸運局に変更に行ったが、今は車検証を渡すと店の方でやっておいてくれるみたいだ。
06/10/06(Fri) [長年日記]
▼ ツーリングマップルケース
タンクバッグの嫌いな俺だが、地図を確認したい時にいちいちバッグから取り出すのもいいかげんおっくうなのだ。
ラフ&ロードにツーリングマップル専用ケースというのがあったので買ってみた。
まさしく地図をしまうだけの機能しか無い。
その代わり小さくて薄いから、目立たないしライディングの邪魔にもならない。
が、トップクリアの使い方がよくわからない。
あいかわらずラフロは宣伝文句のビラだけで説明書が付いて来ないから、メーカーの想定した使い方がイマイチわからない。
自分のやり方では左ページしか表示させられないんだよな・・
便利なようで案外不便?
それと高速券とかを挟めるポケットも使い勝手が悪い。
めくるための隙間も取っ手なんかもまったく無いからなかなか開けないのだ。
グローブをはめたままでは絶対に不可能。
どうしてこんな造りにしたのか、理解に苦しむ。
ラフロはこんなのがあるといいな、って製品がとりあえず出てるのはいいんだけど、実際に使ってみるとどうも使いづらかったり不満に思うところも多いような感じ。
#結局高速券は、内側にある地図を押さえるための袋状の部分にしまうのが一番楽なやり方のようである。
06/10/08(Sun) [長年日記]
▼ 乗鞍お泊りツー 1日目
■
今週土曜に乗鞍のペンションありすでRIKUYUKAIさん企画の呑み会があったのだが、あいにく俺は仕事だった。
まぁ、閉店後すぐに家を出て朝一でありすに着けば会えるだろうと、久しぶりに泊まりツーの準備を整えて、深夜3時出立した。
関越から上信越道へ。
ここ数日の台風の接近のせいで深夜の山間は風も強く、かなり冷え込んでいる。
上下ジオラインにサーマラップとそれなりに厚着はして来たがやっぱり寒い。
満月の下、ほとんど休み無しでひた走っていたが、千曲川さかきPA(●)手前でガソリンが切れた。
一番近い姨捨SAまで省エネ走行する。
高いギアを使ってほとんどアクセルを開けずに走る。
夜が明ける。
目に入った路肩の姨捨SAの看板にガクゼンとする。
SAのくせにスタンドが無い・・油断したっ><
仕方がないので次のICで降りて、国道のスタンドで給油することにしたのだが・・
麻績ICで高速を降りる。
マップケースのクリアトップのポケットに挟んでおいた高速券が消えている。
やはり挟むだけでなく、しっかり全部しまっておかなければいけなかったのだ・・油断その2><;
事務所で紛失の手続きをしながらスタンドの場所を聞くと、8時までどこも開かないという・・ちなみに今6時半。
いろいろ打開案は考えてみたけれども、素直に営業開始まで待つことにした。
とはいえ何も無いただの田舎だ。
近所をぶらつくくらいしかヒマ潰しが無い。
ようやく給油出来て、再び高速に乗る。
松本ICでR158に降りると、出遅れが響いてすでに車の行列。
見慣れぬ立ち食い蕎麦が出来ていた。
だいぶ空腹だったので、話のタネにかけそば400円を食べてみる。
たしかにコクも深みもありゃしないが、ヘロヘロの蕎麦じゃなかったのは幸い。
10時過ぎ、ありすに到着。
残念ながらやっぱりもうRIKUYUKAIさんは発った後だった。
ていうか今日子供の運動会があるそうで、夜が明けると朝食も摂らずに帰ってしまったそうだ。
あらら、それじゃ当初の計画通りでもダメだったじゃん!(^^;
とりあえずお風呂に入らせてもらった後、ラウンジで30分ほど仮眠する。
徹夜で飛ばして来たのでさすがに疲れた・・
■■
すでに昼近く。
乗鞍付近は青空が広がっているのに、シトシトと小雨が降り続いていて止む気配も無い。
でもせっかく来たんだしな・・
カッパの上だけ羽織って走り出す。
色づき始めた一ノ瀬園地を走り抜け、スーパー林道(●)に向かった。
どっちみちこの雨じゃ走りは楽しめないから、今日はしっとり山深い雰囲気を味わう方向で行こう。
落ち葉が散っている濡れ路面なのでスピードは極端に遅くなる。
ふと谷を見下ろすと、山間に虹のアーチが掛かっていた。
奈川村に出る。
雨もこの辺りには落ちて来ていないようだ。
快適なドライ路面で野麦峠へと駆け上る。
峠を越えて開田村に抜けるつもりだったが、またシトシト雨が降ってきた。
野麦の館で雨宿りがてら昼食を摂る。
真っ黒い平打ち蕎麦のなめこそばだ。
味はまぁ山間のドライブイン級。
林道の途中にちょっと気になる蕎麦屋もあったんだけど、あいにく満席だったのだ。
雨が止まないので、外に置いてあるベンチで缶コーヒーを飲みつつうたた寝。
たった10分ほどでもだいぶ楽になるんだよな。
行く手方向には薄暗い雲が次から次へと掛かって来ていた。
あからさまに濡れそうな方に行くのも、ちょっとな・・
てことでUターンして引き返すことにした。
宿に戻って露天風呂に浸かり、ビールを飲んで食事を摂ったらもうすることが無い。
睡眠不足だし今日は早めに休むことにしよう。
それにしてもさすが連休、ありすも満室御礼の様子だ。
いつも泊まりに来るのは空いてる平日ばっかりだから(^^;
なんか安心したよw
06/10/09(Mon) [長年日記]
▼ 乗鞍お泊まりツー 2日目
■
ありすで早寝するとたいてい4時、5時には目が覚めてしまうのだけれど、今日はさすがに疲れていたのだろう・・7時を回っていた。
天気も昨日と打って変わって穏やかなピーカン。青空。
早朝の乗鞍の冷気の中、冷えた体を露天風呂で温めているとなんとも言えない極楽気分だ。
朝食後早々に宿を出る。
昨日、バイクを車庫の奥に入れてしまったので、後から来たお客さんのバイクをどけてもらわないと出すことが出来なかった。
持ち主にも迷惑を掛けちゃうし、早朝にバイクで散歩に出ることも多いから、次からはお客が多そうな時には外に停めるようにしよう。
国道は上高地との合流からすでに渋滞が始まっていたが、抜け道の県道を使い松本までバイパスする。
松本城を右手に仰ぎ見つつ、県道67号にて扉峠を目指した。
遅い車はパスしたりやり過ごし、アザレアライン(旧よもぎこば林道)を気持ち良く流す。
行列も追い越しが可能な車の台数ならいいけれども、10台近く連なってキンギョのフン状態になってしまっていると、渋滞の原因である先頭車がどかない限りはいつまでも同じ徐行ペースで延々後ろを着いて行かなければならないので、ストレスが溜まる一方だ。
長い車列に追い着いた時は路肩に一度停めて、前方がクリアになるタイミングを待って再発進。
これは身軽なソロツーだから出来ることだが、なかなか良い方法である。
たいていはさっきの行列がウソのように空いているものだ。
扉峠から上は低速コーナーの連続になる。
つづら折りを駆け登るとほどなく美ヶ原の展望台に到着。
うぉ気持ちイイ〜〜〜!!
広がる大パノラマ。
雑居ビルも電線も無い空。
広さと青さが実感できるひと時。
トイレに100円寄付した後、出発。
白樺湖までビーナスを一気に下り、女神湖から夢の平林道、蓼科スカイラインにて大河原峠へ。
陽を受けて輝く黄葉の林道を走る。
峠にはハイカーのものと思われるおびただしい台数の車が停まっていた。さすが休日。
峠に二軒ある山小屋で何かお腹に入れようと思っていたら、「南八ヶ岳の遭難者の救助に向かうので休み」との貼り紙があった。
普段バイクで峠道を走っているぶんにはあまり感じないことだが、ここにしろ奥多摩・秩父にしろ、実際は山登りするようなところまで上って来ているのを改めて認識する。
峠からすぐの東側はウォッシュボード並の舗装の波打ちがヒドかったが、ようやく補修されるようで良かった。
当該区間の舗装は剥がされて、ダートの下地になっていた。
まだコブ状のヒビ割れの箇所は残っていたけど、それも補修されるといいのだけれど。
そこから下の稜線に沿ってなだらかに走る区間は名前通りに爽快なスカイラインでガンガン走れる。
■■
佐久からはいつもならR254で内山峡を越えるルートを使うが、久しぶりに十石峠を越えたくなった。
車が多いR141を敬遠して、狭いがガラ空きの県道2号を南下、R299へ折れる。
しばらく広くて快適なバイパス級の道が続くが、峠の前後は昔ながらの1車線幅しかないタイトなヘアピンだ。
意外にも、多くのマイカー客が峠の展望台で休憩中だった。
お弁当を食べてるライダーもいたよ。
いちおう国道とはいえ、こんな不便な山道にみんなよく好き好んで来るものだよなぁ。俺もだけど・・
でもバイクはともかく自動車でねぇ。
峠より群馬側は路面に落ち葉と漏水が散らかっており、ぐっとペースダウン。
狭い山道を下りきると、ようやく道幅が広くなる。
腹が減ったので食事処を探すが、なかなかこれといった店が見つからない。
あの道の駅(とその向かいの蕎麦屋)は避けたいしなぁ・・
野栗沢で目に入ったうどん屋に飛びこむ。
看板にはすりばちうどんとあるが、箸袋にはすりばち荘と印刷されていた。
隣りかなにかが温泉宿かと思ってキョロキョロ探してしまった。
道を挟んだ向かいにヴィラせせらぎという国民宿舎があるけど、これは関係ないみたいだ。
国道からもっと奥の方にある民宿らしい。
頼んだのは天ざるだけど、小鉢がいっぱい付いてきてなんだかちょっと豪華版。
田舎風平打ちのうどん自体はそこそこの出来だったけど、天ぷらが美味かったしこれで800円なら満足だな。
R462神流湖方面との分岐で折れてR299をキープ、釣り堀の店先で食後のコーヒー休憩。
ベンチにもたれて脱力しているところへ通りかかった地元のおばちゃんと目が合い、「気ぃつけて行きなよぉ」と声を掛けられる。
たった一言が嬉しいもんだよな。
ミューズパークの東屋で昼寝の後、秩父の市街に出る。
R140との交差点を直進したけど、今日は休日の午後、案の定ヒドイ大渋滞。
こりゃ動くの何時になるかわからないな・・てことで県道11号に左折、定峰峠へ。
さすがにこっちはガラ空き。
小川町に抜けて関越のつもりだったけど、グリーンラインで鎌北湖まで一気に抜けることにした。
高山不動尊の前を通る時、閉まっているところしか見たことのなかった不動茶屋が開いていてビックリした。やってたのか・・
顔振峠にも何軒か茶屋があるが、そのうちの一軒の喫茶店、ベラヴィスタに入ってみる。
バルコニーから西日射す連峰を眺めながらの一服は、旅の終わりにふさわしい。
06/10/13(Fri) [長年日記]
▼ CRMのステップ交換
以前の事故による転倒でステップが変形してしまっていたCRM。
ヤフオクで中古のステップが格安で出ていたのでさっそく落札、交換する。
左が交換前のステップだ。
かなり歪んでいる。
06/10/15(Sun) [長年日記]
▼ リアブレーキパッド交換
リアのブレーキパッドを見るとやっぱり上下で斜め減りが目立つ。
パッド交換の際、フロントは車体からキャリパーを外して丸洗いと揉み出しを毎回実行しているが、もともとリアはあまり使わないし、なにより車体からバラすのが面倒なので怠っていたから(リアホイールを外さなければならない)その辺りも原因だろう。
パッド下部はまだ残量に余裕があるが、上部の減りがもう限界なのでいさぎよく交換することにした。
今回は丸洗いと揉み出しも行った。
今回のパッドはカーボンロレーヌのS4。
フロントに使っているA3+は十分以上の利きにもかかわらずライフが異様に長く、価格も安いのでなかなか気に入っている(走行中のノイズがうるさめなのが難だが)。
S4にも期待。
06/10/16(Mon) [長年日記]
▼ 裏磐梯〜那須高原ツーリング
今年に入ってから、温泉街の旅情にあふれる銀山温泉に行ってみたくてプランを練っていた。
いよいよ今週の休みに実行せんと思っていたのだが・・どうも先週の乗鞍ツーリングの疲れが取れず、昨日は家で休養してしまった。
日帰りとなると山形まで往復はキツイ。
ということでプランのうちの半分を決行してお茶を濁すこととした。
ヤフーの紅葉情報のチェックもバッチリだ。
午前5時、まだ夜が明けないうちに岩槻まで移動。
こんな時間でももうR16はトラックで一杯だ。
旅の始めなので流れに合わせて慎重に進む。
岩槻ICから東北道に乗る。
始め3車線の平野部では車も多いが、山間に入るとばらけて走りやすくなる。
法定+えわ程度のペースを保ち淡々と走り続ける。
路肩の看板の「川口から○○km」という表示はなかなか良い目安である。
この間の失敗を繰りかえさないよう、給油は早めにするよう気をつけた。
もともと薄めだった中・低開度のキャブレーションを濃い方に戻してあるため、燃費が悪いのだ。
以前はあまりアクセルを開けなければ満タンで250kmくらいは走ったが、現在は200km行くか行かないか。
ガソリンが通るのはあんな小さな穴なのに、塵も積もるとかなり違うもんだ。
磐梯熱海ICで高速を下りる。
日はとっくの昔に昇っているが、山の朝は寒い。
もちろん革装備の下には出来うる限り厚着の防寒対策はしてあるが・・
まずは無料化された母成グリーンラインをたどってみる。
ツーリングマップルでもオススメルートに塗られていないし、有料道路としても赤字続きだったそうだが、たしかに特にこれと言って特徴の無い道路だ。
とはいえ早朝の光で色づいた木々がはるばるやってきた俺達を歓迎してくれた。
続いて早くもメインディッシュの磐梯吾妻スカイラインへと向かう。
右も左も紅葉真っ盛りだ。
スカイラインの名に恥じない素晴らしい眺めと変化に富んだカーブの道が続く。
グングン標高を上げていくとやがて強風吹きすさぶ浄土平に到着。
周囲には硫黄の匂いが立ちこめる。
現実ばなれした圧巻な光景。
どうしても連想してしまうが、乗鞍も惜しい道をなくしたものだ・・
福島側ゲート前の駐車場で折り返し、再び猪苗代町に戻る。
ガソリンの残量が気になるが、地図によればレークラインの終点にスタンドがあるようなので先に進むことにする。
レークラインは3つの湖を見下ろしながら尾根筋を走る快適な道だった。
途中には紅葉の名所、中津川渓谷がある。
橋の上から渓谷を眺めることが出来、マイカーやハイヤーで来た観光客が集まっていた。
ちょうど今週、この近くで開催されているクラシックカーのイベントを見にやってきたBMW乗りのおじさん、ぜひ今度はバイクでね(^^)
物腰の柔らかな料金所のおじさんと会話を交わし、スタンドでガソリンを給油。
ガス欠の不安も消えて、爽快にゴールドラインに移動。
ここもちょうど紅葉が見ごろで、たいへん綺麗だった。
まだ下界が色づいてないうちから紅葉ツーリングに出るのはこれまであまりなかったので、ちょっと奇妙な感じがする。
季節を先取りしてる感覚なのだ。
R49沿いにあった玄武という蕎麦屋で昼食。
大ざるはなかなか美味しかった。
俺の大好きな入間の寿限無に似た感じの、腰が強くてキリッとした蕎麦だった。
R294にて南下、磐梯を後にする。
R294はツーリングマップルのコメントどおり、とにかくのどかな田舎道だ。
今も宿場町の面影が残る街道を通り過ぎ、小さな峠を越える。
狭い峠道で四苦八苦しているトラックを短いストレートでパスする時、ちょっと強引な抜き方になった。
トラックの兄さんゴメンね。
羽鳥湖から県道でR289に抜け、甲子峠方面に向かう。
自販機でドリンク休憩している時に地元のおじさんに話しかけられた。
埼玉から来たと言うと、根掘り葉掘り質問攻めに遭ったw
那須甲子有料道路に折れ、那須湯元へ。
この道も紅葉が素晴らしかったが、さすがにこう続くと感動も薄れる(^-^;
詰め込み過ぎも考えもの?
さて、今日のもうひとつのイベントが那須湯元の温泉に入ることである。
一応温泉みしゅらんでアタリはつけておいたのだが・・場所(ルート)をよく確認しておかなかったためしくじってしまった。
当初考えていたのは、湯治場の鄙びた雰囲気を今なお色濃く残す北温泉なのだが、ミスコースがわかったのがすでに有料道路の料金所を出た後だった。
北温泉と北湯温泉、と表記がまちまちなのもミスった原因だ。
那須温泉郷は平日にもかかわらず行楽客でごったがえしている。
鹿の湯という日帰り湯があったので、そこに入ることにした。
大人400円と安いが休憩用の広間などは無く、別料金で休憩室を借りる方式だ。
洗い場は無く、きわめて湯治場然とした造り。
湯船は41〜48℃の温度別で6つに分かれており、ひとつの湯船は4人も入れば一杯である。
硫黄の匂いプンプンの白濁した湯はホンモノの存在感たっぷりで、いかにも効きそうだという気がしてくる。
「長湯は良くない」と壁の入浴法に書いてあったので、いつもより短めの15分で撤収した。
メインルートの県道沿いにあるわりに、実に雰囲気のある建物である。
下を流れる川は一部温泉成分が沈殿しコンクリートが変色している。
湯上りに、向かいにある殺生河原を散歩する。
河原のあちこちで石が積まれ、お地蔵さんはみな巨大な手を合わせている。
那須といえばお気にいりの映画「犬神家の一族」の舞台だったので、石坂浩二の歩いたあの旅情たっぷりな街並を期待していたのだが、温泉街は伊香保のような坂道だし、ふもとは軽井沢みたいな別荘地然としていて、それらしき鄙びた場所はついぞ見つけられなかった。
後で調べたところ、実際のロケ地は長野の上田市だったそうだ。あらら。残念・・
日が傾いてきて、以降のプランを続けるのは難しいと判断、東北道にて帰路に着くことにした。
本当ならこの後、鬼怒川から山王峠越え、金精道路から沼田、関越道というルートを取ろうと思っていたのだが・・結局当初の半分のさらに半分になってしまった。
意外に時間が掛かるものだな。
#帰りの高速で思ったこと・・行きよりも帰りの方が圧倒的に短く感じるのはなぜだろう?
06/10/20(Fri) [長年日記]
▼ マスタリング
8月に行ったライブの音源を今ごろやっとマスタリングした。
ライブハウスに録音してもらう際に、メディアをうっかりMDで頼んでしまい、受け取ったはいいがずっと放置していた。
なにせ、家にMDプレイヤーは無いし、かといって仕事場でPCに録り込もうとしたら、サウンドカード自体にノイズゲート(雑音をカットする機能。音量がある程度以下に下がると勝手に音を消してしまう)が掛かっていてマトモに録り込めないでいたのだ。
MDプレイヤーを借りてきて家のPCにようやく取り込めたのがひと月後。
それからがまた一苦労で、もらった音源はミキサー卓からの直の音なので薄っぺらで音量もまちまち。
それを自然に聴ける音に加工し直すわけだが、家のPCが古くて力不足なせいだろう(自分のやり方がヘタなのもあるんだろうが)、編集中にバグって歌がループしていたりとか、クリップボードにコピーした音が消えていたりとか、完成したと思ったファイルにいつの間にかノイズが乗っていたり・・
と、冗談抜きで100回は編集をやり直したと思う。
デジタルは便利だけれど扱いが難しい。
06/10/22(Sun) [長年日記]
▼ 休養日
今日は本当なら麦草〜蓼科辺りまで紅葉ツーに行こうと思っていたのだけれど、どうにも体がだるいので休養日にしてしまった。
ここ2週にわたってロングツーリング続きだったせいで疲れが溜まったのかもしれない。
とはいえ明日から数日は雨模様だという。
今週は引きこもりの休日になるな・・
06/10/27(Fri) [長年日記]
▼ 繁忙期
今週から来週にかけて近隣の高校・大学の学園祭があるので店が忙しい。
例年だと本番直前(前日とか・・)になって慌てて練習を始めるバンドが実に多かったもので、いざスタジオを押さえようにも当然その頃には予約は満杯でもう空いている部屋など無く、練習場所探しに四苦八苦している様子が電話口からもよーくうかがい知れた(^-^;
今年は計画性を持ってリハに入るバンドが多いみたいで、皆さんなかなか優秀だなと思う(偉そうw)。
06/10/29(Sun) [長年日記]
▼ 上信紅葉ツーリング
昨日までの予報では雨ということだったのに、明けてみればなんともスッキリとした青空。
今週は店が忙しかったため少々お疲れモードで、内心では家で骨休め出来るなと思っていたのであるが。
晴れてしまってはもうツーリングに出るしかないではないか!^^;
8時を回って、関越道に乗り下仁田へ。
日曜日の下りハイウェイは若干混み合っていたが、上信越道に分かれると流れも良くなってハイペースをキープ。
途中同じようなペースのグループに混じって、ちょっとしたマスツー気分を味わってみたり・・^^
下仁田からR254を西に進み、内山峡を目指す。
市街から山に向かうに従って木々の色付きも多くなり始め、高架橋に差しかかるといよいよ本格的な黄葉景色。
とはいえまだ緑色の木も多く、これから数週間は見頃が続くだろう。
ここを通る時には必ず寄ることにしている峠の茶屋で朝食を取る。
なにしろ朝6時から営業しているので、早朝ツアラーには非常にありがたい。
食べたのはそのものズバリの朝定食だ。
遠出となると何かと時間に追われるスケジュールになりやすいが、今日は比較的近場で余裕のあるコースプランである。
従っていろいろと寄り道も出来る。
いつもだと内山トンネルをくぐって佐久まで一気に出てしまうのだが、今日は旧道に折れて内山峠を越えてみようと思う。
トンネル手前の神津牧場への分岐で折れて舗装林道を登っていくと、ひときわ鮮やかな真っ赤なモミジが目に入った。
どうやらこの辺りは別荘地らしい。
それでなのかはわからないが、こんな旧道にも入ってくる車は意外に多い。
しばらく進むと開けた丘に出た。
そこに妙義荒船林道との交差点があったのだが、佐久へ抜ける県道は通行止で抜けられない・・
やむなく引き返し、トンネルで佐久に抜けた。
松原湖に向かう。
R141を南下するのが普通だが交通量が多く、まだバイパス化されていない区間では渋滞がちなことが多いので、それを嫌って県道2号を使う。
生活道路でもあり飛ばせるような広い道ではないが、信号はほとんど無いし通る車も少ない。
時おり現れるレトロな雰囲気の古商店も興味深い。
ガソリンスタンドで給油。
当然この時一旦マップケースをタンクから剥がすことになるわけだが、シートバッグの上に置いたのを忘れてそのまま発進してしまった。
先の信号待ちで地図を見ようと視線を落としたら・・マップケースが無い!(゜Д゜;)
慌ててスタンドに戻ったらしっかり地面に落ちてましたよ。はぁ('A`)
松原湖のあたりで国道に折れるつもりだったが、県道沿いのオレンジ色に染まった紅葉が思わず見とれるほどキレイだったので、そのまま先に進んでみる。
地図によればクルッと一山越えて松原湖に戻って来れるはずだ。
分岐があり、真っ直ぐ進むと南相木ダムに突き当たる。
南相木ダムは大規模なロックフィルダムということで、今度ぜひ時間がたっぷりある時に訪れてみたい。
立原高原の狭い峠道を抜けていく。
R141に出ると、ここも周りの山々がカラフルに色づいていた。
河原のススキも美しい。
ここでようやくコーヒー休憩を取る。
それにしても穏やかな陽気。
晴れに加えて、ジオラインのインナー上下だけでもときおり汗ばむほどのこの暖かさは、まさに小春日和というやつだ。
んー、どうも最近ずっと走ってばかりで休憩取るのが少なくなった。
スケジュールを欲張りすぎなんだと思う。
わかっちゃいるんだけど。
にしてもオカシイなぁ、今日は余裕あるプランだったはずなのに・・?^^;
松原湖からはR299に向かわず、稲子湯方面に直進した。
ヌルヌルと滑りやすいカラマツの濡れ落ち葉に細心の注意を払って進む。
こういう路面で対向車が来ると、かなりシビアなバイクの扱いをしなければならないが、幸い対向車に出くわすことは無かった。
稲子湯には山小屋の雰囲気が漂う。
2台ほどバイクの先客もいた。
別々に停まっていたからどちらもソロだろう。
SRX250とちょっと古いグッツィ・・どっちも渋いね^^
風呂場に向かうと4人湯船に使っていたが、狭い湯船はそれですでに満杯である。
洗い場で体を流しながら、さてどうしたものかと思っていたら、一人が上がってくれたのでスペースが空いた。ホッ。
沸かし湯であるが温度は40℃と低く、ぬる湯好きの俺にもちょっと冷たすぎ。
硫黄の匂いはたいへん心地良いのだが。
まだ体が温まらないうちにまた二人ほど(泊まり客らしい)がやってきたので、早々に湯から上がった。
俺はずっと平日休みの恩恵を受けていたわけだけれど、休日って温泉楽しむのもタイヘンなのねぇ^^;
R299に出て麦草峠で折り返し。
日も傾いてきたし、ぼちぼち帰路に着こう。
行きと同じルートは芸がないし、十石峠越えはこの間やったし、休日激混みの中央道には向かいたくない・・ということで10年ぶりくらいのぶどう峠越えだ。
ひと山越えたと思ったら、また山、山。
延々と果てしなく続く細く険しい峠道に、当時は「早く終わってくれ・・」とうんざりした記憶しかなくて、今までちょっとしたトラウマになっていた。
走ってみると峠には意外とあっさりと着き、そこからの下りの道のりもたしかに山深かったけれどそれほど苦にはならなかった。
実は十石峠や志賀坂峠にもこれまで同じような苦手意識があったが、ドカで走っているうちに峠走り自体には慣れたんだろう。
むしろ現在苦手なのは、頻繁に対向車が来る中途半端にメジャーな峠道かもしれない。
センターラインを割って来る車やバイクの多いこと・・
食事を朝したきりで、空腹を覚えたので食事処を探す。
湯ノ沢トンネルそばにうどん屋があると聞いて行ってみたが、休みだった。
引き返し先に進むと、中里村の恐竜の足跡脇の茶屋が今日は開いていた。
冷しのうどんを頼んだら、店のおばちゃんに「この寒いのに!今日は皆あったかいのを注文してるよ」と驚かれた・・
「着込んでいるからバイクを降りると暑いんですよ」と説明したが、耳に届いているのかいないのか「若さだねぇ〜」を繰り返すばかり・・いや若くないんですけど^^;
うどん自体には特筆するものは無かったが、ざるに盛ったうどんの上にいろんな山菜が散りばめられていて、これがなかなか美味しい取り合わせだった。
秩父の渋滞を避けて皆野に向かい、ガラ空きの長瀞対岸の県道を飛ばし真っ暗な山道を上って行くと、風布ICに出た。
なぜこんなヘンピな場所にICを作ったのか?と疑問が湧いてくるが、そこから皆野寄居バイパスに乗るとあっという間に寄居だ。
ちなみにこの区間は有料道路に接続した単なるバイパスなので通行料金は掛からないのだ。
初めて知ったよなんと(゜o゜)
06/10/30(Mon) [長年日記]
▼ 大菩薩ラインの紅葉
昨日、家に帰ると体のあちこちに痛みがあった。
肩コリに腰痛、膝の関節痛・・なのだが、なぜかいずれも右側である。
そんなにハードなツーリングでもなかったと思うんだが・・
右側だけというのはおそらく、下りの右コーナーの際ブレーキングからの進入で、グリップで体重を支えてしまっているところがあるからだろう。
自分でもそのへんはなんとなくわかっていて、右の下りタイトコーナーでは微妙なアクセル操作がしづらいと感じていた。
下半身での固定が甘いのだと思うが、昔からの習慣で左足を軸にする感覚にはどうも違和感がある。
そんなわけで、朝目が覚めても全身の疲労感でとても走りに行く気は起きなかった。
今日こそゆっくり休もうと思っていたのだが・・
結局バイクを引っ張り出していた。
まぁ今日は近場を軽く、と7月の青キップ以来の奥多摩に行くことにした。
県央道から檜原街道に入って県道18号を進む。
もう昼近い時間だけれど、例によって交通量はほとんど無い。
きっと周遊は賑わっていることだろう。
しかし休日の周遊は対向車が怖いから混み合う時間帯はあんまり走りたくない。
そして今日ついに上野原の開かずの蕎麦屋の謎が解けた!
前を通りかかるとやはり今日も店は閉まっていたわけだが、店に隣接する家に人の出入りが見えた。
すかさず話しかけると、やはり店はしばらくずっと開けていないのだという。
家人が病気になり、続けられなくなったのだそうだ。
残念なことだが、ずっと抱いていた疑問だけは氷解した。
R139を松姫峠に向かう。
色づきが始まっていて、来週くらいが見頃のピークだろうか。
ヘアピンの路肩で小休止の後、峠を下りる。
大きな雲が日を隠してしまうと、どことなく冷えこみが増してくる。
午後になり、いいかげん腹が減ったのでR20に出て食事処を探す。
大月、高月橋交差点向かいの大衆食堂に入った。
昼時のサラリーマン相手の定食屋のようだ。
ごはんはいいなぁ^^
混んでいるがわりと流れの良いR20を西に進み、笹子峠へ。
特に見どころは無いが、明るく落ちついた峠道。
歩きで峠を越えている人も何人か見かけた。
ハイカースタイルではなかったので、下に車を停めて来たのだろうか。
塩山から柳沢峠に向かうと、日も傾いてきた。
オレンジ色の光線に染まった山が美しいが、行く手には重い雲が垂れこめている。
柳沢周辺の峠道は高架橋でどんどん高規格化されて、ビッグバイクも走りやすい道になった。
ただ、全てがそうなってしまうと、緑を間近に感じながら走り抜ける楽しみが無くなってしまうのも確かで、それはちょっと悲しい気がする。
睡魔が襲ってきたので、裂石温泉前の広場のベンチにゴロリと横になる。
空模様が怪しいせいか、バイクの往来がほとんど無かった。
10分ほどうつらうつらして、眠気も取れたので出発。
柳沢峠から丹波渓谷にかけての紅葉は、息を呑む美しさ。
今年紅葉見物にあちこち出かけて来たけど、やっぱりここが一番好きかもしれないな。
狭っ苦しい峡谷に延びた1本の国道・・右を向いても左を向いても紅葉のカーテン。
日が隠れてどんどん暗くなってきたし、雨が落ちないうちにと急いで走り抜けたので、ゆっくり鑑賞することが出来なかった。残念。
来週また来ようかなぁ。