07/10/01(Mon) [長年日記]
▼ エア抜き
鴻巣のNap'sに買い物に行き、注射器をゲット。
雨が止んだのでちょろっとエア抜き作業にかかる。
ニップルから注射器でチューとエアを吸っていくと、突然ボコボコボコとありえない量の気泡が出始めた。?なんかヘンだ。チューブかニップルのネジ山の隙間からでも漏れているのかと思ったが、ニップルを閉めてもエアが止まらないのはなぜ?^^;
まぁラインからは完全に抜けたみたいだからいいけど・・どうも昔から注射器式のやり方とは相性悪いんだよなぁ。
近所を試走。レバーの引きはちょっと重くなったけど明らかに切れは良くなった。が、今度はジャダーが気になる。サーフレックスはイマイチかな・・
伊佐沼公園の桜がぼちぼち黄葉し始めていて、黄色い落ち葉が路面に散らばっていた。いよいよ本格的に秋だね^^
07/10/02(Tue) [長年日記]
▼ 下吉田 星音の湯
午後になってやっと晴れ間が見えてきた。休みになると天気が崩れるの、なんとかしてほしいね('A`)
kazeさんたちとよく行った下吉田のバイエルが日帰り客向けに新しく入浴施設を作った。残念ながら今までの施設は、宿&結婚式場のお客専用になり日帰りでは入れなくなってしまった。
新日帰り施設はネットで見るかぎりでもけっこう豪華な作りで、料金もずいぶんとおたかくなった(館内着、タオル付きで900円)。夕方からはいくぶん安くなる(タオル付き700円)のでそれに合わせて調査に行ってみた。
巾着田周辺の混雑を避け、カワセミ街道から迂回してR299に進入。そこからは良く流れて秩父市街へ。
わへいそばで遅い昼食を摂り、下吉田に向かう。
ミューズパークからの夜景がきれいで、思わず車を停めた。園内は広いしきれいだしデートスポットにいいね。俺もたまにはこういうところを女の子と歩きたいもんだ。
6時、バイエル改め星音の湯到着。宿手前の、以前は砂利引き駐車場だった場所に建っていた。
さすがバイエル、おっしゃれーな感じである。和風+アジアンテイストでまとめられており、安っぽさのかけらも無い。館内いたるところに花が飾られている。スタッフの接客も行き届いている様子だ。
受付で料金を支払い、隣のカウンターでタオルセットを受け取る。正直タオルはいらないからその分100円でも安くしてくれた方がいいのだが、向こうにも都合があるのだろう。
施設の広さのわりに脱衣所は少々窮屈だ。今日は平日の夜だから人もほとんどいなかったが、休日などは混雑して居場所の確保に苦労しそう。
浴室内はよくある日帰り入浴施設とさほど変わらない作りだが、木材がふんだんに使われている。
内湯と露天のひとつに温泉が使われている。これだけの規模であるからもちろん循環だが。広い露天風呂の開放感は抜群で、空が曇っていなければさぞ気持ち良いだろうと思わせる。
肝心の温泉の方であるが以前の濃厚だったぬるすべ感はさすがに薄くなり、微かに消毒臭も感じられた。
きれいな食事処や休憩所。オシャレな仮眠所まであるのにはびっくりだ。枕元に備え付けのヘッドホンからは環境音が流れている。ツーリング途中で疲れて軽くひと眠りしたい時なんかにはすごく重宝するだろう。
反面、温泉だけを楽しみたい時にあえてここを選ぶ魅力は(お湯と値段のバランスとして)薄れてしまった気がするな。秩父には他にも上等な温泉や鉱泉がたくさんあるからね。
07/10/05(Fri) [長年日記]
▼ 恨めしい晴天
また今週も昨日一昨日と天気が好転して最後の夏空という感じ。昼間は気温も暖かく絶好のツーリング日和。どうして休みの時にこうなってくれないのかと恨めしく思いながら走る出勤の富士見有料であった。
志賀草津道路辺りの紅葉がそろそろ見頃になってきたようだ。が、今週末も予報があやしい・・
07/10/06(Sat) [長年日記]
▼ ツーリングマップルR
リング式のツーリングマップルR、折り返すと表紙がはみ出て邪魔になるのが気に入らない。明らかに設計上の不備だ。
ということでカッターで穴を明け直して端が飛び出ないようにした。
最初からこうしといてくれればいいのに。背表紙は別紙にすれば済むこと。
07/10/07(Sun) [長年日記]
▼ 奥多摩
志賀草津道路はにしさんに先を越されてしまったのでw、俺は久しぶりに奥多摩をガンガン走ることにした。
10時を過ぎて出発。国道から県央道、檜原街道と進める。
休日なので道はそれなりの流れ。前が空いてもネズミを警戒して山間部以外はほとんど飛ばさない。チャリダーも多いし。
とりあえずPをすべて通過し、様子を探りながら周遊道路を流す。案の定、浅間尾根駐車場で赤灯を回した白黒の車がライダー達となにやらやっていた。スルー。
2ヶ所ほど工事で片側交互通行の場所があった。夏の台風の被害だね。直撃だったもんな。
奥多摩湖畔に下りきり、三頭橋のたもとのドライブイン前でコーヒーブレイク。
駐車スペースは車で埋まっていて、3軒ある食堂はどこも満員御礼状態。陣屋なんか外にまで行列が出来てたよ。ガラガラの平日ばかり来ていた俺には驚愕の?光景だわ。
やはりサンデードライバーが多いので、周遊を走りまくろうと思っていたプランはあっさり取りやめた。マイペースで走るなら平日じゃないとダメね。
ということで湖畔沿いのR139から松姫峠に向かう。まだカラマツの落ち葉の絨毯が敷かれていないのでとても走りやすい。相変わらず車通りも少なくて静かで雰囲気の良い峠道だ。
峠を過ぎ、崖にへばりついたようなヘアピンを幾重も折り返してぐんぐん高度を下げていく。見頃にはまだまだだが紅葉もぼちぼち始まっていて、逆光に透けるオレンジの葉っぱなどは綺麗だ。
峠道の下では延長3kmを超える松姫トンネルが建設中である。あと5年ほどで開通させる予定らしい。なにせ険しい峠道だからバイパスが完成すれば交通はかなり便利になるだろう。ツーリングライダーにもこの道が苦手な人が結構いるかもしれないし。
深城ダムの中ほどにある、雰囲気の良さそうな小金沢公園に立ち寄った。とても綺麗に整備されている。開放感もありツーリングの休憩にはもってこいという感じ。お弁当持参で来るのも良いね。
水辺に近いためか、ここも木々が良く色づいていた。
猿橋に向かう途中の緩やかな右ブラインドカーブでバイクと車の事故処理に遭遇。車は右前輪のアルミホイールがベコッと凹んでいた。どちらかがセンターでも割ったのだろうか。
休日はブラインドで安易にセンターを割るドライバーやライダーがとにかく多い。対向車が来たら次にどういうことになるか考える脳みそくらいは持っていてほしい。そういえば周遊にも派手な色つきのセンターポールがたくさん立っていたっけな。
甲州街道に出て大月方面に向かう。それほど流れは悪くない。
そろそろお昼を食べたくなってきた(時刻は午後3時)。雰囲気の良さげな店を探していたら手打ちうどん350円の目立つ看板に引かれる。ここは前通った時にもちょっと気になったっけ。
というわけで入店してみる。店内はすべて座敷になっていてテーブルは8卓ほど。結構混んでいる。厨房のおばちゃん達は超忙しそうだ。値段からもわかるとおりセルフ形式で、返却口には空の丼が片付けられずにごちゃっと詰まれていた^^;
外にもテーブル席があって、笹子川を眺めつつ開放的な気分で食事が摂れる。
冷やのつけうどん大盛りとかき揚げを注文。お客がテーブルに備えつけの伝票に自分の注文する品を記して配膳口に出すシステムだ。後で呼ばれる番号札を受け取る。お代は後払い。飲料水のサーバーの隣に「ご自由にお取りください」とポテトサラダが置いてあった。
「ちょっと時間が掛かりますがよろしいですか」と聞かれたので大丈夫な旨を伝える。先客達は注文した品をかなりの時間待っているようで、時おり自分の出来上がり状況を聞きに行く客もいた。俺も腰をすえてうどんを待ち続ける。
30分ほどして番号を呼ばれた。
おや?キャベツが載っている・・てことは、ここは吉田系のうどんだね。なるほど、どうりで「甲州名物」なわけだ。大月で吉田うどんが食べられるとは知らなかった。ネギは配膳口で好みで入れる。テーブルには入れ放題の揚げ玉。サクサクですごく美味い。
うどんにキャベツはどうかと思っていたけど、取りたてて違和感はない。うどんは茹でたてでつるしこの腰の強い麺で美味い!つゆは甘辛で特に可も不可も無く。かき揚げはちょっと油っぽくてイマイチ。ちなみにつけうどんには設定が無いが、つゆはしょうゆとみその2種類が選べるようだ。
満足して店を出る。うどん350円+大盛り100円+かき揚げ100円で550円。忙しくてパニクってたのかおばちゃんは最初450円で請求してきたけどw しかし安い。蕎麦とは大違いw
腹ごしらえが済んだので後は温泉。正直なところ俺はもう、お湯はそこそこで人大杉の奥多摩周辺の温泉にあまり魅力を感じられないのだが、kazeさんが良いと言っていた嵯峨塩鉱泉には一度入ってみたかった。
笹子峠の旧道を抜けていく。交通量の無い静かな峠。この日も見かけたのは3台のバイクだけだった。
再びR20に戻って折り返し、県道215号に左折。すると上日川峠通行止の看板が・・('A`) この道で裂石に抜けようと思っていたのになぁ。
とりあえず嵯峨塩までは行ってみようと進む。日帰り施設のやまと天目山温泉も今日は混み合っていた。連休の中日だから嵯峨塩もどうかな・・加えて旅館の立ち寄りでは時間的にもちょっとギリギリか。
さて、宿に到着したものの案の定「すみませんが今日の日帰り湯は終了しまして」とのこと。そりゃそうだ、もうとうにチェックインの時間だもんな。泊り客の車が駐車場にギッシリ並んでいたからわかってたよ・・残念><
「今度また寄らせて頂きます」と言って宿を辞した。
国道に戻り勝沼方面に向かった。日川を挟んで左手にすでに渋滞の始まった中央道が見えた。あの中に突入したくはないなぁ^^; 今日は朝も遅かったしさほど疲れていないから、普通に柳沢峠から奥多摩に戻って下道で帰路に着こう。
暇な時に地図を眺めていて、R20から塩山に抜ける最速ルートを開拓したので試してみる。いつもは標識なりに果物畑の中の県道を通っていたが、今日走った塩山フルーツラインは、笛吹川公園のフルーツライン同様に空いていて道路も高規格で整備されている。おまけに高台にあるので眺めがバツグンに良い。
夕暮れの市街のパノラマを見下ろしながら塩山に向かう。勝沼側からだと勝沼GC、塩山CCの看板を目印に進めば良い。
R411に平行する一葉のみちに出てそのまま急坂を上っていくと裂石で国道と合流する。
柳沢峠の手前から車が増え始め、一之瀬辺りで完全に大名行列が出来上がってしまったので、間を置いて身軽なペースで再び走り出した。
道が空くまで温泉でゆっくりしようと、久しぶりにのめこい湯に寄ってみる。営業再開してから初めて入ることになる。
それなりに人は多かったが湯を楽しむことが出来た。のめこいのほのかな硫黄の香りは健在でひと安心。
二階の休憩所でちょっとゴロ寝してから帰路に着いた。とっぷりと暮れた暗闇の峠道でも行列は相変わらず続いていてげんなり。さらにガスがリザーブに入ってエコ運転。御岳のスタンドが開いてて良かった〜^^;
▼ エンジンから突然異音
帰り道のR16で突然エンジンからシャリシャリ・・という異音発生。小さい部品が金属を引っかいてるような音で、エンブレを掛けながら停止すると発生するようだ。クラッチを切ったりアクセルを吹かしたりしても音は変わらないのが不思議。パワーやフィーリングにまったく変化は無い。
3つ目の信号待ちで嘘のように音は鳴らなくなった。なんだったんだろう。オイル交換してみるか・・?怖えぇ〜><
07/10/08(Mon) [長年日記]
▼ プラグ点検
雨の合間を見てプラグの点検。
フロントバンクは綺麗に焼けている。夏場はひとつ番手を上げてみようかな?
リアバンクは若干くすぶり気味だった。リアバンクは常に熱に曝されているので焼けすぎよりはこのくらいの方が良いのかな。リアバンクは電極がだいぶ磨耗していて、ギャップもかなり広がっていた。いずれにせよもう交換時期だ。
倉庫を探したが在庫切れなので明日買ってくるとしよう。
07/10/09(Tue) [長年日記]
▼ プラグ交換
新品プラグを買ってきて早速交換。
プラグメーカーのカタログには適合品はイリジウムプラグのみ記載されているが、俺のドカは中古で買ったのを専門店に整備してもらった時にNGKのDR8EAという標準プラグに変更されていて、以来ずっと同じのを使っている。価格も一番リーズナブルだ。
▼ 異音の正体?
異音の出どころが気になり、交換したプラグの調子を見がてらエンジンを掛けてみる。
やはりもう異音は出ていない。ドライバーを耳に当ててエンジンのあちこちからの打音を聞いてみるが特に気になるところはない。
近所をひと回りしたが、エンジンに不調は無かった。
クラッチのフィーリングが悪いのでチェックを兼ねて分解、掃除。
サーフレックスの細かいピッチのフリクションディスクはダストが詰まりやすいような気がするなぁ・・ ほとんどのプレートは薄っすらと焼けていて、擦り痕がついているものもある。うーん・・^^;
ともあれパークリで綺麗にしてからローテーションして組み直した。ちなみにプレッシャープレートのベアリングにも問題は無かった。
気になったのでタイミングベルトもチェックする。異音がしていたのは(乗り手から見て)エンジン右側からだったからだ。クラッチでなければこの辺が怪しい。万が一とんでもない状態だったりしたら怖いが・・開けてみる。
ん!?これおかしくないか・・?
丸の部分、プーリーカバーとでも呼ぶのだろうか(パーツリストによればシリンダーラバーキャップ)・・このカバー(黒い部分)とシリンダー(白い部分)とはフロントバンクでは写真のようにツライチになっているのに、リアバンクの同じ部分は外側にめくれたようになっていて、タイミングベルトと思いきり干渉していた。削れたベルトのカスが近辺に付着している。こりゃマズイだろ!(゜д゜;)
(図はSS900ie)
RAZAの笹島さんにヘルプの電話を入れると、このカバーはシリンダーのフィンに挟まっているだけだからドライバーの柄のようなもので押し込めと言う。指示通り押し込むとなんと!ベリッと割れてしまった。
本来柔軟なはずのゴム製のカバーが経年で硬化してしまったのだ。そりゃ10年以上も前に造られたバイクだからなぁ・・
割れてしまった部分が外れてベルトに絡むと大変なことになるので取ってしまえということなので、マイナスドライバーでほじくり出した。まだ出っ張っている部分を押し込むと次々に割れてしまって、かなりの部分を摘出することになった。
やはりとんでもない状態だった。でもこれいずれ新品に交換するとして、まだ部品出るのか?パーツリストを見る限り、現行のDSエンジンとは互換性が無いようだが・・
果たして異音の正体はこれだったのだろうか?しかし俺が聞いたのは確かに金属音だったと思う・・ これとはまた別なトラブルがあったのか・・??
謎は深まるばかりでございます。
07/10/12(Fri) [長年日記]
▼ 喪失感
バイク乗りの人はもう皆知っていると思うがノリックが事故で亡くなった。今日明日と青山で葬儀が行われる。
掲示板の書き込みで第一報を知った時、また釣りかよ〜と思った。タチの悪い・・
時間が経つにつれて悲報を嘆くレスが増え、新聞社のニュースサイトに記事が張られても、実感が湧かなかった。だってついこの間、MotoGPで解説してたじゃんか! しかもレース中の怪我でなく公道での交通事故?そういうのとは一番無縁な人に思えた。ニュースを張る新聞社が増えてもまだ信じられなかった。何かの間違いであることを願った。事故現場に赴いた人が花や供物を捧げる写真がアップされたのを見て、本当なんだと理解せざるをえなかった。彼が亡くなってこんなに喪失感を覚えるとは正直自分でも意外だった。俺がGPに関心を持ちTVで毎戦欠かさず見始めた頃にはノリックはたいてい真ん中から後ろの常連で、同じ日本人としてなんとも歯がゆい気分で見ていたものだった。さほど思い入れは無かったはずなのだ。
ただ、たまたま中古屋で買った94年の鈴鹿GPのキレた走りを見た時には物凄い衝撃を受けて何度もリプレイしたものだった。前後タイヤを滑らせながら激しいトップ争い、そしてゴールまで数週を残しての大クラッシュ・・普通ならあ〜あと思うはずのところを、なぜか清々しい気持ちになった。こいつは実はスゴイ奴だったんだと思った。だからセカンド・サードグループの常連になってからも、この走りがいつかまた見られるかもという儚い期待をどこかでずっと引きずっていたのかもしれない。
事故直後は意識があり苦しみながらも気丈に「大丈夫ですから」と事故の原因となったトラックのドライバーに答えたという。公道には考えられない危険が一杯で、その中を走るには純粋にレースに勝つためとはまた別な技術が必要なのだ。文字どおりサバイバルのための・・
状況が落ち着いた頃俺も一度静かに事故現場を訪れて黙祷を捧げたいと思っている。ノリック、どうか安らかに。
07/10/14(Sun) [長年日記]
▼ 南相木 紅葉ツーリング
今週末もあまり天気予報はよろしくない。今年夏までは結構天気に恵まれたからその反動かもなー^^・・
さて、Yahooの紅葉情報によると南相木ダム辺りが見頃になっているみたいなので十石峠からグルリと回って、余力があれば麦草峠、大河原峠にも行ってみようと思う。
午前6時半頃家を出て、R299に向かう。
早速だがクラッチマスターの調子が悪い。妙に遊びが多い感じで何度かストロークしていると解消されるが、どうもシール抜けの前兆の気配がする・・
小鹿野まではしばしば休日のマイカーに阻まれて時間をロスした。志賀坂峠手前からやっとサクサク走れるようになる。
この辺りはまだちらほらと色づき始めたばかりでさほど秋らしい景色ではない。ただ、ひんやりとした冷え込みがもはや夏ではない季節をひしひしと感じさせる。
路肩の決壊で片道交互通行になっている箇所はあったが、土砂の流出や倒木などの台風の痕はほぼ薄れていた。
JA上野村で休憩がてら十石みそを家の土産に買って、十石峠に突入。
多少汚れているところはあるものの、特に走りに問題になるところは無かった。この辺まで来ると木々の色づきもだいぶ進み始め、カラフルな景色を楽しめるようになる。何度もバイクを停めて写真を撮っていたがこの間交通は皆無だった。
峠に到着すると一層ひんやりとした冷気が気ままな旅人を出迎える。さぶさぶっ。小用を済ませて急いで先に進もう。
峠を下り県道2号を南下、稲を天日乾燥するのどかな景色が広がる小海町を抜ける。
やがて道は国道の対岸から離れ、北相木、南相木の静かな山村に入っていく。
そんな中ものすごいたくさんの車が停まっていたので何かと思ったら村のイベントのようで、滝見の湯という入浴施設で新蕎麦まつりをやっていたのだった。ちょこっと寄りたい気持ちにはなったが、なんとなく場違いな感じだったのでパスする。
去年八ヶ岳の紅葉狩りに来た際には、カラマツの多いこの相木周辺はため息が出るようなそれは見事な紅葉で、今日もそれを期待したのだが、残念ながらまだ時期が早かったようでほとんど色づいていない。
南相木ダムの標識に従って走っていくと、道は集落を抜けて次第に山深くなってくる。この辺からようやく綺麗に紅葉した木々も増えてきた。
美しい三川渓谷の紅葉。熊出没注意の看板にビビリながらシャッターを切る^^;
最後にカーブを折り返して高度を上げていくと、一面ぎっしりと純白の岩石が積まれた南相木ダムが現れた。
バイクを停めて広々とした広場を歩く。うう・・空気が冷たい《(;´Д`)》 日本で一番高所にあるダム上部というのも納得。それもそのはず、ここはすでに標高1500mにもなるのだ。
天空の石広場にある案内によると白い岩石は石灰岩である。広場のモニュメントや腰掛けなどいたるところに使われており、統一感のあるよくデザインされた広場になっている。
暖かいコーヒーでも飲みたいところだが、ゴミ散乱防止のためか自販機が見当たらない。まぁわざわざこんなどん詰まりの場所まで来るような人には少ないと思うけど、心無い観光客も中にはいるからね。せっかく綺麗なダムだし、それはそれで仕方ないかも。
帰路に着く。
実はダムへの往路でいよいよクラッチの遊びが多くなってきていた。明らかにシールが破損している。極力クラッチを使わないように走ってはいたが、まだなんとか切れているうちに帰宅すべきと考え、以降のツーリング予定はキャンセルした。
なるべくクラッチ操作をしないで済むよう上信越道を使って帰ることにし、佐久ICに向かう。山間部はほとんど信号待ちが無いのでよいが、さすがに街中ではクラッチを使わないわけにはいかない。なるべくアクセルを煽ってのノークラッチシフトを心掛けたが、それでも発進時の半クラッチのつながるレバー位置がどんどん近くなってきて、佐久ICに着いた頃にはいよいよレバーを一杯に引いても完全には切れなくなっていた。
ICに向かう最中には、もしもうどうしようもない状態になった場合の対処も考えていた。
1.バイクをどこかに置いて電車などで帰り、後日取りに来る。もしくはレッカー、バイク屋に引き上げを依頼する。(バイクを預かって貰えるところがあれば一番無難か?服装がバイク仕様なのが厳しいね^^; あ、服も買えばいいのか)
2.レンタカーで軽トラを借りて積んで帰る。(料金がえらい掛かりそう)
3.クラッチマスターをどこかで入手して取り付け、直したバイクで自走して帰る。(取り付けはバイク屋さんにお願いすることになるだろうが、部品さえすぐ手に入るならこれも良い案だ)
さて、あなたならどうする?^^
川越ICからの信号待ちが少し怖かったが、半クラッチが利くうちになんとか帰宅することが出来た。危ないところだった。
しかしフルードを交換する度に毎回マスターがダメになるのは困りものだな!(ーー;) どうしたらいいものか。
▼ E/Gオイル、クラッチマスター交換
ということでクルマに乗り換え、桶川に出かけてNap'sでブレンボのOEMクラッチマスターを買ってきた。俺やる時は仕事が早いよ!w ていうか壊れたまま放置しておくのがどうもダメなんだな。
ブレンボはマスターやキャリパーにOHが必要になった場合、基本的にはメーカーにモノを送って修理してもらわなければならない。
自分でOHしたくとも部品を出してくれないのである。まぁ最重要部品だから十分理解は出来るが、もちろんその工賃はタダではないので(1万円近くになるらしい)、OHの度に毎度毎度送っていたら部品と合わせてえらい出費になってしまう。
そういうわけで頻繁にOHをするレーサーさんたちのために、日本では流通していないリペアキットや諸々の部品をNap'sは本国から直接仕入れて置いているとのことだ。ただし残念ながら本体assyが安いOEMマスターの部品は仕入れていないんだって('A`)
たまたま声を掛けたスタッフさんが以前同型のSSに乗っていたそうで 話を聞くと、おそらくフルード内のスラッジ類が弱ったシールのパッキン代わりになっていて、フルード交換でそれらが流されて逆に漏れが始まってしまったのではないか、とのこと。
俺はフルード交換の際に流れたスラッジが直接シールを攻撃したせいかと思ったのだが、たしかにこれも考えられなくはない・・とりあえず汚れが酷くなる前に頻繁に交換すべきか?
作業はまずE/Gオイルとオイルフィルターの交換。当然真っ黒け。やはり注ぎ足しだけでは綺麗にはならないね^^;
金属紛などは幸い見当たらなかったので、この間の異音は内部がどこかぶっ壊れたわけではなさそうだ。少しホッとした。
クラッチマスターの交換はフルードを抜いた古いマスターを取り外し、新しいのを同じように取りつければ良いのだが、ライトスイッチとスターターの固定ネジを外さなければならないのがやや面倒。
エア抜きはまずマスターのバンジョーを緩めてレバーをストロークさせると、バンジョーの隙間からフルードと一緒にエアが排出される。バンジョーを本締めして、次にレリーズシリンダーのブリーザから注射器でゆっくりとエアの混じったフルードを吸い出す。今回はスムーズにうまくいった^^
取り外したクラッチマスターはなんとか部品を手に入れてOH出来ないものか。そうすればもしまた漏れが起きた場合に予備に使えるのだが・・
さもなければ、タッチがあんまり好きじゃないけど(ブレンボOEMはレバーとピストンシリンダーの接触部にスムーズに伝達されるような工夫があって、横置きにしては結構フィーリングが良いのだ)次はNISSINのマスターに替えようか・・NISSINはしっかりOHキットが出るんだよね。うーん。
ちなみに、
レリーズ径\マスター径 | φ12 | φ13 | φ14 |
φ26 | 2.166 | 2.000(純正) | 1.857 |
φ28 | ─ | 2.153 | 2.000 |
φ30 | ─ | 2.308 | 2.143 |
07/10/18(Thu) [長年日記]
▼ USBメモリ
使っていたUSBメモリが認識しなくなってしまった。持ち運びの際の振動のせいかなぁ?
PCショップに行くと大量に置いてあってどれを選んでいいやら迷ってしまうが、キャップが別体だと俺の場合絶対失くしてしまうのでw、SONYのスライド収納式を購入した。
07/10/22(Mon) [長年日記]
▼ 母入院
母親が胃のポリープの手術で3日ほど入院するので付き添って行った。
手術は即日行われあっさりと済む。医師が手術の様子や切除したポリープを丁寧に説明しながら見せてくれた。最近の病院はこの辺きちんとしているな。渡す薬にもたいてい説明書きがついているし。
母親は今日一日食事が出来ないが、午後お役御免になった自分と父親は川越のはすみで蕎麦の昼食^^; 手術前にケンタのフライドチキンが食べたかったみたいだが、市内の店舗はことごとく撤退していて(ほとんどがマックに店変わりしている)希望は叶えられなかったようだ。まぁ退院後のお楽しみということで^^
07/10/24(Wed) [長年日記]
▼ 母退院
特に問題も無くあっさりと退院。まぁ健康がなによりです。
07/10/27(Sat) [長年日記]
▼ 台風の日に
大学生のお客さんが卒業で今回が最後のライブになると聞き、まこと学園祭のステージを見に行った。
校舎は川越にあるので近いのは良いが、なにしろ台風の再接近中である。気の毒にも露天の屋台はもちろん軒並み全滅、客足も鈍っているみたいだ。横殴りの強風だ、無理もない。
ライブ後車で出勤したら駐車場から店に行く途中で、見えない縁石に足を取られて転倒してしまった。流血こそしなかったが酷い打撲だ。おまけにその時にポケットに仕舞っていたMP3プレイヤーを失くしてしまったらしい。もう散々!><
07/10/28(Sun) [長年日記]
▼ イニDを巡る旅 with Freedom
今日はヒルツさんのお誘いでFreedomの月例ツーリングに参加。赤城山から榛名山、妙義山の峠道を走破する。
昨日までの仕事疲れが抜けず、9時の出発時間までに起きるのが間に合わなかった。先行してもらって追いかけたが、関越道の混雑が酷くてペースを上げられない。関越を下りて赤城広域農道から県道251号に入ってようやく追いつくことが出来た。
赤城山北面はまさに紅葉の盛りで、色鮮やかな木々の中を抜けていく。路面は昨日までの台風で濡れ落ち葉が散乱しているので車の轍に沿って慎重に走らなければならない。それを差し引いても見応えのある紅葉だった。
大沼にてトイレ休憩。
赤城道路で下って行く。南面の紅葉は見頃にはまだのようだった。
ふもとに下りていくと、対向車線はものすごい渋滞。車もバイクも数珠繋ぎになっている。しかし実はこれは紅葉見物の渋滞ではなく、近くにある畜産試験場で催されていた酪農畜産なんたら祭りとやらの駐車待ちの車が原因なのだった。可哀相なのはそんな祭りなんぞに関係ない一般ドライバーである。手前に迂回の看板でも出しておけってのヽ(`Д´)ノ
県道15号を水沢観音方面に向かい、俺は初食になる水沢うどんの昼食。
参堂となる県道沿いには、それはもう何十軒ものうどん屋がひしめいているが、その中の水香苑という店に入店した。
大ざるうどんを注文。945円とこの界隈の相場として値段はおたかめだ。
水沢うどんはしなやかで腰があるという評判どおりのものだった。さわらびの湯手前のうどん屋と同傾向だ。ただ俺自身は讃岐や武蔵野のような硬めのうどんの方が好みではある。
つゆは正直物足らない。しょう油だれの方にしたのが裏目に出たか。デフォルトのごまだれつゆの方が美味しかったのかもしれない。
混雑する伊香保の温泉街を抜けて榛名山に上る。
スタンドで給油して県道33号から下山、倉渕から松井田に抜けて妙義山へ。この辺は紅葉にはまだまだ間があるようだ。
妙義道路だけは独断専行でマイペースで走らせてもらった。ずっと抑えたペースだったから・・^^;
下仁田ICから帰路に着いた。高速も混んでいる。休日には付き物の事故が数ヶ所で起きていた。混雑した中を走っていると結構ストレスが溜まるからな・・事故が起きちゃうのも不思議じゃない。
▼ ブレーキフルード交換
帰宅後、前後ブレーキのフルードを交換した。FにカストロールDOT5.1を使い切り、Rにはホンダ純正のDOT4を入れる。リアは特にかなり汚れていた。綺麗になると気分が良いね。
07/10/29(Mon) [長年日記]
▼ 紅葉巡り ドカ二人行
連日のツーリングになる。今日は同じ900SS乗りのにしさんと紅葉巡りである。
ちょっと腰痛が出ているが、これは昨日のツーリング疲れでというより、その後の整備で中腰姿勢が続いたせいだな。バイクいじりって結構腰に来るんだよね。
ルート担当の俺はYahooの紅葉情報をチェックして、見頃になっている場所をつないでコースを設定した。先月の企画段階では奥多摩方面を予定していたが、今年は本当に紅葉の進みが遅い。奥多摩が見頃になるのはもう少し先のようだ。
午前9時、国道沿いのコンビニで待ち合わせ。
川越ICから関越に乗ると平日というのに今日も混んでいる。秋の行楽シーズンというわけか・・
下仁田で下り、内山峡へ。
峡谷に掛かるループ橋から眺める山々は綺麗に色づいている。
この辺はしばらく見頃が続きそうだ。
佐久から蓼科スカイラインに入る。俺はこの道は逆方向から下りてくることがほとんどだったので、佐久側からの入口をちょっと迷ってしまった^^;
スカイラインもまた見事な色づき。カラフルな木々の中を上っていく。交通量は無いに等しく、ところどころ路面が濡れていたりカラマツの落ち葉で滑りやすいので注意が必要だが、それ以外は気持ち良く走ることが出来る。
大河原峠に向かう悪路はかなり改善されたが健在で、ペースを落として進まなければならない。この辺から日が雲に隠れて冷気が肌を刺すようになってきた。
片面が完全に開けた峠にはものすごい強風が吹き荒れていた。2軒ある山小屋はどちらも閉まっていたが、数台の車が駐車されているところを見ると、こんな中でも登っているハイカーがいるのだろう。
数台マイカーの行楽客が訪れたが、あいにくの強風にそそくさと立ち去っていった。俺達も早々にふもとに避難しよう。
白樺高原から蓼科に向かう県道40号、192号も紅葉の見所満載で、展望台からは絶景のパノラマを楽しめた。
蓼科別荘地からR299に入る。どうもこの辺は細い道が入り組んでいて、どこを通っているのかイマイチよくわからないな^^;
麦草峠に向かう。高度を増すごとにまた一段と冷え込みが厳しくなってくる。
路肩に雪の残った峠にいたのは気さくな地元のライダー。聞くと一昨日降った雪だという。この辺りでは季節はもうしっかり冬なんだね(´ー`)
レストハウスふるさとの分岐から松原湖に下りて、県道2号を北上、R299にて帰路に着いた。長野はどこもかしこも紅葉だらけ^^
鍵掛沢の東屋前で休んでいる時、にしさんのSSのハンドル垂れ角が尋常でないのが発覚。どうも整備の折にショップの店長がレーサー風に純正ハンドルを改造してしまったようである。サーキットやスカイライン専用ならともかく、街乗りや林道ツーリングに使うにはかなり厳しい前傾ポジションになっていた。これは絶対元に戻すのをお薦めしたい!
十石峠を越えて折れた矢弓沢林道は濡れ落ち葉で非常に走りづらかった。並行するR299は川沿いをクネクネと曲がりくねって緩やかに高度を落としていくが、こちらはわりあい直線的な分だけ勾配が急なようだ。
食事も摂らずに走ってきたのでお腹はペコペコである。
夕暮れ迫る志賀坂峠を越えて、小鹿野の集落に入ってかんのんそばの前を通ったところ、のれんが出ているのを確認。志賀坂に向かうたびに気になっていたこの店。良い機会なので入ってみることにした。
入口を開けると中はすぐ座敷で、いかにも田舎の居間といった趣き。メニューは蕎麦、うどんともに4種類。要は温かいか冷たいか、天ぷら付きかそうでないかだ。
ここは素直にかんのんそば(=天ぷら付き・冷 580円)を注文。謎は解明しなければなるまい。
蕎麦は田舎風の太打ちだが角が無く丸みを帯びている。まるでうどんのようだ。チクワ、芋、菜っ葉の天ぷらは揚げたて。予想したラインがかなり低かったのもあって^^; 意外に美味しく食べられた。
サービスで戴いたキュウリのスライスを始めとしてすべて自家製のようである。人懐っこいおばあちゃんが色々と話を聞かせてくれた。
店を出る頃にはすっかり真っ暗で、澄み切った空に星が瞬いていた。夜露で濡れたヘルメットを被って家路を急ぐ。2台でドカドカと、峠、紅葉を満喫の楽しい一日だった^^
07/10/30(Tue) [長年日記]
▼ FY8002代目購入
27日に失くしてしまったのと同じMP3プレイヤーを同じ店の通販で購入。やっぱり無いと不便なのよのさ・・><
で最近聞いているのはというと、伊集院光の深夜の馬鹿力の録音だったりする。電車の中ではうっかりニヤニヤしそうで大変危ないのだw
07/10/31(Wed) [長年日記]
▼ 風邪気味
一昨日寒い中を走ったせいなのか、今日薄着でいたのがいけなかったのか、悪寒と鼻水が酷い。トラブった機材を運んで汗をかいたのもまずかったかな・・今週は休養不足で体力が落ちているのかもな。
> にし [休日ツーリングお疲れ様です やっぱ休日は混んでますねぇ でも良い景色、なかなかイケてるうどん、温泉といつもながらの充..]
> kato [うどんオススメです。安い!美味い!早・・くはない^^; 異音気になります〜><]