04/04/26(Mon) [長年日記]
▼ 奥武蔵グリーンラインを行く
今日は午前11時半、やや遅めの出発。
川越市街から県道の裏道を通って、まずは鎌北湖を目指す。
ふと、前に風さんが言っていた隠れルートのことを思い出した。
その記憶を頼りに湖手前の交差点を折れ、ゴルフ場を横目に通り抜けると、林道 宿谷権現堂線となった。
ほんのわずか山側に入っただけであるが、びっくり。
ここはもうすっかり山道、峠道である。
鎌北湖へは何度も来ているが、今まで全然知らなかった穴場ルートである。
宿谷の滝という看板が目に入った。
バイクを停めて階段を下りて行くと、5分も歩かず滝に出た。
小ぶりな滝壷の周りは石仏が置かれ、清涼とした空気が流れている。
林道を進むと、鎌北湖から始まる権現堂線の途中に出た。
顔振峠の蕎麦処で昼食を摂る。
たいへん見晴らしの良い所である。
自分の他にも、車で来た観光客やツーリングライダーたちが一息ついていた。
いつも早朝しか通ったことがないので、お店が営業していて人で賑わっていることがちょっとしたオドロキである。
秩父でも蕎麦を食べるつもりなので、ここは並盛り600円でガマンである。
グリーンラインを進む。
林道は新緑のトンネル。
下界の渋滞と取締りとは無縁の、快適なワインディングをたっぷりと堪能する。
丸山鉱泉前を通って秩父市街に出た。
国道はやはり渋滞が酷く、すり抜けでの移動。
さて、今日は十割蕎麦の紫色の看板が印象的な、みやび庵に入ってみる。
和洋折衷な内装と、ウェイトレスさんチックな制服もユニークだ。
一番粉、二番粉、三番粉を使った、三種蕎麦きりを注文。
うーん、いろいろとこだわりはある様子なのだが・・(^-^;
蕎麦湯はわざわざ蕎麦粉を混ぜてとろみをつけているそうで、たいへん美味しかった。
定峰峠へ向かう。
峠を越え小川町から帰るつもりだったが、途中気まぐれでなぜか林道 定峰線の分岐に入ってしまう。
グリーンラインに平行する道だったらしく、進んで行くとグリーンラインの大野峠に戻ったので、このまま帰路に着くことにした。
行きは行楽気分で走っていたが、帰り道はやや飛ばし気味のペース。
こういう見通しの悪い狭い林道では、軽量なCRMはアクセルも開けやすく小気味良く走れる。
鎌北湖に到着。
ここも今、新緑が鮮やかで実に気持ちがいい。
走りづめで少々疲れが出たので、しばらくベンチで横になることにした。
日の暮れる前には帰れるだろう。
#しかしCRMでツーリングすると、腰と尻が非常に痛くなるのが難点だ・・