16/05/23(Mon) [長年日記]
▼ 大月河岸段丘見学ツー
今日はさらに気温が上がって各地で30℃を越える予想。午前中のうちに部屋を脱出して、大月方面に向かう。
圏央道東名方面は大型車で混雑しており、当初高尾山ICから大垂水峠でいち早く涼むつもりでいたのを変更して、中央道相模湖東出口で下りることにした。
左手にダムが見えたので国道を逸れて行ってみるとすぐまた国道に合流。結果的にいい抜け道だった。
相模川を渡る橋のたもとに駐車場があった。バイクを停めて散策してみる。
この時ヘルメットをホルダーに引っ掛けようとしたところで手が滑って思い切り落としてしまった!ショック!!お高いミラーシールドが傷だらけに…(泣 近年、つかもうとした物を落とすことが多くなった。
気を取り直して散策するか…
ここはダム堤体上を歩いて対岸に渡ることが出来る。ちっちゃな子供たちが先生に連れられてワイワイと遊んでいた。近所の幼稚園生かな?
年季の入ったコンクリートと鉄柵がいいね。
R412の嵐山洞門。洞門とか隧道とか重みを感じる響き、好きだな。
プレジャーフォレスト入口前でr517に折れ、山道に入る。狭い舗装林道級から峠を越えると快適な2車線道路になる。
牧野のT字路を右折し藤野に向かい、r76との重複区間を経て秋山街道(r35)へ。
山村風景の中を快適に流す。
R139にぶつかって、壬生駅脇の富士急大月線を渡り、中央道沿いから裏道を探索。一部あぜ道級の離合困難な狭所もあるが桂川沿いにR20に出られる抜け道を、無事開拓。富士みちは混みがちなので、すごく楽になるよ。
まずは腹ごしらえを。IC少し先の彩りでつけうどん。相変わらず安いなあ。ていうかまた値上げ前の値段に戻ってないコレ?
それでは今日メインの段丘見学に行くとしよう。
桂川沿いの住宅地に下りて大月橋を見上げる。両岸は高く切り立った河岸段丘でなかなかの迫力。
R20から逸れて新大月橋を渡る。並立する国道と中央本線のトラス鉄橋がまた美しい。
その奥に先ほど下りた住宅地と、上層が猿橋溶岩で出来た護岸が見える。逆方向には中学校が立つ垂直の段丘が望める。
橋から下を覗きこむと、旧大月橋の橋脚の残骸がある。昔はこんなに水面近くまで一旦下りてから渡っていたのだ。
橋の先でr512に折れてさらに段丘を観察、中央道の下で折り返して浅利集落をグルリと回って上ってくる。コンクリートで固められてはいるが猿橋溶岩が乗った河岸段丘を間近に駆け上がっていくのは気分が高揚する。
バイクを置いて大月駅の跨線橋を渡ってみる。
大月駅は溶岩の上に立っているそうで、たしかに他と比べて一面まっ平らだ。
バイクに戻り、駅裏を進み高月橋を渡って岩殿山の手前を左に入ると、通称象の鼻と呼ばれるスポットに出る。さっきの道も抜け道に使えるな。
先ほど走ってきた駅裏の北側は柱状節理の崖だった。結構な高さ。
これが象の鼻。このように岩石や地層が地表に露出しているのを露頭という。なかなか見応えがあるね!
色や形状の違う3層構造がわかる。最上部が猿橋溶岩。
その左手には大岩が転がっている。これまたダイナミックな風景。
ちょっとした観光名所になりそうなものなのに、プッシュする気はないらしい。俺も下の動画を見るまで知らなかったし。少しもったいない。
いやー満足した。後はいつものようにR139、r18、r33と流して帰るとしよう。
▼今回のツーリングの内容はこの動画に影響されている。このシリーズ、興味深くてとても面白いよ。