16/10/18(Tue) [長年日記]
▼ 朝走りからぶら走りへ
夜遅く、LEDサブライトのテストで高坂ICにやってきた。時間を潰しているうちに夜が明けると実にすっきりとした晴天で、毛呂山辺りまで軽く周って帰ることにする。
ところが平野部はものすごい朝霧に包まれていた。日が高くなるにつれ青空どころか薄暗い、ところどころで5m先も見えない深い霧。シールドやジャケットがビシャビシャになりつつ慎重に走る。しかしこんな天候の中でも無灯火の車は想像力に欠けてるとしか思えないね!前ぶれもなく鉄の塊が目の前に現れる恐怖。
上から見たらどんな景色になっているのだろうと、毛呂山の桂木展望台に行ってみる。朝霧が雲海のように眼下の市街地を覆っていた。
枝という枝、電線という電線にクモたちが巣を作っている。朝の逆光に照らされて、あたかも散弾銃で出来た数多の弾痕のように並んでいた。
鎌北湖から権現堂線に入り、武蔵横手からR299に下りる途中に五常の滝の看板を見つけて、立ち寄ってみる。林道の入口からは目と鼻の先だった。滝場が狭いのでゆっくりするにはあまり向かないが、野趣あるよいスポット。
道の駅芦ヶ久保で水分補給の小休止。渓流に近いモミジが色づき始めていた。この辺りは気温が低いため市街に近いわりに進みが早い。
それではとミューズパークのイチョウ並木を散策に行く。まだまだ緑色が残っているが黄葉はだいぶ進んでいて、十分見頃と言えるね。
並木を往復してベンチで寛いでいたら少し気怠くなってきた。そろそろ帰途に就こう。
▼ スロットル固着?
R299から名栗方面に折れ、人気のない山道を加速する。と、コーナーの手前でスロットルを戻してもエンジンの回転が落ちない!このままでは川に転落!と思った時回転が落ちてなんとか無事にコーナーを抜けた。
すぐクラッチを切れるように用意して、試しにもう一度スロットルをガバ開けして閉じるとやはり回転が落ちない。カチャカチャとスロットルの開け閉めを繰り返すとフッと元に戻った。
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バイクを停めてエンジンを切った状態でスロットルを回してみる。全開近くまで開けると、やはり戻す途中に引っかかりがある。ちなみにTDMRに戻し側のワイヤーはつけていない。半開程度まででは症状は出ないようだ。
ジェットが摩耗して引っかかっているか、スロットルバルブそれともローラーベアリング?しかしよーく手応えを探ってみると引っかかりの出る開度がまちまち。ということはどこか決まった箇所の劣化が原因ではなさそうだ…
最近いじったモノと言えばLEDライト…もしやと思いチェックすると案の定、メインヒューズのハーネスが取り回しで圧迫されてスロットルリンクに干渉していた!トラブルは危なかったけど、原因は単純で助かったよ。