20/04/23(Thu) [長年日記]
▼ 次亜塩素酸水を作ってみる
消毒用エタノールが品薄でなかなか手に入らない 容器の不足だったり医療関係者に優先して納入しているからということらしく、たしかにそこは尊重したい そこでエタノールに代わる消毒薬として最近メジャーになりつつある次亜塩素酸水を作ってみることにした
用意するものは、ピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム)、空容器、炭酸水、ゴム手袋、水道水 ナトリウムも炭酸水も他の成分が混ざってないものを選んだ方が無難
作る濃度にもよるが、1.5Lの水に対して使うピューラックスの量はわずか蓋1杯! 今回はまず200ppmの次亜塩素酸水を生成する
水道水での希釈だけでは人肌によろしくないナトリウム成分が残るので、後で水拭きが必要だったり直接人体に使えないため炭酸水で中和するそうだが、文系からするととっつきにくい ちょっとした化学の実験だ 有毒ガスとか怖いので、解説してくれてるサイトや動画をよーく見て慎重を期す
1.1.5Lの空容器に5mlのピューラックスを注ぐ
2.反応を穏やかにするため、水道水を容器の半分程度まで注ぐ
3.炭酸水を注ぎ、中和(ph試験紙を持ってないため、余裕を見て多めに500mlボトルの半分使った 最終的に微酸性になる)
4.さらに水道水を1.5Lまで注ぐ
5.できあがり (濃度→60000ppm×5ml÷1500ml=200ppm)
次亜塩素酸水は紫外線で簡単に分解してしまうため、保管の際は冷蔵庫かアルミホイルで包むと持ちが良いとのこと
濃度とそれぞれの用途は
・400ppm:ノロウイルス対策の環境清浄、トイレや風呂場
・200ppm:調理器具等の除菌
・100ppm:消臭や野菜の除菌
・50ppm:手指消毒や空間除菌
ということなので、50ppmに希釈して容器に小分けした 帰宅時に手指を消毒したり、外出時に持ち歩くようにする 数週間で自然分解してしまうから、定期的な交換が必要だ