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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

20/07/21(Tue) [長年日記]

上武 濃霧の峠ツーリング

昨日はせっかくの梅雨の晴れ間だったけれど、あいにく外出する気力体力がなかった…モッタイナイ! 今日は夜まで曇り空が持ちそうということで昼から上武の県道を走りに行くことにした

関越 花園ICからR254を北上、R462、r176と進む 以前牛秣ダムから鮎川沿いに山に入っていったが、今回は1本南側の峠道を越えて下日野で合流するルートを取った

すぐに高山社という観光スポットが現れた 地味な地域のわりに妙に立派なので調べたところ富岡製糸場と絹産業遺産群に含まれる世界遺産とのこと

高山社を過ぎると道はよくある1.5車線の山道に戻った 渓流沿いを離れて高度を上げていく 人気の少ない山道を上りきると、高台に急に農村集落が現れたのに驚き どんな場所にも人が住みついてるんだなぁ

▲今日一日この霧に悩まされることになる

 

さて峠に着き山を下るかと思ったらなんと道がない! いや、正確には道はあるのだけれどそこは山道の遊歩道… どうりで麓にちらっと車両通行不能の看板が出ていたはずだ googleマップにはしっかり太い線で道が引かれていたのに…

ここから二千階段を経て子王山城跡に登れるみたいだけどさすがに今日はパス 結局引き返して、以前と同じ鮎川沿いルートでr175に出た 上武らしい鄙びた家屋が点在する渓流沿いの道を進んでいく とても好きな雰囲気 廃屋も多いのでその手の好事家も楽しめるだろう…

▲街道の面影を残す庚申塔

 

集落が途切れ始めると林の中の道には深い霧が立ち込め、狭い道幅の路面も完全にウェットとなった 体はしっとりと濡れ、ヘルメットのシールドが水滴で滲む 完全に雨模様ならば引き返す手もあるが、里に下りれば霧も晴れるだろうという観測を捨てられず戻るに戻れない

ようやく下界への分岐点である大山祇神社に着くと、予定していた北の下仁田方面は通行止めで南の神流に下りることとなった

ここでも濃霧に襲われる 幸いこの区間のr46は開けた片側1車線で路面状態が良いため、さっきまでのように神経を遣うことはなかった

このまま塩沢ダムに下りるはずだったのだが…ななんとここも通行止め! しかし完全に封鎖していないということは、バイクならワンチャンある? と、ちょうどそこに地元の軽トラのおじさんが通りかかったので状況を聞いてみると「いやぁムリだよ〜、場所近いから試しに見てきたら?」

 

車両の通行が無くなって荒れた路面の中、現場に行ってみる

 

ああ!こりゃダメだww 完全に崩落してる

 

となると先に進むか今通ってきた道を延々と戻ることになるわけだが、とてもじゃないがあの道をもう一度走る気にはなれない…

この先は御荷鉾スーパー林道となり、舗装化が進んではいるが一部にダートが残っているはず この天気にドカでダートを走りたくはないなぁ… とはいえダメ元で行くしかない コケてもしかしてSS最後の日になるのだろうか?

いつ砂利道が現れるかヒヤヒヤしながら進んでいたが、路面状態はわりと良い しばらく尾根筋を進み次の里への分岐にやってきたが、またしても通 行 止 め…! もはや林道の出口までこのまま進むしかない はたして舗装は切れてしまうのか?

▲先程の絶望の光景が脳裏に蘇る…

 

ちょうど地元の園芸業者のトラックが前を走っていたのでペースマーカーにしてひたすら後を着いていく しばし緊張の時が流れる… ダートは現れない そしてついに眼前に下久保ダムの姿が現れ、無事国道に下りることができた… 僥倖…!😂

 

帰り道、波久礼の丁字にある友人お薦めの焼肉店たてがみに立ち寄り、遅い昼食 というかもうディナータイムになってたんだな…

 

 

▲美味しい豚丼を戴いた

さあ、帰ってシャワーを浴びてゆっくり寛ごう! 今日は距離はたいして走ってないわりにかなりの消耗度w


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