08/05/29(Thu) [長年日記]
▼ アコギ選び その3
仕事前にお茶の水に行く。ネットで在庫情報をチェックしておいたので、今日はサクサク行くよ!(^ー^)
S楽器のセカンドハンズを2軒回る。まずは2階がアコギフロアの店舗から。年季の入ったおじさんに70年代のD-28とD-35を弾かせてもらう。
俺の頭の中では対象はこのローズウッド・ボディのどちらかに固まりつつあった。マホガニーはやはりピックでのストロークに若干物足らなさを覚えたからだ。今回はある程度オールラウンドなプレイが出来るギターが欲しい。
さて、ここで初めて新品ではないオールドの28(といってもマーチンの中では近年ものではあるが)を弾いたわけだが、なるほど巷の評判どおりドーンと出る低音ときらびやかな高音だ。35よりも泥臭いというかロック寄りの音の印象である。この2本では35の鳴りがなかなか良かったが、状態がやや落ちる感じだったので今回はスルーした。
おじさんに参考になる話を色々伺って店を後にする。色んな店でどんどん弾いて自分に合うギターを探しなさい、と言われた。売りつけようとする気配は微塵も無い。やっぱりお茶の水は楽器の聖地だなぁ(^ー^)
2軒目の方は店内になんと試奏専用のブースがあった。中古楽器店なのにこれはちょっと驚いた。
ちょうど70年代の28が3本あったので順番に弾かせてもらったが、やはりそれぞれ全然出てくる音が違う。細かな年代の違いや、元々の木の個体差によるというよりは、むしろこれまでの使われ方によるところが大きいように思う。たまたま2本同年代のものがあったが、一方はもう一方に比べまだ鳴り切れていない感じがあった。3本目はとてもパワフルで好印象だったが弦のビビリが気になった。別段弦高が低いわけではないのだが・・店員さんに聞くとやはり問題があるほどではないにしても多少衰えはある状態とのことだった。惜しいなぁ。
神田小川町まで坂を下り、アコギ専門店Bでこの前好感触だったD-35を弾かせてもらう。やはり深く美しい音がする。状態も段違いに良いがもうひと押しに欠け購入に踏み切るまでに至らない。他にサイトの在庫リストにあったHD-28を試させてもらうつもりだったが、更新がされていなかったらしくすでに店頭には無く、この日は辞した。
さらに近くのアコースティック専門店Wを訪ね、28と35を弾かせてもらう。この店もさすがに専門店だけにギターの状態は極めて良い。35はBのものと同様の印象だったが、28がこれまでで一番の深い鳴りでいたく気に入ってしまった。俺は綺麗にまとまった音の35よりも適当に暴れる28の音の方が好みみたいだな。
予定より値段が張るのがネックだが・・どうしたものか。
迷わず買っとこ!
・・という次第ですw