08/05/20(Tue) [長年日記]
▼ アコギ選び その2
お茶の水のアコギ専門店を再度来訪。
さっそくこの前ホールドしたD-18を弾かせてもらう。が、イマイチ切れが無い。
マホガニーらしい指弾きのまろやかさは希薄でピックでのストロークも鳴り切れていない。どちらも中途半端な印象。先日の感触を取り戻そうと数10分試奏したが結局ダメで、すっかり購入意欲は失せてしまった。
ちなみにローズウッドはどういう音がするんですか?と試しに弾かせてもらったところ、これがとんでもなく良い!
ボディ鳴りの広がりが素晴らしく包み込まれるようなサウンド。特にワウンド弦のコクと深みのある低音には一音鳴らす度に背筋がゾクッとする。ローコードのアルペジオも良いが、エレキ風のドローンコードを弾いてもブ厚く、なんともカッコイイ。むろんマホガニーの素朴なまろやかさは一切無く枯れたブルースなんかには似合わないが、これはこれでいつまでも弾き続けてしまいたくなる魅力のある音だった。切なさ漂うこのギターはD-35。まったく巷でのインプレ通りだなぁ。
困ったことに自分の欲しい音がどれなのかわからなくなってしまった。あちらを立てればこちらが立たず。どちらも立てようとするとどっちつかずの半端な印象になってしまう。
やはりすべてのプレイスタイルで満足できる究極の1本というものは無いものなのだろうか。
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