14/11/24(Mon) [長年日記]
▼ 晩秋 奥多摩
今日は午前からの行動だ。今月中にもう一回行こうと思っていた奥多摩へ。
あきる野から檜原街道に入り、上川乗からr33へ。のんびりと紅葉を楽しみながら走っているうちに、薄曇りですっきりしなかった空模様も次第に晴れへと変わってきた。
やや開けた場所に大きな1本のモミジ。傍らにバイクを停めて小休止。
小さな谷間に陽が降り注ぐ。
r18に折れて、さらに晩秋の景色を楽しむ。ところどころに色づきの良いモミジが現れるものの今ひとつ良い写真が撮れない。やはり木そのものだけでなく背景も重要。
小菅村に入り、分岐の手前に真新しい青看が現れた。今日の目的の一つである開通ホカホカの松姫バイパス。しっかり旧道への道も明記されているということは、とりあえずは廃道にはされないようで一安心した。
新道に折れてすぐ橋を渡り、短いトンネルを潜る。
その先を右にカーブするといよいよ松姫トンネルだ。
コンクリート造りのシンプルなトンネルの中には、まだ塵のようなものが漂っていた。
およそ3分でトンネルを抜けた。総延長は3kmちょっとだから、湯の沢トンネルより300mほど短い。旧道の離合に苦労するようなクネクネの狭路から思えば、たしかに段違いに便利だよ。こりゃぁ地元周辺の人も相当嬉しいんじゃないかなぁ。
大月側は新道と旧道のトンネルが並んでいる。旧道の峠走りを楽しむライダーも少なからずまだいるようだ。こちらは12月から来年春まで法面工事のため通行止めになるとのこと。
R139をトコトコと進み、前回に引き続いて寛城(ゆるぎ)のカエデを見に寄った。
おおっ、綺麗な赤に色づいている!
補色が映える。
山側の枝葉はまだ緑色が多く残っている。これだけ大きいと1本の木でも色づきに時間差があるのだな。
青空にも映える。ミュージカルばりにピンと伸ばした枝がカッコイイ(わかるかなぁ?)。
鳥居と竹林が入ると俄然和風の趣が強くなる。
はぁ〜、堪能した。知名度はマイナーながら立派なモミジだった。今年ふと立ち寄ってみて良かったよ。
続いて猿橋に行ってみよう。たぶんちょうど川面のモミジが色づく頃だと思うが…
敷地内のモミジが見頃だ。例年では川面のモミジの方が遅れて色づいていたように思うが…てことはまだ早いか?
いやいや、しっかり色づいてました!カラフル。
コーヒーを飲みながらグルッと一回りしてこよう。
モミジが散りばめられた広場。橋の手すりや床板がやたら綺麗なのは、最近補修か何かしたのかな。橋には行灯が置かれているのも初めて見た。おそらく夜間はライトアップするのだろう。
イチョウはほぼ落葉していた。銀杏特有の匂いは多少あるが、さほど気にならない。近隣の人がこまめに片付けてるんじゃないかな。
お腹が減った。そろそろ昼食にしよう。
もちろん大月の彩りへ。もりうどん大盛(450円)+きんぴら(50円!)+ちくわ天(撮り忘れ・50円!)でトータル550円!安すぎる!!今日は冷たいうどんだからきっちりお腹に入った。
ここから折り返し再びR139を北上、早くも傾き始めた日の光を浴びる深城ダムを過ぎ、今度はバイパスではなく旧道に進み、松姫峠へ。ほぼ貸し切り状態ながら、俺の他にも峠道愛好家が走っていないとも限らないので慎重に上っていく。そして路上の落ち葉を片付けてくれる業者さん、いつもありがとう。
峠に到着。山の高所はだいぶ枯れ木が目立つようになった。来週になれば中腹の葉も落ちることだろう。
トンネルはこの山の下を貫いている。その向こうの2筋の道の下側がバイパスに行く本線、上は枝分かれした旧道だ。
R139を奥多摩湖へ進むと、西日を受けていっそう輝く紅葉。たまらずバイクを停める。
晩秋の静かな湖畔。
木が邪魔で道路からはアングルが限られてしまうのが残念。
三頭橋で休む。まだ周遊道路に向かうバイクや車は多い。今日の道中でも日当たりの悪い路面にはすでに凍結防止剤が撒かれていたから、おそらく周遊も同様だろう。
軍畑から成木に抜けるコースで帰ることにした。
紅葉を楽しみながら湖沿いの国道をのんびり走る。
オレンジに色づく奥多摩湖。
湖畔のモミジも最盛期だ。
たっぷりと秋の奥多摩を満喫したよ。いいツーリングだった!