15/12/08(Tue) [長年日記]
▼ 晩秋の甲州
ようやく風邪ウィルスも体から消え去ってくれたみたい。今回のは本当しつこかったよ…
そしてせっかくの秋晴れ(冬晴れ?)の休日ということで、昼前から久しぶりの走りに出かけることにした。
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乗って早々は、体が鈍っているせいか前傾姿勢がしっくりこない。体によけいな力が入ってしまう感じ。なにせここ3週の休みはひたすら寝てばっかりだったからなー。
川越ICから早々に高速に乗ったが、圏央道はすっかり交通量が増えてこれまでのように走りづらくなった。追い越し車線を走行車線とほとんど変わらない速度で並走しているトラックには閉口だ。そうなる理由は教えてもらったから怒りは湧かないけど、道路のスムーズな流れを妨げてるのには違いないね。
さて、まずは秋山街道に向かうということで、高尾山ICからR20に下りて大垂水峠を越えていくのがお気に入りのルートだ。たいていは峠の先の下り坂で車列に引っかかってなかなか自分のペースでは走れないけど、昔ながらの国道の峠道の雰囲気が好きなのだ。
サンセットメモリーの看板を折れてr515にショートカット、桂橋を渡って相模川対岸へ。そのままr517をトレースしていくと藤野、秋山へと至る。ここまで来ると車の往来はまばらで、気持ちよくコーナーを駆け抜けていける。ライディングの感覚も少しずつ戻ってきた。
ちなみに2号機は今日でメーター5万キロを突破。入手してからの実走行は2万キロ強ということになる。2回の車検を経てこの走行距離は、昔と較べるとかなりペースが落ちたもんだ。
裸になってしまった木も少なくはないが、山はまだオレンジ色に輝いている。晩秋の山里風景を味わいながらr35を西へ進む。
都留バイパスを左に折れてr24に入り、道坂トンネルから道志みちに出る。藤野に折り返す形になる。土日の道志みちの賑わいは凄いが、さすがに今日は車はほとんどおらず、気持ちいいペースで走ることが出来た。
r76に折れるとすぐに道志ダムが現れる。地味ながらも古びたコンクリート肌やバルコニーのような造りの欄干にとても味わいがあって好きだ。
藤野に戻ってきた。相模湖を経て上野原からr33で檜原へ。当初の予定ではr18で奥多摩湖に向かうつもりでいたけれど、もうだいぶ日が傾いてしまったのでそのまま甲武トンネルを抜けてしまった。
ずっと腹ペコで走っていたがなかなか停まるタイミングが合わず、秋川渓谷の山びこ食堂でようやく遅い昼食を摂った。
ラーメン(650円)は昔ながらの醤油味の利いた澄んだ和風スープに柔らかな中細麺で美味しい。早いサイクルでトレンドが移り変わっていく激戦区のラーメン店を思うと、まるで時間が止まっているかのようだ。
狭山PAに寄って休憩。西日に照らされた景色がオレンジに染まっている。日が落ちて急激に冷え込んでくる前に家に帰ろう。
一日スイスイと走っていたら体の鈍りもだいぶほぐれたみたいだよ。