16/09/10(Sat) [長年日記]
▼ NGK パワーケーブル
SSは寒い時期、エンジンが一発プシッと失火することがたまーに起きる。キャブは霧化特性の優れたTDMRにしているのにそれでも何度か症状は出たから、火花が弱いのではないか?
なにせおよそ20年落ちの車両、プラグコードも酸化してそこそこ劣化してるハズだし、この際低抵抗のNGKパワーケーブルを試してみることにした。昔、抵抗なしのプラグをつけてみたこともあったけど、バリバリと酷いノイズを周囲に撒き散らすのが問題だ。
SSのプラグコードはイグニッションコイルにねじ込み式。なのでジョイントは不要だけれど、ケーブルの経が1φ太くなるのでシリコンスプレーを吹いてからイグニッションコイルにグッと挿し込む。…入らない。
イグニッションコイルにある芯線に刺さるニードルの部分が思ったよりも太くて、完全に挿入するには少し隙間が必要なようだ。仕方がないので禁じ手のコード皮膜の削りをしてしまった。カッターナイフで鉛筆を削るように少しずつ、慎重に表面だけを薄ーく削っていく。皮膜にキズをつけずに削れたからたぶん大丈夫だろう…。
これで挿入出来た。念のためカバー内にシリコングリスを塗りこんでおく。万一問題が出るようならメーカー推奨通り、ジョイント接続にしよう。
プラグキャップがプラグのネジに直接接するタイプから、ターミナルナットを介するタイプになるので、プラグも同時に交換して完了。前回はDCPR7Eを使用、この番手でも問題なく綺麗に焼けていたが、リアバンク側の黒いオイル滲みはやや多め。おそらくリングからのオイル上がりだ。今回は家に残っていたDPR8EA-9(ギャップは0.7mmに調整)に交換した。
◯馬力パワーアップ!的なのは端から期待しないが、失火さえなくなってくれればいいな。
(走行:53,590km)
(追記:アイドリングが高くなった。エンジン音も力強い。しかし残念ながら一発だけではあるが走行中に失火があった。完全には解決していない様子)
(追記2:IGコイルにリレーを噛ませたところかなり安定した)