20/06/03(Wed) [長年日記]
▼ トロッコ列車と昭和レトロ食堂
暑い 昼過ぎに目を覚ますと速攻パン一に
マップを眺めていると、地元のうどん屋に閉業の文字があった まさかと思ったが確認のためアドレスで家を出る
情報は本当だった 自分もしっかりしたうどんを食べたい時にちょくちょく来ていたが、人気店でいつも賑わっていたのでここが閉店するとは信じられない…
時間が経っているのか貼り紙などはなく、すでに看板の文字も撤去されている コロナの影響か、それともそれ以外の健康上の理由かもしれないが残念だ
お気に入りや気になる店は今やっているうちに食べておかないと二度と味わえなくなるかもしれないのを、歳を重ねていっそう実感する そんな店がすでにいくつもある
食べたお店の味は記憶に残るし仮に大外れだったとしても昔話のネタになる なので最近は気にかかっていたお店には極力足を運んでる ということで今日も速攻目をつけていたお店を訪ねてみよう
坂戸辺りは混み合うのでふだんあまり足が向けないが、ちょっとくらいの混雑は苦にならないアドレスなら知らなかった道を探すのも楽しい
目的の店はまさに毛呂山との市境にある青柳 情報がなければ絶対スルーしてしまう店構え しかしのれんは出ていたが入口には鍵が掛かっていた タイミング悪く外出中らしい しばらく待っていれば戻ってくるかもしれないが、また次の機会にしようかな
あてもなく北上していくと、先月訪ねそびれた鳩山のトロッコ公園の近くに来ていた 今度こそ寄っていこう
雰囲気の良いけやき坂通りを北上していくと梅沢運動場があり、そこからトロッコ軌道を模した散策路が整備されていて、宮沢賢治にちなんだ駅名がつけられている 自分は途中の白鳥の停車場から歩き始めた
すぐに銀河の丘公園があり、ニュータウンを見下ろせる
森の中の平坦な道をしばらく歩いていくとやがて視界が開け、展示されたトロッコ列車が現れた
可動部はほとんど溶接されてしまっているが、運転席や荷台などに乗ったり機関を間近に観察することができる 男子垂涎のディスプレイだ
台車はそれぞれ別の軌道幅のものらしい
超狭い運転席
ガソリン機関部
たっぷり堪能したので、来た方に戻って逆側の終点まで行ってみる
羽虫に追われるように足早に鷲の停車場を過ぎ、丘を下った先の住宅地の一角にある天の川ステーションにはまた別の機関車が陳列されていた
こちらはバッテリーで駆動するタイプらしい 実にシンプルな運転席
バイクに戻ると夕方の防災放送が響いた
帰り道に再び青柳の前を通ると、今度はしっかり営業しているようだ 寄っていこう
外観からしてそうだがレトロな店内はしかし非常に整っていて清潔感がある
元呉服屋か習い事の先生かというような超丁寧な接客のご夫人にカレーライス(420円)を注文すると、厨房でパチパチ…と炒める音が聞こえた
いかにも昭和食堂らしいあっさり味のカレーライス シャキッとした玉ねぎが美味しい もうちょい若ければカツカレー行ったんだけどなぁw