02/09/03(Tue) [長年日記]
▼ 蕎麦屋探索 その3?
今日はお休み。
また美味い蕎麦屋を開拓すべく、昼少し前、お目当ての店のある鶴ヶ島に向かう。
店は案外簡単に見つかった。
美味い店はたいてい、外から眺めてもどこかしらそういう雰囲気(オーラ?)があるものなのだが、ここの店構えからはそれが伝わってこない。
そして情報では、昼時はたいてい満席・・と聞いていたのだが、店内はガラガラ。
ちょっと嫌な予感が走る。
店員の接客も丁寧ではあるのだが、どこか的を射ない印象だ。
せいろと田舎の重ね蕎麦を頼もうと思ったが、なんだかの理由で田舎蕎麦が出来ないとのことで、せいろを頼む。
お茶と一緒にベビースターラーメンのようなものが出てきた。
ポリポリとやっているうちに、趣のない器に乗って蕎麦が来た。
美味いようでもあり、そうでないようでもあり・・
蕎麦は腰は強いが風味は今一つ。
ツユはやや薄口。
正直、期待したほどではなかった。
店を出たがこのまま帰る気がせず、ハシゴすることにした。
以前に行った奈佳一に向かったのだが・・
圏央道の側道を辿って行くつもりが、側道が途切れ迂回しているうちに迷ってしまう。
と、そこに手打蕎麦のノボリが見えた。
何やら雰囲気のある店構えに、予定を変更して食べてみることにした。
店の名は桜庵というらしい。
古い民家を改装した、こじんまりとした造りだ。
狭いながらも中庭に緑をあしらっており、BGMも琴の音と、純和風。
せいろを頼む。
他に田舎蕎麦や十割蕎麦などもメニューにあるようだ。
冷たいおしぼり(気が利いている!)と上品なグラスに入った麦茶が出される。
一瞬ウィスキーかと思ったがやっぱり麦茶だった(そりゃそうだ)。
さらに、平日のサービスです、と冷やっこまで出てきた。
蕎麦もまたなかなかの味だった。
特にツユは辛口で自分好み。
値は若干高めだが、内容を考えると妥当な線か。
店を出て道を辿ると、見覚えのある交差点にぶつかった。
さっきまで自分が向かっていたのは全然見当違いな方向だった。
圏央道のつもりで関越道に沿って走っていたのだ。
まあそのおかげで一つ店を開拓できたのだから、良しとするか。