03/04/30(Wed) [長年日記]
▼ 新緑奥多摩ツー
29日の休日、奥多摩へ出かけた。
午前5時半過ぎ、家を出る。
空いている時間に思う存分走って、昼ごろには帰宅するつもりだ。
青梅街道から秋川街道に向かう。
それにしても、国道も街道も予想したよりも車が多い。
こんな朝っぱらからみなさん御苦労なことだ(って、自分もか)。
なにしろただ今赤紙を戴いている身分、いつもよりペースを落して走る。
8時前なのでまだ周遊道路は開いていない。
檜原街道の分岐で県道18号方面に逸れる。
18号に出るまでの峠道は雰囲気は良いのだが、路面の減速帯が運転を不快にさせる。
県道18号はのんびりした山間の道だ。実は数度走ったはずなのだが、まったく記憶がない。
人気も少なく、ひなびた田舎の雰囲気がとても気持ち良かった。
この日はまだ開いていなかったが、手打そばの店も2軒ほど見かけたので、今度通る時にはぜひ食べてみようと思う。
県道18号から国道139号に抜け、松姫峠に向かう。
ここも昔何度か来たことがあるのだが、その時には、路面に浮き砂が多くやたらスリッピーで怖い印象があった。
たしかに何ヶ所かには浮き砂があったり、路肩にも枯れ枝や土砂が溜まっていて注意を払う必要があったものの、前に思ったほどの走りにくさではなかった。
松姫峠を抜けると深い山々を見下ろすすばらしい景色が広がる。
これから走ることになる、山の中をクネクネと折れ進む国道。
売店も自販機も何も無いが、しばらく一休みしたくなるポイントだ。
峠を下っていくとダム建設現場の脇を抜ける。
10数年前走った真木小金沢林道はまだ走れないままなのだろうか。
国道20号に出ると急に交通量が増え、人里に帰ってきた気がする。
勝沼方面に向かい、笹子トンネルに入らず、笹子峠への分岐を折れる。
旧道は道幅の狭い、舗装林道だ。
展望や路面状態もあまり良い方でなく、思ったほど楽しい道ではなかった。
再び20号に戻った後、塩山方面に向かう。
国道411号を柳沢峠へ。
今日の富士山は・・残念ながら少し霞んでいる。
缶コーヒーを一本空けて、奥多摩方面へ。
通る車やバイクはほとんどなく快適だ。
ところが、周遊に入るとたいへんなバイクの数!
都民の森の駐車場も一面のバイク!
なんとなく居心地が悪いので、休憩もそこそこに奥多摩ゲート方面へ引き返す。
時間は午前11時。
そろそろお腹も減ってきた。
三頭橋から小菅村方面に折れ、原始村のそば処で昼食。
天ぷらともりそば。
あいかわらずの腰の強い田舎そばで美味しい。
山菜の天ぷらも安いし美味しい。
すっかりお腹一杯になってしまった。
さて、そろそろ帰路に着こう。
周遊を通って檜原街道から帰宅することにする。
しかし先ほどまでと違って周遊はバイクの姿が少ない。
一般車も増えており、飛ばせる感じではないので、車の後をおとなしく走っていると、白バイの姿が。
危ない危ない。
さらに檜原ゲートにはなんと10台近くの白バイが待機していた!
・・・
バイクは皆駐車場に避難していたのだ。
帰り道にも警察がいないとは限らないので、終始制限速度ペースで走ったため、異常に疲労してしまった。
最後にケチが付いたが、たっぷりとワインディングを楽しんだツーリングだった。