06/03/06(Mon) [長年日記]
▼ 突然蕎麦が食べたくなったので秩父に行く
なんとなく花粉がユウウツで、あまり外に出る気がしなかった。
目はすっかり覚めていたが、フトンの中でゴロゴロする。
ふと(今日は月曜だな)と考えたら、突然あづまや園の蕎麦が食べたくなった。
kazaさん情報で山伏峠(●)も完全ドライと聞いたので、名栗を回って行くことにした。
今日は昨日にも増して暖かな陽気で、待ちかねたようにあちこちで梅がほころび始めている。
やっと春らしくなってきたよ(^^)
名栗はいつでも空いている。
快調なペースで峠越え、R299と合流。
秩父市街を抜け、荒川に向かう・・おっと、その前に一軒寄ることにした。
噂で美味しいと聞いていた、いんなみである。
ここも火曜が定休なので、なかなか食べるチャンスが無かった。
二八のせいろ蕎麦。
なめらかで、細いが腰のしっかりした蕎麦だ。
のど越しの良さはちょっと神田のまつやを連想させる。
ツユは俺には少し上品かな。
接客もすごくていねいだし、ここはオススメかも。
続いて当初の目的であるあづまや園(●)の蕎麦。
口に入れた瞬間に広がる強い蕎麦の香り。
これがたまらない(^o^)
しかし天ぷらつけてもたった100円増しってのは安いよな!
俺も珍しく頼んじゃったよ。
■■
さて、第一の目的は達したので、次のミッションに移ることにする。
奥秩父の栃本宿を訪ねることである。
雁坂方面に向かい、秩父湖への分岐を折れるとR140の旧道である。
左手に氷柱を見送り、急なつづら折りを上っていくと、やがて秩父湖が見えてくる。
ちなみに氷柱の看板は取り去られていた。
走りながらちらっと見ると、氷柱は半分ほどが溶けて無くなっていた。
対面交互通行のトンネル入口の長い信号を待つ。
その間に後ろに何台か車の列ができたが、みなトンネル内の分岐で別れて三峰神社に行ったようだ。
ひとり湖岸沿いの細い道から栃本方面の標識に従って上っていくと、これまたセンターラインも無い狭い道が続く。
そりゃ平日、用も無い人はこんな方へは来ないだろうさw
急な山肌にへばりつくひなびた集落の中を抜けていく。
雁坂トンネルが出来る前は行き止まりのドンヅマリだったとはいえ、これが国道だったんだよなー。
たしか一度か二度ほど来たことがあると思ったけど・・
中にはホントに年代ものの古そうな建物もあって、興味をそそられる。
民宿も何軒か残ってるみたいだけど、今でもまだ泊まる人がいるのだろうか。
栃本関所跡(●)に到着。
場所がら思いきり地味なスポットではあるが、建物からは当時の趣がうかがえて良かった。
ものを壊すのは簡単だが、残すのはけっこう大変なことなのだ。
さらに奥へ進むとしだいに道は下っていき、現国道に突き当たり、奥多摩から回ってきた帰りなどで見慣れた風景が現れた。
高規格道路を大型車がガンガン通り、やはり道としての規模がまったく違う。
それにしてもこんな険しい山の中に巨大な一本道をよく作るものだと思う。
これが技術の進歩ってやつだろうか。
すぐの分岐で中津川方面に折れてみた。
ところが道はところどころ塩カル痕が残り、非常にスリッピーだった。
なにせ大きなカーブをバイクを立てて曲がっててもヌルリと滑るくらいなので、まったく気が抜けない。
あまり滑るので、バイクがどこかおかしくなったんじゃないかと思ったくらいだ。
日窒鉱山を抜けるつもりだったが、これでは楽しめないし、むしろ危険と判断してUターンした。
市街に戻り、R299から帰宅の徒につく。
正丸トンネルは側壁の塗装工事中で対面交互通行になっており、かなり待たされた。
とはいえ、対向車の通過待ちの間に先頭に出たおかげで、その後はマイペースでとてもスムーズに流すことができたので、むしろありがたかったかもねw
今日は上下ジオラインに革ジャンとウインドブレーカー、サーマラップを用意して行ったが、途中革ジャンだけでも走れるくらいの陽気だった(中津の電光掲示板の表示で14℃)。
しつこく居座っていた冬もようやく去ってくれそうである。