06/10/30(Mon) [長年日記]
▼ 大菩薩ラインの紅葉
昨日、家に帰ると体のあちこちに痛みがあった。
肩コリに腰痛、膝の関節痛・・なのだが、なぜかいずれも右側である。
そんなにハードなツーリングでもなかったと思うんだが・・
右側だけというのはおそらく、下りの右コーナーの際ブレーキングからの進入で、グリップで体重を支えてしまっているところがあるからだろう。
自分でもそのへんはなんとなくわかっていて、右の下りタイトコーナーでは微妙なアクセル操作がしづらいと感じていた。
下半身での固定が甘いのだと思うが、昔からの習慣で左足を軸にする感覚にはどうも違和感がある。
そんなわけで、朝目が覚めても全身の疲労感でとても走りに行く気は起きなかった。
今日こそゆっくり休もうと思っていたのだが・・
結局バイクを引っ張り出していた。
まぁ今日は近場を軽く、と7月の青キップ以来の奥多摩に行くことにした。
県央道から檜原街道に入って県道18号を進む。
もう昼近い時間だけれど、例によって交通量はほとんど無い。
きっと周遊は賑わっていることだろう。
しかし休日の周遊は対向車が怖いから混み合う時間帯はあんまり走りたくない。
そして今日ついに上野原の開かずの蕎麦屋の謎が解けた!
前を通りかかるとやはり今日も店は閉まっていたわけだが、店に隣接する家に人の出入りが見えた。
すかさず話しかけると、やはり店はしばらくずっと開けていないのだという。
家人が病気になり、続けられなくなったのだそうだ。
残念なことだが、ずっと抱いていた疑問だけは氷解した。
R139を松姫峠に向かう。
色づきが始まっていて、来週くらいが見頃のピークだろうか。
ヘアピンの路肩で小休止の後、峠を下りる。
大きな雲が日を隠してしまうと、どことなく冷えこみが増してくる。
午後になり、いいかげん腹が減ったのでR20に出て食事処を探す。
大月、高月橋交差点向かいの大衆食堂に入った。
昼時のサラリーマン相手の定食屋のようだ。
ごはんはいいなぁ^^
混んでいるがわりと流れの良いR20を西に進み、笹子峠へ。
特に見どころは無いが、明るく落ちついた峠道。
歩きで峠を越えている人も何人か見かけた。
ハイカースタイルではなかったので、下に車を停めて来たのだろうか。
塩山から柳沢峠に向かうと、日も傾いてきた。
オレンジ色の光線に染まった山が美しいが、行く手には重い雲が垂れこめている。
柳沢周辺の峠道は高架橋でどんどん高規格化されて、ビッグバイクも走りやすい道になった。
ただ、全てがそうなってしまうと、緑を間近に感じながら走り抜ける楽しみが無くなってしまうのも確かで、それはちょっと悲しい気がする。
睡魔が襲ってきたので、裂石温泉前の広場のベンチにゴロリと横になる。
空模様が怪しいせいか、バイクの往来がほとんど無かった。
10分ほどうつらうつらして、眠気も取れたので出発。
柳沢峠から丹波渓谷にかけての紅葉は、息を呑む美しさ。
今年紅葉見物にあちこち出かけて来たけど、やっぱりここが一番好きかもしれないな。
狭っ苦しい峡谷に延びた1本の国道・・右を向いても左を向いても紅葉のカーテン。
日が隠れてどんどん暗くなってきたし、雨が落ちないうちにと急いで走り抜けたので、ゆっくり鑑賞することが出来なかった。残念。
来週また来ようかなぁ。