07/11/13(Tue) [長年日記]
▼ ぶらり秩父 パノラマ三昧
丸二日家に閉じこもりきりだったので、せめて午後の仕事前にひとっ走りしてこようと秩父に出かけた。
空が白んだ午前6時前に家を出、R299を飛ばして秩父市街に到着。
浦山ダムに登り、県道73号を進んだ。
ダム湖の上流から渓流沿いに山へと入っていく。色づきはさほどでもないわりにすでに葉を落とした木も多く、路面のあちこちに濡れ落ち葉が散らばっている。
そのまま道は広河原逆川林道となる。通行止の看板がよけられていたので注意しながら先に進む。土砂崩落で峠の先辺りで通行出来なくなっているというのはネットの情報で知っていた。峠に向かう途中の数ヶ所でもすでに土砂の崩れた跡があった。
なるべく落ち葉の無いクリアな路面を探してラインを取るが、それが無理な時には用心のため相当スピードを落とさなければならない。時に落石が落ち葉でカムフラージュされていたりして、うっかり踏んでしまうとタイヤやホイールに厳しそうな衝撃を受けてしまう。何度か盛大にゴキッとやってしまった><
ちらほらと綺麗な紅葉を見ることが出来たが、例年ほどの盛期ではない。時期が遅かったのもあるが、色づきかけの木と散ってしまった木が混在してどことなく中途半端な印象を受ける。
左ブラインドカーブを曲がると有間峠。晴れ渡った青空に息を飲む大パノラマが眼前に広がる。
何度も訪れたことはあるが、はるか遠方までこれほどクリアな視界で見渡せたことはなかった。有間ダムの堤体から地平線の彼方に乱立する新宿の高層ビル群の姿までがはっきりと視認出来る。
ぽかぽか暖かな太陽の陽射を受けて、しばし時の経つのを忘れて見入った。
峠で引き返し元来た道を戻ろうとするが、名栗側の真っ赤に紅葉した木々が日に照らされてなんとも魅力的に見えて、誘われるようにそちらに向かってしまう。行けるところまで行って、通行止めの箇所で引き返せばよい。どうせそんなには進めまいから。
思ったとおり東南に面した名栗側の木々は早朝の陽射しを受けて色鮮やかに輝いていた。葉の落ちている木はまだ少なく、まさに今が見頃。秩父側は北西斜面なので午前中は日が射さない。葉がほとんど散っていたのはそのためだろう。
数m進んでは撮影の繰り返し。斜光線は風景をドラマチックに映してくれる。
逆光は勝利!w
それにしてもなかなか通行止めの箇所に行き当たらない。峠を少し下りた辺りと聞いていたけれど・・こちら側にもやはり数ヶ所かで土砂崩れの跡があったが、路肩に残るのみで車道からはすべて取り除かれていた。
前方に駐車車両が見えたので徐行して脇を通り過ぎると車のそばに安全ヘルメットを被ったおじさんがいた。どう見ても工事関係の人だったのでさらにスピードを落として様子を伺うと、「行きな」という手振り。え?行けるの?(゜o゜) 工事の人が車両を通すということはすなわちこの先は抜けられるということだよね・・
どうやら崩落箇所はさっき見かけた部分で、とりあえず道路の土砂を取り除いた状態なのだと思われる。順次復旧工事を行うのだろう。案の定しばらく行くと工事のブルドーザーとすれ違った。工事の状況によっては通行出来なかったかもしれないから今回は幸運だった。
先ほども書いたように、落ち葉には危険が潜んでいる。今度はアスファルトのひび割れに沿って落ち葉が敷き詰められた状態になっていたのに気づかずに横切って、バイクをガコン、ガコンとやってしまった。晩秋の山道はトラップだらけである。
林道の終盤で名栗から上ってくるバイクと2組すれ違ったけど、ひとりも挨拶を返してくれなかった。淋しいね。
林道を下りきり、有間ダムの堤体にてコーヒー休憩。体を伸ばす。
11月というのにどうしたわけだろう。お天道さまがさんさんと下界を暖めてくれるので着ていたインナーも暑いくらいになって脱いでしまった。
思いがけず広河原逆川林道を通り抜けられたので予定が狂った。また秩父に戻るのもなんなので、山伏峠からGLに出ることにしよう。
名栗の鳥居観音の前を通ると紅葉が見頃になっている様子だ。車両で上まで登ることも出来るみたいなのでちょっと寄りたい気持ちになったが、有料であるのと石畳の急坂に臆してしまった。こういう時さすがにドカには荷が重い。アドレスなら気軽に入り込んで行けるんだけど。(カンはビンゴだった^^;)
調べると鳥居観音はかなり特異な寺院で、紅葉もなかなか美しいらしいので一度行ってみたくなった。来週間に合えばアドレスで飯能周辺の紅葉巡りをしようかな。
分岐を正丸方面に進み峠に出ると、ここもまたこれまでになく遥か遠くまで景色が見渡せた。いやー、ホント今日は出て来て良かったな。えらく得した気分だよ。
ところで彼方の高層ビルは方角からしてさいたま市のランドアクシスと合同庁舎と思われるが、その背後に万里の長城のように立ち並ぶビル群はいったい??蜃気楼だろうか?それにしてはあまりに広範囲に渡っている。同じビル群が左右に写りこんでいるように思えるが・・ そう思い直してから有間峠からのビル群を見ると、こちらもやっぱりちょっとビルが多すぎる気が・・?
国道に出る手前の分岐を左折し刈場坂峠に向かった。
峠からは熊谷市、東松山市の街並みを始め堂平山、右手奥には茨城の筑波山を望む。
GLを毛呂山方面に向かうと珍しく対向車が多くて気を遣わされた。いや、普段気を遣ってないというわけじゃないんだけど、ブラインドで対向車来るかなーと思っていて「よーし、いない」と、「あちゃー、来たよー」とでは神経の遣い具合が違うのである。
鎌北湖に下りると湖畔のモミジが綺麗に色づき始めていた。これからしばらく見頃が続くだろう。
昼食に毛呂山で気になっていた讃岐うどん屋に入ってみる。ザ・うどんやというのだが、なんだかこの手の屋号はよく見る。あと大将とかね。ここはチェーン店ぽくは見えないんだけどなぁ。
讃岐らしくセルフ形式でうどんはあつあつ、ひやあつ、ひやひやでサイズも大中小の3種類。タネの豊富な天ぷらと丼ものも用意されている。俺は初回なのでひやひやの中と天ぷら2種を選択した。
うどんは中太でやや柔らかめのつるしこ。いりこと昆布のちゃんとした讃岐系ダシで美味しい。天ぷらはサクサクでまずまずかな。これという強い特徴は無いものの無難な出来という感じ。
店を出て、午後からの仕事に向けて帰路に着いた。
半日ではあるが中味の濃い充実した散策だった。ぽかぽか陽気のピーカンをありがとう^^
▼ チークパッド交換
Astroの甘いホールドを改善すべく、チークパッドを厚手の物に交換してみた。デフォルトで20mm厚のところを25mm厚に変更。使い古しと新品のパッドを比べてみると弾力がまるっきり違う。スポンジが経年でヘタっているのが明らかだった。
交換後ヘルメットを被ってみると、RX7の一体感には及ばないもののぐらつきはだいぶ解消された。後はシェル自体の大きさ(SとM)の違いによるものだろうからこれで一応満足すべきかな。
▼ ブレーキペダルのノブ脱落
ちょっと前からブレーキペダルのノブがグラついていたのが、どんどん緩くなってきて今日ついにポロリと取れてしまった。
材質はアルミなので、強い力が掛かっているうちに次第に穴が広がってしまったと推察される。そんなに強い力で踏んでいるのかなぁ?
純正は裏から単純にポンチでカシメてあるだけの構造だが、タップを立てて5φボルトでよくある社外のステップのように裏から固定してみた。折れたりしないよなー?^^;
うわー ずいぶん安易な構造なのでびっくりです (゚_゚;)
コカした時のショックで緩んだのかもしれません アルミなので意外とヤワです^^;