10/04/26(Mon) [長年日記]
▼ 定峰峠〜グリーンラインの桜
まだ風邪が治らない。仕事から帰ってきたら夜更かしせず床に入り回復を計るのだが、横になると咳が止まらないのでなかなか寝付けずまいってしまう。
そんな数日が続いた休日の午後、間に合うかはわからなかったが定峰峠の桜をどうしても見に行きたくなった。一応病み上がりの身での夕方の山間部の冷え込みに備えて、心持ち厚着をして関越に乗った。
嵐山小川ICからトコトコとr11を行く。里の桜はやはり散ってしまっている。もっとも麓はダメでも頂上辺りの花はまだ残っているだろうという情報は、家を出る前にブログを辿って一応調べておいた。4日前の記述だったからまあ間に合うはず。
麓のバスの折り返し場に到着すると、青々とした葉といっしょに満開のオオシマザクラが咲いていた。これなら上の方の桜にも十分間に合いそうだな。あまり速くないペースで峠を上る。
峠の茶屋前に着くと今度は茶色の葉っぱのヤマザクラ。日が山の向こうに落ちかけているせいもあるが、ソメイヨシノと比べると少し地味な感じは否めない、というとちょっと可哀想かな。今年全然出かけてないから山でライダーの姿を見るのも久しぶりに思える。
コーヒー休憩の後、一旦秩父方面に下りてみる。麓で八重桜が可愛らしくほころんでいた他は、散りぎわのものが見られるだけだった。
戻ってGLに折れ、夕暮れ迫る林道を行く。尾根筋の標高が高い場所だけに、ところどころ点在する桜は咲きかけが多くもうしばらくは花見を楽しめそうだった。
林道上でも集落付近ではカラフルな花木を見ることが出来る。寂寞で単調になりがちな峠のソロ走りに潤いを与えてくれる。
刈場坂峠に出たら・・おっ、ソメイヨシノが咲いていた。やったね!
やっぱりこのふさふさ具合がたまらなく愛らしい。
しかもまだ咲き始めでほとんどつぼみだよ。この分だとこの週末には見頃になりそう。風邪が治ったらまた見に来よう。うん、そうしよう。
林道を進み、不動茶屋に出る。なんと、茶屋前のソメイヨシノがまだがんばって咲いていた。先々週から今日までよく持っていてくれたよな。
夕暮れから強くなり始めた風に、花びらが次々に吹雪となって飛んでいく・・。古木に感謝。やっぱり今日出てきて良かった。