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kato@川越の日記兼覚え書きです。
主にDUCATI 900SS、アドレスV125Gやラパンでの旅や整備などを忘れないように記録しておきます。

10/07/20(Tue) [長年日記]

限界を感じた奥只見湖

せっかくの梅雨明けの晴天の休みを無駄にするのもなんなので、以前から行きたかった奥只見湖へのツーリングを決行した。里から湖まで大半の区間をトンネルで繋いだバイパスのシルバーラインは変わらず二輪車通行禁止であるが、数年前からR352の二輪の通行禁止が解除され、新潟から福島へのルートが開通した。

早朝5時半に出発、関越道をゆっくりとしたペースで、何度か休憩を挟みつつ北上する。

▲赤城高原SAで羽を伸ばす

日陰の多い山間部に入るとメッシュジャケットでは肌寒さを感じるほど。まさか今日は使うまいとウインドブレーカーを出る時に置いてきてしまったので、タオルを腹回りに入れて走行風をしのぐのだった。

▲関越トンネル突入前に谷川岳PAに寄る

それにしても車が多い。この辺りで気づいても良かったのだが、今日は海の日、祝日。そのことをまったく知らないで家を出てきたのだった。俺はすっかり平日だと思いこんでいるので、その後も異常な車の多さに辟易することになる。

混み合う関越トンネルを抜けると、整然と並ぶ田園地帯を快適な走行。米が美味いのを期待して塩沢石打SAにて塩おにぎりの朝食。

残念ながら以前北海道ツーリングの時に立ち寄った新潟市内のSAのご飯のレベルには達していなかった。あの超絶美味しいご飯をもう一度食べたい・・。

併設のICから下道に下り、R353を西に進む。ここでも通行料1,000円台の表示で休日料金であることに気づけたのだが・・。

十二峠から魚沼スカイラインに入る。思ったほどの険しさはなく、田舎の小山に登っていくような気軽な感じの道である。ほどなく、魚沼展望台に到着。

▲案内看板が立っている

展望台に行ってみよう。10段ほどの階段を登るとそこはすぐ広場になっている。

▲展望台より東方向

素晴らしい眺め!尾根からの東側の展望が綺麗に広がって、彼方の山々と、それに挟まれた魚沼の稲作地帯のグリーンの絨毯がとても美しい。

▲南東方向

家が近所だったら毎週ここに来てボーッと景色を眺めてるのもいいなぁ・・。

 

先に進む。魚沼スカイラインには他にも2つ展望台があったが、茂った木が視界を邪魔して魚沼展望台ほどのオープンな景観は望めなかった。道自体は尾根筋なのでストレート区間は多いが、カーブになると意外に曲率が高い。また舗装の凸凹、段差がかなり酷く、快適なペースで走り続けることは困難だった。

▲道は全般にこんな感じの広めの舗装林道だ

スカイラインに別れを告げて麓に下り、六日町から小出に向かう。はじめnuvi指定のR17で走っていたが延々と続くイエロー(はみ出し追い越し禁止区間)地獄で、R291に迂回するとようやく快適な田舎道になった。しかし対面2車線でまっすぐな道に10数kmもの間、低速車をパスさせる区間が皆無ってのはなんとかならないものだろうか。

R352に入ってしばらくは山里の国道らしい道。二輪車通行禁止の奥只見シルバーラインの入口を横目に見て、大湯温泉を過ぎるといよいよ山道を駆け上っていく。

▲道は次第次第に険しさを増す

枝折峠に到着。峠は登山口になっているようで、おびただしい数のハイカーの車で駐車スペースといわず路肩までも埋め尽くされていた。それはもちろん休日だからである。

峠からは下りになる。深い山道をトレースしていく。今までの記憶をたどると、野麦峠から高根ダムへの道に近い感じがした。

銀山平に出てどこか広場でもあるのだろうと探している間にトラブル発生。詳細は伏せるが2時間半の足止めを余儀なくされた。

▲シルバーラインへの連絡口

時刻は昼になり、奥只見湖の南側の湖岸沿いを湖の形をトレースするようにジグザグにひた走る。ジグザグの先端の折り返し部分には、たいてい山からの湧き水が道を横切っており、道路も凹んでいるので注意が必要だった。水の下が浮き砂利になっていて一度グラッとタイヤを取られたところもあった。

延々と果てしなく続くように思われた湖岸のジグザグ道をようやく離れ、麓に下りると檜枝岐に続く直線状の国道を黙々と走る。ほぼ1.5車線ほどの道。こんな何もない辺鄙な山の中なのに、対向車がひっきりなしにやって来るので気が抜けない。かなりストレスが溜まる。俺はいまだ平日だと思っている(;^ー^)

檜枝岐の集落に抜けた。あちこちの店に裁ち蕎麦ののぼりが立っている。食欲をそそられる。集落の中ほどに計画で昼食を摂ろうと思っていた開山そばを発見。観光客スレしているのか素っ気ないオバチャンにおろしもりの大盛り(900+300円)を頼んだ。

田舎蕎麦はそう外れることはないが、ここもなかなか美味しい。器がせいろやざるでなく丸皿なので、最後の方は底に溜まった水でぬめぬめした水っぽくなってしまうのが残念。300円取るだけのことはある大盛りで満腹になった。まぁ観光地価格ではあるが。

蕎麦処の町に来ていつも思うのは、全部の店を食べ比べしてみたい!w いくらでも入る大食いだったらなぁ・・。いや胃袋の前にサイフが持たないか。それに実際本当に美味い店はそう何軒もないしね。

さて食事の後は温泉に浸かろう。檜枝岐には2ヶ所の日帰り入浴施設があるようだ。それぞれ硫黄泉とアルカリ泉と、源泉が異なるらしい。

硫黄泉の燧(ひうち)の湯に入ってみた。お湯はややインパクトに欠けるが気持ちいい。だが内湯は温度が熱くて長く入っていられず、露天の方は湯温はぬるくて良いが、直射日光がきつくてこれまた長湯出来る環境じゃなかった。夏場に快適に温泉に入るのはなかなか難しい。

ほとんどカラスの行水で外に出て、再び山道の国道に戻る。時おり前走車の列に追いついてしまうと、そうしばしば追い抜くスペースがあるわけではないのでしばらくはノロノロと後を着いていかなければならない。

塩原温泉で給油のついでに休憩。時刻は4時。ここまでくれば東北道までは一息だ。しかし東北道でも渋滞の列が俺を待ち受けていたのだった・・。

今日は色々な場面で体力と気力の限界を感じた。毎週のようにドカであちこち出かけて走り回っていた頃があったなんて自分でも驚きだ。バイクも10万キロ走ってだいぶくたびれたが、人間もくたびれているらしい。くたびれてくると集中力も低下する。もうバイク旅はいいかな・・と感じてしまったツーリングだった。

本日のコメント(全5件) [コメントを書く]
> にし (10/07/22(Thu) 02:35)

奥只見行く前に魚沼スカイラインってなかなか思いつかないルートです この日全部で何km走行ですか

> あばると (10/07/22(Thu) 15:55)

奥只見ですか。<br>すばらしい景色ですね。<br>走りたいなあ〜

> kato (10/07/30(Fri) 02:20)

メーター見てませんけどたぶん5〜600kmくらい走ったでしょうか?<br>魚沼展望台は絶景でした。オススメです。<br>奥只見は・・ただの山道ですね(笑

> にし (10/07/31(Sat) 02:50)

5-600km了解 只見回りも600kmくらいあった じゃあ魚沼展望台は晩秋の頃に ウヒヒ 奥只見はあの山岳道路みたいな感じがいいんだよ でも水流れや浮き砂・白線とか滑る所多すぎですね

> kato (10/08/05(Thu) 04:44)

遠いわりには走りが楽しめたり見晴らしがいいわけでないし・・<br>この内容なら自分的には埼玉・群馬辺りの山道で十分満足かも。<br>ぶどう峠や奥志賀林道辺りの方が全然楽しかったように思います。


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