10/12/07(Tue) [長年日記]
▼ Fender Champion 600
池袋のライブバーに置いてあるアンプ、TweedのChamp?(もしくはレプリカ?よく確認してない)の音がたいへん良く、小さなボディのわりにラウドでスムーズなトーンがなかなか気に入っていた。
マーシャルの50Wヘッドは取っておいてあるもののとても家で鳴らせるような音量ではないため、5Wクラスの小型チューブアンプを物色して、最終的に安価で伝統のFenderトーンを味わえるこのアンプに行き当たった。最低でも10万近くするChampはちょっと気が引けてしまうが、これならそこそこ気軽。プリント基板でもMade in Chinaでもキニシナイ!
ちょうど新大久保の中古楽器屋に美品の在庫があったので仕事前に寄ってチェックして買ってきた。新品実売価格より約5千円安だった。
このお手頃サイズのボディから真空管独特のコンプが掛かった、伸びやかかつまろやかなベルトーンが響く。6'スピーカーのくせにローも十分だ。シングルコイルでブルージーなフレーズを爪弾くと最高。ステキ!!
バックパネル内のプレートには100V〜との電源表示があったが、ステップアップトランスで120Vを供給すると、ややバリバリとした歪みっぽさが消えてよりファットな音になった。
▼ Turbo Tuner
というわけで、買ったのはSonic Research社のST-200。
一言でいってこのチューナー、素晴らしい!!廉価なプラ製品のボディを思わせる梨地仕上のルックスはちょっとチープだが、実際は頑強なアルミダイキャスト。追従は正確で早いし、かなり音量が下がってもしっかり反応し続ける。ペグを回していきフラットからシャープに変わる瞬間が手に取るようにわかるから、ファインチューンのやりやすさといったらない!こいつのストロボ式の楽ちんさを知ってしまったら、アバウトな針式はもう使えないよ・・。
なにより感心したのはこれを使ってするオクターブチューニングのイージーさ。あんまり楽ちんだから、店と家の全部のエレキギターのオクターブを合わせ直したくらいだ。
±0.02centの高精度もいい。精度の低いチューナーだと、メーターでチューニングが合っていると表示されていても、実際にはわずかずつズレていて、コードを鳴らすと響きが気持ち悪いなんてことが多々ある(だから自分はあんまりチューナーを使わないのです)。まあ演奏中にそこまで細かく詰めることはなくても、今の状態のズレ具合を正確に知ることが出来るのと、なんだかよくわからないのとでは大違いだ。
唯一欠点と思うのは、フラットチューニングの時に♭いくつ分下がっているのかが表示されないことだと思う。クロマチックモードの音名も見かけ上の音名になってしまうから、これ単体では知るすべがないのだ。まあこれはセットする時にしっかり確認すれば済むことなんだけど・・。
あと、オープンチューニングモードの♭♯の矢印の向きは感覚的に逆じゃないかな・・?
とにかく次のチューニングが待ち遠しくなるこのチューナー。絶対オススメ!!