23/10/23(Mon) [長年日記]
▼ '69ストラトのペグとフレットメンテ
Jescar #57110にリフレットしてからもっぱらメインで弾いている69年のストラト そろそろところどころ凹みが出来て特定の箇所で音がバズったり詰まったりするようになってきた なんとなくペグの動きもかすれた感じがあるので、今回はその辺をメンテしていこう
この年代はFキーと呼ばれる、はめ込み式のカバーがついたペグ
クルーソンみたいに爪でカシメてないので簡単に分解できる
とりあえず弦ごとに全分解 うお、やっぱりかなり劣化してる グリスがカスカスになってカバーには緑青まで出てるし、ポストとギアの固定が浮いてるものもあった
パーツクリーナーとブラシ、ウエスでキレイに掃除する 緑青混じりのグリスの成れはてはマイナスドライバーでこそぎ取った(割り箸とかの方が本体を傷つけなくて安全)
この時気づいたけど1個だけ70年代のものに交換されてるな ぶつけて1弦ペグを曲げてしまったとかでリペアしたのかも
ピカピカになったよ✨
あとはギアにグリスを着けて元通り組み直すだけ まんべんなく気持ち多いくらいにつけておいて、カバー圧入時に余分なグリスを拭き取ると良い
続いてフレットの摺り合わせ作業
Stewmacのフレットロッカーは本当に優秀なツール 各フレットの凹凸が一目瞭然👍 買ってよかった
飛び出てる箇所にマーキングしてサンドペーパーを貼ったチャンネルで重点的に研磨していく
フレットヤスリで角を丸めて、細め、極細目のスポンジ研磨剤で研いたらスチールウールで仕上げ
最後にレモンオイルで指板の汚れを取って完了 キレイになった 弾きやすい!
ジョイント部(17Fあたり)から最終フレットにかけて緩やかに低くなるよう摺り合わせするとバズが出にくい(弦を張った時のネック起き対策) このネックはストレートでかなり健康な状態だけど、念のため